『フィガロの結婚』、『セヴィリアの理髪師』、『愛の妙薬』、『ラ・トラビィアータ』、『カルメン』、『トスカ』について、ちょっとした解説を交えて粗筋を語ったものです。
特徴は、粗筋を講談調に落とし込んだことと、筋がかなり細かく追われていることにあります。対訳より楽に読めて、字幕なしでも大体わかるようになります。
ただ、読みやすいとは思いましたが、特に面白いとは思いませんでした。たとえば、『フィガロの結婚』の冒頭の、フィガロが寸法を測るシーンについて、「5,10,20となって、その次が36,43とかいう変な半端な数字が付いてくるというのは、これはなぜだかよくわかりませんけれども・・・」とあるのですが、測ったら半端だったんじゃないんですかね?
それはそれとして、筋を知るために、対訳もあれば、マンガもあり、このようなものもあるという、ひとつの可能性を示していると思います。
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リンボウ先生のオペラ講談 (光文社新書 122) 新書 – 2003/11/14
林 望
(著)
- 本の長さ343ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2003/11/14
- ISBN-104334032222
- ISBN-13978-4334032227
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2003/11/14)
- 発売日 : 2003/11/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 343ページ
- ISBN-10 : 4334032222
- ISBN-13 : 978-4334032227
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,383,971位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 377位オペラ・声楽 (本)
- - 2,420位光文社新書
- - 58,704位楽譜・スコア・音楽書 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国 文学。『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流 奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 謹訳 源氏物語 三 (ISBN-13: 978-4396613662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
7グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年11月16日に日本でレビュー済み
オペラ公演のプログラムに書かれた「あらすじ」は読んでも腑に落ちた試しがないと言い、自ら声楽家としても活動する著者が、読むだけで観た気になるオペラの本を目指したという1冊である。
取り上げられているのは、いずれもオペラを代表する名曲中の名曲、アリアが美しい、歌手の声を聴かせるイタリア、フランスの6作品に絞られている。作品の成立した時代背景や作曲家の姿勢なども盛り込まれ、舞台の流れに沿って内容をよくかみ砕き、所謂「講談口調」で面白く解説されているので、オペラの初心者にも入門書として充分に楽しめる。
ただ、多くのものを盛り込もうと欲張った結果、「講談口調」に乱れも見られて、若干「とっちらかった」印象となっているのが残念である。
取り上げられているのは、いずれもオペラを代表する名曲中の名曲、アリアが美しい、歌手の声を聴かせるイタリア、フランスの6作品に絞られている。作品の成立した時代背景や作曲家の姿勢なども盛り込まれ、舞台の流れに沿って内容をよくかみ砕き、所謂「講談口調」で面白く解説されているので、オペラの初心者にも入門書として充分に楽しめる。
ただ、多くのものを盛り込もうと欲張った結果、「講談口調」に乱れも見られて、若干「とっちらかった」印象となっているのが残念である。