私
太郎さんが作った太陽の塔
あれはまじでやばいっすね
笑っちまう
何がやばいって建築家の丹下先生でしたっけ
その人が作った屋根みたいなもんをぶち壊してそこにぶったってちまったんだもん
笑うしか無い
なんて楽しい破壊活動
俺は太郎さんがすげーみたいなことをいう気はないですよ
太郎さんがいてそれを取り巻く世界がある
その2つがまっこうから対立してぶつかり合ってぶち壊しあった
その結果形作られたもののなんてぞわっとする感
ここは言葉で表せません
感覚はゾワッとぞくぞく
がはってかじわってのか
なんとも言えない
なんか伝えようとか本当にどうでもいい
伝わらなくて結構
ただ対決してドバッと血が吹き出るようなそんな感覚
太郎さん
だから芸術は爆発なんだよ
爆発したろ
俺だって当時は爆発してたんだぜ
メラメラとやる気が出てさ
あの屋根を見たときに子供のことのガキ大将に向かっていった時みたいな感覚が出たもんさ
よしあの屋根をぶっ壊してやろう
それをせずに何が生命だ
何が情熱だってね
君は変なやつだな
なかなかあれを見てそんなことを言うやつは少ないからね
私
俺はミーハーなんで太郎さんにそう言われると馬鹿みたいに嬉しいです
俺はタロット占い屋なんですけどタロットの中でもタワーと言うカードが好きです
破壊の象徴なんですけどその破壊のあとには新しい創造がある
生まれ変わりなのか新たな概念なのか
破壊って無秩序だったり無目的だったりするでしょ
でも本来そうだなって思うんです
何か目的があることばかりではないし結果が伴わないこともある
でもいいじゃんって
そういう意味のあることみたいなもんはそういうふうにしたい人たちに任せときゃいい
ただ情熱のままにぶっ壊し作り出すことだってあっていい
もちろんそのためには他人にも漫然と筋を通す必要はあるだろうけど
その方が楽しいしそれが本来の命だしって
この話も俺にとっては一種の破壊活動ですよ
実は考えているようであんまり考えていない
感じた感情をまとめもせず垂れ流すのが好きなだけです
太郎さん
だからコレをやっているんだろうね
もう俺にも縛られる必要はないぜ
すでに自分で作り出しているんだからさ
ただただ垂れ流しなよ
世界はすべて享受してくれる
そうなると締めたもんさ
私
すいません
ファンではいますよ
俺はファンになることなんて基本ありません
だからファンになっているみたいなこともやるとコレはコレで面白いので
とりあえず太郎さんと池田さんはファンということでよろしくお願いします
太郎
やっぱり変なやつだな
まあそれは勝手にしやがれだな