やねうら王ベースのオープンソースの詰将棋エンジンで、df-pnアルゴリズムにより長手数の詰将棋でも短時間で詰みを見つけられる。手元の環境だと、現在最長手数の詰将棋であるミクロコスモス(1525手詰)の詰みを10分程度で読み切ることができる。 ソフトの概要 #df-pnアルゴリズムをベースにして、n手詰めルーチンや証明駒/反証駒による探索ノード数の削減を行うことで、現実的な時間内で長手数の詰将棋を解くことができる。指し手生成などの基本的なデータ構造はやねうら王のコードをほぼそのまま使用している。 新たに書いたコード量は1500行弱と短いが、詰将棋探索の基本的な探索手法がすべて凝縮されている。今後、自力で詰将棋エンジンを作ろうとしている人の参考になれば嬉しい1。 細かい技術解説は最近の詰将棋技術の解説記事を参照。