袴田さんと一緒に暮らしている姉のひで子さん(91)は、午前10時半ごろに浜松市内の自宅を出て支援者の車に乗り込み、静岡地方裁判所に向けて出発しました。 自宅を出る際に報道陣の取材に応じたひで子さんは26日の判決について「平常心です。もちろん無罪を期待しているが、裁判なので発表を待ってみないとわからない」と述べました。 ひで子さんは白い上着を身につけていて、服装について問われると「縁起を担ぐというか、白がよいと思った」と述べ、袴田さんの潔白を訴える意味を込めたと話しました。 そして「58年闘ったのでいいかげんにしてもらいたい。みんな一生懸命になって訴えてきたので検察には控訴しないようにお願いしたい。裁判なのでまだわからないが、きょうで最終にしてほしい」と話していました。 再審では「5点の衣類」に付いていた血痕に赤みが残っていたことが不自然かどうかが最大の争点となりました。 「5点の衣類」は、