巻き返しの準備を進める「Intel」 約束を果たせなかった「Apple」――プロセッサで振り返る2022年:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) 2022年の大みそか――Appleはこの日までに“全ての”MacをApple Silicon化、すなわち自社設計SoC(System-on-a-Chip)への移行を完了するはずだった。しかし現実を見てみると、「Mac mini」の一部モデルと「Mac Pro」の全モデルには“いまだに”Intel製CPUのままである。その理由は定かではないが、Appleが珍しく、自信を持ってアナウンスしていた計画を達成できなかった例となってしまった。 一方でIntelは、パフォーマンスコア(Pコア)と高効率コア(Eコア)のハイブリッド構造を本格採用した「第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)」が好評を持って迎えられ、一時期
Intel Linux向けグラフィックスドライバーの開発者が、Arc GPU用レイトレーシングのパフォーマンスが100倍に向上するアップデートを公開しました。しかし、実はこのアップデートはあるコーディングのミスを修正したもので、これまでは本来のパフォーマンスの100分の1しか発揮できていなかっただけであることが報じられています。 Intel's Open-Source Vulkan Driver For Ray-Tracing Gets "Like A 100x Improvement" - Phoronix https://www.phoronix.com/news/Intel-Vulkan-RT-100x-Improve Coding Mistake Made Intel GPUs 100X Slower in Ray Tracing | Tom's Hardware https://
アムステルダム自由大学のシステム・ネットワークセキュリティグループ「VUSec」が、Spectre v2から派生した新しい脆弱性「BHI / Spectre-BHB」についての詳細を開示。x86プロセッサ向けのLinuxセキュリティパッチも同日にリリースされ、パッチ適用後のシステムで最大36%の性能低下が発生したこと判明しています(Neowin)。 脆弱性はIntelとArmの両方のCPUに影響を及ぼすものの、AMDのCPUは影響を受けません。 Spectreの脆弱性は、一般的に分岐予測や投機を使っているCPUを悪用するものです。新しい脆弱性は、分岐履歴バッファ(BHB)を使用することにより、Enhanced Indirect Branch Restricted Speculation(EIBRS)のハードウェア緩和策(ARMの場合はCSV2)さえ回避できると指摘されています。このため脆弱
米IntelのIntel Labsは10月20日、ソフトウェアのバグを自動検出する「ControlFlag」をオープンソースとして公開したことを発表した。 ControlFlagは高度な自己教師あり機械学習テクニックを使い、コードの異常を自動検出する。Intel LabsのMachine Programming Research(MPR)チームがソフトウェア開発者の生産性改善を目的に開発した。制御構造を持つ任意のプログラミング言語で使用できる。 発表は2020年で、すでに運用レベルでのテストも行われている。Intel Labsによると2020年にClient URL(cURL)のバグをControlFlagが検出、cURLチームに報告し、バグが修正された例も紹介したという。その後も、オープンソースソフトウェアリポジトリで複数のバグを検出し、メンテナーが修正した例があると報告している。 In
by renatomitra Linuxの開発者のリーナス・トーバルズ氏が、技術コミュニティの「Real World Tech」内で「IntelはECCを死に至らせている」と発言し、IntelのECCに対する姿勢を厳しく批判しています。 Real World Technologies - Forums - Thread: Ryzen 9 5000 series processor https://www.realworldtech.com/forum/?threadid=198497&curpostid=198647 Linus Torvalds On The Importance Of ECC RAM, Calls Out Intel's "Bad Policies" Over ECC - Phoronix https://www.phoronix.com/scan.php?page=n
インテル、DRAMと同じDDR4スロットに挿せる不揮発性メモリ「Intel Optane DC persistent memory」サンプル出荷開始、2019年に本格出荷へ 現代のコンピュータの基本的なアーキテクチャにおける記憶装置は、電源を切ると消えてしまう一時記憶装置(メインメモリ)と、電源を切っても消えない二次記憶装置(ストレージ)の2つを基本としています。 しかしインテルはこれまでにない新たな記憶装置(不揮発性メモリ)として、「Intel Optane DC persistent memory」(以下Optane DC)のサンプル出荷を開始したと発表しました。下記はそのプレスリリースの一節です。 One that we believe fundamentally breaks through some of the constricting methods for using da
ついに登場した不揮発性メインメモリ。対応アプリ開発に欠かせない性能チューニングツールがインテルから[PR] これまでのコンピュータの常識では、電源を切ったらメインメモリ上のデータは消えてしまいます。そのため、不意の停電などで消えてしまっては困る重要なデータは、必ずストレージに保存しなければなりませんでした。 この常識をくつがえし、電源を切ってもデータが消えない不揮発性のメインメモリを実現するのが、昨年から本格出荷が始まった「Intel Optane DC Persistent Memory」です。 Optane DC Persistent MemoryはDRAMと同様にDDR4スロットに挿して利用し、最大3TBまで追加できます。 そしてメインメモリの一部としてCPUから高速にデータを読み書きできるだけでなく、APIを通じてストレージのように読み書きすることも可能です。 インテルはこのOpt
Intelは2011年から、「Thunderbolt」という高速ポートをユーザーに売り込もうとしてきた。しかし「Mac」などのハイエンドPCを購入しない限り、おそらくそれを検討するユーザーはいなかったのではないだろうか。 しかしこの状況に変化が訪れようとしている。Intelは米国時間5月24日、同社プロセッサにThunderbolt 3のサポートを直接組み込むとともにロイヤリティフリーにする計画を発表した。そうなればPCメーカーは、追加コストなしで同技術を利用できるようになる。現時点では、Thunderboltチップを単体でIntelから購入する必要がある。AppleやMicrosoftが今回の発表に色めき立つのも無理はない。 Appleの2016年版「MacBook Pro」はThunderbolt 3(USB-C)ポートを搭載している。 提供:Stephen Shankland/CNE
Intelは、社内AIソリューション強化のためにNervana Systems(ナバーナ・システムズ)を買収する意向を表明している。Nvidiaへの対抗策として、ここ最近の彼らは買収ラッシュだ。ここで買収されるNervanaチームも含めて、あらためて彼らの意気込みを表したい。 Nervanaは、2年前に誕生したAIスタートアップ企業であり、『Nervana Cloud』と呼ばれるクラウドベースのフルスタック機械学習プラットフォームを提供している。また、Pythonを使いNeonと呼ばれるAIのためのフレームワークを構築し、AI開発者のためのライブラリセットを提供している。 関連記事:NVIDIAの独壇場に待ったをかけられるか? Intelが「Xeon Phi」の新製品「Knights Landing」をリリース 彼らプロジェクトチームは、2017年までに現在作製中の特定用途向け集積回路(A
ムーアの法則、インテル自らが成り立たなくなったと静かに宣言2016.03.28 16:007,722 湯木進悟 インテルを抜き去るライバルも? 年を追うごとに半導体製造プロセスが向上し、コンピューター業界の目ざましい進化が演出されてきた時代が、終焉とまではいかないものの、大きくスローダウンを迎えそうです。この進化スピードを表現した「ムーアの法則」は、インテルのゴードン・ムーア氏が提唱したもの。半導体チップ上のトランジスタ数は18か月ごとに倍増していくとの理論が発表され、まさにその速度で進化が続いてきました。 後にムーアの法則も、半導体チップ上のトランジスタ数は24か月ごとに倍増するというサイクルまでペースダウン。ところが、ついに2年ごとの製造プロセスの向上という目標にも届かなくなったことが、新たにインテルによって発表された「Form 10-K」有価証券報告書で確定してしまった形ですね。 こ
インテル、プログラマブルなLSI「FPGA」大手のアルテラ買収を発表。XeonにFPGAを組み込む計画も表明 米インテルは、米アルテラの買収を発表しました。買収額は約16.7ビリオンドル(167億ドル、1ドル120円換算で2兆40億円)で、支払いはキャッシュで行われると説明されています。 アルテラは「FPGA」の大手。FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、チップ内部のロジックをソフトウェアによってあとから自由に書き換えられるLSIの一種。ロジックを書き換えることで従来のLSIよりも特定の処理を非常に高速に処理できるようになります。 XeonとFPGAを組み合わせた製品を投入する計画 インテルは同社のXeonプロセッサとアルテラのFPGAを組み合わせ、データセンターやIoT向けの市場へ投入する計画を明らかにしています。下記は発表から引用。 The com
[速報]インテル、Amazonクラウドの新インスタンス向けに、Amazon専用設計のプロセッサを提供したと表明。AWS re:Invent 2014 Amazon Web Servicesは、同社の年次イベント「AWS re:Invent」を米ラスベガスで開催しています。 2日目の基調講演の最後、「クラウドのコア部分についても引き続き進化を続ける」というメッセージとともに発表されたのが性能指向のインスタンス「タイプC4インスタンス」でした。 最大36仮想CPUを備えたこのインスタンスはインテルの最新CPU(Haswell)を用い、同社のインスタンスの中でも最高の性能を提供するものとなります。 この発表にあわせて壇上にはインテル データセンターグループSVP&GM、Diane Bryant氏が登壇(写真右。左はAmazon.com CTO Werner Vogels氏)。 このC4インスタン
スイッチサイエンスは10月20日、モジュール型の超小型コンピュータ「Edison」搭載の開発ボード「インテル Edison 開発ボード」の予約受付販売を同社直販で開始した。 インテル Edison モジュール(左)、インテル Edison キット For Arduino(中)、インテル Edison Breakout ボードキット(右) 販売価格は「インテル Edison モジュール」が7020円、「インテル Edison キット For Arduino」が1万2150円、「インテル Edison Breakout ボードキット」が8640円(いずれも税込み)。発売日はいずれも10月25日だ。 関連記事 組み込み開発ニュース:何に使うか「Edison」、ロボット制御や小型IoTエッジデバイスなどインテルが紹介 米Intelの日本法人であるインテルは展示会「ITpro EXPO 2014」に
ループカウンタを64bitにしたり、 バッファのサイズを定数にしたらパフォーマンス激落ちなんだけど何で? c++ - Replacing 32bit loop count variable with 64bit introduces crazy performance deviations - Stack Overflow stackoverflowで、興味深い質問が行われている。 簡単にまとめるとこうだ。std::uint64_t型の配列の各要素にx86-64のpopcnt(1になっているビット数を数える命令)を適用したい。 コードの肝心の部分を書くと、以下のようになる。 for (unsigned i=0;i<size/8;i+=4) { count+=_mm_popcnt_u64(buffer[i]); count+=_mm_popcnt_u64(buffer[i+1]); coun
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く