ゲームに関心がない人でも、「ポケモン似のゲーム」との評判は聞いたことがあるのではないだろうか。ポケットペア(東京都品川区)がリリースした『Palworld』は、インディーゲームであるにもかかわらず世界的な成功を収めた。発売からわずか1カ月で同作品は総プレーヤー数2500万人、推定売上高692億円を記録したとされる。 大手ゲームメーカーではない小規模な会社が作り上げた、前代未聞の記録──「ゲーム事業には夢がある」と感じる人もいるかもしれない。ソニーやアニプレックスなどと協業しパルワールドのIP管理事業にも手を広げ、さらなる成長機会をうかがっているようだ。 モンスター捕獲と育成を主な要素とするこのゲームは、リリース後すぐに海外では「銃が撃てるポケモン」という異名で話題となり、多くのゲーマーやメディアの注目を集めた。「丸パクリ」ではないものの、モンスター捕獲メカニズムやキャラクターデザインがどこ