腹直筋がかたすぎると内臓を圧迫し続けるため、改善が必要です!

定期的にお通いいただいているお客様で、
遠方の長野県からお越しいただいている男性。
不定期では大阪や岩手県からお越しいただくこともあります。。。)

早朝出立でお越しいただき感謝の念が絶えません。

私も最近、ワンドを使った施術の多用がたたって痩せてきましたが、
今日のお客様も同様な悩みをお持ちになられています。

しっかり食べているのに、肉がつかずに、痩せてきたスリム状態でキープしている。
スタイリッシュな印象の良さはあります。
ですがやや早めに眠気が襲うようなこともあり体力的に頑張りを効かせづらくなる。
臀筋の減少により椅子に長時間座ると、座面に当たった坐骨が痛みを覚えてしまう。

腎虚証は経絡上、調べればわかります。
腎は精(後天の精:生命エネルギー)を貯める臓器と中医学では考えられており、
腎機能停滞すれば精力的な減退などに響いて体力が持たなくなってきます。
私も基本、腎虚タイプで、こうした傾向は身を持って理解できています。

ただこちらのお客様のひとつとても気になる点がありました。
それは腹直筋の筋肉に柔軟性がほぼなくなっている点です。
腹式呼吸はみぞおちの硬さから困難ですし、
察するに睡眠の質が落ちる傾向にあります。
また腹直筋硬化が、腹部内に収まる消化器を奥へと強圧し、
それら臓器の機能を抑制しているようです。
通常、胃の状態を腹診でチェックするとき、
胃内を通る動脈の状態をしらべて活躍状況や胃の位置や形状を確認しています。
ですが腹直筋硬化が強すぎて背部の腹壁に胃が追いやられて癒着が進むことで、
胃の内部にある動脈の脈動の強さやリズムを調べようとしても、
脈のレスポンスを受け取ることができませんでした。
胃の位置は、状況から察するに下垂傾向が予想され、
お腹いっぱいご飯をいただくと、
多少ぽっこりする位置が臍下とのことです。
腹部内部のパッケージされた空間サイズは、
理想的なサイズより25%は削られている。
それは肋軟骨下端の狭さや、
骨盤内部の腸腰筋の特徴と、
腹直筋、腹横筋や腹斜筋、そして腰の筋肉の緊張によります。
腹式呼吸をすることが困難となり、
どうしても上半身の肩や肩甲骨周囲に重心が高止まりします。
重心が高止まりして固定された不安定であれば、
体側の胆経という踏ん張るような筋肉群が常に張る状態になる。
そうした傾向が確認できます。

 

そうした腹直筋におけるリリース手順として。
以前なら腹直筋硬化は、圧を手や砭石温熱器等でかけてみても、
腹直筋の直下が壁の硬さがない大腸や小腸のためリリース圧が逃げ、
想定するリリース量の十分の一も解けないものでした。
それがうまくワンドを用いて腹部の奥に圧を押し込むのではなく、
腹直筋の筋肉の層に圧固定してリリースをかけるようにすると
こうした腹直筋の筋肉の硬化も柔軟性を取り戻すことができます。


肋軟骨部分への骨化したような靭帯や腱部のコリを除去する際は、
ほんとうに耐え難い苦痛。。。。
ですがこの部分をしっかり緩めないままに腹直筋全体を解けば、
早々に腹部の張りが以前にも増していく結果に陥ります。
それは腹部の内部を更に強く圧して消化器や生殖器に対して
トラブルの引き金になります。
また下垂した胃内の胃液が代謝できずにガス化が進行すると、
横隔膜越しに心臓へのかけてはならない負担を強いることも。
それらを避ける下準備には骨以上に硬度がきつくなった
肋軟骨上のコリを緩めないと、、、。
私も自分で自分のその部位のリリースを試行したときの痛みを覚えており、
このときの痛み具合は強烈なものです。

お客様が、がんばってくれたおかげで肋骨の全体可動が理想に70%達し、
これなら腹直筋をリリースして大丈夫という安心安全レベル。
それでワンドをたばねたものを巧みに使うことで、
腹部の大腸や小腸へ達しない腹直筋の高さにリリース圧を固定した解き方をもちいて、
腹直筋のコリを取り除いていきました。
これも細心の注意をしながらの緊張の手技で、
特別な手の内を使う技術がなければできません。
(最近、細心の注意を緊張状態でリリースすることが多く、
 それで私の体力部分は削られて痩せだした次第です)

 

この作業。
以前はどうやってやればいいのか解答が得られずに、
考えあぐねていたものでした。
ハンドマッサージの達人ならリリースできるのかというと、
腹直筋の赤い筋肉部分の組織は緩められるのですが、
そこは一過性で緩むだけで、早々に固まり不調がぶり返します。
多くの他のマッサージではこの赤い筋肉部分の一過性の柔軟化が限度で壁。
私もその壁に打ちのめされ続けたひとりだからよくわかります。
腹直筋の白い腱組織に効いてくるアプローチでなければ、
一定期間以上の柔軟性を保持することはできません。
そこがワンドを巧みに使うことで対処できるようです。
おかげでまた少し、施術がうまくなりました。

そして腹直筋の白い腱組織を緩めれば
1〜2週間という一定期間の緩みが保持できます。
そのタイミングが、
腹式呼吸を取り戻して重心を腹部の丹田に作り、
身体の構造を安定化させる習慣を獲得できるチャンスです。
あとにつなげるためにおこなってほしい注意点をいくつか、
お客様にお伝えさせていただきました。


これから資格試験や仕事の繁忙期がどっとくるとのことでしたから、
息の詰まる環境が追い打ちしてこられる様子です。
そんななかでも、ベストパフォーマンスを可能にするには、
赤ちゃんのやわらかいお腹の動きができるような腹直筋がいりようです。

ご自身でできる範囲の注意力を傾けていただき、
腎虚から復調への道を歩いていただければと願ってます。

 

業務連絡’ ボディワイズより:2024年9月27日(金)午後 8:00 に10月予約表更新しました!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ボディワイズの
  温和にボディワークメソッドのメールマガジン


           2024年9月27日(金)発行


◯ 2024年9月27日(金)午後 8:00 に
  10月の予約表を更新いたしました

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

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【コンテンツ】

(1) 10月の予約表更新のお知らせ


(2) ご新規のお客様へ。
    新規ご予約受付のご登録を
    『2023年10月末で休止』いたしております

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(1) 2024年9月27日(金)午後 8:00 に10月の予約表更新しました!
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10月予約表更新後に施術予約の空き状況をご覧ください。
どうぞご検討のほどを、よろしくお願いいたします。


【ボディワイズ 予約表】
・ ショートカットURL https://bit.ly/3O7jW1d


 

■ ボディワイズ規定につきまして

□[1セッション]

施術時間: 2時間30分
施術費用: 15000円 (変更なし)


□[施術受付時間帯]は3パターン

(1)10:00-12:30
(2)13:00-15:30
(3)16:00-18:30

 


(2) ご新規のお客様へ

 新規のお客様のご予約受付を、
 ボディワイズ運営上の都合により、
 『2023年10月末で休止』いたしております。
 ご新規様、受付再開のおりは、
 ブログおよびメルマガでお伝えいたします。
________________

 


「・・・・・編集後記・・・・・」

お世話になっております。
ボディワイズの鈴木です。

私がかつて7年ほど前にボウエンテクニック講習会を受講していたとき、
同時に学ばれていた方が9月20〜23日のボウエン講習会に参加しており、
「鈴木さん、あの道具って使ってるの?」と。

そういえば7年前は東急ハンズ渋谷店から買ってきた
単2電池2本を縦に並べたサイズの真鍮を削り出して、
骨膜と筋膜の同時にインパクトを与える施術をしてました。
人体をノミとトンカチで整形する意図ではなく、
筋膜や骨膜がゆるむ周波数があり、
その周波数をだすように工夫しまして。
当時はそこの周波数が何とかというと怪しげと訝しがられるのは得策ではないと考えて、
物理的なインパクト圧でリリースが起こりますと説明していた記憶があります。
ただ今の時代は、そういった周波数をもちいたリリースも当たり前に語られて、
普通にこれは何ヘルツで筋膜用、これは何ヘルツで骨膜用、
そして五臓にもそれぞれ対応したものも作ってました。

周波数を送るときに骨伝導のような接触がキーとなり、
1〜2センチ離れて出した周波数音でも筋肉は緩むが、
2センチ5ミリ離れると筋肉等は緩みませんでした。
特定の皮膚の部位に当てる場合、
体の奥まで振動数が保たれたまま入り込みます。
ハンドマッサージでは、手が接触した部分に圧が届きますが、
周波数の音を経穴にあたえて経絡に響かせることで、
身体の奥へ、そして経絡伝いに広域へ影響がでます。
当時は、いまほど中医学を学んでいなかったことで、
そうした影響の使い方が場当たり的で、
少しずつ経験値を上げていた感じです。


7年前は真剣にそんな道具を使っていたな〜と
今更ながらに感慨深く思うも、
「鈴木さん、あの道具って使ってるの?」という言葉に、
怖いものを感じている口調がありましたので。
笑顔でいまはもう使ってませんよとお伝えしました。^^;

私の施術は、ひと月ごとに大幅改善しています。
それが通例で変更を加えて化け続けるようにしてるため、
7年前の道具は玄関わきの見えないところにおいてある。


いまは格段にハンドリングがいい師範ツールを使っています。
7年前と圧倒的な違いがあるのは、
中医学の知識と経絡学説の理解を深めたうえで、
筋膜や骨膜へのリリースが起こるよう工夫をしています。

以前は真鍮のチーンとい鋭い音が身体に届く改善のきっかけを与える情報を持ったエネルギーでしたが、
いまはペン型のツールにマイナスイオンを自力発生させて水の分子をこまやかにするようなグッズを利用。
真鍮の場合は、すべてが私の体力を削って振動数を一定にするよう重い真鍮を操作していたので体力消耗著しい。
それがいまはペンがマイナスイオンをうまく発生させてくれてそれを経穴から送る作業がメインテーマ。

筋肉にコリがあるばあい、プラスイオンが優勢で、
そうしたところの血液は赤血球が連鎖してつながってしまい
髪の毛の10分の1ほどの毛細血管に侵入できなくなるため、
そうなった細胞が虚証へと体質を変えていくようです。

なのでそうしたプラスイオン優勢なエリアにうまくマイナスイオン
「ピンポイントで」送ります。
実はこのピンポイントで送ったときに、ある種の改善を進めるスイッチが入るような仕組みがあるので、
細いペン先でもってそのスイッチがOFFをONにしていけば、
24時間かけて、または3〜4日の時間をかけて改善が図られるような仕組みに乗ります。
いろいろなところへと改善の裾野が順繰りに広がるイメージです。

「マッサージに行っても、いったときは楽なんだけどすぐもとに戻っちゃう」
という方にはこういった意図をもったケアもあるんだよと理解していただければうれしい限りです。


マイナスイオンワンドを使って皮膚の一点、
阿是穴のジャストミートしたところにあたると
改善を進めるスイッチが入るんです。
ですが、、、これがまた軽く当てられてるだけでも
鋭い鍼で刺されたかのような錯覚をなさるほどの刺さった痛さ。
これがでるもので、
今回、その講習生の同期の方には、
ただ「いまはですね、別のものだから大丈夫ですよ」と
言葉を濁すのが精いっぱいでした。

私自身が、実験台の第一人者です。
施術現場に用いる前は、必ず自室にこもってまる2日、調べ続けるわけですから。
いろいろとあちっ!いたたたっ〜!と使用感は体験済み。
ただプラスイオンが溜まったところに、マイナスイオンエネルギーが十分注入されると、
痛かったのがいきなり痛みが消えて寝落ちするんです。
不思議なものですよね。

{おわり}


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ボディワイズ
鈴木政春

ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
http://bodywise-note.seesaa.net/

ホームページ
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/top.htm
http://onwa.client.jp/pc/

メール:
[email protected]


住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220

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ボディワイズより:2024年9月27日(金)午後 8:00 に10月予約表更新します!


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           2024年9月25日(水)発行

◯ 2024年9月27日(金)午後 8:00 に
  10月の予約表を更新させていただきます

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□[1セッション]

施術時間: 2時間30分
施術費用: 15000円 (変更なし)

□[施術受付時間帯]は3パターン

(1)10:00-12:30
(2)13:00-15:30
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「・・・・・編集後記・・・・・」

お世話になっております。
ボディワイズの鈴木です。

10月の予約表更新、月末ぎりぎりになって申し訳ございませんでした。

ボウエンテクニックの講習会に9月20日〜23日まで、
4日間連続で受講し、改定のあった手技などを教わってきました。
ボウエンテクニックの手技の性格上、
やさしいこころをお持ちの先生が多く参加され、
終始なごやかに学ぶことができました。

若々しい理学療法士の男性の先生が
ボウエンテクニックの手技を受けたことなく受講しておられまして。
ボウエンテクニックを受けた人の特徴ですが、
講習生同士の施術中に受け手の患者役の方が、
ピクピクと手足が痙攣したり、
ベッドにべったりと背中がくっつくことを目撃したり
(その理学療法士さんいわく、
 一般的な手技ではこの短時間で
 ここまで背中がゆるゆるに変わり
 ベッドに背中が吸い付くことはないのだそうです
 なるほど~、そうだったのか)
夢を観て寝ている状態に身体が移行しても
脳はきっちり意識があって周囲の音を聞いて自分は寝てないと言い張る人を目撃したり。
リラックスして催眠術を受けていて催眠状態でも
術者の声が聞こえるのと似た状態だと考えています。
目を閉じても周囲の音、風の動き、匂いなどに鋭敏になるようです。
身体は寝ても脳が活発に働く副交感神経優位状態になられますと、
さまざまな身体内部では自然治癒のちからが発揮されるものなのです。
自然治癒というよりも、
私のイメージでは身体の内側から調和の鐘が鳴り出す印象を受けます。

変化は、たとえば、
身体の中でつまった汗や尿や便がものがデトックスされたり、
身体の筋肉のこり部分に血流がどっと集まって開放に向けてくれたり、
古傷などがうずいてみたり。
修復活動が24時間から3日間ほどかけて順繰りに起こるのが
経絡や経穴を捉えたボウエンテクニックのミラクルさです。

ただこのようなことを書かれて聞かされてもても、
体験されないとよくわからないでしょう。
ボウエンテクニックジャパンのプラクティショナー登録者している
ボウエンテクニックのうまい先生にセッションを受ければ
受ける方の体調にもよりますが3〜5回の継続セッションを受けると、
それぞれの改善待ちの身体の部位が変化を身体で実感できるかもしれません。

ボディワークやセラピーに興味がある方は、
試してみて損、ないですよ〜 ^^

ボディワイズでは、ボウエンテクニックのメニュー対応はしていません。
興味ある方がいたら、ボウエンテクニックジャパンのサイトで調べるか、
私のボウエンテクニックの練習台に立候補していただくか ^^;
私の方に気軽にご質問、お問い合わせくださいませ。

私がわかる範囲で回答させていただきます。
講習会終わった直後がいちばんものごとを覚えてますから、
いまが問い合わせのチャンスですよ。

{おわり}

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ボディワイズ
鈴木政春

ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
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ホームページ
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[email protected]

住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220

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ボウエンテクニックの講習会、受講、2日目終了し3日め、目的の骨盤リリースの勉強ができるらしい

現在私はボウエンテクニックの講習会受講中です。

そして今日が3日め。
東陽町の会場です。

ボウエンテクニックの基礎を再学習させていただいております。
充実していますが、いくつもの手順がある手技習得がだいぶあって、
脳がオーバーヒートして、似た手技はごっちゃになりながらです。。

同時に参加している人には、
ボウエン経験ゼロに近い状態でも順調に習得していかれるPTさんなどもおられ、
感心するばかりです。


今回のボウエンの受講目標は、
臀筋の深層をリリースするためのヒントがいただけるのではと感じてでしたので、
あと今日、明日にそこが学べるらしいので。
なにかを掴んでこれればと願っているところ。

骨盤の調整法も、
自分だけで考えを巡らすと、
自分の範囲内でしか発想が制限されてしまいます。
別角度で見つめる機会を与えていただき、ありがたいなとかんじています。

 

頭蓋骨内での水のトラブルで、頭は大きくはならないと思いますが。いかがなものでしょうか

「餅は餅屋」と言えることがあります。
私が映像で中医学関係の勉強をさせていただいているコンテンツに、
頭蓋骨にトラブルが生じていると、
「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」という表現があります。


頭蓋は、15種22個の骨から構成されています。
構成された骨たちは縫合で接しており、
それらの骨は接したギザギザした縫合を境に、
歯車のように噛み合い連動して動きます。

(頭蓋パーツ図)
GridArt_20240919_151447066~2.jpg

頭蓋骨の精密調整をするオステオパシーやカイロプラティックの先生方なら、
脳の中には第三の体液と呼ばれる(脳脊髄液)を熟知しておられます。
映像で解説しておられた先生もそのことはご存知でしょうが、
ここで新たな専門用語は避けてわかりやすさを取った比喩と考えます。

ただ頭蓋骨にトラブルが生じれば頭蓋骨縫合部が可動できず、
頭は固定されるというように私は考えています。

練習なされば律動的に流れる脳脊髄液を手指で触り状態を観ることができます。
正常な頭蓋骨では血液の流れのリズムよりちょっと遅めな液の脈動を感じます。
頭蓋骨縫合部が境に各頭蓋骨は、呼吸動作により伸長収縮回転が感じ取れます。
非常に僅かな可動域ですが、物理的な作動が現れております。


正常な稼働を持つ頭蓋骨であれば脳脊髄液が頭蓋骨が伸長してためてから、
ためた脳脊髄液は頭蓋骨が収縮するタイミングで硬膜の下の配管を通じて送り出す仕組みです。


異常な頭蓋骨では正常な頭蓋骨で起きていた伸長収縮や回転の動きの量が減り、
縫合の上にある筋組織癒着の進むことが原因で、縫合部の骨膜癒着も見えます。

そうした状態になると
「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」ことがそもそもしづらくなっています。
蝶形骨上に位置して脳脊髄液の液に浮く脳に対し、
脳を押しつぶす力を持った加圧をしだします。

脳をぐっと押しつぶすなんて・・・
想像すると怖いですよね


「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」ほうが、
まだマシのような気がしてきます。


脳は多くの血液を必要とする神経の集まりで、
脳を押しつぶす加圧はそうした血流を阻害するおそれがあります。
脳が押されても多少ならバッファになる幅もあるので神経質になりすぎないで
生命維持部分は大丈夫でしょう。

ですが私達施術をするものには、手の脈と首の頸動脈など同時に取ることで、
頭部に脳脊髄液が溢れているため頭部へ血流流入が制限される様子を調べて。
これは苦しむところもおありだろうかと感じるときもあります。

自己の個体としての生命維持装置は、
《延髄》など脳の奥に位置しています。
対して判断力、集中力、決断力、思考力等の《大脳皮質》は、
硬膜と軟膜の間にたまる脳脊髄液のすぐ脇に位置しており、
頭蓋骨トラブルで脳脊髄液が溜まりすぎると影響が出やすいようです。



なのでよくおしゃべりをさせていただくお客様には口を出すことがありますが、
頭蓋骨の前頭部の形状がよくなってきてる状態をみて、
大脳皮質の働きやすさが増したと感じて喜んで観ていることがあります。
するとお客様からも
「そういえば、決断力ついた気がします」という人も。
私自身も脳脊髄液が止まる頭蓋骨だった以前では、
どれほど生きづらさを感じていたことか。。。
過剰な表現じゃなく思い出すだけで涙ぐみます。
だから良かった~と、
お客様の頭部の改善された変化を目の当たりにして感じられるわけです。




ただ脳脊髄液の流れを順調にしたいときに注意しなければならないのは、
頭蓋骨の稼働のみが改善されただけでは脳脊髄液が巡りには圧倒的力不足です。
必ず仙骨尾骨の動きとセットで考慮しなければなりません。
仙骨尾骨の正常な動きが起こせれば、
頭蓋骨の形状が独りでに良好になった例を数例観ています。

仙骨尾骨の側にトラブルがあればその時点で頭蓋骨側の調整をしても
頭蓋骨の調整された状態が長く維持しづらいという傾向があります。

それゆえに改善の手順として、
仙骨尾骨の正常な可動できる状態を整えることが優先されると私は考えています。
ただ仙骨尾骨の動きは足の使い方によりダメージをこさえられたものですし、
その使い方が根本的に改善できるものでないなら
本人がまた仙骨尾骨のトラブルを呼び戻します。




ですが最近お客様の仙骨尾骨周囲のリリースで感じることとして、
しっかりした臀筋群のリリースが、まずは第一にできてからだと。
徹底したリリースができたとき、
本当に腰椎下部の3番~5番含め骨盤がしなやかに変わるのです。
骨盤全体が一般の方でもこのレベルにまで整うのか!?
そう驚きます。

バレエダンサーのプロの友人などを観ていたため、
彼らは特別な才能やレッスンのお陰で、その骨盤の状態を作り出すのだせたのだと。
だから彼らは別格。
一般の私を含め、そこまでは近づけないと思っていたんですが。

ですが、、、、そうでもなかったんです。

そのような骨盤周りの筋肉が仕上げられてからなら、
歩き方や立ち方の部分で大腰筋や腹部丹田という意識を受取しやすくなります。


この骨盤周囲の部分が整えられることは、
自律神経の状態や全身の体の支え方にも関わっていて大事な部分。
個人的に近い将来、
なんぞの理由で仙骨尾骨と特別に遠ざかっている日本人の多くの方々が、
そこを再度取り戻していただけるような方向で、
それを仕事として関わっていきたいと願っているところです。

神様は順当なる努力を求め、それにかなったものを祝福するということわざ、聞いたことありますか?

一昨日前、
いつも新たなことにチャレンジをし続けておられるお客様が、
とある目黒区方面の劇団で《シェークスピア劇》に出演され、
観に行かせていただきました。
プロの役者さんではない劇団員構成で、
役者さん皆さま方の個性が輝き、まとまりも感じられました。

観客席は満席。
シェークスピアの作品が演目と聞いて、
勝手に硬い感じに仕上げられているのかと思えば。。。
〆るところはしっかり表現し、
楽しませてくれるところは笑い。
2時間半を超える上演もまたたくまに過ぎ、短く感じました。


新たなハードルの高いチャレンジを選び、
自己改革を深め続けていく勇敢なお客様。
自分から可能性を広げる選択を繰り返し活躍する姿から、
私もハードルを上げてがんばってみよう!と刺激をいただきました。




話を変えさせていただきまして。

慢性化した不調を持つお客様の状態が安定化するには、
特に現代日本人が限定的といえることなのですが、
利き足の大腿直筋を使いすぎて歩いてきた人は
非常に厳しい凝りが入り込んでいます。
その影響はご高齢者から若者たちまで年々増加傾向です。

仙腸関節周囲の外旋六筋や大殿筋や小殿筋等、
凝りが慢性化したとき。
どれほど深さや硬さが現れるものだろうかと。
ワンドを駆使して臀筋群のリリースの可能性が増したおかげで、
以前の当社比を10倍越えの声を施術をする友達の先生からいただき光栄です。


特にバレエをなさっておられる方々には、
正確に仙腸関節を肩甲骨を動作するような感覚で作動することが求められます。
そこは練習でカバーできる部分もありますが、
事前に樹分な仙腸関節が適切な可動角度を得られなければ、
日本人の器用さから微妙な工夫をいれた脚の使い方をする癖を根付かせます。
こうした本来の使い方とは離れたやり方を繰り返すと、
あとで正しい動き方を学んでできるような体になるも、
なかなか悪癖動作は抜けてくれなくて苦慮するところ。

ワンドを活用して骨盤部のリリースの精度をもってだせる結果から、
正常な骨盤部の稼働ができるように仕上げていけるように安定して、
いま、バレエをなさっておられるお客様に対してほっと笑みがこぼれます。


こうなったのも目的を明確化して目標を定め、
小さな可能性を増す一歩をコツコツ積み上げてきてきました。
成果は日々伸びるものですが、
コツコツ積み上げた後にえたやり方の熟知があって、
どーんと化けることもあるんですね。


ワンドを使うときに経穴をとらえるようにしている様子をお客様は気づかれているでしょう。
ただ経絡図や経絡人形に描かれた経穴の位置を求めても、
現状の日本人の体内での筋組織の歪みやねじれによって、
経絡線の通り道も経穴の位置も別の位置にそれはあります。

つまり特に関節などの骨の位置近くではずれが少ない経穴も見受けられますが、
そうではない臂臑などといった筋組織の歪みがもろにでるところであれば、
数ミリのズレどころか数センチのズレがでているところも散見されます。
そうした体内で経絡が歪められた通り道を正しくとらえることができないと、
実は私がしているいまの骨盤部のリリースはできません。。。

だから経絡や経穴のことを勉強した方が私の手技を受けると、
最初は経穴の穴位を骨度法でとらえたところに置きます。
ですがそこから早々に、
「通常、どんな経穴もそこにはない」
というところに刺激を移すことを気づかれているかもしれません。
経穴の勉強をするとき。
それはスタンダードに、経絡図で徹底して覚えるようにしました。
その知識に加えて私が筋膜リリースに慣れていたため、
体内の筋膜層が多層化して歪むポイントや多様な筋膜同士の癒着に対し、
手で探れるように修練をしていた成果で皮下の歪ませられる様子が見えてきます。
その歪みをもった皮下の筋組織図は立体的に描かれて気を止める場を割り出して、
こっちにきてるはずという見当をつけることができてきます。

ワンドの先を当てる方向や当てる強さが微妙に違えば効きが悪い。
適当でも効かないわけじゃないが、効きの範囲が狭く影響が小さい。
そのような変化があっても維持継続が戻りの力に勝ちづらいでしょう。
お客様の身体状況や条件から、状態がそれほど問題ない方は、
ここまで細部を描ききらなくても大丈夫です。
その方が持っている体調の修正能力が活躍してくれます。
ただ身体が弱っておられる場合には、これほどまで思考して当たるのかといわれるほど、
深読みを繰り返して次の一手を選びます。
そうしないと体調も正されるというより、
バランスを失して危険なこととなります。
そうした一手を選んだ点が意中としてとれると
私の独り言モードで「やった、見えた」とか口走ってしまいます。
(この独り言をお客様の休まるときの耳障りになりはしないかと気遣い、
 わざわざ言わなくていいと考えていたのですが。
 あるお客様から、黙って黙々とぴしゃっと当てられると、
 たまたまそこを当てられたのだろうと思うこともあるが、
 私の独り言を聞くと、
 意図して繰り出された結果と受け入れやすくなるといわれたことも。。)

他に患部を2点~3点で挟むことで中点に患部を施術者が意識して変える法が多用。
他にもいろいろあり、意図的な仕込み作業のお話は尽きることもありません。


小さな精度を高める工夫をトライ・アンド・エラーをしていく結果、
成果を高めることに結びくくようです。
人は成功からの学びは少なく、失敗から多くを学びます。
大きな変化を功を焦って大きな変化にいきなり取り組めば、
失敗は取り返しがつかない大きなものとなりますから、
それでは私自身が実験台になるため身が持ちません。
小さな変化からの失敗は改良点を見つけ出しやすく、
視点の変化も容易となります。
かえって短いスパンで小さな変化を連打することが、
大きな変化にやがては転じるものと感じております。





最後に、シェークスピア劇に出演なさったお客様は、
そうする前の伏線と言えるような多くの表現を人前で試みてこられた方でした。。
だから一昨日前の劇中で、あれほどすばらしく胸のうつ演じ方ができたのでしょう。
一見すると難なく華々しい活躍をするようにみえていた方こそ、
陰に回って人一倍努力を積み重ねていた人だった。
お客様のこれまでの活躍の一端を存じ上げており、
神様は順当な努力を積んだもののみを祝福するという言葉通りに感じました。
ほんと、最高の勇気づけをしていただいたと感謝です。


 
 

お客様の自身の身体に対していだく観察力とそこからの深堀りが施術効果を引き上げる鍵なんです

 

お客様が体調的に不調を訴えられていたとき、

なにか気になる体の変化は?

気づいたことってあります?

ときいたら。

《そういえば、いつもは観られないほど

 〈おしっこの色が濃い黄色〉でびっくりしたことがあった》

とお伝えいただけました。

 

 

中医学の望診法で体外にあらわれたものから内部の情報を得るノウハウがあります。

そのひとつに、《尿の色》を観ます。

 

たとえば

尿の色が、濃い黄色のときは、体内が熱に侵されております。

尿の色が、薄く透明のときは、体内は冷えた状態となっております。

 

 

疲れてくると尿の色が濃い黄色になっていたり、

風邪のときも尿の色が濃い黄色になっていたり。

濃い黄色の尿であれば、《肝のトラブル》が疑われることがあります。

 

なので肝経胆経の原穴、栄穴、子穴をもって調整をいたします。

原穴なら(太衝、行間)といった足の親指近所の経穴を使うことに。

栄穴の栄の漢字の冠部分、本来は<火火>と火が象徴とされるので、

体内が熱に侵されている状態が強いときにもちいることがあります。

 

尿の色が普通であれば肝トラブルの嫌疑はないのですが、

ちょい濃さがあるときには肝の熱があるということで原穴をもちい、

濃さが尋常じゃないときは体内の熱が非常に強いため栄穴を使う。

 

または肝機能が後退しているようだとみて、

肝を滋養するための食材をとりましょうなどとお勧めもできます。

 

 

といったように、

お客様が自己観察をなさって、

いつもとは違う状態があらわれていたり、

慢性的に人とはだいぶ自分は違うのではと感じられることがあれば、

小さなことでもお伝えいただけますと助かります。

「あの、これって鈴木さんの施術には関係ないことじゃないかなと想うけど、、、」

そういった前置きを話初めの枕にして、

日頃ふと感じたこと、いま気になっていること、

最近怒りっぽくなったとか、最近喜べなくなったなどの感情の持ち方含め、

積極的にお伝えくださると、そうした表象の裏にどのような意味があるか。

体内に隠れたトラブルがそれで見つけ出すことができると、

対処がより無駄なく集中することができます。

 

 

一般的に対処は手数を多くして触れば触るほど治りが悪くなりますから、

事前に様々な考慮できる可能性が100あれば、それが10に減らせる。

そうすることで状態が明らかではないグレーゾーンが多々観られるため、

それら多くに予防的に措置として対処の手をうつということをしますが。

日頃の観察からお客様が得られた情報の量を多く伝えていただけると、

どんどん可能性的に優先度の高いものが私の方に見えてきます。

そうすることで時間が非常に有効に利用できるようになります。

 

 

 

施術家ではない一般のお客様の中にも、観察眼がするどく勘所を獲て、

「あの、これって鈴木さんの施術には関係ないことじゃないかなと想うけど、、、」

といいながら

重要なヒントをお伝えくださったあとに、

「でも、私にはこれって特別なことかどうかなんてわかんないんですけどね」

という決めゼリフで締めくくって言い切る方がいます。鋭い眼光ですね。

自分を客観的に見つめる目を持つ力を持つ人にこのようなタイプが多く、

主観で自分の現状が普通だと大きくくくってしまわれるとでてきません。

ましてや日頃の自身の振る舞いが癖として当然のことで違和感のかけらもない

ということになると、引き出していただくまで、時間がかかることもあります。

 

 

ときにお客様が口にする情報量が多ければ、一過性条項も含まれ、

そちらがお客様の印象が強いときには私どもの初動がミスリードされます。

ただ対処するうちに早々にこれではないものを診たほうがいいということも

私どもの経験値が高まることで見えてくることもあります。

だからヒントがいただけないよりも、ヒントをいただけたほうがほんとうにありがたいのです。

 

私の方でお客様の中に、なにかもっと情報があるのではと直感したときには、

「あのぉ、他にはなにかございませんか?」と、

失礼とは感じつつも食い下がることがあります。

するとなかには、

ピシャッと「ないよ~」とおっしゃられることもありますが、

なかには過去を思い出し、

いまの現状の身体を観察を深めようとなさって、

探索する目つき(探索モード)になって協力してくれるお客様もおられます。

探索モードとなると多くは眼球が上の方を観るような仕草が見受けられます。

お客様が真剣な探索モードを経て思い出された事柄を伺うことで、

難解な臨床上の事象を仕組みを言語化できるまで解明できることもあります。

基本的に、施術者が腑に落ちてなす手技は多少の誤差を乗り越えて作用する。

だが腑に落ちてなければ正解でも手技成果は悪くて効かないものなのです。