1.はじめに
暑いですねー。
そして、オリンピックで「感動」を
もらっています。
さて、今回は「子どもに必要な社交性」
について書きます。
社会に出たら、いろいろな年代の方や
考え方を持つ人など、様々な方と
連携して仕事をしたりして、社会で
生きていきます。
昨今の、SNSやネット環境の充実で
生身の人間との接点を持たないと
どのようなことが起るのか書きます。
私は田舎者の50代です。
2.何があったか
地元の仲間から、「暑いので、久しぶり
にビアガーデンいかない?」と誘われ、
行ってきました。
10名ほどで飲みましたが、そこで
出てきたのは、最近よく聞く内容でした。
弁護士の友人が、「最近入った子が
優秀でいろいろ教えていたのだが、
ある相談者の電話で辞めてしまった。
頭は良いし、一流大卒なので期待して
いたのだが、残念だ。」と言い出した。
内容としては、相談者の電話を対応して
いたのだが、相談者の感情が高ぶって
電話口で「怒鳴り出した」ようです。
それに耐えきれず、事務所を辞め、
かつ、弁護士登録も抹消したようです。
弁護士登録後、3か月も経たずに
辞めたようです。
今まで積み上げてきたものを、3か月
ほどで捨てられるだけの嫌な経験
だったのでしょう。
その子の同期に聞くと、今まで
「怒鳴られた」経験がないようで、
「今後も知らない人から相談を受け、
対応して行く弁護士業務は、私には
出来ない」ということのようです。
3.他にも出てきました
それを聞いていた、医者の友人も、
「友達の子が、同じように医者を辞めた」
と言い出しました。
その医者も勤務医となり、数か月後
診察室で患者に怒鳴られて、精神的に
病んでしまい、病院退職と医者の登録
を抹消したようです。
医者になるまでに相当の努力をした
ことは、わかりますが、それを超える
嫌な経験だったのでしょう。
4.どうすべきか、何を教えるべきか?
社会に出たら、いろいろな年代の方や
考え方を持つ人など、様々な方と
連携して仕事をしたりして、社会で
生きていきます。
当然、気に入らないと「怒鳴り散らす」
人もいます。
これも社会に出る前に、アルバイトで
経験するなり、部活や学校生活で
経験し、「受け流す」など要領を
覚えないと社会に出て苦労します。
まして、ネット社会で日々暮らして
いると、実社会で適応できません。
もちろん、「怒鳴る方が悪い」で
しょうが、そのような人は社会に出れば
必ずいますから。
しかし、一部話し方など、相手の気持ち
を表情から読み取れず、怒らせる人も
いることは事実ですが・・・。
やはり、高校生・大学生時代に、
接客業でいろいろなお客様と出会い、
対処法を身につけるしかないでしょう。
マニュアルはありません。
相手は、「一人の人間」ですから、
どう出るかは分からないですから。
だから教えるべきことは、「ネット社会
に入り込むな」、「対人関係を大切に
する」、生身の親友や友達を増やす
こと、同じ友達とばかりいっしょに
いないことなど、子どもに教えるべき
です。
先輩や後輩、同級生に幼馴染など、
幅広く人脈を作る。
当然、異性の友達もたくさん作る。
少しでも、社会に出る前に、「免疫」を
作っておくべきです。
5.まとめ
私が、以前から書いているように、
「社会に出たら、人のつながり」が
重要です。
そのため、幼い時から、「良い」人脈
の形成をしていくことで、社会に出た
ときに多少なりとも「免疫」が出来
ます。
新人弁護士や新人の医者も、
この点を事前準備していれば、
資格登録の抹消まではせずに、
数か月の休暇で済んだかもしれません。
(怒鳴った人は、何らかのペナルティが
あるかもしれませんが、もうすでに
「怒鳴っている」ので、それを受けた
方は、トラウマになっています)
是非、お子さんのメンタル面の強化も
気にかけてください。
もう一度言いますが、
「社会に出ると、いろいろな人がいます」
怒鳴れば、自分の意見が通ると
思っている、などの人も
当然いますので、ご注意を!
そのような人は、冷静に言ってることを
分析して、冷静に対処する。
または、受け流す。
など、自分なりの対処法をいくつか
用意するしかないですね。
公立の小学校や中学校は、「社会の縮図」
という人がいますが、そうだと思います。
いろいろな家庭の子が来ますから。
そこで幼いうちから、実体験として
対処方法を学んでいくしかないですね。
社会に出て、自分が担当になれば、
当分「逃げる」ことはできないですから。
上司の助けが出るまでは、自分で対応
するしかないですよ。
それが、給料を貰っている意味です
から。
「嫌だから逃げる」はできません。
(現在人手不足で、上司もたいへん
忙しいのが実情です。「自分で何とか
してくれ」が上司の心情ですよ)
お子さんを「精神的」にも大人になる
よう、見守って下さい。
暑いから、温泉・サウナだな!
そして、ビール(笑)