直木賞受賞、一穂ミチの「ツミデミック」を読んだ。 面白かったーーー!さすが。 物語は独立した5つの話からなる短編集だが、すべての話には「コロナ禍、パンデミックで人生を狂わせられた人」というテーマが根底にあって、タイトルのツミデミックは「罪✕パ…
佐藤大のコミック「脳Rギュル」を読んだ。(ノアール)と読むらしい。 先日古本屋で出会ったこの漫画。いつもならあまり手を出さない系のコミックだが原作夢野久作、を見て購入。 古典作品のコミカライズって大好きなんよ。 どうやら、夢野久作の「人間レコ…
万城目学の「悟浄出立」を読んだ。 期待していたぶっ飛びファンタジーかと思いきや、中国古典を題材にした4つの短編集。そのどれも、今まで脇役だったものを中心に据えた物語。 意外、でも読みやすかった。 目次 悟净出立趙雲西航虞姫寂静法家孤憤父司馬遷 …
小林薫(監修・斎(いつき))の漫画、「強制除霊師・斎 (14) 消された陵 (あなたが体験した怖い話) 」を読んだ。 オカルト好きが高じてたまにこういう漫画を読むのだが、このシリーズはなかでも私のお気に入りだ。 推し霊能者の斎さんが相談を受けた心霊…
お陰で今日はブログが更新できないかもしれない。 まいったなあ。なんてったてうちの猫は神ネコ、じゃなくて噛むネコなんだよなぁ。 今朝なんて目覚ましが鳴る10分前から酷く噛みおる。 布団にくるまって攻撃を避けるのだが、本気のココホレニャンニャンぷり…
澤村御影の「准教授・高槻彰良の推察」を読んだ。 そもそも、ドラマ化されているのを軽い気持ちで見て、(それはそんなに面白くはなかったのだが)気がついたら意識にある時間ずっと「准教授・高槻彰良シリーズ」をゴリゴリ消化中。(ただいま全10巻中7巻目…
なんか、リバイバルブームが来ている?書店で度々見かけるので読んでみた。 物語は、駆け出しの陶芸家が思わぬ良い出来の青磁の壺と作ったところから始まる。 この青い壺がまさしく「数奇な縁」でいろんな家庭を渡り歩くのだが、行く先々での物語が不連続に…