確かInstagramで紹介されていたのが気になって、ウォッチリストに登録していた作品。アカデミー賞にノミネートされていたそうだが、そのあたりの知識は全然無かった。単に舞台がリゾートってことと夏ってことから選択し、休日の夜に一気に鑑賞した。
監督はシャーロット・ウェルズ。出演はポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロウルソン・ホール他。2023年に上映された101分の映画です。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
11歳の夏休み、思春期のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす 31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにする。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出してゆく……。
自分自身のなかで、映画には上級者向け、普通、初心者向けってのがあると勝手に思っているのだが、この作品は間違いなく上級者向け。レビューを色々見てると「途中から号泣した」とか「しばらく余韻がたまらなかった」というコメントがあったのだが、俺はまだその境地には至っていないようだ。
もしこの作品をまだ見たことがなくて、これから見るという人には、ぜひいずれかの解説サイトを見てから鑑賞することをお勧めする。
aftersun/アフターサン 解説 - Google 検索
俺はあまりにも展開が読めず、途中で解説サイトを読んだ。それでようやく色んなことに追いついた雰囲気があったのだが、セリフや描写含め、事前知識として持っているか持っていないかで決定的に違う要素がある。(ネタバレするので、書きませんが)
そのため、1回目は普通に見て、解説を読み、2回目に見て号泣する、というパターンもあるそうだ。明確な答えがある訳ではなく、色んな意味で含みを持たせた映画。ただし強烈なメッセージとしては、次のようなところかなと。
今、まさに経験している楽しい思い出は、
もう二度と味わうことができないのだ。
(だから、精一杯に生きよう)
aftersun/アフターサン [ シャーロット・ウェルズ ]
- 価格: 3520 円
- 楽天で詳細を見る