「マリオ&ソニック」の2024年パリオリンピック版が存在しない理由

長年にわたり成功を収めていた

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2024年パリオリンピックにあわせた「マリオ&ソニック」のゲームが存在しないのは、国際オリンピック委員会(IOC)が長年にわたる任天堂とセガとのパートナシップを破棄し、NFTやeスポーツなどを追い求めたからだと報じられた。

Eurogamerによると、IOCは任天堂とセガとのライセンス契約を更新せず、2020年に期限切れとなったため、今年のオリンピックは17年間で初めて「マリオ&ソニック」シリーズ作品が存在しないオリンピックとなったという。

マーケティング会社ISM Ltdに所属していた際に本シリーズに携わっていたプロデューサーのリー・コッカーはEurogamerに対し、IOCは「ほかのパートナーやNFT、eスポーツに目を向けたいと考えていた」と語っている。

「IOCはさらに金を得るために、自分たちのものにしてほかのパートナーを探したいと考えていました」とコッカーは述べていた。

そのため、今年のオリンピックは「マリオ&ソニック」がないのだ。しかしEurogamerが指摘するように、今年のオリンピックを題材にしたビデオゲームは存在している。販売元のnWayが手がける基本プレイ無料のモバイルゲーム『Olympics Go! Paris 2024』だ。こちらはPC(Epic Gamesストア)にも移植されている。そして本作にはNFTも関係しており、「nWayの公式ライセンス付き2024年パリオリンピックのデジタルピンコレクション」が提供される。

Olympics Go! Paris 2024 on PC. Image credit: nWay, Inc.
『Olympics Go! Paris 2024』のPC版。Image credit: nWay, Inc.

「マリオ&ソニック」シリーズは、2008年北京オリンピックを題材にした2007年発売のWii版『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』からシリーズがスタート。2011年には2012年ロンドンオリンピックを題材にした『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』、2016年には2016年リオオリンピックを題材にした『マリオ&ソニック AT リオオリンピック』が発売された。冬季オリンピックは2009年に『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』、2013年に『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』が発売されている。シリーズ最新作は『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』だ。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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