マーベル新作映画『サンダーボルツ*』が2025年GWに公開決定 初の予告編ではルイス・プルマン演じるセントリーがお披露目
スティーヴン・ユァンの代わってルイス・プルマンがセントリーを演じる
マーベル・スタジオが、MCUフェーズ5の最終作となる映画『Thunderbolts*(原題)』の初予告編を公開した。あわせて、本作の邦題が『サンダーボルツ*』に決定し、2025年のゴールデンウィークに日本公開となることが発表された。なお、米国では2025年5月2日公開予定となっている。
ちなみに、タイトルにあるアスタリスク記号は意図的に付け加えられたもの。ただし現時点でスタジオのケヴィン・ファイギ社長はその理由を説明していない。
下の予告編は、フローレンス・ピュー演じるエレーナ・ベロワが、落ちぶれた生活を送る父親のレッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)を訪ねるシーンから始まる。両者ともに自身の現状に不満を抱き、刺激を必要としていることは明らかだ。
映像ではそこから、ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント(ワイアット・ラッセル)、エイヴァ・スター/ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(オルガ・キュリレンコ)が加わってアンチヒーローのチームが結成されていき、彼らがいがみ合いながらも、自分たちに起こっていることを把握しようとする姿が描かれる。セバスチャン・スタンもバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役を再演しているが、予告編を見る限り、バッキーはサンダーボルツの事実上のリーダーとなる前、彼らと対立することになるようだ。
またあるシーンでは、サンダーボルツの表向きの指揮官であるヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)も姿を見せている。しかし予告編のハイライトは、ルイス・プルマン演じるボブ、別名セントリーのファーストルックが見られたことだろう。彼はサンダーボルツのメンバーたちが突然現れたことに困惑しているように見える。
『トップガン マーヴェリック』に出演したルイス・プルマンは、『ウォーキング・デッド』などで知られるスティーヴン・ユァンがセントリー役を降板したことを受け、同役に起用された。俳優ビル・プルマンの息子であるルイス・プルマンは、2022年の『トップガン マーヴェリック』でロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉役を印象的に演じたほか、2018年のネオノワールスリラー映画『ホテル・エルロワイヤル』などに出演。最近では、同じくMCU作品に出演しているブリー・ラーソンとApple TV+のドラマ『レッスン in ケミストリー』で共演した。
脚本家と俳優組合による二重ストライキの余波を受けた大規模な再編成で、『サンダーボルツ*』は2024年の公開予定から延期に。結果的に今年公開されるMCU映画は『デッドプール&ウルヴァリン』のみとなったが、スケジュールの都合によりユァンが降板したことで、セントリー役も空白となっていた。
『サンダーボルツ*』は、『ブラック・ウィドウ』の脚本家エリック・ピアソンによる第1稿を基に、『BEEF/ビーフ』のイ・サンジンが脚本を手がけ、ジェイク・シュライアーが監督を務める。デヴィッド・ハーバーは以前、ピアソンが本作の物語に関して「本当にクールな」アイデアを持っており、MCUに「爆弾を落とす」ような作品になるだろうと語っていた。