噴火以降、中岳が噴き上げる火山灰が風に乗り、直線で30㎞弱ほどの竹田市にも大量に飛来しております。
おかげさまで白いクルマは汚れが目立ち、しかも噴火活動が続くということなのでなかなか洗車にも出せない。
桜島の爆発とドカ灰を何度も経験しているので、ボクとしては決して珍しい経験でもなんでもないのですが、やはり慣れない状況にさらされ困惑している竹田市民は多いです。
また、野菜の出荷をされている農家の方にとっては大問題。
竹田市のもっとも阿蘇寄りにある菅生(道の駅すごうのあるエリア)という台地は高原野菜の大農場を経営された方が多いので、降灰が続くようだと死活問題です。
どうかこれ以上、被害拡大しませぬように。
さて、今日は午後から大津まで足を運ぶ用事があったので、国道57号線を走りながら噴火開始以降の阿蘇山に最接近しました。
今日は噴煙の高さが600mほどだと言っていましたが、それでも頂上付近にかかった雲を突き破って立ちのぼっていくドス黒い煙は、桜島を見慣れているとはいえさすがに迫力を感じます。
2011年の霧島新燃岳の噴火では噴煙の平均高が3000mだったといわれています。
去年だったかな? 桜島が観測史上最高の5000mを噴き上げたことがありましたよね。
今のところ今回の阿蘇は最高で1500mだそうですが、もし桜島や新燃岳レベルの煙を上げたら…
阿蘇山の生活文化圏に暮らすボクらは、新燃岳の時の都城や小林あたりに起きたことを思い出す必要があります。
もう少し真剣に対策を練っておく必要がありそうですね。
ちなみに“世界最大のカルデラ”を謳う阿蘇ですが、実際は世界最大ではなく「日本で2番目の大きさ」らしいですよ。
ちなみに1位はインドネシアのトバで、日本一は北海道の屈斜路なんだそうです。
ま、たしかに“言ったもん勝ち”みたいな時代はあったんだと思いますが…(笑)
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