2024年 遠征釣行記最終戦 最後に・・・ | サツキマス                      

今回にて遠征釣行は終了。

最後ということもあり、去年同様、Fフライマンと、キャンプ&テント泊。

初日は、ルアーで、二日目は、フライロッドを振る二刀流。

釣り具も二種類用意、テント、寝袋、ディレクターチェアーなどの道具も満載。

車の中に目いっぱい詰め込んで遠征先へ。

 

Fフライマンとは、昼頃温泉で待ち合わせ、それまでに結果を出さなくては。

朝7時頃釣り場に到着、最後の土日ということもあり、アングラーは多い。

出遅れてしまった、しかし、入ろうと決めていた場所へは空いてた、ラッキー!

 

水位は低く、濁りが強め、しかし、一本は出ると思っていたが、まるでダメ。

各種ミノー、スプーンを通すも、魚は全く出てこない、厳しいスタート。

 

ちょっと予定外、早々に諦め、次の場所へ、

 

次に出るならここかな?

開始早々、小気味よい当たり、寄ってきたのは尺もないレインボー、リリース。

しかし、釣り下っていくも、不思議と反応がない、何故だろう?

この場所で粘っても釣れないと判断、早々に見切りをつけ、次の場所へ。

後でFフライマンに聞いたら、早朝一番に、彼が攻めた後だった!

 

そりゃ、釣れんわ!(笑)

 

車で釣り場を見て回るも、入る隙間もなし、エライこっちゃ!

ある大場所には、Fフライマンの車も停まってる、やれやれ、どこも満員御礼。

 

釣場難民になり、車で行ったり来たり、仕方なく最初に入ったポイントの上流へ。

 

思い返せば此処では、過去に二度バラシている。

それも全て淵尻で掛かり、足元でネットを差し出した時、反転してバレたのだ。

最後、ここで決めれば、今年の締めくくりとしては最高なんだけど。

 

狙いの淵尻にDコン、リュウキ、流芯、各種ミノーを通すも、全く反応はない。

もう温泉で会う約束の、12時近い、今年はこれで終わってしまうのか?

 

この場所で反応がなかった場合、最後に通すミノーは決めていた。

切り札ってのは、最後の最後に使ってこそ力を発揮する。

 

ビットストリームJT70、黒フクドジョウ! さぁ、お前の出番だぜ。

これで釣れなきゃ、とっとと諦め、温泉へ向かおう。

 

過去、絶望的な場面で、何度も逆転の一尾をもたらしてくれた、私の必殺ミノーだ。

ただ、常に釣れるミノーではなく、他のミノーに反応しない時しか効果は薄い。

各種ミノーで、何度も通した淵尻を、タダ巻きで、何度もしつこく通す。

しかし、出て来ない、もう終了の時間、あと三回通して帰ろうと決めた時、

激しく引き込まれ、起死回生のヒット! レッドバンドが跳ぶ! 

 

こんな事があるのか、最後の最後の土壇場で掛かるなんて、信じられん。

 

ただ、これは絶対バラせん、引きを楽しむ余裕など全くない、間合いを詰める。

一気に寄せて、超強引にネットへ押し込んだ。

 

微妙なサイズ、40あるか? 無いか? スレンダーで、尾鰭が異常に大きい。

メジャーで測ると40超、尾鰭の大きさが勝因だった(笑)

写真撮影後すぐにリリース。

 

はじめ良ければ終わり良し、終わり良ければ全て良し、恩師の言葉だ。

今年の遠征釣行は、スタートが良かった、そして最後も40UPで〆。

 

2024年、遠征釣行終了、今年も思いで深い釣行が多かった。

 

その後、温泉でFフライマンと合流、気持ちよく汗を流した。

昼過ぎに移動、キャンプの準備しながら、Fフライマンと乾杯だ。

九州の釣友と三人で、並んでフライを楽しむ予定は、雨や、台風などで延期に。

一緒にフライを振れないのは残念だが、楽しみはとっておこう。

 

今回のキャンプでは、学生の頃使っていたダンロップのD型テントを持ち出した。

もう40数年前のものだが、まだまだ現役、自転車で旅をしてた当時が懐かしい。

 

昼過ぎから、酒を飲み、釣り談義、というか、二人は釣り以外の話はしない(笑)

夜はふけていく、ビールを呆れるほど大量に飲んだ。

22時、小雨が降りだし、テントへ逃げ込む。

テントの中の匂いは、学生の頃のままで、気持ちよく眠りに落ちた。

 

次の日早朝、フライロッドに持ち替え、フライマンとして挑むのだ。

昨晩、お互い釣り場を見て回った情報から、高確率の場所導き出し、二人で向かう。

 

釣り場へ到着、しかし想定外、先行者の姿がある、二人でガックリする。

二人で入れる場所はあっても、釣れない場所では話にならない。

今日は最終の日曜日、すでに多くのアングラーが、川に入ってる。

 

「あかん、詰みだ」

 

Fフライマンは、昼から用事があるので、それまでに帰らねばならない。

釣りに貪欲なのもいいが、ゆとりと、余裕をもって、終わりとしよう。

二人の思いは同じであった。

 

潔く諦め、キャンプ地へ戻り、休憩後、キャンプ道具を車に積み込み、帰路へ。

 

帰りは下道を選択、もう来年まで来ることはない、各釣り場を見て回る、

今年、良い思いをさせてもらった釣り場を見ながらドライブ。

 

時に車を停め、釣り場を眺める。

 

2025年、残雪残る春、私はあの場所に立っているだろう。

 

 

タックル

ロッド : ウエダTSS‐77ti

リール : 05イグジスト2508R

ライン : ナイロン8lb

ルアー : リュウキ60・ビットストリームJT70

 

けじめの一尾、40UPのお祝い、スナック・フクドジョウへ。

グレンファークラスの芳香な香りを楽しむ。

次の獲物はシーバス、狙いは80UP、ここ何年もやられっぱなし。

今年は決めたいね。