「暗闇でも 一筋の光が僕らを照らす Let It Be」
Let It Be歌い出しの影山くんで目頭が熱くなる。
南座の大きな劇場、何百人の人が舞台の0番に立つ影山くんを見ている。
影山くんは劇場全体を見渡しながら真っ直ぐに歌う。
星列車で行こうの演出の一つである、劇場の周りを飾るライトが、劇中の最後に明るく劇場を照らしてくれる。満天の星空を見るように目を輝かせるキャストたち。
四方から入るライトのおかげで、普段より影山くんの目に多くの光が輝いているように見えて、とても綺麗だった。
「星列車に乗ってさ、もうなんもいらないって感じになったよ!」
乗客とは群れずに不貞腐れていた五郎から、迷いが無くなり澄み切った声で話すセリフ。
Let It Beを歌う松田さん、松村さん、石井さんたちとのハーモニー。
「もう迷わないさ Let It Be」
…いろんな条件が重なって重なって、私は毎公演入る度に涙が溢れてしまった。
舞台を見てこんなに泣くのは初めてだった!
影山くんの歌声が大好き。透き通る高い声が大好き。大きく口を開けて歌う姿が大好き。
劇中の序盤でも、あの影山くんの声を聴くだけで幸せで涙が出てくる。
初めて生で歌声を聴いたのはいつだろう。
そもそも影山くんを知った頃は、どんな声をしているのかも知らなかった。初めて聴いた時はよほど嬉しかったと思う。
カラオケによく行くとは言ってたけど、歌がこんなに上手なの、グループ組むまで知らなかったなあ(笑)
音楽の知識は全く無いけれども、影山くんの歌声は聴いていて心地いい。
IMP.のシングル曲のSWITCHing
"なぜだろうキミしか見えないのは どうかしてるのかな? いやそうじゃないな"
影山くんの高くて伸びやかな優しい声がこれでもかと活かされていて好き!
今までも、声量があって綺麗な歌声だと思っていたけど、今回の舞台では、低い音と音程が複雑な楽曲が多くて、声に深みが出てる感じがした…(本当に知識がないのでこれに関してはふわっとしか言えない(笑))
さて、舞台の物語では無いが、私は影山くんが大好きなのでどうしてもいろんな感情とリンクさせてしまう。言ってしまえば、昨年の年明け頃の心情が頭の隅からチラチラと出てくる。
今、影山くんが舞台に立っている姿を見られることは当たり前なんかじゃない。
昨年、影山くんが抱えていた気持ちは私が知る由もないけれども、事務所を変えるという決断は複雑な感情があっただろう。
「あの星たちを見ているうちに、宇宙の中で列車に乗ってみんなと話しているうちに。
自分が甘えていると気づいたんです。僕は、線路のない誰もいない道を歩いて、誰にも頼らないで生きるために、僕は家を出てこの宇宙の中に入ったんだってことがわかったんです。」
太郎(影山)のセリフの、一つ一つの言葉をかみ締めるような言い方が好き。終盤そのセリフを言う太郎の顔がすごく晴れやかで、それは私が大好きな影山くんの笑顔だった!
自分の将来に漠然とした不安を抱え、星列車に乗り込んだ太郎。星列車の乗客と車掌と話していくうちに、最後には悩みが晴れ、笑顔を見せて夢に向かって列車を降りていく。
その過程を影山くん本人が演じていることにも、グッときた。
事務所を辞めるんじゃないかと思い始めた時期、決まってるお仕事しか回ってこなくなった時期。
戻ってきてくれると願ってはいたけど、それでも私たちには待つしか無い時間があったから。
その時のことを思い出すと、何も無かった時間がただただ怖い。もうあんな思いはしたくないなあ。
戻ってきてくれるだけでも嬉しかった。
でも、あの松竹の舞台に立つ機会なんて、中々ないと思っていた。あってもこんなにすぐに叶うとは…!
影山くんが松竹の舞台に立っていることに喜びを感じている。
影山くんが大きいお仕事を取ってくる時は、いつだって松竹の舞台だった!ターニングポイントである"滝沢歌舞伎"も新橋演舞場で松竹主催である。今のIMP.のグループメンバーと、初めて共演したのも滝沢歌舞伎の新橋演舞場。
そしてその中でも影山くんは恐らく、誰よりも南座の舞台に立ってきた人だと思う。
滝沢歌舞伎ZERO、虎者、有頂天作家、波濤を越えて…舞台に出演する時は必ずと言っていいほど南座公演もあったような(笑)どれも素敵な思い出。私でもこんなに胸いっぱいの気持ちを抱えているんだから毎日ステージにたっている本人はよっぽどだろう。
しかしまさか、事務所が代わり、1年足らずで南座の単独主演の舞台に立つ日が来るとは。
滝沢歌舞伎ZEROで初めて南座に影山くんを観に来た時には、こんな未来が待ってるってさすがに思わなかった。
影山くんってやっぱりすごい人!知らなかった景色を見せてくれる人。
影山くんと出会って後悔したことないよ!悔しいことも辛いことも沢山あったと思うけど、どれも今をつくる過程になっている。
影山くんがステージに立つことを選び続けてくれたから今があるんだね!
影山くんが2022年に「波濤を越えて」の取材会見で話していた言葉がずっと好きです。
影山「何もなく、ただとんとん拍子に今ここに来られていたら、何も感じないんだろうなって。
それまでに悔しい思いだとか辛い思いをしたからこそ、一つ一つの仕事がありがたく思いますし、今ここに立たせていただいているのも夢のような時間です。
辛い思いをするというのは“最終的に人が幸せになる切符”でもあるのかなと僕は感じている。」
舞台『波濤を越えて』│中村壱太郎、影山拓也(IMPACTors/ジャニーズJr.)、嶋崎斗亜(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)取材会レポート | ローチケ演劇宣言!
ここでも切符って言ってる!影山くんは素敵な列車に乗って、今もステージに立つ旅を続けてくれてるんだね♪
つくづく感じるのは、努力を続けてきた人が最後には報われるんだ!と影山くんが証明してくれたこと。
その時々のめぐり逢いとか転機とかあるけど、影山くんがずっとこの場所を諦めなかったから、繋がったお仕事って沢山あるんだよね。
影山くんのお仕事への向き合い方は、今夢に向かっている子たちの指針にもなってくれるでしょう!
そのままでいいんだ もう迷わないで!
これからも影山くんがやりたいお仕事がたくさん叶いますように。
影山くんが大切な時に言ってくれる「宝物」。
またひとつ増えたね!
舞台「星列車で行こう」のLet it beの歌詞がとても素敵で引用させて頂きました。
明日で大千秋楽…