ゆるめるモ!が赤坂BLITZを興奮の渦に、次の舞台はZepp DiverCity

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ゆるめるモ!がワンマンツアー「東名阪だよ!全員ハミ出すモ!ツアー」のファイナルとして、5月2日に東京・赤坂BLITZでライブを実施。彼女たちにとって過去最大の会場となったこのライブは、1200人のファンを動員しソールドアウトとなった。

ゆるめるモ!(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

ゆるめるモ!(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

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ゆるめるモ!(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

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赤坂BLITZ公演は、箱庭の室内楽のメンバーを中心に三島想平(B / cinema staff)、張替智広(Dr / HALIFANIE、キンモクセイ)も参加した11人編成のバンドがほとんどの楽曲を生演奏。おなじみのオープニングテーマ「ゆるトロ(slo-モ!)」を経て「manual of 東京 girl 現代史」からライブがスタートすると、迫力のあるバンドサウンドが観客を圧倒していく。最初のMCでメンバー1人ずつ挨拶をした際、あのは観客に向かって「今バカにならなくていつバカになるんだ! バーカ!」と叫び、それに応えるように観客も声を張り上げた。

ようなぴ(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

ようなぴ(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

バンドが退場してメンバー6人だけでのステージとなった「眠たいCITY vs 読書日記」では、指先からレーザーが発射される手袋をそれぞれが左手に装着し、それまでとひと味違った神秘的なパフォーマンスを展開。ライブ中盤ではあのが水色のSGを構え、いつもギター演奏を担当している「虎よ」のみならず、「DO FUFU」「聞こえる」でもパンキッシュなギタープレイを繰り広げた。

あの(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

あの(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

その後ゲストプレヤーとして、ドラびでお(LaserGuitar)、JOJO広重(G / 非常階段)、マモル(G / nhhmbase)、福山タク(Sax / NATURE DANGER GANG)が加わり、バンドメンバーは総勢15人に。これまでのライブにおいても見せ場になっていた10分を超える大作「SWEET ESCAPE」が、過去最大の音圧で演奏された。美しい爆音が空気を揺らす中、強烈なストロボの明滅と派手なレーザーに包まれながらメンバーはダンスを披露。さらに大編成のまま「たびのしたく」に突入し、壮大かつスペーシーなサウンドで会場を飲み込んだ。

しふぉん(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

しふぉん(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

ここで、夏公開の映画「家族ごっこ」でもねと共演している矢部太郎がプレゼンターとして登場し、メンバーやバンドは一旦退場。矢部はゆるめるモ!の主演映画が公開されることを発表し、ステージ上ではその特報映像が上映された。さらにその後、この映画を監督した朝倉加葉子も登壇。監督によると映画の内容やタイトルはまだ言うことができないが、脚本を書く前に各メンバーと個人面談を行っており、登場人物の役作りにはそれが反映されているという。

ゆるめるモ!(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

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後半はメンバーがチャイナドレスやカンフースーツなどをモチーフにした新衣装で登場。「1! 2! かんふー!」ではメンバーがダンスをしながら次々に、ステージに設置された銅鑼を叩いていく。「スキヤキ」は三島の強烈なベースに引っ張られて一層凶暴なサウンドに。「ここにいる全員かかってこいよ!」と叫んでフロアにダイブしたあのは、そのまま観客の上に立ってがなるように歌い続けた。

あの(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

あの(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

続く「Hamidasumo!」は、ほとんど叫び声に近い各メンバーの歌声とハイテンションなパフォーマンスで、ステージ上がますますカオスな状況に。あのは再びギターを手にして間奏でノイジーなギターソロを披露し、しふぉんはボコーダーを通した声で観客を挑発しつつコール&レスポンスを繰り広げた。そして客席にたくさんの浮き輪やビーチボールが投げ込まれ、「なつ おん ぶる ー」でライブ本編は終了した。

ちーぼう(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

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アンコールでメンバーがステージに戻ると、矢部が再び現れ、次のツアーが冬に開催されることをサプライズで発表。さらにそのツアーファイナルが12月20日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで行われることが明かされると、会場にはメンバー6人と観客による驚きの声が響き渡った。この発表を受けてメンバーが口々に「怖い! 怖いよ!」と言う中で、ようなぴは「今日だって『チケット捌けてなくてどうすんの?』みたいな話になってたのに、実際はこんなに集まってくれた。LIQUIDROOMのときも半分埋まるくらいかなと思ったら当日満員だった。ってことはこれも『全然埋まんないじゃない?』って思いつつ埋まるんじゃない?」と1人で前向きな発言をし、客席から喝采を浴びていた。

もね(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

もね(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

アンコールで披露された「花のドイリー」では、もねの指揮にあわせて1200人のオーディエンスが右へ左へと大移動。「べぜ~る」では客席で「これじゃだめ 全然だめだ」という合唱が起こり、会場の盛り上がりは最高潮を迎えた。

けちょん(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

けちょん(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

その後もさらに盛大な拍手を受けてダブルアンコールが行われることになり、彼女たちは祈りを捧げるようにして「NNN」を静かに歌唱。続いて6人が横1列になって「さよならばかちゃん」を歌い始めると、感極まったしふぉんが涙で声を詰まらせた。

観客に礼をする出演者たち。(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)

観客に礼をする出演者たち。(撮影:後藤壮太郎 / ハヤシサトル)[拡大]

そして彼女たちは最後に、大量の風船が放たれた満員のフロアに向けて、力いっぱい「逃げろ!!」を熱唱。バンドメンバーとともに21人で手をつないで、来場者に深々と礼をした。なおメンバー6人は終演後にエントランスに並び、観客1人ひとりに感謝の気持ちを伝えながらお見送りをした。

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ゆるめるモ!「東名阪だよ!ハミ出すモ!ツアー」
5月2日 赤坂BLITZ セットリスト

01. ゆるトロ(slo-モ!)
02. manual of 東京 girl 現代史
03. ゆるめるモん
04. 難
05. あさだ
06. アーメン
07. 場viewer
08. ぺけぺけ
09. 眠たいCITY vs 読書日記
10. メルヘン
11. 波がない日
12. 虎よ
13. DO FUFU
14. 聞こえる
15. SWEET ESCAPE
16. たびのしたく
17. 1! 2! かんふー!
18. OO(ラブ)
19. スキヤキ
20. Hamidasumo!
21. なつ おん ぶる ー
<アンコール>
22. 私の話、これでおしまい
23. 花のドイリー
24. べぜ~る
<ダブルアンコール>
25. NNN
26. さよならばかちゃん
27. 逃げろ!!

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