スピードワゴン主催新ライブ、事務所越えた漫才師7組結集

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昨日5月19日、スピードワゴン主催のライブ「東京センターマイク vol.1 ~スピードワゴンと数組の漫才師~」が東京・しもきた空間リバティにて開催された。

漫才を披露するスピードワゴン。

漫才を披露するスピードワゴン。

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即興漫才リレーは流れ星からスタート。

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流れ星・ちゅうえいのギャグ「コンパスおじさん」を引き継いだウエストランド河本(手前左)。

流れ星・ちゅうえいのギャグ「コンパスおじさん」を引き継いだウエストランド河本(手前左)。

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これは、スピードワゴンが発起人となり、東京のライブシーンを盛り上げていこうという趣旨で企画された漫才ライブ。記念すべき第1回には、トータルテンボスHi-Hi、流れ星、三四郎ウエストランド、マンマミーヤと芸歴に関わらず賑やかなゲスト漫才師たちを迎えた。小沢がゲストに自己紹介を促すと、Hi-Hi上田が「なかなかないよ、ライブで最初に自己紹介するの!」と言う中、流れ星・ちゅうえいは「え、自己紹介ギャグのチャンスあるんですか?」と1人喜んだ。この日、病欠となった磁石に代わって急遽出演が決定した流れ星。ちゅうえいはなぜかいつもの猫のTシャツではなく白シャツにネクタイという清潔感溢れる衣装で登場し、芸人たちからは「最初誰だかわかんなかった」という感想をぶつけられた。

このライブではネタ順をくじ引きで決定。トップもトリも拒む小沢は、トータルテンボス藤田に「そんな臆病だったら主催すんなよ!」と言われてもなお「俺が見たい人たち呼んだんだもん。本当はこっち(客席)にいたい!」とダダをこねる。そんなやり取りを見ていた井戸田は「客観的に見て小沢さん、緊張してます」と断言。上田も「やたら楽屋でボケてきた」と普段と違う様子だったことを暴露した。それに加勢するように三四郎・小宮が「僕ら若手が緊張するならわかりますけど」と割って入り、井戸田に「誰なんだお前!」と言われながらも「はっきりしゃべれよ」と言う小沢には「あなたに言われたくない! シラケるわぁ~」と返して会場の笑いを誘った。

くじ引きの結果、小沢の願いは届かずスピードワゴンがトップを務めることに。続いて三四郎、流れ星、Hi-Hi、トータルテンボス、マンマミーヤ、ウエストランドの順となり、この結果を上田は「頭狂った奴が香盤組んだ」と表現した。小沢はなおも「話し合いをしよう」「トレードありにしよう」とトップを回避しようと必死。トリとなったウエストランド井口も「トレードありにしましょう! 僕とトータルテンボスさん代わります!」と勝手に話を進める一方、藤田は「俺らは威風堂々としたいから一番最後でいい」と自らトリに躍り出ようとして「なんでだ、お前!」と大村を戸惑わせた。

スピードワゴンはバーベキューに行きたい井戸田とスズメバチに刺されることを危惧する小沢のやり取りから、あらぬ方向へ発展していく漫才をたっぷりと披露。ゲストの芸人たちもそれぞれの個性豊かなネタで観客を圧倒した。その後はコーナー「みんなで繋ごう 東京リレー漫才」を実施。発表されたお題に基づいて、7組がひとくだりずつ披露してストーリーを繋ぎ、1本のネタを作り上げる。順番は話し合いで決めることになり、井戸田は「ウエストランドみたいな漫才のあとはどうするの? あの感じでやるの?」と不安げ。オチをトータルテンボスが担当することを決めたあとは、「最初は正統派と言われてる人がいいんじゃない?」「ちょっと待って……いない!」となかなか順番が決まらない。小沢は「俺らは最後『甘ーい』って言っちゃうもんね」とここでも消極的な態度を示しつつも「夢があるんだ。この7組で1本の漫才を今作る。この14人でTHE MANZAI出よう」と上質なネタを作ることに関しては情熱を燃やしていた。

最終的に小沢の提案で「お兄さん、若い子」という順番に。「立てこもり犯」というお題が与えられ、トップの流れ星が立てこもり犯とそれを説得する刑事という設定で漫才をスタート。ちゅうえいが腕と足を方位磁石の針に見立てた「コンパスおじさん」なるギャグを披露しっぱなしでウエストランドにバトンタッチすると、河本は「コンパスおじさん」の状態を引き継ぐ形となった。3番手のHi-Hiも「コンパスおじさん」状態から開始。上田扮する立てこもり犯が「パンとヘリコプター」を要求し、岩崎扮する刑事を拳銃で撃った。それを受けて三四郎は、小宮が撃たれた腹を抱えながら、「いつかのメリークリスマス」を延々と歌う立てこもり犯の相田にツッコみ続けるという自身のネタのような掛け合いを見せる。続くスピードワゴンは宣言どおり「甘ーい」ネタを織り交ぜ、後輩のマンマミーヤにバトンを渡した。オチのトータルテンボスは、各コンビが散りばめたネタをうまくまとめて、「普通に面白い」「うますぎる」とほかの芸人たちから絶賛を受ける。最後は大村が「コンパスおじさん」を使って見事に落としてリレー漫才を完結。会場からは大きな拍手が送られた。

「嫌ですよ、こんなバッラバラのやつ!」(大村)、「みんなで反省会しようと思ったのに反省するところないよね」(小沢)、「漫才なのにほぼセンターマイク使ってなかった」(流れ星・瀧上)、「こんなんでTHE MANZAI勝てると思ってるんですか!?」(井口)と口々に感想を述べ、コーナーは終了。エンディングではスピードワゴンから「東京センターマイク vol.2」の開催を発表。7月13日(土)に同会場にて行なわれ、ゲストにU字工事、東京ダイナマイト、オキシジェンを迎えることもアナウンスされた。チケットは6月8日(土)にチケットぴあにて発売。今回はチケット完売となっていたので、気になる人はチェックをお忘れなく。

東京センターマイク vol.2 ~スピードワゴンと数組の漫才師~

2013年7月13日(土) 17:30開場 18:00開演
会場:東京・しもきた空間リバティ
<出演者>
スピードワゴン / U字工事 / 東京ダイナマイト / オキシジェン ほか
料金:前売1500円(整理番号付き自由席)
チケット:チケットぴあにて6月8日(土)発売(Pコード:429-591)
問い合わせ:ホリプロお笑いFC「よさこい」 03-5434-0750(平日17:00 ~ 19:00)

※記事初出時、本文および次回ライブ情報に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。

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