「ビリー・エリオット」主演の4名「実感ない、でも僕がビリーをやれるんだ」

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2017年7月から3ヶ月間にわたり上演されるミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」。その記者会見が本日12月18日に行われ、ビリー役を務める4名がお披露目となった。

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」記者会見より。前段左からビリー役を演じる加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹。後段左からトム・ホッジソン、スティーヴン・アモス、サイモン・ポラード、ルイーズ・ウィザーズ。

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」記者会見より。前段左からビリー役を演じる加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹。後段左からトム・ホッジソン、スティーヴン・アモス、サイモン・ポラード、ルイーズ・ウィザーズ。

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ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」記者会見より。左からトム・ホッジソン、スティーヴン・アモス、サイモン・ポラード、ルイーズ・ウィザーズ。

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」記者会見より。左からトム・ホッジソン、スティーヴン・アモス、サイモン・ポラード、ルイーズ・ウィザーズ。[拡大]

まず会見冒頭で、ホリプロ代表取締役社長の堀義貴が挨拶。「アジアでは韓国に続いての上演となります。韓国、ロンドンのキャストと比べても、今回の日本公演でビリー役を演じる子たちはすばらしいです。女性のお客様が多いミュージカル作品ですが、ぜひ男性にも観ていただきたい。これはファミリーミュージカルではなく、1人の人間が夢に向かって希望を見出していく、エネルギーに満ちあふれたパワフルな作品です」と作品への熱い思いを語る。

続けて、本作のエグゼクティヴ・プロデューサーであるルイーズ・ウィンザーズ、アソシエイト・ディレクターのサイモン・ポラード、アソシエイト・ミュージックスーパーバイザーのスティーヴン・アモス、アソシエイト・コレオグラファーのトム・ホッジソンが登壇し、8カ月に及ぶオーディションを振り返るとともに、ビリー役に決定したメンバーのがんばりを称えた。

オーディションを受けたきっかけは「僕もバレエをやっていてビリーに近いものを感じたから」と話す加藤航世。

オーディションを受けたきっかけは「僕もバレエをやっていてビリーに近いものを感じたから」と話す加藤航世。[拡大]

「お兄ちゃんがオーディションを受けるから僕も受けた」という木村咲哉。

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堂本光一のフライングに憧れて、フライングシーンのある本作のオーディションを受けたという前田晴翔。

堂本光一のフライングに憧れて、フライングシーンのある本作のオーディションを受けたという前田晴翔。[拡大]

ビリーが劇中で語る、踊る時の不思議な気持ちに共感したと話す未来和樹。

ビリーが劇中で語る、踊る時の不思議な気持ちに共感したと話す未来和樹。[拡大]

本作では、2015年11月にビリー役候補の募集を開始し、途中でメンバーを厳選しながら、長期育成型オーディションを行ってきた。クラシックバレエを熊川哲也が主宰するKバレエスクールが、タップをHIDEBOHが主宰するHiguchi Dance Studioが、アクロバットをコナミスポーツクラブが担当するという強力な布陣で、最終候補者7名から昨日、4名が決定した。

その4名、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹が会見場に姿を現すと、会場は大きな拍手で包まれた。揃いの“BILLY”Tシャツを着た彼らは、頬を赤らめつつも晴れがましい表情で壇上に上がる。現在の心境を聞かれると、「ビリー役になれてすごくうれしいです。スタート地点に立つことができたので、引き続きがんばりたいです」(加藤)、「全然実感がなかったけれど、今こうやってビリーのTシャツを着られて、だんだんと実感がわいてきました」(木村)、「昨日合格発表があってうれしかったんですけれど、落ちてしまった人もいるのでその子たちの分もしっかりがんばりたいです」(前田)、「僕も実感がなかったけれど、今こんなにたくさんの方たちの前に座って、やっと僕がビリーをできるんだなという気持ちがわいてきました」(未来)と力強く返答した。

そんな彼らの様子を見ながら、ルイーズ・ウィンザーズは「オーディションでは1000人以上の子供たちを審査しましたが、その子たちそれぞれの個性をまず見極め、トレーニングを重ねました。その中から選ばれたこの4人は、本当に特別な子たちです」と笑顔でコメント。また、スタッフチームはオーディションを通して技術はもちろん、彼らのきらめきや可能性、強さや役に対する意欲を見てきたと語り、ビリー役の難解さを述べた。中でもサイモン・ポラードは「世界にはもう100人以上ビリー役を演じた子達がいますが、この4人もまたそれぞれ全然違っていますし、それぞれユニークなビリーになると思います。なのでぜひ4回観に来ていただきたい!」と太鼓判を押す。

また、合格が決定した時にまず誰に伝えたかという質問に対しては、「まずパパに電話して。そうしたら大はしゃぎしていて僕までうれしくなりました」(加藤)、「僕は一番最初に連絡したのは(同じくこのオーディションを受けていた)お兄ちゃんで。お兄ちゃんは“僕もゆったりしていられないな、ダンスでがんばらないといけないな”って言ってました」(木村)、「お父さんは日本じゃないところに住んでいるので電話で受かったと伝えたんですけど、お父さんがおめでとうと言ってくれて、2人で喜びました。そのあとLINEでも『おめでとう』のスタンプがすごく送られてきました(笑)」(前田)、「合格の発表があった時にお母さんも一緒にいたんですけど、僕は実感がわかなくて。でもお母さんがぽろぽろ泣いているのを見たら僕も涙が出てきました。僕は熊本から来ていて、熊本は地震とかもあったけれど僕を応援してくれた人たちがたくさんいて、その方たちにも喜んでもらえてうれしかった」と、それぞれの心境を語った。

なお本日、ビリー役以外のキャストも発表された。ビリーの父親役を吉田鋼太郎益岡徹、ウィルキンソン先生役を柚希礼音島田歌穂が演じる。ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」は、2000年に公開されたヒット映画「BILLY ELLIOT」(邦題「リトル・ダンサー」)を原作とするミュージカル。2005年にロンドン・ウエストエンドで開幕し、2006年にはローレンス・オリヴィエ賞4部門受賞、その後ブロードウェイに進出し、2009年にトニー賞で10部門を受賞した話題作で、今回が日本初演となる。

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ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」

プレビュー公演
2017年7月19日(水)~23日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

2017年7月25日(火)~10月1日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

2017年10月15日(日)~11月4日(土)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

ロンドンオリジナル・クリエイティブ・スタッフ
脚本・歌詞:リー・ホール
演出:スティーヴン・ダルドリー
音楽:エルトン・ジョン
振付:ピーター・ダーリング

日本公演スタッフ
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子

出演

加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹 / 吉田鋼太郎益岡徹 / 柚希礼音島田歌穂 / 久野綾希子根岸季衣 / 藤岡正明中河内雅貴 / 小林正寛 / 栗山廉、大貫勇輔 ほか

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ミュージカル『ビリー・エリオット』 @Billy_Japan

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