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THE ALFEE初心者が「THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り」に行ってきた


前置き

 夏休みに山梨にぶどう狩りドライブに行ったんです。
 その前日、夫が突然、「THE ALFEEにハマった! カラオケで熱唱してきた」と言うではないですか。
 ほう。THE ALFEE。
 ドライブではもっぱら車中音楽の管理のみ担当している私のような人間は、運転手ができる限り気持ちよくいられるように取り計らうのが務めです。
 THE ALFEEについてほとんど何も知らないと言っていい私ですが、さっそく翌日のドライブで流してみました。
 え~、演奏うま~!! 何このアルペジオ~~!!!
 というのが私の初見(初聴)の感想。(何の曲だったかは忘れた)
 とにかくいい音楽は生で聞きましょうという我が家の方針から、即時、ライブチケットを探す我々。
 そしたらもう今週末にライブをやるっていうじゃないですか(そもそもめちゃくちゃな本数でライブを打ってらっしゃるけど)。
 しかもチケットが奇跡的にまだある! とのことで、夫から一言。
 「今すぐチケットを取れええええ!!!」
 「ガッテン承知!!!!」

 てなわけで行ってきました。
 THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り!

THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り

基本情報

公演名:
 THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り
開催日:
 2024年 8月17日(土) 開場16:30 / 開演18:00
 2024年 8月18日(日) 開場15:30 / 開演17:00 ←こっちに行った
会場:
 Kアリーナ横浜

前提情報

 ドライブを終えた時点でもう数日しか余裕のない私。
 夫やXのやさしいファンの皆様に教えてもらい、突貫工事で準備を始める。

 ちょっとつぶやいただけでめちゃくちゃ反応が来るALFEE界隈の皆さんの熱意。
 ファンのことをアル中と呼ぶのを初めて知ったけど、アル中(アルコールではなくTHE ALFEEのファンのこと)みたいにちゃんと配慮している方が多くてほっこりした。

 熱意がすごかったので甘えて尋ねてみたところ、皆さん親切に教えてくださる。
 しかも自分の意見を押し付けることもせず、とにかく楽しんでくださいとの由。優しいよ~~~。

 さて、事前に調べた曲や情報はこのあたり。 

  • 星空のディスタンス(さすがに知ってる)

  • メリーアン(これも聞いたことはある)

  • メリーアン音頭(なにこれ?? とりあえず踊り方予習しとこ)

    • 神田明神でもやったのか。クックロビン音頭もやってたよな

  • SWEAT & TEARS(教えていただく)

  • KO. DA. MA/ロマンスが舞い降りて来た夜(新曲はチェック)

    • KO. DA. MAはシンカリオンのエンディングなのか。エンディングとは贅沢な使い方を、、

  • 鋼鉄の巨人(夫が激ハマり)

  • サファイアの瞳(○○【公演地名】City Lightsって言われたい)

  • シンデレラは眠れない

  • 恋人達のペイヴメント

  • Victory

  • 冬将軍

  • and more…

  • みんな歌ってみんな演奏してみんなコーラスするっぽい

  • 立ち位置は固定っぽい

  • ボーダーレスで何のジャンルでもやる

  • めちゃくちゃな本数ライブ打ってる

 さすがの私も堂本兄弟は人並みに見てたので、たかみーさんは知ってますよ。ギターをたくさん持ってる綺麗なおにーさんだけど、面白いことを言おうとすると急におじさんに見える人でしょ(失礼)。
 夫は桜井さんの歌がめっちゃ好きで、生で見るのを超楽しみにしてました。わかる。うますぎでは?
 そして私は坂崎さんのアコギ×パーカッションの技術を生で見たいというのが一番でかい動機でした。昔、多少ですがクラシックギターやパーカッションをやっていたので、この人めちゃくちゃうまいんだけど、怖いんだけど!? というのが最初のALFEEの感想でした(高見沢さんの速弾きテクももちろんえぐいです)。

ライブ感想①会場の様子

 Kアリーナは最近できたハコらしい。2万人入る首都圏駅チカの超便利な会場ですね。

 で、会場がもうすごい人。
 中華街で飯食ってからゆっくり行ったら、16時過ぎでもうグッズは完売もたくさん出ていたし、そこら中がベースボールシャツを着た人でいっぱい。
 とはいえ、私が常駐しているポルノの会場よりはグッズ着用率は低めかな? と思いました。坂本真綾よりは断然多かったです。みんな思い思いの形で応援していいと思います。
 年齢層は幅広く、男女比は体感7:3で女性が多い感じ。ボリュームゾーンはミドル女性か。夏祭りなので、ちらほら浴衣の方も。
 ソロ参戦も多い。特にソロ男性のガチ感はすごい。
 これ私知ってる! 坂本真綾の現場によくいる後方腕組みおじさんみたいなやつだ! 表面上さらっとしてる風でいるけど、好きな曲になるとおかしいくらい弾けるでしょ!

 席はLEVEL7の最後列でした。ライブで最後列は初めて! そして最後列なのによく見える! さすが客席が縦に長い会場。思いの外、満足でした。
 ただし音響は微妙でした。結構ワンワンしてボーカルが聞き取りづらく、まあ昔のさいたまスーパーアリーナとまでは言わないけど、最近の会場だったらもう少し、、、とも思ってしまった。PAは詳しくないので実際のところはわかりません。(PAのクオリティが高いらしいポルノで甘やかされている可能性はあり)
 そして、LEVEL7に集う高齢のファンの方。
 高所で足を滑らせやしないか、ちょっとヒヤヒヤしたよ。それに座席横だけでなく裏にも階段あるし、行きも帰りもかなり歩かされるよね。私も足腰鍛えて、おばーちゃんになってもライブに足を運びたいなあ、と思いました。

ライブ感想②公演内容

 私は2日目に参加しました。残っていたチケットが2日目のみだったので。
 セトリがもう出ているようなので貼っておきます。

 どうやら初日と2日目ではかなりセトリが違うようで、いやもう本当にすごいなと。
 これだけ長い間やっていて、かつ曲もコンスタントに出し続けていると、ライブの構成や曲選び、当然練習も含めてすべてが大変なのは想像に難くない。
 しかもこの曲数! 総公演時間3時間近く! いやーなんだこれ。本当に70歳(近く)のバンドなのか。
 というか、年齢ではなく、50年間をかけてライブを極めた超ベテランバンドの貫禄として捉えるべき。

 公演内容について。
 何を於いても最初に言いたいのですが、御年70歳の高見沢さんがキラッキラの羽をつけて空を飛んでいました。
 な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何を見たのかわからなかった…。
 初心者にこれはドッキリが過ぎます。本当に知らないのですが、彼は毎回飛ぶんですか? 誰かご存じのファンの方いれば教えてください。

 知っている曲は半分くらいしかなかったのですが、全然楽しめました。
 理由は3つあり、まず、歌も含めてトータルの演奏クオリティが高い。照明や炎などの演出や曲順による飽きさせなさ。そして何より、私はTHE ALFEEの曲の”わかりやすさ”がかなり好きである点。
 この”わかりやすさ”について少し触れると。この1週間くらいでしか曲を聞いていないにわかが言うのも何ですが、フォークだったりメタルだったりと色んな曲調でバラエティ豊かな楽曲ラインナップであるにも拘らず、どの曲も「強いメロディ」「アタック強めのドラム」「泣きメロ」「速弾きギタリフ」「最後は転調」などの共通点が多いと感じていて、私はすごくそこが好きです。つまり、名刺代わりのような音の作りを持つのに、飽きさせない工夫と技術がある、ということです。
 歌詞もいいですよね。まっすぐな言葉選びが多いし、あとこれだけたくさんのラブソングを作るのは本当にすごいことかと。歌唱もブラスのような指向性を持った歌い方と、コーラスの分厚さ(いつも地層かと思う)による広がりが共存していて、贅沢な音になっています。もちろんスイッチボーカルの楽しみもあるし、語れば語るほどすごいバンドですね。
 まあ私が語ったところで今更なところなんでしょうが。

 心に残った曲をピックアップすると。
 やっぱり星空のディスタンスには感動しました。私みたいな初心者のために毎公演やってくれていたりするんじゃないでしょうか。ありがとうございます!
 冒頭のアカペラは最後列にもしっかり届きました。さすがです。
 照明がキラキラ星空をやってましたね。他の曲でも曲のイメージに合わせて自在にモチーフを変える素晴らしい演出でした。そういえば飛んでいるたかみーの後ろでなんか鳥が飛んでたような気がしたんだよな。たかみーがまぶしくてよく見えなかったけど。
 引きこまれるピアノは毎回あのアレンジなのでしょうか。サポメンただすけには昔のポルノライブ以来、久々に会えて感無量です。

 そしてSWEAT & TEARSは噂通り(?)よかったです! 予習しておいてよかった。
 会場の一体感がすごい。さっき(Long Way To Freedom)人ひとり飛んだし、これはもう大団円でしょ。アンコールやりきった、このライブ本当によかったよね!
 ……と思ったのにこのあと追加で2回もアンコールしました(トリプルアンコール)。こいつら(演者+ファン)どうなってんの?? と思いました。褒めてます。

 知らない曲でいいなと思ったのが(全部よかったけど)、ジェネレーション・ダイナマイトRockdom-風に吹かれて-でした。
 ジェネレーション・ダイナマイトが始まった瞬間、前にいたソロ参加のにーちゃんの挙動がおかしくなりました。Kアリーナは席を互い違いにして見やすく配置してくれているのに、興奮しすぎてどんどんチビの私の前にずれてきて困りましたが、まあ好きな曲ならしょうがないね。許してやろう。
 Rockdomはシンガロングが感動的でした! 何度一体になるのこの会場は。客席の待ってました感をひしひしと感じましたね。

 個人的には、我々夫婦が聞きたいねーと言っていたサファイアの瞳と鋼鉄の巨人を1日目でやってしまって聞けなかったのは残念でした。あと、メリーアン音頭も楽しかったけど普通のメリーアンも聞きたい。
 秋冬でやるかな? いやーでもこの人気はチケット取れる感じしないけど。。。
 そして最後列だったために演者の細かい動きが見えなくて(特に後半はディスプレイに映さない演出だったので)ちょっと寂しかったので、ある程度は手元が見えたり、音の聞こえやすい前方で味わってみたいですね。

 ライブ構成について。
 数曲やっておもしろMC、を繰り返した後に、緩急のある曲構成で引きこむ。後半にメリーアン音頭などでにぎやかに盛り上げつつ、ペンライトのタイミングを端的に指示。統制された(?)ファンの身振り手振りもよかったです。Flower Revolutionの振り付けは、二の腕死にませんか?
 本当につつがない進行。頻繁に変わる楽器のセッティングも迅速だし、衣装替えもめちゃくちゃ早くて……。なんか本当に年齢を忘れるんだけど、何度も言ってるようにライブのベテラン、プロですね。

 最後はMCについて。
 3人仲良すぎですね。70近くのおじいちゃんが3人、縦に重なるところを初めて見ました。
 あと最初の方にやっていた桜井さんのグラサン重ねて1枚取ってドッキリ! のやつは、なんであんなにおもしろいのにさらっと流されていたんですか?w
 そんな感じでなんかほっこりバンドだなと思っていたのですが、最後の高見沢さんのMCで「50年、歩みを止めなかったことは誇っていいと思う。いろいろつらいことはあったけど、今が幸せならすべてデリート。50年目はただの通過点。この先も届けたい歌がまだまだあるから歩みを止めることはない。とりあえずは目の前の3000本、みんなで達成しましょう!(意訳)」って、めちゃくちゃかっこよくないですか? 今までの努力もさらっと触れるだけで、何よりファンが一番欲しい言葉をくれる。あまりにも異例のバンドですね。かっこいい。

後書き

 参加者に特典として冷感タオルをくれました。一体感を出すための気配りがすごいね。嬉しかったです。

手洗いされ干されるタオルさん
洗濯機禁止らしいよ

 本当にお疲れ様です。お三方とも、ゆっくりお休みください。と思ったら秋冬またすぐツアーするんですよねー。。。バケモンだー。

 今まで思い切って行ってよかったイベントリストに確実に刻まれました。チケット取れたらまた行きたいなー!
 さて次のライブはロマンスポルノ横浜、その次は熱気バサラ大阪! いやあ忙しい。

 おわり。

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