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15413 story

大気球は天空を目指す 9

ストーリー by yosuke
現在の到達高度世界記録もISAS 部門より

KAMUI 曰く

宇宙科学研究本部(ISAS)が科学観測用大気球に依る「到達高度世界記録」の更新を目指して放球実験を行ないます(ISAS の宇宙ニュース)。
5月17日に三陸大気球観測所から放球される予定の BVT60-3号機は、厚み 2.8μmの気球用フィルムを用いた「超薄膜型気球」で、直径 54.6m、容積は 60,000m3。質量約 4kgの観測機器を高度 55kmまで飛翔させる事を目指しているとの事。
また、実験期間に設定されている 5月15日〜 6月15日にかけては、複数の大気球によって「無重力実験システムの動作試験」「成層圏大気採取予備実験」「気球搭載望遠鏡による金星大気観測」「自律制御降下システム性能試験」などが行なわれるそうです。

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  • 最近読んだ (スコア:3, 興味深い)

    by Lurch (10536) on 2007年05月14日 0時31分 (#1156769)
    野尻抱介の短編集「沈黙のフライバイ」に「大風呂敷と蜘蛛の糸」って話が載っていて、成層圏プラットホームから凧を揚げるって話なんですが.......
    大気を利用してどこまで上がれるかって話なんですが面白かったです。

    詳しく書くとネタバレですので、この辺にしときます。
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    惑星ケイロンまであと何マイル?
    • by Anonymous Coward
      私も読みました。
      この小説では凧(というか気球)は高度80kmの中層圏?に向かうわけですが
      「飛行機じゃ届かないしロケットだと一気に通過してしまうから、よくわかってない」みたいなことが
      書いてあって、そういやそのへんの領域も未知みたいなもんなのかと思って大変面白かったです。

      オチも秀逸で、なにも宇宙や深海ばかりが神秘の場所だとは限らないと改めて考えさせられますよ。
      # まあ、あくまで想像上のオチでしょうが
  • by goten-go (18666) on 2007年05月14日 0時08分 (#1156764)
    岩手県大船渡市(旧三陸町)の大気球観測所は、早ければ来年4月に北海道大樹町に移転の見通し。
    http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070508_4 [iwate-np.co.jp]
    大樹町にある成層圏プラットホーム試験機 [www.jaxa.jp]の設備を活用するようです。
    ぜひ、今回の実験で記録を更新して有終の美を飾って欲しいです。

    ちなみに同じ三陸町では、綾里の気象庁の気象ロケット観測所で2001年まで定期的に気象観測ロケット [isas.jaxa.jp]が打ち上げられてたりしました。一度見に行ってみたかった……。
  • by tsugiharu (17306) on 2007年05月14日 20時23分 (#1157104)
    夕方に、上空に漂っている気球が夕陽を受けて妙に明るく見える事はないですか?
    見えるとしたら、遠いところではどのくらいの場所から見えるのでしょう。
    • by TarZ (28055) on 2007年05月14日 20時48分 (#1157106) 日記
      そういえば、夜光雲 [wikipedia.org]と同じような高度ですね。

      近似値だと、ざっと距離800km [google.co.jp]先から見える、というところですかね。
      もっとも、この距離だと地平線ぎりぎりに見えることになり条件がよろしくないので、
      綺麗に見るにはもっと近くないとダメでしょう。

      暗い空に明るい点なら、気球が小さくてもかなりの遠方から見えそう。
      親コメント
      • Re:夕方、輝く.. (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2007年05月14日 21時11分 (#1157116)
        初めて投稿します。 前に見た時は 2-300 km 先で夕方でしたがきれいに肉眼で見えました。 案の定、UFO騒ぎになり新聞沙汰になりました。 自分たちの関係している気球とはとても言えない...
        親コメント
        • by TarZ (28055) on 2007年05月15日 3時18分 (#1157196) 日記
          検索してみると、気球による過去のUFO騒ぎがいくつか。どちらかですかね。
          西日で輝いて見えた例は1つ目かな。

          1994年 秋田 [ynu.ac.jp]
          2002年 仙台 [odn.ne.jp]

          2例目のこのあたりが興味深かったかも。↓
          このUFO について聞かれたときは、自信をもって気球であることを説明しました。大抵の人は納得してくれましたが、中には、不満な方、あるいは、納得しない方もいました。「そんなはずはない・・・。UFO だ…。」というのです。

          # いや、確認された時点で"U.F.O."じゃないのよーん。
          # (きっとエイリアン・クラフトの意味で言っているのだろうけど)

          ## 確認されたUFOは焼きそばだけなのよーん。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          西の空にあけの明星が輝く頃1つの光が宇宙へ飛んでいく。それが僕の気球なんだよ
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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