カリッと香ばしく焼き上げる「皮」は、まさに職人技。梅びしおで食べる「しそ巻」は、子供の頃に好きだった味。 : やきとり七福

［愛知県岩倉市］［来訪回数：5回くらい］
2020/7/24（祝）
名鉄岩倉駅の西口にある焼鳥店。

場所は… 岩倉駅の西口から駅前通りを直進、1つ目の信号（新柳町）を越えて、すぐ左手。
駅から徒歩4分。道路向かいに駐車場あり。日曜定休。

子どもの頃、何度か親に連れられ、食べに来たことがある。
その頃の私といえば、食べることにあまり興味はなく、やりたいことといえば「ファミコン」ばかり（笑）
こちらは人気店で、しかもこだわりの炭火焼。提供には結構な時間が掛かる。
大人なら酒を片手に待つことも出来ようが、子どもにはそれが出来ない。携帯ゲーム機は手元になく、ましてスマホなど無い時代だった。
私にとっては「ファミコン熱が高まるばかりの時間」を過ごした場所として、記憶の中に仕舞われていたわけだが…

あれから30年が経過し、岩倉駅はすっかりシンプルになり、交差点の角にあった中華料理店（天山）も閉じてしまった。
こちらの焼鳥店は世代交代が叶ったのだろうか。相変わらずの活況を呈しており、私も嬉しくなる。

客席は、焼き場に面したカウンター8席程度、囲炉裏を囲むような4人掛けテーブル×3卓程度。
全席禁煙。BGMはJ-POP。

昔から変わらないご主人と奥様、若い店員さんの3名で切り盛り。
店内に置かれた黒電話は飾りでなく、本当に鳴るから驚いた(^-^)

お品書きは以下のような感じ。時節柄、テイクアウトにも対応。
〔焼鳥〕み、せせり、ねぎま、しそ巻、ささ巻、つくね、手羽先、豚トロ
　　　　かわ、なんこつ、きも、砂ぎも、こころ
〔焼物〕ピーマン肉詰、しいたけ肉詰、焼じゃが、焼なす、玉ねぎ、ししとう
　　　　焼山いも、とうふステーキ、厚あげ、地鶏ウインナー
〔一品〕やっこ、トマトサラダ、大根サラダ、つけもの、だし巻き玉子、えのき水炊き、湯どうふ
〔食事〕焼おにぎり、お茶づけ、七福丼、鳥スープ

焼鳥は1本では注文できず、各種2本セットでの注文となる（奇数本は不可）。
塩・タレを聞かれることはなく、全てお任せとなる。

注文順に焼いているわけではなく、種類ごとに他のテーブル分とまとめて焼き上げるので、
途中で追加しようと考えず、最初に全部注文するのが吉。

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■ドリンク
◎ハイボール（￥440）※税込10％
　しっかり濃い味で作ってくれる、きちんと美味しいハイボール。
　お通しは枝豆に加え、生のキャベツが付いてくる（グループに1皿）。

◎焼酎ロック（￥352）
　酔っ払っていて、銘柄などは不明。脂を洗い流す効果で、焼鳥と相性良し！

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■焼鳥
◎み（2本￥352）
　弾力のある鶏もも肉をタレで味わう。
　逃げも隠れもしない、焼鳥の王道といった風情。

◎ねぎま（2本￥308）
　こちらは定番。自慢のタレでいただく。
　ねぎが入ることで甘みが強調される。鶏肉はほっこりジューシー♪

◎せせり（2本￥308）
　今日はここにいないが、同行者の大好物（笑） 弾力があって旨味の強い部位。
　炭火で「カリッ、パリッ」と焼き上げてあり、表面の食感が好ましい。

◎しそ巻（2本￥352）
　鶏もも肉を紫蘇で巻き、「梅びしお」でさっぱりいただく趣向。
　そういえば子どもの頃、これは好きだった気が…
　梅の酸味で、口がキュッとなってリセットされる。食欲増進にも一役買う。

◎ささ巻（2本￥440）
　しそ巻に似ているが、こちらはササミが使われており、かつ大葉が内側に巻かれる。
　淡泊なササミを美味しくいただく工夫。

◎つくね（2本￥308）
　手作りの良さが、粒感のある食感で表現されている。
　練り辛子をピリッと効かせて！　これも子供の頃の記憶にある味。

◎手羽先（2本￥352）
　大振りで可食部が多く、箸でも簡単に食べられる。
　カリッと炭火の香りが印象的。塩加減もちょうど良く、ビールが進む。

◎かわ（2本￥286）
　今回一番印象に残った串。香ばしく、カリカリっと油で揚げたようなクリスピー感。
　この見事な焼き加減は、専門店ならでは。イートインでなければ、この食感は得られまい。
　余分な脂は落ちているので、脂っこさは感じない。練り辛子と相性抜群。

◎きも（2本￥264）
　こちらも火加減に職人技を見る。中がパサつかず「ほっこり」しているのが特徴。
　レバー×タレ、濃厚さが口の中で交錯する。

◎砂ぎも（2本￥286）
　焼鳥屋に来るとついつい注文する一品。いやな硬さはなく、ザクッザクッと歯応え良し。
　塩胡椒の風味で、焼酎が進む。

◎焼じゃが（￥352）
　丸のまま1個のじゃがいもを、ホクホクのホイル焼きで。
　とろけるバターを乗せれば、美味しいに決まっている(^-^)　塩加減もちょうど良い。

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■一品料理
◎もりもり漬け（￥165）
　ニンニクの梅かつお漬。この鮮やかなピンク色、見覚えがある…
　昔、おじいちゃんが毎日もりもり食べていたやつだ(^o^)

◎とうふステーキ（￥418）
　食べやすくカットした豆腐に、甘辛い味付けの山芋とろろをたっぷり回し掛け、
　土鍋でぐつぐつさせた一品。とろろのふわっと感が素晴らしく、焼酎にぴったり合う。

◎えのき水炊き（￥352）
　えのきを昆布出汁で炊いたシンプルな一品。
　当然ながらあっさりとした味わい。ニョキニョキ、シャキシャキと元気な食感を楽しむ。

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■焼おにぎり（￥220）、鳥スープ（￥165）
　焼鳥屋さんのシメといえばコレ！
　炭火で香ばしく炙られ、ところどころお焦げが出来ているのもたまらない。
　ちょっと塩味強めの鳥スープをおともに、ご馳走さま～
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3杯飲んで、満腹すぎるほど食べて、3名でお会計￥10950。
いや、ほんとにお腹いっぱい。コスパ良いです…

子どもの頃の思い出の味、いまだ健在！
いつの日か、同行者を連れて再訪してみたい。