17歳の誕生日を家族で祝う♪水無月の宵。 : 太田なわのれん

【2016.6.4：再訪問 】

中間試験と重なった息子の誕生日。
月が替わってしまいましたがやっとお祝いの宴を設える事が出来ました。
友人と出かけて直接お店に来ることを約束した彼。
伊勢佐木をぶらぶらしてからお店に向い先にお店に着いたのは我々夫婦。
予約した時間は１７時でしたが少し遅れる連絡があった息子を待たずに入店です。

『太田なわのれん』さん。
　昨年の家内の誕生日に訪問した時すっかりこちらの味が気に入った息子。
　自分の誕生日もこちらで希望した物の急な入院で爺は参加できず。
　当初お願いしていたテーブル席を座敷に代えて頂きました。
　用意されていたのは前回と同じ、一階の庭を望めるお部屋。
　遅れて来る息子を待つ間に料理の注文。先に我々の品から出して頂く事にしました。

お願いしたのは、
『コース料理　福』14,040円（税込）を三人分。
　先付、吸物、お造り、季節の一品、ぶつ切り牛鍋、食事、香の物、水菓子が付くコースです。

　彼が来るまで先に喉を潤しましょう。
『キリン一番搾り瓶ビール』750円（税込）を1本。
よく冷えた一杯は最高（＾＾）

先付　　トマトの水母鋳込み、帆立貝のタルタル、飯蛸と芋茎の霙和え、一口飯。
ココでお酒を代えます。
『白鹿純米吟醸』1,300円（税込）を2本。

この時やっと遅れてきた息子が到着。20分の遅刻です。
『キリンフリー』430円（税込）を2本。お願いして、
　そろったところで、｢17歳の誕生日おめでとう！乾～杯♪｣
　息子にも先付が供されます。

吸物　　鱧と冬瓜の吉野仕立て
　綺麗に骨切りされた鱧と冬瓜を出汁の利いた吉野葛が掛かっています。
　姫筍の柔らかい穂先と倍肉がアクセント。日本酒にピッタリですね。

お造り　鮪、平政、障泥烏賊
　蒼い器がなんとも涼しげ。鮮度の良い刺身は申し分なく美味しく味わえました。

季節の一品　鮎の蓼味噌焼き、冥加のお寿司、蓴菜と鮑の粋酢、蚕豆、頬月。
　鮎の塩焼きに鮎の内臓と蓼をあわせた味噌を塗った香ばしい初夏の味。
　蓴菜と鮑のさっぱりした味とよく合う組み合わせですね。
　冥加寿司で更に後味が良いものになります。

そして予てから息子の希望であった品を追加。
『ヒレステーキ』9,160円（税込）をミディアムレアでお願いしました。更に、
『ウーロン茶』320円（税込）を2本。

　ベーコンが巻かれた拳ほどの大きさのステーキ。焼き方は注文どおり。
　一切れ頂きましたがとにかく柔らかく肉の美味しさが口いっぱいに広がります。
　さすが牛肉を長年扱ってきた老舗のステーキと言う事でしょうね。　
　一応サラダも付きますがこれには見向きもしないで、ひたすらお肉を頬張ってました（笑）

ほぼ同じ頃、待望のぶつ切り牛鍋が用意されました。
　賽の目状に大きく着られた霜降り肉は浅い鍋に綺麗に並び、上には秘伝の味噌だれと長葱。
　最初に肉全体に火を通した後一部を器に取分けて隙間が出来た所に野菜、豆腐、白滝を投入。
　肉の旨みを吸った味噌に絡めて煮ていきます。
　仲居さんが付きっ切りで鍋の世話をしてくれて溶き卵を入れた器に取分けてくれます。、
前回同様、お櫃に入ったご飯。
またお櫃ごとお代わりかと思いましたがステーキが利いたのか、
至って普通の量で済ますことが出来ました。

水菓子　さくらんぼとパイナップルのゼリー寄せ、かぼちゃのムース。
　さすがに粒の大きなさくらんぼ、甘さも違いますね。
　さくらんぼは大半息子の元へ。彼の大好物ですから。

前回に比べて酒の量は少なかったですがゆっくり過ごせる個室はお祝いの場にふさわしく、
楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
接客は前回と変わらずとても丁寧で親切な対応なのも居心地の良さのプラス要因だと思います。
待望のステーキと牛鍋を思う存分食べることが出来た息子は大喜び。
思い出に残る楽しい誕生日となった様です。

今回またしても入院で参加できなかった父。
次回は必ず一緒にこの場で食事を共にしたいです。
体調が戻ったら連れてきてあげたいですね。


【2015.10.17：初投稿 】

今年は季節の移ろいが思いのほか早く、秋を実感できる日々が続いていますね。
日の暮れる時間も大分早くなったこの時期、今日は家内の誕生日です。

日が暮れる前に家族三人で黄金町まで移動。
予定の時間に少し早かったので伊勢佐木通りを歩きながら少し遠回りしてお店に到着しました。

『太田なわのれん』さん。
　横浜で牛鍋と言うと私の場合三店ある有名店で最初に思い出すのがこちら。
　以前の訪問は今の店舗に建て替える前ですからかなり昔の事になります。
　久しぶりに訪れたお店は昔の面影を残しつつ立派な建物に。
　玄関からの上がり口の向きが変わりましたが当時の雰囲気を残しています。

本来4人以下の利用は一般客席と言うお話でしたが、予約時にお祝いである旨伝え個室を用意して頂きました。
案内された部屋は池の付いた庭が望める部屋。八畳の落ち着いた部屋です。
そう言えば以前の訪問時は2人で更に予約なし。それでも個室だったのですから運が良かったのでしょうね。
最初に飲み物をお願いしてその間に品書きから好みの品を選ぶ事にしました。

『キリン一番搾り生ビール』750円（税込）を2杯。
『キリンフリー』430円（税込）をまずは1本。
　ビールグラスにもお店のシンボル、フクちゃんのイラストが入っているんですね。

注ぎ終わって、「ママ！お誕生日おめでとう～乾杯♪」。
　お料理ですがそれぞれが品書きを眺めてこの様になりました。

『コース料理　花』9,720円（税込）は息子。
　先付、吸物、お造り、ぶつ切り牛鍋、食事、香の物、水菓子が付くコースです。
　季節の一品を伺った所、鱧と言う事で骨が気になったのかこちらをチョイス。

『コース料理　福』12,960（税込）は家内と私。
　先付、吸物、お造り、季節の一品、ぶつ切り牛鍋、食事、香の物、水菓子が付くコースです。

料理は部屋付の仲居さんが手際よく運んで詳しい説明をしてくださいます。

先付　　子持ち鮎の燻製、穴子の煮凝り、無花果の胡桃掛け、銀杏の海老真薯、零余子、いくら飯。
　卵を多く抱えた鮎は燻され香りが立ちます、煮凝りに見えない綺麗な透明感ですが穴子ですね。柔らかです。
　秋らしい無花果に濃厚な胡桃餡、空きが口中に広がります。銀杏と甘い海老がサクッと軽い食感。
　いくら飯は息子の元へ。美味しかったそうです。

ココでお酒を代えます。
『白鹿純米吟醸』1,300円（税込）を3本。

そして息子も、
『キリンフリー』430円（税込）を3本追加。
『ウーロン茶』320円（税込）を1本。

吸物　　帆立貝の菊花仕立て
　帆立の真薯の下には栗と焼餅。とろみの付いた餡に散らされた菊花の黄色が鮮やか。

お造り　鮪、烏賊は花のコース。福のコースはこれに〆鯖が付きます。

季節の一品　これは福のコースのみに付く皿。
　茄子と鱧梅香煮、もて菊と毛蟹のゼリー寄せ、舞茸。

ぶつ切り牛鍋
　賽の目状に大きく着られた霜降り肉は浅い鍋に綺麗に並び、上には秘伝の味噌だれと長葱。
　最初に肉全体に火を通した後一部を器に取分けて隙間が出来た所に野菜、豆腐、白滝を投入。
　肉の旨みを吸った味噌に絡めて煮ていきます。

溶き卵を入れた器に仲居さんが取分けてくれます。
甘辛い味噌の味と牛肉の旨みが口いっぱいに広がります。やっぱりおいしい。
初めてこの味を体験した息子はかなりこの鍋が気に入った様子。もちろん家内も。
お鍋が終った後出されるご飯は息子の為にこの時同時に出して頂きました。

お櫃に入ったご飯、よほど美味しかったとみえて一人で完食(；ﾟДﾟ)
我々の分を少しお代わりする事となりました。

水菓子　ぶどうのジュレと柿、石榴添え。

たっぷりお酒も頂いてゆっくり過ごせる個室はお祝いの場にふさわしく、
楽しいひと時を過ごす事が出来ました。

接客は以前と変わらず、お客に付かず離れず丁度良い距離感を保っていますね。
追加の注文などは部屋に備え付けられたインターホンで。

徐々に宵の移ろいを感じる庭を眺めながら楽しい誕生日の宴は2時間ほどでお開きに。
主役の家内だけでなく家族皆が喜んでくれた記念の日となりました。

参加できなかった父もココなら満足するかな？
体調が戻ったら連れてきてあげたいですね。

これで丁度1500レビューでございますｍ（＿＿）ｍ
　
注）　価格には別途サービス料が10％加算されます。