プチリニューアル : 佐賀の餃子専門店 ぜん 鷺沼店

餃子専門店でちょい飲みにも最適です！


コロナ禍で休業期間が長かったぜん。
そのコロナ対策でしょうか、店舗がリニューアルされてテイクアウトを積極的に行っていました。

入り口が改装され、片側は店内に入る扉。
もうひとつはテイクアウト用の冷凍庫スペースに入る扉。
無人の餃子販売で店舗急増している「雪松」方式で、自分で冷凍庫のとびらを開けて冷凍餃子を手に取り、お金を所定の箱に入れていく完全無人セルフサービス方式。
実際には店内と空間は共有されていますが仕切りがあるので誰にもあわずに購入可能。
以前から持ち帰り冷凍餃子は店内で販売していましたが、飲食スペースの店内に入りテイクアウトをお願いすることが何となく抵抗ある人にはうってつけのスタイルになりました。


店内もリニューアルされて綺麗になっています。
メニューもちょっぴり変わったみたい。

カウンターとテーブルが3組だけの小さめのシンプルなお店。
店の奥には餃子の皮を作るための小部屋があり、ガラス越しにそれを見ることができます。
（営業中に作ってるわけではありませんが）
なんかうどんやさんや蕎麦屋さんの手打ちスペースみたいだね。

こちらのお店は同じ沿線の溝の口駅にもお店があります。
鷺沼店がお兄さんで、溝の口店が弟さん。
ご兄弟で佐賀から関東で餃子店を営んでいます。
溝の口店の餃子の皮も鷺沼で作ってると聞いたことがありますが、確かに溝の口にはそのスペースないもんね。


まずはハートランドビールで喉を潤します。
ビールはハートランド、キリンラガー、スーパードライがあり全て瓶ビール。
生ビールはありません。
個人的には瓶のが好きなので好印象。


まずは野菜から口にしましょう…なんて女子っぽい考え方のおぢさんです。
注文した『トマトサラダ』

失礼ながらこんなカウンターだけの気軽なお店のトマトのツマミと言えばスライスした冷やしトマトを連想しがちですが違います。
トマトは湯剥きされ、ブロッコリーと共にドレッシングがかけられて供されます。
ブラックペッパーも振りかけられており、うん、ツマミに良い！

ブラックペッパーは個人的にもっと多めでもいいかな。
次に頼むときは多めとお願いしよう。
湯剥きしたトマトの食感も良い。
これは通年の料理方法なのかな？
夏の旬のトマトだと湯剥きしなくても皮も柔らかだったりするけどどうなのかな。
ドレッシングの酸味がブロッコリーをも立派なビールのツマニにしてくれています。


さて、餃子ですがこの日は『水餃子』を注文。

一口サイズの食べやすい餃子ですから焼き餃子、水餃子と両方を頼んでもぺろりと食べられますがこの日は別のお目当てがあったので水餃子のみに。

店内で皮からの手作りですから、その皮のモッチリ感を楽しむなら水餃子がおすすめのような気がする。
もっとも焼き餃子でも、その皮のモッチリ感をうまく残して焼いてくれるけどね。

一口サイズの餃子にはニンニクが入ってませんので、臭いが気になる人も安心。
小口ネギがたーーーっぷり入った小鉢に、餃子のタレとお好みで酢やラー油を入れます。
更にお好みですりおろしニンニクを好きなだけ投入！
タレにネギとニンニクを入れるのがこちらのスタイルです。

水餃子をタレにからませ、火傷をしないように気をつけながらいただきます。


うまーーーーーーーーい！

皮をそーっと噛むともっちりした弾力を感じます。
ムニュ～っとした弾力で歯にまとわりついてくるような皮。
それを噛み切ると中から餃子の餡。
野菜も多めでパクパク食べられる餃子です。

ビールが止まらん！


さて、この日は焼き餃子を頼まなかったのは本命の料理があったから。
リニューアル前にはなかった『麻婆豆腐』です！

麻婆豆腐をオーダーする際に飲み物もお願いします。

『梅干しサワー』
サワーなどの酎ハイ類はキンミヤと炭酸で割って作ってくれます。
業務用の出来合いのサワーじゃないのが嬉しいところ。
梅干しも美味しく、個人的には超おすすめ。

超おすすめなんて言うくらいですから一気に飲んでしまい、麻婆豆腐ができるまえにグラスが空いてしまった…
おかわりは『チューハイ』

軽く潰れた梅干しが入ってる飲み干したグラスに入れてもらいます。
うん、梅干しをうまく使えば（使えばという表現が適当かどうか知らんけど）チューハイは3回くらいお替りしても『梅干しサワー』として楽しめますね。

なんてことを考えているとアツアツの麻婆豆腐がやってきました！


おおおおっ！
なかなかのボリュームだ！

このお店で最高値のお料理（といっても900円です）
心していただきましょう。

これこそ火傷に気をつけながらスプーンで豆腐をすくいアムッ！

うん…おいしい！

ラー（辣）の辛みは適度なもので、辛いのが苦手な方でも大丈夫なんじゃないかな？
マー（麻）ピリピリ感が食べていて気持ち良い。
頭から汗をかくようなかんじではないけど、じんわりと毛穴がひらくような感じ。
こりゃ酒のつまにに良い麻婆豆腐だ！


餃子専門店ながら、他のツマミも（種類が少ないですが）楽しめるぜん。
それぞれの料理がみんな美味しい。

ちょい飲みでも、ご飯目的でも気軽に使える雰囲気も良い。

次は焼き餃子を最初に注文してビールをやりますかね！
ごちそうさまでした。

「佐賀餃子ぜん」鷺沼店は駅から徒歩三分。

同じ沿線の溝の口にもお店があります。

鷺沼店、溝の口店それぞれをご兄弟で営まれており、もともとは佐賀でお父様が餃子屋さんをやっていたとのこと。
その佐賀の秘伝（？）の餃子です。


店内はカウンターとテーブルが3組だけの、よく言えばシンプルな店内です。
店の奥にガラス張りの部屋があり、そこで毎日餃子の皮をつくっているとのこと。
うどん屋とか、そば屋の蕎麦打ち部屋みたい。
溝の口の餃子の皮もこちらで作っているそうです。

餃子は焼き餃子と水餃子があります。
こぶりないわゆるひとくちサイズの餃子で、1人前10個ですがぺろりと食べられます。
ニンニクは入っていないので、臭いが気になる方も安心。

注文すると刻みネギがたっぷり入った小鉢が出されます。
ここにテーブルにある餃子のタレとラー油をお好みで入れ、更におろしニンニクもありますので好みで入れます。
このタレとラー油にネギとニンニクを入れるのが特徴ですね。

焼き餃子も水餃子もこのタレで楽しめます。
皮はもっちりしていて手作りしているだけあり美味しい。
焼き餃子はパリパリの良い塩梅で焼かれています。
水餃子はスープタイプではなく、ゆでてからお皿に盛られて出てきます。
水餃子は皮のモッチリ感を楽しめます。

飲み物はビールの他に日本酒や紹興酒、焼酎やホッピーがあります。
チューハイなどに使う焼酎はキンミヤを使っていて美味しい！

定食のセットなどはありませんがライスもありますし、ライスを頼むと味噌汁も付くようです。

餃子以外にも（種類は多くありませんが）おかずやつまみになるメニューがあります。
これがまたみんな美味しい！
チャーシューや野菜炒め等、しっかりした味付けですからご飯にもお酒にもあいます。
ちょい飲みでも使える店ですし、飲んだ後の締めで餃子も良い。
ひとりでカウンターにも気軽に腰かけられるので、一人のみでしっかり飲んでもいいですね。
ひとりでご飯を食べる方もいますし、女性ひとりというのも良く見ます。

餃子は冷凍でも、焼いたものでもお土産にすることができます。
お土産にするとちゃんとタレとネギも付けてくれます（ニンニクはお好みで自分で用意しましょう）
けっこうお持ち帰りだけのお客さんも多いようです。

ワイワイガヤガヤやるような店ではありませんが、料理も美味しくお酒も楽しめるとても良い店です！