大和肉鶏・大和ポークを堪能できる居酒屋さん : 板焚屋

居酒屋を探しているはずなのに、まさかの餅屋さん、パン屋さん、挙句の果てにはバームクーヘン屋さんと思いのほか寄り道をしてしまいました

人生は寄り道の連続、寄り道しないと分からないことも人生たくさんあります

『酒処　蔵』さんに振られて、居酒屋難民に陥ったわたくし達

出来れば奈良ならではの居酒屋さんがエエなぁと居酒屋探しを再開

JR奈良駅の方向に歩いていると、大和ポークや大和肉鶏に特化した居酒屋さん『板焚屋』さんを発見し、お店を覗いてみるとただいま満席だとのこと

仕方ないとお店を出ようとすると、店員さんが「空きましたら電話しましょうか？」と聞いてきます

こういうのんって大事です

お客さんに来てもらうために掛けた言葉でしょうが、若い店員さんにそう言われたことに感激し、電話番号を教えて一旦お店を出ます

席が空くまでちょっとこの辺をぶらりしましょう

5分ほど歩くととうとうJR奈良駅まで歩いてきました

時刻は19:30、そろそろ辺りも暗くなってきました

またその辺をブラブラ歩いているとわたくしお気に入りの『賃貸住宅サービス』の『ちんさ君』に出会います

こんなところで『ちんさ君』に出会えるとは感激、滋賀で家を建てるならオウミ住宅ですが、奈良で家を借りるなら賃貸住宅サービスでお願い致します(笑)

『ちんさ君』に別れを告げ、携帯電話を見ると5分前に着信履歴が・・・

慌ててお店に電話し、今から行ってもいいか告げると「お待ちしています」とのことでしたので急いでお店に向かいます

そこからまた5分ほど歩き、お店の前まで到着

お店に入り、電話をいただいた者と告げると、お座敷を案内してくれ、そこに腰を落ち着かせます

この日は奈良公園や東大寺、居酒屋散策とよく歩き、足が棒のよう

ようやく足を崩しメニューをチェックします

兵庫県に奈良県に特化した居酒屋さんはないので、慎重にメニューを吟味します

気持ちが固まったところで店員さんを呼び、『大和ポークのコロッケ』と、『大和肉鶏のタタキぽん酢』と、『大和肉鶏　皮串』と、『大和肉鶏　自家製つくね串』と、『串焼　大和ポークのバラ串』を注文します

約2～3分ほど待つと、突き出しとドリンクが同時に到着します

キンキンに冷えたグラスにビールを注ぎ、『秘技！エア乾杯』が炸裂

よく歩いたご褒美にビールを煽っていきます

あああ～、キンッキンに冷えてやがる～(笑)

歩き疲れた身体にちべたいビールが浸み込んでいきます

このグラスが冷えているところを見ると、接客やサービスがきちんとしている印象を受けました

突き出しは3種、煮物に田楽にがんもどきです

どれもが身体が喜ぶ突き出しに繊細さを感じます

おいしい突き出しにビールを煽ること約3分ほどで、最初のお料理『大和肉鶏のタタキぽん酢』が早くも到着です

税込みで1,298円と結構なお値段ですが、メニュー表の写真で美味しそうに見えたので思い切って注文しました

もみじおろしと青ネギをぽん酢に投入し、大和肉鶏のタタキをくぐらせていただきます

お口に含んだ瞬間、絶句です

大和肉鶏のやわらかい食感に、やさしい旨味

この鶏が育った光景が目に浮かぶほどストレスのない極めて美味しい鶏です

これは凄いなぁ、こんなやさしいお味の鶏もあるんやと感激します

『大和ポークのコロッケ』

コロッケはおソースをつけない派のわたくし

コロッケの美味しさをソースで邪魔されたくないんです

お箸で半分に割り、スケバンと分け分けしてから、おソースを付けずにそのままいただきます

ふむ、こちらもポークのお味がやさしく、旨味がやさしく広がる美味しいコロッケです

大和で育った鶏や豚は、のどかな環境で育まれているんだなと感じました

そこから更に5分ほどすると、串焼陣も焼き上がって参りました

素材のお味を楽しむため、山椒のみを少しふりかけていただきます

やはりお肉のお味がやさしいです

旨味はそれほど強くはないですが、噛みしめるほどに来るやさしいお肉の旨味がお口いっぱい広がる上品なお味となっております

この美味しい大和ポークと大和肉鶏をビールでしっかり流し込み、大満足で完食

いやぁ堪能しました

一度は諦めかけたお店でしたが、若い店員さんの「空きましたら電話しましょうか？」がなければ、このお味には出会えていなかったと思います

奈良県の居酒屋さんで、兵庫県の居酒屋さんにはないところが見れてよかったです