kanamilkさんのマイ★ベストレストラン 2009

呑兵衛年寄りの呑み喰らい放浪記

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kanamilk (60代後半・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

小さな店でも、その店の「努力と熱意」が見えるところを優先しました。
なので、評価点数通りではない順番となっています。
第1位と第2位は自分の中では、頭ひとつ抜き出ています。
でも10個選ぶのは難しいですね。

マイ★ベストレストラン

1位

洋食 三浦亭 (武蔵関、東伏見 / 洋食、オムライス、ハンバーグ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2014/12訪問 2016/05/05

【再訪】自分にとっては基準点となる店

【再訪2014.12】
「この前いらしたお客さんが鶏の料理を食べて、美味しいですねぇこの鶏はどこの地鶏なのですか? と聞かれたんです」とシェフ。
「奥様、この鶏は地鶏でもなんでもなく、普通に肉屋さんに売っている鶏ですよ。皮目からきちんと焼いて、基本をちゃんと踏まえて焼けばそういう鶏でもちゃんと美味しくなるんです」と解説されたとか。
このやりとりにこの店の基本姿勢が表れています。
客席6つの小さな個人営業の店。
ハンバーグ900円、ビーフカツ1,530円、ポークソテーきのこソース1,150円、本日の魚料理は1,250円で出すこの店は、素材に高級なものなど使えるわけがありません。
「高級な素材を使って美味しく作るのは当たり前で、普通のものを使っていかに美味しく作るかがプロですから」というのがシェフの考え。
基本を守って丁寧に作る姿勢が表れています。

昨年も、ハンバーグ、ビーフカツ、ポークソテーきのこソース、ずわい蟹とホタテのパイ包み、牡蠣のベーコン巻、牡蠣のグラタンなどをいただいてきました。
どれもシェフの腕前が発揮されてます。

「年のせいかちょっと疲れるようになったんで、営業時間を少し短くしたんです」と、夜は9時閉店になり、休みも月曜日と火曜日になりました。
そんなことを言っても厨房でのシェフの動きは、相変わらずの見事なパフォーマンスを見せてくれます。
今年も時々食べに行かせていただくつもりです。


【再訪2011.10】
西武線沿線ということでなんとなく集まったメンバーの第3回オフ会。
今回はコロタンさんが幹事となって企画をしていただきました。
会場は、西武線沿線の名店の一つ、三浦亭。
カウンター6席だけの店を90分間独占して、みんなで美味しいものをシェアして食べてしまおうという企画です。

この日、参加者6人でシェアして食べたのは次のもの。
カキのベーコン巻 2皿
メンチカツ 2皿
グリエールチーズハンバーグ 3皿
牛ヒレのカツレツ 2皿
オムライス 2皿
ズワイガニのトマトクリームスパッゲッティー 2皿
クリームブリュレ 2人前
昔ながらのカスタードプリン 2人前
アプリコットタルト 2人前
ガトーショコラ 2人前
都合6種類13皿の料理と4種8人前のデザート。
よく食べました。
通常の2人分の料理を食べてしまえるところがこの店の実力です。

最初は、「料理はどれも1人前ですからそれをどれだけ注文されるかは、お客様がお決めになることです」と、相変わらず素っ気なかったシェフ。料理が進むにつれて、この日はどんどん饒舌になって、みなさんがビックリするほど語ってくれました。

一番最初に食べたのは、カキのエキスが口の中に広がるカキのベーコン巻き。
写真で、この日のカキのベーコン巻きと以前のカキのベーコン巻きの盛りつけが違うのがお分かりいただけますでしょうか?
今日は盛りつけがいつもと違うねというと、「普段は一人の方が食べるのであの盛りつけです。今日はみなさんでシェアされるので、取り分けしやすいようにこういう盛りつけにしています。これを分かってほしいなあ」とシェフ。
なかなか細かいご配慮痛み入ります。
さて、この発言の後、シェフは次々に料理を作り、そして語り、質問に答えます。

メンチカツとハンバーグの、ナイフを入れた瞬間に相変わらず溢れかえる肉汁には、「これがうちのやり方なんです」。
今回もすごい肉汁。
ライスをもらって肉汁ライスにしたいという声もあったんですが、今回は種類を食べることに力点を置いたので、ライスはなし。

メンチカツとハンバーグのソースが同じであることについて、「料理は調理法や素材の組み合わせによって何通りにも変わります。だからソースが同じでも味が違うように感じられるのです」。
確かに、チーズハンバーグとメンチカツではソースの感覚がちょっと異なるんですが、それもシェフの計算なわけですね。

オムライスの中のご飯がトマトソースのリゾット風になっていることについて、「うちのはべちゃべちゃにしちゃうのがやり方なんです」。
しっかり焼いた薄焼き卵の中にはリゾットという食感の違いがシェフのこだわりなのかもしれません。

牛ヒレのカツレツが柔らかいのは国産牛なのか、叩いたりしているのかとの質問に、「いえ、輸入ですよ。コスト的に和牛はこの値段では使えませんよ。それになにもしてませんよ。みなさんご覧になってたでしょ。塩コショウして調理するだけです」。
限られた食材を美味しく料理に仕上げるシェフの自負ですね。

残り時間が迫っている中でデザートをどうするか迷っていると、「4種類を全部お出ししますからみなさんでシェアされたらいかがですか」。
ただちにクリームブリュレの表面をバーナーで炙るシェフ。
短時間に全4種類のデザートを用意するスピードはさすがです。

昔ながらのカスタードプリンが大きな器から取りだされるのをみんなが見とれていると、「全部くれとか、丼持ってくるからそれに作ってくれとか言うお客さんもいますよ。でもそんなこという人に限って絶対丼なんか持ってきませんけどね」。
お客さん観察も相変わらず鋭いシェフです。

我々に対しても、「いきなり写真をバシャっは、ちょっと待ってくれと言いたくなりますよね。気持ちの通じ合いですから」、 「隣で奥さんがずっと写真を撮っていてちっとも旦那さんが食べられないという人もいるんですけど、いつ食べるんだと思っちゃいますよ」、 「料理人としては料理は温かいうちに食べてほしいですよね」、 「みなさんも(レビューを)書く人なら、どう作っているかもよく見てほしいですよね」 などなど、 いろんなお話をしていただきました。

今回はシェフの鮮やかな料理製作の手さばきとパフォーマンス、そしてどれもみんなが納得する美味さの料理、さらに珍しく饒舌なおしゃべりと、90分間のシェフのショータイムを満喫でしたオフ会でした。
ショータイムのお代は、ビールやソフトドリンクの飲み物を入れて、6人分で23,000円せず。
これまたCP高し。
それにしても90分できっちりショーを演じきるシェフの仕事の段取りは、いつも爽快です。
ご本人は、「私は手が遅くて」とか謙遜してますが、そんなの今回見ていた6人は誰も信じませんよ。


【再訪2010.05】
4月からはまた春・夏メニューに、メニューが変わっています。
写真にある、カキ、子羊、ポークヒレソテーはベンチに下がりました。
ある意味ここは、自分にとって基準点として考えているお店。
同等のCPでここよりも感動するような美味しい店なら、★5でもいいかなと。
牛ヒレのカツレツ、かきのベーコン巻、ハンバーグは、それくらいの感動を与えてくれました。
ビーフシチューもポークヒレのソテーも、シェフのこだわりを感じる一品でした。
今回食べに行って、気がついた点を一つ。
シェフはオーブンをよく活用しますね。
ハンバーグも子羊もポークソテーも真鯛のソテーもカキのベーコン巻きも、みんな表面をフライパンで焼いてからオーブンに入れて、じっくり火を通します。
ビーフカツの場合も少なめの油でオイル焼きのようにしてから、オーブンに投入します。
このオーブンが料理の旨みを増幅させる、シェフの魔法のオーブン。
シェフの手際とともに、このオーブンが強力な武器になっている気がします。

ビーフカツは美味しかったですよ。
中はレア。でもオーブンの力できちんと火が通って、中の旨みが活性化したレア。
真鯛のソテーは、まず皮目をしっかり焼いてからひっくりかえしてちょっとしたらオーブンへ。
トマトソースは、塩を加えたらバターでコクを出しバジルを加えて味を確認したら真鯛の上へ。
相変わらず、そんなシェフの見事な料理ショーは、食べる前の期待値を確実にアップさせてくれます。
またときどき行きますね。
この間に食べたものの写真をアップしてなかったので、まとめて公開しました。


【11月2日再訪】
カキのベーコン巻(900円)と子羊のソテーマスタードソース(1300円)を食べて来たので、写真をアップしました。どちらも秋からのメニューです。
カキは程よく熱が通って、少し厚めに巻かれたベーコンと一緒に食べると、カキのジュースが口の中いっぱいに。カキの下に敷かれたフランスパンにはソースがしっかりしみ込んで、これまたカキの余韻が楽しめました。
子羊は、一口食べると「私間違いなく羊でしょ?」と、ちゃんと羊であることを自己主張します。でも香草のいい香り。脂もけしてくどくなく、美味しくいただきました。最後は骨についている肉までしゃぶってしまうほどです。
「香草は肉料理の基本ですからね、羊には羊のための基本の処理があるので、それをきちんとやるかどうかですよ。でも脂が嫌いという方には、脂を取るんですけどね。」というシェフ。基本をきちんと守るお仕事ぶりが味に出てますよね。
この日は、急に寒くなったせいか、8時半頃から貸し切り状態。料理をいただきながら、マスターの修業時代の話もいろいろ聞かせてもらいました。ポケットにマイスプーンを忍ばせて、先輩の目を盗んで味見をしまくっていたという話。皿洗い時代は必ず残ったものを口に入れて、いつか自分もちゃんとしたものを食べるようになってやると思っていたという話。昔のレストラン厨房と今のレストラン厨房の人間関係の違いの話。「自分でも美味しいものが食べたいし、お客さんにも美味しいものが出したいんですよね」というシェフ、ちゃんと基本を守って手抜きをしない姿勢がにじみ出てます。
そんなシェフも、お話に熱が入って、今回は「パンの焼き忘れ」が。お皿のソースの御掃用に注文したパンを子羊焼くのとお話するのに集中しすぎて飛んでいたご様子。「ついうっかりパンはよく忘れちゃうんです。すいません」。
いやいや大丈夫です。前回同様これもシェフの味。今日もとても美味しかったです。


【最初のレビュー2009.10】
武蔵関でこの店を見つけた時はホントに掘り出し物だと思いました。住んでいるところは一つ隣の駅の方ですが、一駅分歩いても食べに行きたくなる店です。10月からは秋メニューになっているので、前菜にカキが出てきましたね。カキのベーコン巻(900円)がまた美味しいんです。カキの火の通しかたがぴったりで、うま味が凝縮されたタイミングで焼きあがって目の前に出てきます。ビーフカツレツ(1380円)もちょうど肉のうま味が活性化された揚げ上がりで、かけられたデミグラスソースも美味しいです。
テレビに出たのはハンバーグの時でしたが、シェフ曰く、「切った瞬間の肉汁が湧き出てくる感じを大事にしている」通り、ナイフを入れると肉汁が飛び出してきます。肉は合びきですがその配合比率があの肉汁のポイントの一つとか。テレビで紹介されたほかのお店は、「うん美味しい」「ああ美味しい」という感想でしたが、三浦亭のハンバーグ(880円)は「うわっ、美味しい!」という感じでした。
そんな巨匠のシェフでもたまにはミスをする時があります。この前行ったとき、ハンバーグにナイフを入れると、肉汁がいつもより少ないなと思ったのですが、切ると中がまだ若かったんですね。そのことを指摘するとシェフは、すぐさま「申し訳ありません、作り直しますね」と言って、即座に若いハンバーグをゴミ箱へ。ちょっとデミグラスソースで煮込めば美味しいかなとも思ったのですが、「お客さんが時間がないから煮込めばいいと言っていただいた時はお言葉に甘えるときもありますが、やっぱり納得できないので作り直します」と言って、新しいのを作り直してくれました。もちろんいつも通りに肉汁が飛び出すものをね。「たまにやっちゃうんですよ」というシェフ。いえいえそんなことぐらいでこの店嫌いにならないから大丈夫ですよ。いつも美味しいもの御馳走になっているんですから。そんなシェフの人柄もこの店の味ですしね。
夜はシェフ一人で切り盛りしてます。カウンターだけなので、目の前で素材に下味をつけ、ソテーし、グリルし、ソースをかけて盛り付ける姿が見られます。その手際も見ていて颯爽としています。また行きますね。
そうそう、ハンバーグ頼んだらパンも一緒に頼んで残ったソースでお皿を御掃除するのも好きです。オムライス(850円)もみなさんおっしゃる通り美味しかったです。

  • ハンバーグ
  • ビーフカツ
  • ずわい蟹とホタテのパイ包み

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2位

ハタダベーカリー (東伏見、西武柳沢 / パン)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2020/05訪問 2020/06/27

天然酵母の街の小さなパン屋さん

「先代が亡くなって3年ですね」。
跡を継いだ2代目のご主人が話してくれました。
おしゃべり好きな先代はよく、「息子がなかなかセンスが良くてね、お菓子系が得意なんだよ」と話していたのを思い出します。
この地域では早くから天然酵母パンに取り組んできた先代の跡を、以前からこの店でパン作りをしていた2代目がしっかり引き継いでいます。

4月5月はCOVID-19の影響で休んでいたようですが、5月の後半から再び店を開けていました。
近所に所用があった際に久しぶりに寄った日が、ちょうど店の再開日だったようです。
まだ店に出ている先代の奥さんはフェイスガードをして接客されていました。
自分にとって、転居する前はこの店がいつもパンを買う店だったのです。

この日はまだ作る量がいつもより少なかったのか、午後2時頃に行くと残っているパンはかなり少な目。
ともかく食パンの確保が大事だったのですが、いつも買っていた通常の食パンはもう売り切れで、残っていた胚芽の食パンとぶどうパンを確保しました。
さらに、以前もよく買っていたチーズプチパン、お菓子系のミックスサンドケーキ、そしてシナモンロールも購入しました。

食パンは6枚切りで、次の日の昼に自家製ピザトーストを作って食べました。
GW期間中に今住んでいるところの近くにあった天然酵母パンの店が閉店してしまったので、しばらく別の店でパンを買ってピザトーストを作っていたのですが、久しぶりにこの店のパンでピザトーストを作ってみると、家人の反応は「やっぱりこの店のパンは美味しいね」。
パンの旨味というか小麦感というかがやっぱり違う感じがするんですよね。
胚芽のパンだったからなおさらだったのかもしれません。

ぶどうパンも柔らかな美味さが口の中に広がっていきました。
実に喜ばしい味わい。
個人的にはぶどうパンもトーストにして軽くパターを塗って食べるのが好きなんですが、熱を加えた方がこのパンの旨味が活性化するような気がします。

ミックスサンドケーキはお茶うけにいただきます。
洋酒の風味があるしっとりした生地の中には林檎、レーズン、胡桃などが混ざっていました。
胡桃のカリッとした食感が柔らかな生地と好対照。
シナモンの香りもするこの生地を、サクっとした食感を持つ薄い生地で挟んだもの。
「お菓子が得意」と先代が評していた2代目の腕前が発揮されるケーキパン。

先代は、「息子はお菓子系が得意なんだけど、シナモンロールだけはまだ任せらんないなぁ」と言って、先代が亡くなった直後はしばらく姿をみなかったシナモンロール。
先代が作っていた形とちょっと違った仕上がりになっている気がするのですが、シナモンの風味はしっかり効いていいて、甘さが少しすっきりした印象になって登場しています。
もうこれは2代目のオリジナルの味なのでしょうね。

フランスパン生地にチーズを練り込んだ一口サイズのチーズプチパンは、香ばしさと旨味のパン。
これ、意外にビールのお供にいいのです。

久しぶりに食べたパンの味はやっぱり美味しい。
2代目もしっかり先代の味を引き継いで、さらに自分のオリジナリティを発揮していました。
また近くに用事ができたときは、パン買って行こうと思います。

*なお、店内写真のパンは3年ぐらい前に写したものですから、値段が現在とは違うものもありますのでご注意。
【再訪2010.12】
この日は休日出勤。
朝8時には店が開いているので、お昼ご飯用に総菜パンを買って行きます。
この日は、ハムカツパン、魚フライパン、ヒレカツパン、ピザパンの4種。
総菜パンは、コッペパンにそれぞれの総菜を挟んだもの。
昔ながらの手作り感にいっぱいの総菜パンです。
ピザパンは、ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカ、ナス、ベーコン、コーンなどが乗った野菜たっぷりのパン。
休みの日は職場の近くの店も休みが多いので、そんなときにも重宝します。


【再訪2010.05】
我が家でパンを買うのは、いつもここです。
食パンにフランスパン、あればクロワッサンとエピパンがいつもの定番。
食べると口の中が喜ばしくなるような、自然のパンの味がします。
1週間に1回買いに行くのですが、3日もするともうなくなってしまいます。
今回は、店内に並ぶパンの写真を許可をもらって写したのでいくつかご紹介します。


【最初の投稿2009.10.24】
田無、保谷、小平あたりでは、一番初めに天然酵母を使ったパン屋さんは花小金井の丸十製パンさんと言われますが、ここハタダベーカリーも比較的早い時期から天然酵母を使ったパンを作っています。
大将の納得がいくパンができるまで、ずいぶん天然酵母を育てる苦労されたようですが、今ではしっかり納得のいく出来栄えだそうな。
クロワッサンが秀逸。焼きたての時間を狙っていくと、熱々で外はカリっと中はしっとりして、バターのすごくいい香りのクロワッサンに出会えます。買って帰る途中につい、歩きながら口の中に放り込んでしまうくらいです。
フランスパン、バターロール、食パンといった基本系のパンにこの店の真価が出ます。
ソーセージパンやコロッケパン、メンチカツパン、ハムカツパン、カレーパン、バラエティナン、ピザパン、サンドイッチなどの総菜パン系も出しています。
コルネ、シナモンロール、よもぎパン、アンドーナツ、ケーキドーナツ、甘食、クリームパン、ブドーパン、クロワッサンの原型というクレッセントバターパン、ベーコンエピパンなどなど、どれを食べてもしっかりパンの味がします。
クリスマスが近くなるとシュートレンが出てきたり、紅茶ケーキやロールケーキ、かぼちゃケーキやチョコレートケーキにレーズンサンドなどなどの焼き菓子もよく新作が出てきます。こうした焼き菓子系は大将の息子さんが得意なのだとか。アップルパイとかブルーベリーパイとかもありましたね。
家族経営の小さな店ですがパンの種類は40以上はあるでしょうか。でも時間によって売り切れになるパンも結構ありますので、欲しいものがあれば焼き上がり時間を狙って行くといいですね。
それから、この店はよく新作のパンが出ます。それを試してみるのも楽しいです。この前は栗入りのフランスパンが出てましたね。
店番によく出ているこの店の大将はお話し好き。放っておくといつまででもおしゃべりしてくれます。パンに対するうんちくもすごいですので、興味がある人は面白いでしょうね。(そうでないときは買ったら早々に退散しましょう^^;)
この店のパンを食べると、巷にあふれる「焼き立てパン」などと言っている店の多くが、パン本来の味ではなく、いかに香料や何らかの味付けでパンの力のなさを補っているかが分かります。
先の丸十製パンとか、武蔵野市のパンの家とか、千駄ヶ谷のトゥルナージュとかとともに、これからも美味しいパンを送り出してほしい店です。でも人気が出ると売り切れちゃうからちょっと困るんだけどね^^;

  • 胚芽の食パンとぶどうパン
  • ぶどうパン
  • 胚芽の食パン

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3位

珈琲 散歩 (吉祥寺 / カフェ)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2022/10訪問 2022/12/24

コーヒーの香りに囲まれて

吉祥寺駅から中道通をここまで歩いてくると、ちょっと「散歩」した気分になります。
通りの両側に並ぶいろんな店を眺めながら歩いてくるのはなかなか楽しいもの。
ちょっと歩いたから一休みするかという気分になる場所にあるのがこの店。
個人的には吉祥寺のコーヒー店の中では、お気に入りの一店です。

店内は木を多く使った落ち着いた雰囲気。
18席のテーブル席が、2人用、4人用に分かれてゆとりをもって配置されています。
店の扉を開ける前から、コーヒー豆の焙煎をするいい香り。
この店のお客さんの半分は、ここで焙煎されたコーヒー豆を購入される方。
焙煎の間にコーヒーを一杯飲んでいく方もいます。
この周辺のコーヒー好きには欠かせない店なのでしょう。

久しぶりにこの店にやってきました。
夏に来た時は長期の休みを取っていらしたみたいなのです。
だから前回来たのは21年の3月。
1年半ぶりです。
相変わらずゆったりした雰囲気。
今でも安野光雅の絵本が置いてあります。
あの本読んでもいいみたいですね。
手に取った人がいても、スタッフの方は何も言いませんでしたから。

季節のブレンドがメニューにあるところが特徴。
だから前回は「春味」を飲みました。
1年半前のことなので、味の記憶は残念ながら消え去ってしまいましたけど。

今回は「秋味」をいただきました。
一口含むと、軽やかな風が吹くような苦味がスッと口の中を駆けていきました。
まさに秋風のよう。
でもその後にもうじき寒くなるから備えを忘れずにね、とでも言うような柔らかで包み込むようなボディ感が味わえます。
多分「春味」とは味が違うはず。
季節ごとにその時期に合わせたコーヒーが味わえるのも、この店の楽しみ。

ストレートコーヒーももちろん充実しています。
今回飲んだのは、ブラジルヨシマツ(580円)。
一口飲んだだけでゆったりした気分になれる安定感。
柔らかい苦味と軽いコク、穏やか~な一杯。
かつては、ブラジルシモサカを入れていたのですが、シモサカ農園が廃業してしまったので、今はヨシマツ農園のコーヒー。
契約農園は変わってもいい味出してました。

食事メニューはありませんが、焼き菓子メニューならあります。
今回はコーヒーと一緒に、いちぢくとくるみのタルト(540円)をいただきました。
いちぢくの甘みとくるみの香ばしさが混じったキャラメル風味のタルト。
添えてあるクリームとブルーベリーを付けて食べるのは、コーヒーのいいお供です。

携帯電話は禁止ですがパソコンは可能。
せっかくゆったりできる空間なのに、無粋にパソコン作業をしていて申し訳ない気分。
今度はコーヒー飲みながらあの絵本を眺めたいものです。
【2012.10再訪】
今回はオリジナルブレンドの秋味(525円)。
ブルンジ、モカ、ハラリ、ウガンダ、ペルーオーガニック、コスタリカの6種の豆をブレンドしたものだそうです。
口当たりは柔らか、そしてコクがあります。
奥行きを感じる一口目。
その後を追いかけて軽やかな苦み。
さらにちょっと顔をのぞかせるのがほのかな酸味。
深まる秋を感じさせるようなブレンドです。

この店はいつもカップのデザインがオサレ。
こういう無機質的なデザインのカップも好きだなあ。

ところで、この店がメインに扱っていたブラジルの下坂農園は、なんとコーヒー園をやめてしまったのだそうです。
なので、シモサカのコーヒーが飲めるのは店にある在庫が残っている期間までなのだそうです。
在庫があるうちにまた行ってきます。


【再訪2010.01】
吉祥寺まで買い物に行く途中に再訪しました。
写真が写せたので掲載します。
相変わらず、店内は豆を焙煎するいい香りです。
焙煎は頼めば20分ぐらいでやってくれるそうです。
こちらは、ブラジルの下坂農園のコーヒーをメインで扱っています。
今回飲んだのは、カルモシモサカノーボの中煎り(550円)。
酸味控え目、適度のコクで口当たりはまあさっぱり、苦味が香るコーヒーです。
深煎りにするともう少し苦味が強くなりますね。
自分には、中煎りかもう少し浅めの煎り加減が好みです。
いつも落ち着いた店内。
カウンターの下には、安野光雅さんの「旅の絵本」などの絵本が置かれています。
静かな音楽がかかって落ち着ける空間。
旅の途中や散歩の途中に一息入れるには、こういう店がいいですね。


【最初のレビュー 2009.10】
散歩の途中にコーヒーを焙煎するいい香りに誘われて入りたくなる店ですね。席に座ってコーヒー飲みながら読書するのにいい感じの店です。席の下に荷物入れ用の籠が置いてあるというさりげない気遣いがあるように、来る人を大事にする姿勢が見られます。
自家製焙煎で豆を売っているので、飲んだコーヒーが美味しかったらそれを自分の好みでローストしてもらって買って帰ることができます。ブラジルシモサカを飲みましたが、ちょっと苦味が気になったので、浅めに豆をローストしてして持ち帰ったらなかなか美味しいコーヒーが自宅で飲めました。実家にここでローストしてもらった豆をお土産に持って行ったら、「また買ってこい」とのリクエストが。でも頼めば焙煎した豆を送ってくれるんですよね。実家には今度は自分で頼めと言ってやることにします。
吉祥寺には昔はたくさん美味しいコーヒーを飲ませる店があったんですが、こういう店がまだ健在(この他にも数軒お気に入りはありますけど)であることはとてもうれしいことです。

  • 秋味
  • 春味
  • ブラジルヨシマツ

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4位

但馬屋珈琲店 本店 (新宿西口、新宿、西武新宿 / 喫茶店、カフェ、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2009/08訪問 2016/05/05

80才を過ぎた母親が

80歳を過ぎたうちの母親と新宿で待ち合わせをすることになった時に、「どこで待ち合わせたらいい?」と聞くと、「しょんべん横町の入口の但馬屋でコーヒー飲んでるからそこに来な!」という返事。昔からコーヒー好きの母親が、「新宿じゃあここが一番だね」とお気に入りの様子です。
一杯一杯ちゃんと淹れてくれるコーヒーは確かに美味しい。うちの母親曰く「チーズケーキだって美味しんだよ」だそうです。
あの母親が言うんだから相当昔からあるんでしょうね。
母親の好きなコーヒーとチーズケーキを御馳走してあげて、ちょっと親孝行親孝行した気分になった店でした。

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5位

むさしの エン座 (石神井公園 / うどん)

1回

  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2009/11訪問 2016/05/05

地産池消のうどん、もっちりつるつる喉越しよしです

家から石神井公園に向かう途中にあり、前から面白ろそうな店だなとは思ってました。
うどんが主食さんからも「ぜひ行ってください」とのアドバイスがありましたので、日曜日に自転車で石神井公園方面へ。ゆっくり走って家から15分ほどで到着。12時少し前の時点で10人ほどの方が店の前で行列されていました。
日曜のこの時間にしては少ないかもと思いながら待つこと約20分で店内へ。待っている間に注文を聞いてくれるので、多少でも回転が速いのかもしれません。それでも、店内の席を常に満席にはしないのですね。どうやら、うどんを湯がく時間と湯がける量の関係から、わざと満席にはせずに、ご自分たちの身の丈で美味しいタイミングでうどんを出されようとしている様子。こだわった姿勢が見られますね。
土日は、いつもは農林61号100%と、皆さんのレビューにありましたが、今回(日曜日)は、農林61号8に対して讃岐すずらん2のブレンドと、店の外に貼ってありました。
農林61号は、地元石神井の農家の瀧島さん(ちなみに練馬から武蔵野市にかけては、瀧島さんとか井口さんとか多いんです)が生産する小麦とか。昔の武蔵野はあまり水がなかったので米よりも麦や野菜の生産が多かったと、40年以上前に小学校で習った覚えが…。武蔵野から北関東にかけては、意外にうどんの文化が多く存在するのもそんな理由かもしれません。
そんな地元の粉を活用したうどんはというと、今回は季節の糧もりうどんの大盛り(850円)を注文。自転車で汗をかいたので、11月だというのに冷たいものにしました。
きれいな色したつやつやのうどん。丸香さんのうどんよりはやや硬めの歯ごたえ。しなやかでつるりと喉越しよし。歯を入れるともっちりしっかりとした弾力で、「いらっしゃい、ごゆっくりと味わっていってね」と麺が微笑んでくれているような^^;
麺は冷たくても汁は温か。甘辛く煮た豚肉とほうれん草とたっぷりのネギにごまが入った汁につけて食べ進めます。
麺は1本1本が長い! つるつるっといきたいときは、決して2本以上とらないこと。1本ずつでいかないと口の中に入りきらないことになります。
この辺りから埼玉の方はこうした肉つけうどんを時々見かけますね。店の貼り紙には、ハレの日の御馳走として糧うどんを食べていたとありますから、江戸の頃などはこうした食べ方が普通だったのでしょうね。
この辺りでも国産小麦を作る農家はほとんどなくなってしまいましたが、こうした地元の食材と文化を守っているお店には敬意を払います。うどんも美味しかったし、あの汁も後を引きそうな味でした。これからもがんばっていただきたいお店です。

  • 季節の糧盛り(大盛り)

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6位

保久良珈琲店 (吉祥寺、井の頭公園 / カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/07訪問 2016/05/05

香りは甘いが苦味は強力な水だしコーヒーと、柔らかな苦味の川根紅茶

【再訪2011.07】
吉祥寺で夜の集まりの前、吉祥寺探索の途中に、井の頭公園でサトウのメンチカツを食べながら、この店の水出しコーヒーの話をすると、M氏が「気になりますねえ」とのこと。
夕方になる前に一休みということで、やってきました。
吉祥寺には数多珈琲店・喫茶店がありますが、落ち着けるという点ではこの店は5本の指に入るのではないかと思います。

M氏は迷いつつも水出しコーヒー。
最初にレビューしたようなインパクトのあるコーヒーなんですが、どうでしたでしょうね。
彼のレビューが待たれるところです。

暑い日でしたが、私は今回は川根という紅茶(600円)。
静岡県の本川根というところで採れた茶葉を使った紅茶だそうです。
多くの方はご存知だと思いますが、緑茶も紅茶も烏龍茶も元の茶葉は同じ。
その発酵の具合でそれぞれに分かれます。
そうは言っても元の葉の味は産地によって多少違いがあります。
本川根の農家の方が作る茶葉の味は、端的にいえば、柔らか、まろやか。
渋味が少なく、柔らかい苦味のある優しい味。
この店のゆったりした雰囲気にとてもよく合う紅茶でした。

なお、別の日に飲んだこの店の定番、保久良ブレンド(600円)はこんな感じのコーヒー。
紀州備長炭を使ってシティローストに焙煎してあるそうです。
保久良ブレンド(600円)は香りから楽しめるコーヒー。
カップを口に近付けると、コーヒーの香ばしくてふくよかな香りが、ふんわり気持ちよく鼻孔を刺激します。
一口飲むと際立つのは苦味。
でも優しさのあるふっくらとしたコクのある苦味です。
酸味はあまりありません。
最後までふっくらとした苦味が舌をつつんでくれます。
この店のゆったりした落ち着いた雰囲気に合わせたかのような、ゆとりを感じるコーヒーの味でした。

そうそう、水出しコーヒーは、抽出に時間がかかるため休み明けの水曜日はまだできないそうです。


【最初のレビュー2009.11】
いつもは保久良ブレンドを飲んでいるのですが、散歩人さんはじめみなさんが書かれているので、今回初めて水出しコーヒー(700円)に挑戦。
小さめのグラスの3分の1よりやや多いの程度の量の、冷たいコーヒーが運ばれてきます。
初めての方は、「たったこれだけ?」ときっと思うであろう量ですね。
でも世の中、「量より質」というものが、ちゃんとここに存在しているのです。
グラスを持って香りをかぐと、ほんのり甘いコーヒーの香り。
まさか甘いコーヒー?などと一瞬でも思った考えの甘さは、一口飲むともう完全に吹き飛ばされてしまいます。
「苦い!」かなり強烈な苦さです。
でもその苦さ、全然嫌みがないんです。ガツンと苦さを見せつけたら、さっさと足早にその姿を消してしまう潔さ。
「なんだこれは?」と思ってもう一口。やっぱり苦い、でも口の中に広がる「ふくらみ」は一体何だ。
さらにもう一口。「深い」。「濃い」。とろけるような舌ざわり。
一口ごとに、深みを増し、ふくよかになり、コクが出てくる。強烈な苦さに隠れていた、このコーヒーの底力が一口ごとにその真価を発揮する。
この強烈な苦さは、きっと飲む人に、その真価を一口ずつ見せつけるために、ガブリとすぐに飲み干せないようにしているのかも、なんてね。

10人分のコーヒー豆を使って4人分しかとれないように抽出しているのだそうです。
そりゃ濃いわけだし、苦いわけです。そしてとっても贅沢な作りなんです。
いやいや「参りました」と感服いたします。

お勘定を払って店を出て少し歩いていると、後ろからお店の奥さんが追いかけてきて、うちの奥さんの忘れもののハンカチをわざわざ届けてくれました。
美味しいコーヒーをいただいた上に、御親切にどうもありがとうございました。

  • 水だしコーヒー
  • 川根(紅茶)
  • 保久良ブレンド

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7位

みんみん (吉祥寺、井の頭公園 / 餃子、中華料理、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 2.8
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/11訪問 2016/05/05

【再訪】ここは餃子とあさりチャーハンが定番かな

【再訪2015.11】
餃子(450円)とあさりチャーハン(720円)というのが自分の中では定番なのですが、ある時、中華そば(700円)と餃子という組み合わせにしてみました。
チャーハンも作り手によって若干のブレがあるのですが、中華そばもブレがあるのかもしれません。
この日は運の悪い日。
麺は茹ですぎ、スープにコクがなく物足りないくらいのあっさり感。
まだチャーハンのブレ幅の方が許容できるかな。
次回からは、やはり定番に戻ることになるでしょう。
餃子は相変わらず美味いですしね。
それでも最近はちょっと量が多く感じてしまうことが多くなりました。
半チャーハンがあるとうれしいんだけどな。


【再訪 2010.07】
一応写真も写したのでアップしておきます。
ただ、他の方のご指摘にもあったように、チャーハンは鍋を振る人によって若干味に差が出ます。
今回は、いつものお兄ちゃんじゃなかったせいか、やや塩味がきつく油が重ためでした。
大盛りである量は同じだと思います。
餃子も変わらない味だと思います。
多少の差があっても、手軽に、ガッツリと、安心できる味で食べられますから、またちょこちょこ食べにくると思います。


【最初のレビュー 2009.10】
なぜか吉祥寺行くと、ここで昼ごはん食べる確率が高い店。
みなさん書かれている通り、餃子が看板のお店です。
5個入りの大きな餃子が400円、あさりチャーハン、みそラーメン、しょうゆラーメン、しおラーメンいずれも680円。ちょっと前までは、チャーハンと餃子、またはラーメンと餃子でちょうど1,000円になる価格設定だったのですが、08年の原油価格高騰の時についに値段改訂。今の価格設定になったのでした。
それでも学生時代は、チャーハンと餃子の組み合わせでは食べられなかった。餃子なら餃子ライス、ラーメンかチャーハンなら単品。あの頃お金なかったですから。
餃子は皮が厚くてモチモチ、中は野菜多めのさっぱりしつつ肉の旨味と脂の旨味が出たもの。
チャーハンは他の店のチャーハンより絶対大盛りだと思うのですがいかがでしょう?塩味です。いつも髪の短いお兄さんが鍋振ってると思ってましたが、別の人がやると味にムラが出るんでしょうか?ラッキーなことにいつもあのお兄さんが作ってくれるので、ムラなものに当たったことがないです。
ラーメンはとんこつ味に慣れた方には物足りないかもしれないですね。でも麺の上にたっぷり盛られた炒め野菜のエキスが出てるので自分的にはけっこう好きな味です。
特別ものすごく美味しいというものではないかもしれないけれど、学生時代から長年慣れ親しんだ安心できる味。自分にとっては、チャーハンとラーメンを一緒に食べられるという、ほんのささやかな贅沢ができるようになったことにうれしくなれる店です。

  • 餃子
  • あさりチャーハン
  • チャーハンのスープ

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8位

アメリカンクラブハウス ハイダディ! 神宮前店 (国立競技場、外苑前、千駄ケ谷 / アメリカ料理、洋食、ハンバーグ)

1回

  • 夜の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ~¥999

2014/09訪問 2016/05/05

【再訪】スペアリブとアップルパイと

【再訪2014.09】
蕎麦屋酒で、女将さんから「たくさん飲んでいただいてありがとうございました」とお礼を言われるほど日本酒を楽しんだ女性陣から、デザートのご要請。
夜9時を過ぎてもデザートが食べられる一番近い店ということでやってきました。

この店にはアップルパイアラモードがあるのです。
アップルパイの上にアイスクリームを乗せ、ソースをかけたもの。
キャラメルソースのアップルパイとブルーベリーソースのアップルパイをシェアすることにしました。
注文を受けてからアップルパイを焼いてくれるので、時間はかかりますがパイは熱々、生地はサクサク、アイスクリームが溶ける前に食べていただきました。

この店のもう一つの名物はスペアリブ。
1人前4本なのですが、「醤油味以外は2本ずつでもいいですよ」というマスターのご厚意で、柚子胡椒とガーリックを2本ずつ。
こちらもきれいに骨だけ残してシェアさせていただきました。

スペアリブはランチでも食べることができます(1,300円)。
ランチのスペアリブは醤油味だけで3本。
「醤油味が一番人気なんです」というように照りがあって飽きのこない味。
個人的にも醤油味が一番好みです。

以前はランチタイムも喫煙可だったのですが、いつの間にかランチタイムにはテーブルから灰皿が消えていました。
音楽も80年代ポップスに戻った様子。
煙草の煙が気になったのでしばらくご無沙汰していたのですが、ランチタイム禁煙ならまた時々ランチ食べに来ようかな。
この周辺では貴重なカジュアルな洋食屋さんなのです。


【再訪2010.05】
その後もランチや夜の会食で利用中。写真も少し追加します。
スペアリブの味付けは、以前の4種から7種に増えました。
醤油、塩コショウ、マスタード、ガーリック、加えて、ケチャップ、バーベキュー、柚子コショウが増えました。
夜は1人前4本なので、全種類を一度に食べるのはかなり困難です。
この前は3人で行って4種類16本でギブアップしました。
適度に脂は落ちていて、味付けはしっかりスパーシーに効いているので、これから暑くなってきたときのビールのお供にピッタリです。

日替わりランチは、ハンバーグ、ポークソテー、チキンソテーのいずれかがメインであることが多いです。
ただし、ソースや焼き方が日によって違います。
チーズ焼きだったり、トマトソースだったり、キノコソースだったり、マスタードソースだったり。
なので、基本3種でも意外にバリエーションがあったりと、知恵をだして工夫してますね。


【最初のレビュー 2009.10】
以前はアンティークな感じの店でしたが、9月に改装して壁が白くなり、壁にいっぱいあった古い時計がなくなり、BGMは70年代80年代ロックから落ち着いた感じの曲に変りました。
ランチもちょっと変わりましたね。スペアリブのランチは1200円になったのでちょっぴり値上がり。ハンバーグやチキンのグリル、ポークソテーなどの日替わりランチが900円。このほかに日替わりのプレートが980円で出されています。それからステーキのランチは1,000円。カレーはビーフカレーとシーフードカレーがあるようです。
他の方も書かれているようにスペアリブが美味しい店ですね。若い衆を連れていくと、ほとんどの人が「あのスペアリブがまた食べたい」といってもう一度連れて行けとリクエストしてきます。醤油味、塩味、マスタード、ガーリックの4種類の味付け。自分の好みはマスタードです。粒マスタードの香りと刺激がなかなかです。
そうそう、4種類の味付けが味わえるのは夜だけです。ランチは醤油味だけ。
アップルパイもいいですよね。上に乗ったアイスが溶けないうちに食べないとベチャベチャになっちゃいますけどね。
この辺りは「手軽な洋食屋」が意外に少ないので、この値段であの味なら合格だと思います。夜突然10人くらい入れますか?と電話すると、席を作ってなんとか入れてくれるというわがままも言わせてもらってます。
でも、いつもいたGパン姿で動き回っていたウエイトレスのお姉さんはどうしちゃったんだろう?

  • スペアリブ(柚子胡椒とガーリック)
  • アップルパイアラモードキャラメルソース
  • アップルパイアラモードブルーベリーソース

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9位

食彩処 網代 (高田馬場、西早稲田、下落合 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2009/11訪問 2016/05/05

赤兎馬が飲めるお店

【11月5日再訪】
忘年会の会場下見のため、4人で再訪。
写りが悪いですが写真をアップしておきます。
さんま一匹分のさんま刺しは、今回も脂の乗りが上々。
それを上回るのが、かんぱちの薄造り。薄く切ったかんぱちを、ポン酢にもみじおろしで、細ネギを巻いて食べます。同行者が「こりゃうまい」を何度も連発していました。写真は実は4人がひと切れずつ食べてしまった後のもの。写真を撮るまで我慢ができないくらいの美味しさでした。
その後店長さんは、そのかんぱちのカマを塩焼きにしてくれました。これまた脂の乗りが最高で、しかもまったくくどくない、さっぱりした脂の乗り。こちらは写真撮る間もなくみんなの箸が解体してしまいました^^;
ひたしまめは、枝豆を出汁に付け込んだ保存食。イカの干物は中にワタが入っていてその味が焼酎にぴったりでした。
今回はその他に、衣にコーンフレークを使ってパリパリとした衣の食感の鶏のから揚げ、ポン酢で和えた生ガキなどなどを堪能。
忘年会は5,000円で鍋で飲み放題ということにまとまりました。

【最初のレビュー】
信州は上田の出身の店長さんがつけた店の名前はなぜか「網代」。昔お母さんがやっていたお店の名前が「あじろ」で、その名前を引き継がれたそうです。
魚料理が中心のお店で、夜のメニューにはその日のお勧めが並びます。また、信州のご出身だけに馬刺しや野沢菜なんかも出してくれます。
飲み放題の宴会も4,000円からやってくれるとか。
料理の水準は高いですよ。この前いただいたさんまの刺身なんか、肉厚で脂ものってて、店長さん曰く「中トロよりおいしいかも」。確かにっていう感じでした。さんまもただ切って出すのではなく、飾り包丁がしてあったり、つまは大根の中に茗荷が混ぜてあったりと、なかなかいい仕事してます。それでもこれで700円なんですからね。
刺身をつける醤油には、普通の関東風醤油とともに、たまり醤油が用意されています。少し甘めでとろりとした醤油は刺身によく合います。このたまり醤油は料理にも使うのだそうです。
牛すじ煮込みも醤油味でよく煮込まれています。
お酒は日本酒、焼酎ともまずまずの品揃え。
珍しいのは焼酎の赤兎馬のしかも赤があること。なかなか手に入らない焼酎だそうで、確かに赤兎馬を置いている店に出会ったのは2回目(もう1軒は名古屋の柳橋中央市場の隣にある鮨屋:でもそこは赤ではなく紫でしたけど)です。香りがよく飲みやすいのでついつい飲みすぎてしまいます。4合ボトルで4,000円でキープも可能です。しかも期間は無制限だそうです。
店長さん、キープさせていただいたのでまた行きますよ。

  • さんまの刺身
  • かんぱちの薄造り
  • ひたしまめ

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10位

玄庵 (京成立石 / そば)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/10訪問 2016/05/05

ここが総本山

【再訪2012.10】
久しぶりにランチに訪問。
店内には、お弟子さんの店がミシュランの★を獲得したことが紹介されています。
そんなすごい店を始め、各地にお店を開くお弟子さんを輩出する店。
みなさん、ここで蕎麦打ちを習得されたのですね。

さて今回は、むかしもり天(1,100円)。
小海老、キス、ししとう、かぼちゃ、なすの天ぷらが付いてきます。
上品に軽く揚げられた天ぷらで、天つゆは別に出てくるのがこの店のやり方。

蕎麦は細打ちでルックスもキレイ。
この日は常陸秋蕎麦だそうです。
ほんのり甘味のあるすっきり系の蕎麦であることは前回と同様。
蕎麦の旨味が味わえる蕎麦です。
ただ今回は蕎麦がくっついて絡まることが多かったのが残念。
水切りしすぎたんでしょうか。

つゆは辛口で蕎麦の甘味を引き立てるのも前回同様。
蕎麦湯もナチュラルで、つゆと合わせてゆっくりいただけました。

師匠の店は味に安定感がありますね。


【最初のレビュー2009.11】
そばを食べるときには、普段は薬味は使わないことが多いのです。
特に今の新そばの時は、せっかくのそばの香りが飛んじゃうような気がして。
ただでさえ、鼻が悪いもんですから^^;

たいていのそば屋さんは、薬味といえばねぎとわさびですよね。
ここは、何やら赤い大根おろしが出てきました。
今回は、むかしもりとジャンボかき揚のセット(950円)を注文したので、おろしそばを頼んだ覚えはなく、してまた、おろしそば用としては量は少なく…
はて?と思って一口パクリ。

「辛い!」普通の大根よりもけっこう辛い。
これが話に聞いていた辛み大根なんですね。
長野県産のねずみ大根という辛み大根だそうで、普段は下ろすと白いのですが、今の時期は下ろすと赤くなるのだそうです。
これは、そばの香りを消さないでいいですね。しかもつゆに入れるとわさびのように濁ることもありません。わさび使うときは、つゆに溶かずにそばにちょっと乗せて食べたほうがいいような気もするのですけど、それはまあそれぞれの好みですからね。(←そんなことするのお前だけだろって声が…)

さて、肝心のそばです。
ランチはなんともりそばが2枚出てきます。
二八の江戸そばです。たぐるとほんのり香りがして、つるつるといいのど越しです。

もうみなさんがレビューに書かれている通り、こちらのご主人は江戸東京そばの会の代表を務める方。店の奥では生徒さんがそば打ちをやっていましたが、卒業生の方150人がそばの繁盛店を開いているという、そば打ちの大師匠のお店だったんですね。
さすがは、師匠のおそばのお味です。

ジャンボかき揚は、直径15センチ、暑さ3センチはあろうかというボリューム。桜エビと長ネギのかき揚でそばを邪魔しない軽い揚げ上がりでサクサクでした。

後から見えたお客さんは、天ぷらそばを注文していましたが、こちらは、かけと天ぷらと別々にして供するんですね。その辺りもこだわりなのでしょう。

そば湯もやや濃いめのそば湯でしっかりした味でした。

店内は囲炉裏があったり古民具がおかれたり、テーブルは落ち着いた木目のどっしりした木のテーブル。静かなJAZZがBGMです。
ランチタイムをゆっくりと、そして2枚のたっぷりのもりそばでお腹いっぱいで過ごせました。
今日は立石で仕事で得した気分。

  • むかしもり
  • ジャンボかき揚
  • むかしもり天のもりそば

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