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a11011のグルメレポート
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a11011 (40代後半・京都府) 認証済
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1回
夜の点数：4.2
2011/05 訪問
抜群の食材調達力とそれを生かす料理力
(2011.05)３度目の訪問で評価を確信して、編集。以前レビューしたように、ここは西大路七条という辺鄙な立地、さらにはちょっとマシな居酒屋に毛が生えた程度の接客でありますが、料理は超一流かと思います。割烹であり、単品メニューも大量にリストアップされています。が、先日も会席で。焼き茄子、ウニ、じゅんさい あっさりの焼き茄子に濃厚なウニがたっぷり乗り、周りにじゅんさいをあしらい、天然ミツバを散らし、香りよいダシのジュレがかけられております。強い香りの天然のミツバと、やや泥臭いじゅんさい、濃厚なウニの旨みがストレートに入ってきます。主役が淡白な焼茄子だからこそ脇役がそれぞれ最大のパフォーマンスを発揮していました。名作です。わかめと朝掘り筍の煮物＋巨大ハマグリ この季節の定番、若竹煮ですが、筍は塚原の朝掘り筍で最高級。具合よい出汁で煮て、ここまででも充分ですが、なぜか、巨大なハマグリがいっしょに炊き合わせてあり、旨みを跳ね上げています。このハマグリ、身だけになっていましたが、火が通ってなお５ｃｍの大きさでした。伊勢えび姿造り これは素材力の勝負で、もちろん美味しい。 しかし後々再登場。造り（トロ、鱧あぶり、とりがい） これも素材力。いずれも良い物でした。鱧ととりがいは塩で。若鮎塩焼き、鱧寿司 琵琶湖の鮎。１２～１３ｃｍのサイズで頭から丸ごといけました。香りは弱い。茄子、粟麩の田楽アワビの酒蒸 肝の玉じめ これも強烈な作品でした。ブツ切りのアワビが柔らかく、肝ソースの玉子出汁で茶碗蒸し状に。さらに餡かけ。見た目、緑色の茶碗蒸しで、ギョッとしますが、印象深い味わいです。ローストビーフ 粒マスタードで伊勢えびチャーハン、ミソ餡かけ ご飯ものですが、これが驚嘆の作品でした。姿造りの伊勢えびの細かい身やミソをつかったチャーハン。ごはんに至るまでにこれでもかと美食が続いても驚かされる味でした。シジミの赤だし ごはんの汁物ですが、最後まで抜かりありません。見たことも無い巨大な蜆です。３～４ｃｍ大のサイズ。突然変異種かと思うくらいです。以上のように、まず、食材の調達が抜群です。なおかつ料理もいい。すっぽん尽くしや松茸尽くし、鱧尽くしなどにも応えてくれ、パワフルな食材の取扱いが得意なようですね。料理・味は間違いなく５点満点です。--------(2010.11)西大路七条上る、西側に構える、いはら田さん、かなりの料理クオリティです。このあたりをぶらぶら歩くようなところではなく、タクシーでこちらを目指してたどり着きましょう。わざわざ味わいに行く価値はあります。料理は祇園南側に散在する高級割烹そのもので、今回は松茸尽くしの会席にしていただきました。「やりすぎ」なくらいの松茸尽くしでした。店構え、店内はむしろ庶民的なため、ふらっと入ると価格帯にびっくりしてしまうかも。従って、サービス面、雰囲気などをもう少し料理のレベルに揃えると、まとまり感が出るような。。。ともあれ、質の良い旬の食材、すっぽんや松茸や蟹などのパワーのある高級食材を力技で昇華させる料理で、日本の食の悦びを満喫できると思います。
2011/05/15 更新
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(2011.05)
３度目の訪問で評価を確信して、編集。
以前レビューしたように、ここは西大路七条という辺鄙な立地、さらにはちょっとマシな居酒屋に毛が生えた程度の接客でありますが、料理は超一流かと思います。
割烹であり、単品メニューも大量にリストアップされています。が、先日も会席で。
焼き茄子、ウニ、じゅんさい
あっさりの焼き茄子に濃厚なウニがたっぷり乗り、周りにじゅんさいをあしらい、天然ミツバを散らし、香りよいダシのジュレがかけられております。強い香りの天然のミツバと、やや泥臭いじゅんさい、濃厚なウニの旨みがストレートに入ってきます。主役が淡白な焼茄子だからこそ脇役がそれぞれ最大のパフォーマンスを発揮していました。名作です。
わかめと朝掘り筍の煮物＋巨大ハマグリ
この季節の定番、若竹煮ですが、筍は塚原の朝掘り筍で最高級。具合よい出汁で煮て、ここまででも充分ですが、なぜか、巨大なハマグリがいっしょに炊き合わせてあり、旨みを跳ね上げています。このハマグリ、身だけになっていましたが、火が通ってなお５ｃｍの大きさでした。
伊勢えび姿造り
これは素材力の勝負で、もちろん美味しい。 しかし後々再登場。
造り（トロ、鱧あぶり、とりがい）
これも素材力。いずれも良い物でした。鱧ととりがいは塩で。
若鮎塩焼き、鱧寿司
琵琶湖の鮎。１２～１３ｃｍのサイズで頭から丸ごといけました。香りは弱い。
茄子、粟麩の田楽
アワビの酒蒸 肝の玉じめ
これも強烈な作品でした。ブツ切りのアワビが柔らかく、肝ソースの玉子出汁で茶碗蒸し状に。さらに餡かけ。見た目、緑色の茶碗蒸しで、ギョッとしますが、印象深い味わいです。
ローストビーフ 粒マスタードで
伊勢えびチャーハン、ミソ餡かけ
ご飯ものですが、これが驚嘆の作品でした。姿造りの伊勢えびの細かい身やミソをつかったチャーハン。
ごはんに至るまでにこれでもかと美食が続いても驚かされる味でした。
シジミの赤だし
ごはんの汁物ですが、最後まで抜かりありません。見たことも無い巨大な蜆です。３～４ｃｍ大のサイズ。突然変異種かと思うくらいです。
以上のように、まず、食材の調達が抜群です。なおかつ料理もいい。
すっぽん尽くしや松茸尽くし、鱧尽くしなどにも応えてくれ、パワフルな食材の取扱いが得意なようですね。
料理・味は間違いなく５点満点です。
--------
(2010.11)
西大路七条上る、西側に構える、いはら田さん、かなりの料理クオリティです。
このあたりをぶらぶら歩くようなところではなく、タクシーでこちらを目指してたどり着きましょう。
わざわざ味わいに行く価値はあります。
料理は祇園南側に散在する高級割烹そのもので、今回は松茸尽くしの会席にしていただきました。「やりすぎ」なくらいの松茸尽くしでした。
店構え、店内はむしろ庶民的なため、ふらっと入ると価格帯にびっくりしてしまうかも。
従って、サービス面、雰囲気などをもう少し料理のレベルに揃えると、まとまり感が出るような。。。
ともあれ、質の良い旬の食材、すっぽんや松茸や蟹などのパワーのある高級食材を力技で昇華させる料理で、日本の食の悦びを満喫できると思います。