野生のカンタさんが投稿したランタン・ルージュ(東京/中野)の口コミ詳細

野生のカンタのレストランガイド

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野生のカンタ (70代以上・男性・東京都) 認証済

この口コミは、野生のカンタさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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ランタン・ルージュ中野/フレンチ、バル、スイーツ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2013/03 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

私たちの行きつけの店です

「赤ひょうたん」と「極楽屋」の間の路地を入ります。
中野駅北口にしては人通りがそれほど多くない通りで
今はレビューを書かれていないjr_nakanoさんが「安心通り」と呼んでいる路地である。
これまで何度も行き、再訪レビューを書いてきた。
以前のレビューをコピーしてあったので、それを短くまとめます(でも、長くなるかも)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

初レビュー(2012/04/02)
昨日の夜六時半の少し前、中野駅に帰ってきた。
さてどこに行こうかと考えていると、妻が「騒がしい店は嫌よ」と言う。
となると、この通りしかない。

店の方が店先に鉢植えの花を並べ、開店の準備をしていた。
「もうやってますか?」「いらっしゃいませ」ということで、店の方と一緒に階段を上がる。
店の一番奥のカウンター席に、窓を背にして腰掛ける。
窓からはまだ陽が射し込んでいる。
四月になったというのにまだ桜も咲いていないが、陽は確実にのびている。

私はいつもながらビール。
花粉症がひどく、酒を飲むと悪化すると言う妻は「ぶどうジュース」を。
ビールはグラスビールだが、マシーンからグラスにビールを注ぎ、
最初にできた泡をスプーンで丁寧に取り除き、きめの細かい泡を注ぎ足す。
瓶ビール派の私にはよく分からないが、入れ方にかなりこだわっているようである

料理は何をいただこうかとメニューを見ると、その上段に
「おまかせ(お一人様1500円)前菜を数種類お出しします。お得ですよ!」とある。
それを二人分いただくことに。

店の方は二人の男性(最近は奥さんも手伝うようになったが)。
一人は店先で開店準備をしていた接客担当の方、軽快な話術でお客さんを和ませるのが得意そう。
もう一人は厨房担当で、寡黙に料理作りに専念している。
適材適所である。

一皿目が届けられ、丁寧に説明された。
乗っていたのは——

 イワシのマリネ(エスカベシュ?)
 トマト(シシリアンルージュ?)のマリネ
 美明豚のリエット
 そして、きゅうりのピクルスとレタス類

店の方も言っていたが、イワシのマリネはオイルサーディンのようなもの。
しかし、缶詰のような小さなものではなく、普通の大きさのイワシを使った自家製のもので、
もちろん骨まで食べることができる。

トマトのマリネは、湯むきしたトマトを漬け込んだものだが、
ビネガーの酸っぱさよりもトマトそのものの甘さが際立っている。

美明豚のリエットは、最近ときどきいただくペイスト状のもの。
バケットに乗せていただいたが、以前に別の店で食べたもののような臭みはまったくない。

二皿目は——

 黒鯛のカルパッチョ

薄切りにした黒鯛が、みじん切りよりも細かく刻んだハーブの入ったオリーブオイルで漬け込まれている。
黒鯛は、柔らかいがコリコリとした食感も残っていて美味しく、
オリーブオイルはたっぷりだが、油っこさは感じない。

三皿目は——

 根菜のトマト煮

れんこん、ごぼう、さつまいもなどをトマトソースで硬めに煮込んだもの。
トマトソースは濃厚だが酸っぱくはない優しい味。

店名はフランス語だが、フレンチの気どった雰囲気もなく、
店主と思われる方の気配りも押し付けがましさがなく、なんともいい。
この人、誰かに似てる?
そうだ、昨日テレビで見たペナルティーのワッキーを華奢にしたようにも見える。
とはいっても、ワッキーの気持ち悪さはない(笑)

これで「おまかせ」は終わりだろうと思い、メニューを眺めていると、
四皿目が届けられた——

 砂肝と野菜のソテー

砂肝は、焼鳥のようなコリコリとしたものではなく、
しっとりとした柔らかい仕上がり。
「・・・」という料理法で処理してから、ごぼうやれんこんと炒めているとのこと。
「・・・」は昨日の夜までは覚えていたのだが、
朝起きたら完全に忘れてしまっていた——すみません。
レビューを書いた後に「まてぃす」さんから「コンフィではありませんか」と。
そうそう、コンフィだった。

私がビールをお替わりすると、
それまでワインを我慢していた妻が、耐え切れずにワインを注文。
赤にするか白にするか迷う妻に店主の方がいろいろと説明してくださった。
グラスワインは赤・白・ロゼとそれぞれ数種類揃っており、
どれも500円から高いものでも800円くらいと手頃な価格設定である。
迷ったあげく、白にしていただいた。
その頃からお客さんが集まり始める。
一人客の男性、予約していた四人連れの女性、女性の一人の客。

私たちが追加で注文したのは——

 玉ねぎのキッシュA風
 はまぐりと菜花のコロッケ
 ガトーショコラ・カルヴァドス

どちらも美味しく、
はまぐりと菜花のコロッケは、刻んだはまぐりとかなりの量の菜の花の入ったクリームコロッケ。
ガトーショコラはショコラの苦みが利いており、
妻が残したワインを飲みながらいただいたが、ワインにも合う。
〆て7150円。
チャージもお通しもなし——私の好きな店である。

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再レビュー(2012/07/14)
一昨日の夕方、妻から電話——「中野駅の近くで落ち着ける店はない?」と。
女友達二人とどこかで食事をしようということになったらしい。
迷うことなくこの店を教えてやったが、
重症の方向音痴の妻が二人を連れて行けるわけがない。
何度か一人で行ったことのある、駅から近い「カルマ」というカフェまで行かせ、
「そこを左折してまっすぐに行くと、極楽屋のところからミニストップが見えるから」と言うと、
「ファミリーマートしか見えないよ」と。
「見てる方向が違う。そこで身体を回転させてみろ」と言うと、「あった、あった」と。
「その先の『ずっちゃん』というもつ焼き屋の二階だから」と言うと、「もつ焼きは食べたくない」と。
「もつ焼き屋に入れって言ってんじゃねえよ。その二階だよ」と言うと、
また「あった、あった」と言い、突然電話を切られた!
ああ、疲れた——仕事しよっ。

八時頃にまた電話——「今から来ない?」
仕事にも疲れたので、出かけることに。
着いたとき、妻以外の二人は完全にできあがっていた。とにかく騒がしい連中である。
すでになくなっていた白ワインのボトルをもう一本注文する。
一人が「おまかせ、美味しかったよ」と、
そんなことは知っているが、サッと食べて帰りたかったので、「ランタンカレー」を注文する。
新しい白ワインが空になった三つのワイングラスと私の新しいグラスに注がれる。
ボルトの半分ほどがなくなった——ああ、もったいない!
ランタンカレーは、キーマカレーだった。
スパイシーだが、それほど辛くはない。

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三度目のレビュー(2012/07/27)
うるさい連中と行ってから一週間後に妻と二人で訪問。
土曜日だったので、お客さんでかなり賑わっていたが、やはり静か——この店はいい。
おまかせ(一人1500円)を注文。

 前菜(自家製ロースハム、トマトのマリネ、豚肉のパテ、ピクルス)
 カルパッチョ(二種類——忘れました:ペコリ)
 ポークソテー
 白レパーのロースト

その他にチーズ(種類は妻のワインに合わせて、店の方におまかせした)、
そして、クレームババロア・抹茶。こちらも美味しい。
グラスビール二杯とワインと合わせて、
5950円——かなりリーズナブルである。

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四度目のレビュー(2012/08/12)
北口に行くと自然と足が向かう、妻のお気に入りの店である。
このところちょっと肉を食べ過ぎていたのと、
以前に妻が肉を食べない友人たちと伺ったときに「おまかせ」を肉抜きにしてもらったところ、
とても美味しかったということで、肉抜きにしていただいた。
出された料理は——

 いなだのカルパッチョ——以前と味が違うので聞いてみると、塩漬けのケッパーを使っているとのこと。
 サラダのジュレ寄せ——茹でたカブとインゲンとオクラを冷し、トマトと一緒にジュレで和えたもの。
 焼いたナスにアンチョビのソースを塗って炙ったもの——味噌も使っているのかな?
 ひよこ豆のサラダ——ツルムラサキがアクセントに。
 白身魚のフライ——セロリとトマトのマヨネーズ和えの上に。

妻は何度も「美味しい」を連発しながら食べ、
以前に「千年葡萄家」に行ったときに「ジョヴァンニを超えたな」と言っていたが、
今度は「千年葡萄家よりも美味しい!」と。

この日も最初は私はビール、妻は白ワインだったが、
メニューを見ると、オリジナルのカクテルがいろいろとある。
「新生姜モスコミュール」を飲んでみた。
新生姜を漬け込んだスミロフのウォッカで作ったモスコミュールである——美味しい。
次に頼んだのは、ジントニックに凍ったキウイフルーツを入れたもの——こちらも美味しい。
妻はスパークリングワインのロゼにグレープフルーツを入れたものを。
どれも600円程度でかなりリーズナブルである。

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その後も何度もお邪魔をしている。
しかし、最近は満席で入れないこともしばしば。
あまり人に教えたくない店だが、
やっぱり食べログの功罪は大きい!

2013/04/03 更新

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