6回
2020/08 訪問
夏季限定の「天ざる中華」は初めての美味しさ
このお店のレビューを書くのは、もう5回目です。
JR松島駅付近って、町役場が近場に移転したにも関わらずガチ飲食店が少なく、不便さを感じていたのですが、このお店ができたことで行きやすくなりました。(ちょうどお隣で、老舗喫茶店の『Cabin』さんが長年頑張っておられますが、安定しているのはそこだけ?)
『なかお』さんにも、末長くお店を続けていただきたいです。
さて、今回いただいたのは、夏季限定メニューの「天ざる中華」。
写真の通り、ざるラーメンに天ぷらを添えた、極めてシンプルな一品です。
(※珍しく店内が空いていたので、周囲に気兼ねすることなく写真を撮れました)
なお、自分がいただいたのは普通盛りでしたが、大盛りにもできるようです。
見た目からも涼し気な浅笊にて供される、こちらの中華麺・・・
キリッと冷やされた麺は、茹で加減は硬すぎず柔らかすぎずで、太さも丁度良く、のど越し抜群です。優しい小麦の気配がちゃんとして、麺だけでも美味しいやつ!
添えられた薬味がネギとワサビだけというのも、潔くて好感が持てます。
さらに、味のキモとなる「つけ汁」は、ここならではの魚介出汁のパンチが効いた、フルボディ醤油味のしっかり系。
「足りなくなったら追加します」と、お店の方から最初に仰っていただけたのも嬉しかったです。
そして天ぷらは、エビ2尾にナス・カボチャという夏野菜コンビで、もちろん全て揚げたて!
エビは、身がぷりぷりながら尻尾の先までサクッと食べられる、絶妙の揚げ加減でした。
また、ナスもカボチャも、良い素材を丁寧に切って上手に揚げた、大変にきちんとしたお料理。
個人的にナスの天ぷらが好物なもので、こちらのは美味しくて大満足しました♪
実は、「冷たいラーメンをすする合間にアツアツの天ぷらを齧る」というシチュエーションって、自分にとってはお初だったのですが・・・
これが、予想以上に美味しかったです。
和風濃厚つけ汁が仲立ちになればこその、見事な食のハーモニー。
蕎麦でもうどんでもなく、中華麺と天ぷらの組み合わせがこんなに調和するとは、意表を突かれました。
この味、どう考えても家庭では絶対再現できないやつなので、お店で出ているうちにもう一度食べに来られたらいいなぁと思っています。
追記:今回いただいたメニュー「天ざる中華」は、トッピングやミニ丼を追加しない限り、肉っ気ゼロです。
お肉派の方は、冷やし麺にいつものチャーシュー3種が乗った「ざる中華」というメニューをどうぞ。
2020/09/05 更新
2020/08 訪問
夏限定メニューが登場
このお店のレビューをするのは4回目になります。
美味しいし、立地が松島駅前で立ち寄りやすいので、ついつい足が向いてしまいます。
それにこのお店、お若い店主さんが研究熱心らしくて、行くたびにラーメンが微妙に変化してるのが面白いんですよね。
それを確かめるのも楽しみの一つだったり。
さて、今回は蒸し暑い日にお邪魔しました。
お目当ては、夏限定メニューの「冷やしらーめん」です。
※正式名称は「山椒とすだち香る冷やし和らーめん」だったかな、うろ覚えですみません^^;
コロナ対策なのか、こちらのお店、注文方法が「入り口横のタッチパネル式」に変更となっていました。
初めてだったのでちょっとモタついたものの、どうにか注文完了。
注文完了した時点で厨房に通知が行くみたいで、すぐに調理に取り掛かっていただきました。
短い待ち時間でやってきた「冷やしらーめん」、見た目は、スープ色味濃い目の醤油ラーメンでした。
トッピングとして白いムース状のものがのっかっていて、てっきりいつもの昆布出汁かと思いきや・・・これは「スダチ果汁」を泡立てたものなんだそうです。
冷たいスープを飲んでみると、醤油・魚介出汁の風味と一緒に、なるほど爽やかなスダチの気配が!
このスープ、こちらのお店のものとしては珍しく「塩気」をかなりストレートに感じるものでしたが、このスダチのおかげか全く不快ではありませんでした。
夏場は塩分摂取も大事ですもんね。こういうところも、夏向きに練り込まれていますね。
ちなみにデフォルトのトッピングは、あわあわスダチの他は、山椒・チャーシュー3種・メンマ・みつばでした。
山椒もミカン科の植物なので、このラーメンにはどんぴしゃのトッピングなのではないかと。
自分は雑に食べ進めてしまったせいで、山椒はぽろぽろと半分以上スープの中にこぼれ、一時行方不明になってしまいましたがorz
(麺・具を完食した後に一生懸命すくって食べました)
あ、あと、こちらのお店では、麺を全面リニューアルされたそうです。
今回いただいたのもその新麺で、やや細めのシンプルな中華麺でした。
以前の魚粉練り込み麺はそれ自体がかなり個性的でしたが、この新麺は、小麦の風味はちゃんとするものの、自己主張は控えめ。
これはこれで、こちらのラーメンの特色である和風スープを良く引き立てていました。
少なくとも、この冷やしらーめんには合っていたと思います。
というわけで「冷やしらーめん」、こちらならではの凝った和風味で、楽しくいただきました。
脂ギトギトラーメンが苦手な自分にとって、このお店の「和らーめん」は非常に嬉しい存在です。
コロナ禍もあり、今後も色々と大変だろうとは存じますが、本当に長く続いて欲しいなあ。応援せねば。
次回は、これまた夏限定メニューだという「ざる中華」を食べてみたいと思います。
2020/08/14 更新
2020/05 訪問
コロナ対応でいろいろ変化。でも味は間違いなし
仕事ついでに3回目の訪問をしたら、注文システムとメニューが大幅に変わっていました。
コロナウイルス対策のため、セルフトッピングコーナーと盛り放題ライスコーナーが消滅・・・
注文できるのは固定メニューのみで、追加トッピングをお願いしたい場合も口頭で伝えるだけ、となりました。
うーむ、セルフでいろいろできるという個性が消えてしまったのは残念ですけど、コロナ対策では仕方無いですね。
さてさて新しくなったメニュー表を拝見したところ・・・
ラーメンメニューには、これまでもあった「醤油」「塩」に加え、「魚介と香味野菜の和風ポタージュ」という耳慣れないモノが登場していました。
これらのラーメン類は、デフォルトのトッピングが以前より多くなり、一杯750円。
追加トッピングは品数が絞られていました。
また、以前からあったミニ丼は、350円に値下げとなっていました。
自分は、何だか良く分からない「魚介と香味野菜の和風ポタージュ」というのを、単品で頼んでみました。
届いたラーメンを見てまず第一にびっくりしたのは、トッピングのボリュームです。
何と、チャーシュー類が3種類も盛り合わせになってる!
柔らか豚チャーシュー、とろとろ豚バラチャーシュー、しっとり鶏チャーシューが丼の表面を覆い尽くしており、麺が見えません・・・
個人的には、ヘルシー系のラーメンを想像して注文したんですけど、完全に真逆の趣向でしたw
しかしどのチャーシューも意外にあっさりしていて食べやすく、魚介だしラーメンと合わせて違和感が全然無いのは、さすがでした。
さらには味玉半分、メンマ、昆布だしクリーム、ネギ、ミツバが載り、本当に具沢山。
で、スープは黄色っぽくて油がテラテラ浮いており、他2種類のラーメンとは違いスープが濁っています。
飲んでみると、ベースにはカツオがしっかり効き、浮いている油は香味野菜の風味を移したもの。
和風スープですが、若い人にも喜んでもらえそうな、かなりしっかりした旨味の濃さでした。
麺はいつもの魚粉練り込み麺だったのかな。太めのちぢれ麺で、スープに合っていたと思います。
珍しい和風らーめんを美味しくいただいて、すっかりお腹いっぱいになりました。
こんなお肉てんこ盛りのラーメンが750円って、ちょっと安すぎないかな?
なお、麺半分で注文することもできる(※その場合50円引き)ので、小食な方はそれで十分だと思います。
以上、今だけの営業形態かもしれませんが、とりあえずレポートしておきます。
間違いなく美味しいお店なので、大変だとは存じますが、何とか頑張っていただきたいです。
2020/05/18 更新
2019/12 訪問
メニューが増えていました
以前行ったときは、ベースとなるラーメンが醤油1種類しか無かったのですが、新たに塩ラーメンが追加されていました。
また、ミニ丼もいろいろ登場していました。4~5種類あったと思います。自分は小食なので今回は手が出せませんでしたけど、なかなか美味しそうだったので、いずれお味を試したいです。
今回追加された塩ラーメンは、レモンがトッピングされた、爽やかなラーメンでした。デフォルトの具は蒸し鶏・刻みネギ・かいわれ大根でした。
スープは見た目さっぱり系で軽いのかと思いきや、味の奥では大量の旨味が複雑に絡み合って濃厚、自分の舌では何が何だか解析不能^^; 感覚的にはすご~く美味しかったものの、言葉では全然説明できません・・・すみません。一応、公式FBによれば、「昆布と鯛と鶏のダシ」がベースのようです。でも、他にも何か秘訣がありそうな気がしました。
麺は低かん水なのかな? 柔らかめの細麺でした。自分はもうちょっと硬めの方が好きですが、スープの複雑な旨味を楽しむためにはこれぐらい柔らかい麺がベストなのかも。
こちらのラーメンも、従来の醤油ラーメンと同じように、トッピングを自由に選ぶことができます。塩ラーメンも旨味のしっかりしたラーメンなので、様々な具材に合いそうです。
2020/04/07 更新
2019/11 訪問
目立たないけど、これは美味しい&楽しい味
JR東北本線・松島駅の近くにある、「和らーめん」のお店です。
大通りに面しているわけではないため、店舗はあまり目立っていませんが、味は間違いなく美味しかったです!
料理:ここのラーメンは、基本的に一種類しか無いようです。そのベースのラーメンに、自由に選んだ具材をトッピングして食べることができます。
ベースの和風ラーメンは、スープが魚介ダシの効いた醤油スープ、麺はちぢれ麺(太め)です。デフォルトの具として、ほぐした蒸し鶏と葱・ユズ皮が載っています。蒸し鶏はあっさりと下味がついているようで、このベースラーメンだけでも美味しいです。
こちらのラーメンはスープが特徴的です。醤油味自体はまろやかで塩気よりも旨味が強く、そこに魚介ダシの風味がこれでもかと押し寄せてくる系。しょっぱくないので、ついつい飲んでしまいます。
また、麺も特注品らしく、魚介粉が練り込まれているとのことです。凝ってるなあ。
自由に選べるトッピングは、天ぷらやチャーシュー・煮卵・メンマなど色々ありました。気分に合わせて色々選べるので、楽しいお店だと思います。
雰囲気:お店はリフォーム直後な感じですが、特にオシャレに振り切ってもおらず、綺麗めな和風のたたずまいです。雰囲気はアットホームで、ご近所の食堂に来たような感じでくつろげると思います。お店の方は色々教えてくれて親切です。
立地:JR東北本線松島駅の目の前です。目の前と言っても、普通に街中へ歩いていくルートからは若干ズレた方向なので、分かりにくいかも。穴場だと思います。
追記:ランチタイムのみの営業で、スープがなくなり次第閉店だそうです。
2019/12/05 更新
久し振りに食べログレビューするのは、またしてもこちらのお店。
秋冬限定メニューらしい「濃厚牡蠣白湯そば」というのが登場していたので、ご紹介します!
・・・その前に、お店の現在の営業状況なんですけど、
1.夜営業開始(17:00~20:00 平日のみ)
2.コロナ対策いろいろ(カウンター仕切り板、空気清浄機、センサー式アルコール噴霧器etc..)
3.丼メニューに変更有り(鯛めし復活、まかない飯追加)
と、店主さんの模索は続いているようです。コロナ禍もあり、本当に飲食業の皆様は大変ですよね・・・
さてさて、新メニューの「濃厚牡蠣白湯そば」。
仕込みに手間がかかるため数量限定販売なんだそうで、日によっては早々に売り切れてしまうこともあるようです。
見た目は写真の通り、どろっとした不透明のスープに牡蠣や海苔などがトッピングされ、なかなか賑やか。
配膳の時点で磯の香りがめっちゃ漂ってきて、早く食べたくなっちゃいます。
肝心のお味ですが、まず、スープはひたすら旨味のカタマリ!
牡蠣そのものがピュレ状になって入ってるのかな? どろりとした独特の手応えがあるスープで、鶏白湯がベースになりつつも、牡蠣の風味がガンガン前面に出てきて、なるほどこれは「濃厚」なお味です。無化調のはずなのに、舌がびっくりするぐらい旨味が凄い・・・
もちろん、臭みやクセなどの不快要素は全然感じられません。
自分はのんびり食べていたら、スープの中で牡蠣成分(?)がどんどん沈殿してゆき、後半は旨味が濃すぎる感じになってしまいましたw
なので、意識的にスープの上下を混ぜながら食べるか、あるいは後半用にライスを付けた方が良いかも知れません。このスープと白ご飯は絶対に合うと思います。もちろん小麦香るこちらの細麺にもぴったりです。
また、トッピングですが。
主役の牡蠣は、写真だと野菜に埋もれていますが、4つぐらいありました(うろ覚え^^;)。絶妙な火の通し方で、プリプリして香ばしさもあり美味しかったです。
サイズ的には小さ目ですけど、もともと松島産の牡蠣は小粒で味が締まっているのが特徴ですからね。地のものを使っているんだなぁと嬉しくなります。
あと、地味な存在ながらも、トッピングのバラ海苔はこの牡蠣スープとの旨味相性が抜群!
このスープにひたった海苔を持って帰って日本酒のツマミにしたいぐらい気に入りましたw
というわけで、季節限定のスペシャルメニュー「濃厚牡蠣白湯そば」、お値段は1,000円でしたがその価値はあると思いました。
自分は基本的にはあっさり好みですけど、これはこれで、たまに無性に食べたくなるやつだ・・・
また松島駅近辺に行くことがあったら、ぜひお邪魔しようと思います。ごちそうさまでした。
追記:平日の夜営業が始まったと書きましたが、昼でスープや麺が切れた場合など、夜営業できない場合もあるようです。お出かけの際はご注意ください。