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ラーメン大好きで私の約5倍ラーメンを食べている麺テロリストまろさんからお声掛け頂きまして。
自称ラーメンマニアで主に飲食店仲介をしている不動産屋の私を含め、ラーメン屋さんや飲食店のオーナーさん6人で、西中州にある名店、鮨さかいに伺いました。
メンバーの方々も豪華だし、行くお店は3カ月先まで予約で埋まってるような、食べログで4.46付いてる名店だしで、緊張のあまり昨晩から眠れなかったのですが、皆さん温かく対応してくださって良かったです(^-^)
西中州の奥の奥、ビルの二階にある鮨さかいは、入った瞬間の空間から既に温かくもしっかりしていて、思わず背筋が伸びますね。
玄関で靴を脱ぎ、スリッパを履いて上着を預けて
から12席のカウンターへ。
当然、満席です。
こちらは18時と20時半の二回、完全入れ替えで約2時間。
つまり、1日の営業で食べられる人数は最大24人。
メニューはなく、おまかせのみ。
飲み物を注文し、飲み物が揃ったところで、大将の堺さんから全員にご挨拶があり、約2時間の饗宴が幕を開けます。
まずはお通し
タラの白子のスリ流し
淡い、でも美味しいスープを少量頂いた気分で、よりお腹が空いてきました。
富山湾の白えび
白えび自体の甘さ、美味さもさることながら、振ってある塩がまた美味しく、相互に引き立てあってめちゃウマ。
平戸志々伎漁港のマダコと唐津のあわびの煮物
こんなに美味いタコは初めて食べました。
また、あわびも苦味がなく歯応えはあれど柔らかく、とても美味しい。
タラの白子のおひたし
白子のプチッと弾けてトロける美味さが素晴らしい！
また、わさびがすごく美味しかった。
ひらめとタイラギのお造り
添えてある橙を絞り、タイラギは塩とわさび、ひらめは2枚までは塩とわさび、3枚目は醤油とわさびで頂きましたが、歯応え、橙の酸味と甘み、塩のキレ、わさびの風味、無くなるのが悲しくなる美味さです。
蝦夷バフンウニと毛ガニ、シソの花添え
北海道のウニと毛ガニ、それぞれで食べても記憶している味のはるかな高みにある味わいで、これを一緒に頂くと、正に口福。
別府湾のアンキモソースとトラフグ
アンキモは橙を合わせて濃厚ながら甘みのあるソースに仕上がっていて、そこにトラフグの刺身や皮をよく混ぜて頂くと、塩分控えめの美味しい酒盗になっていて、無心で頂くことに。
ソースを余すことなく頂けるよう、途中でワカメを出して下さり、絡めながらきれいに頂きました。
この辺りから私以外の全員が日本酒に切り替え。
アンキモ
過去に食べたアンキモはなんだったのか、これほど美味しいアンキモは初めて食べました。
臭みの無さ、柔らかさ、トロける食感と旨味、完璧です。
フグの白子
濃厚な、トロリとした白子は、これまた数少ない過去の経験とは、比べ物にならない美味しさ。
ばちこ
ナマコの卵巣を乾燥させた珍味で、これまた美味しい。
塩気も程よく、皆さん更に日本酒が進みます。
ここからにぎりに入り、生姜が出てきましたが、自家製らしく、スライスではなくコロコロしたサイズにカットされていて、これもまた美味しい(^-^)
にぎりに関しては驚愕の連続でした。
赤酢が入ったシャリは、かなりしっかりした味付けで、そのままでも美味しいというか、少し濃く感じるほど。
ところがわさびをつけ、ネタと握って煮切りをつけた完成品を食べると、完璧に調和しています。
また、初めて実際に見ましたが、鮨を大将が置いた瞬間、空気を含んだシャリがネタの重みで沈む、という現象。
漫画の世界の話かと思っていたら現実でした。
そして、口中に放り込むと、パラリと解けてネタに絡むシャリは、一粒一粒を感じられるほどにピンと立っています。
最初は固めに炊いてあるのかと思いましたが、シャリとしてのバランスがあらゆる意味で完璧ゆえだと、食べていく内に気付きます。
極めるとはこういうことなんですね。
食べたにぎりは下記の通り。
津軽海峡のヒラメ昆布締め
浸かりすぎない絶妙な締め加減で美味しい。
のどぐろの昆布締め
脂のノリが良く、すごく美味しかったです。
コハダ
酢が立ちすぎず、爽やか
壱岐のマグロ
漬けだったようですが、そこに気付かないくらい素早く口中で旨味だけ残して消え去りました。
シャリが特に相性良く感じます。
壱岐のマグロトロ
もう言葉もないほどの美味しさでした。
メジマグロ
よこわとも呼ばれるマグロの子供。
3番目に敢えて若いマグロ、そしてこれがまた若いゆえの儚い美味さというのか、三貫続けてマグロの最後がこれなのがまた、計算され尽くした演出として至福を感じさせてくれますね。
五島のエビ
茹でたての温かいエビは甘さとぷりぷりした歯応えとジューシィな旨味がたまりません。
対馬の鰆の漬け
漬けだけに味がしっかりしていて、こんなに美味い鰆は初めて食べました。
九十九里浜の煮ハマグリ
煮ツメを塗られたハマグリは衝撃的な美味しさです。
べったら漬け
赤だし
口直しにべったら漬けと、やや薄めの赤だし少々が出てきます。
ウニ
大将が手渡してくれるので、そのままパクリ。
生きててよかった！
煮あなご
柔らかく、脂がのってるあなごもまた、今まで食べたことがない美味しさです。
赤カブ
箸休め
芝エビとおぼろの卵焼き
甘くて美味しい(^-^)
かんぴょう巻き
かんぴょうってこんなに美味しかったんですね。
若い頃にはいわゆる有名店に連れて行って頂いたこともありましたが、最初から最後まで紡がれた物語は、どこよりも素晴らしく、来る前は勉強のために一度は食べてみたいくらいだったのが、このために仕事頑張らなきゃに変わるほど、衝撃的でした。
大げさかもしれませんが、人生観が変わりましたね。
大変美味しゅうございました。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
また再び行けるように、頑張りたいと思います。
ご一緒頂きました皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m