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そば処 丸花/もうそば猪口の中でしか
マ・ドンソク映画を満足して見終え、来たる一人暮らしstartにあたってそのスクリーンの在る大型ショッピングモールの中、ボクには似合わぬ小洒落たインテリアを集めたショップに足を踏み込み、観葉植物を見入ったりしちゃったりして。
こうして日曜日の暮れに憂鬱をほどよく溜め込むことが出来るのも、京葉道路の向こうにおつまみ系も充実の日本そば屋が日曜営業していることを知っていて、またその店の50円割引券を大切に財布の中に仕舞っているから ……
<2024.3.3 夜の部>
「そば処 丸花」
ガラス瓶のアルミキャップを捻り切るときにいつも得られるこの清々しいecstasyは、日本人の中に巣食う浄不浄の概念からもたらされるものだと理解している。
その瓶が些かスレンダーに過ぎることだけが(お酒の内容量が少ないということだけが)不服だったが、花番さんが「よろしかったら如何ですか ?」、と差し出してくれたマカロニスープカレーとの相乗は抜群 !
気分上々見上げた頭上のテレヴィジョンに依り、日中私を翻弄してくれたマラソン大会が東京マラソンだということを初めて知り、こんな東京人がどこにいるものか ! と自分を恥じ、さらにその大会に能登の大地震を乗り越え、故郷の復興を背負って参加した御方がいることを知ったとき、抱いた恥が、速やかに自分への軽蔑へと変わっていった
しかし舞い降りたソーセージサラダの映像美だけに励まされて飲み進む。
マシュマロが好きな子供たちを集めてひとつだけマシュマロを手渡し、それを一定時間食べることを我慢した子供にはふたつマシュマロをあげるというルールを設け、それを我慢出来た子供と我慢できなかった子供に分けて人生のその後を追うと、我慢してマシュマロをふたつ手にした子供のほうが社会的に成功する確率が高かった、という実験結果がアメリカにあるそうだが、好きなソーセージを我慢し、先ずは律儀に野菜からやっつけていく私を、しかし社会がまったく認めてくれないのは何故だ ……
その解も得られぬまんま、欲望にまかせて今度はコロッケを注文 ! してしまうというこのような理性の欠落が、私の社会的成功を阻んでいるということは百も承知だが、誰からも文句を付けられる筋合いはないのだ !
と自分に言い聞かせつつ、そば屋だからか妙にワサビに似たカラーリングの和辛子を(これほんと !)コロッケに擦りつけていけば、動揺した気分も少しは安らごうというもの
そして今までの私であればここから性懲りもなくかき揚げ丼とおそばの揃いものを注文しちゃったりしただろうが、生まれ変わったおれがそんな愚行は犯すものかとばかりに正義のざるそばを注文 !
それほど凄んでくることもないこちらのおそばのこと、あったかいそばのほうが良いかなとも頭を過ったのだが、薬味の小皿に添えられたうずらの卵が目がいって、且つ啜ったそばが引き上げてくるつゆの甘さが舌に滲みた瞬間 ! この注文が正しかったとの確信に完全に至る
甘いつゆにたっぷりとそばを落としてやるということの奥深き贅沢に、暫し微睡む。
加藤剛はもう音楽の中でしか父親に出逢うことが出来ないが、逆に言えば、音楽の中でなら父親といつでも対話出来るのだろう。だとすれば、そば猪口の中でしか生きられないこの私も、逆に言えばそば猪口の中でだけは活き活きと生きることが出来る、ということなのかも知れない。
そんなくだらない物思いに耽りつつ、なんとか明日からまた仕事の一週間が始まるという絶望から、精神だけで逃れる方法を模索したんだけど、金輪際無理だった
丸花/限りなき戦い
内臓(ホルモン)づくし、鶏づくし、おでんにさえも鶏出汁。
そしてまた鮭はあってもハラスだけ、つくねはあっても軟骨入り、と、鶏は安価だからの選定だろうが、それらの廃物積極利用には枚挙に暇もないが、そんなお店ばかりの台頭に、“ふつうの”居酒屋を見つけることが寧ろ難しい世の中になって久しい今日この頃、ということがどうにも泣ける。
そんなとき、“ちゃんとした”を満たしてくれる呑み処が、何を隠そう、町のおそば屋さんであるということを私は知っている ……
<R4.11.5 夜の部>
パチンコ屋に煌々と焚かれる灯りだけを目標に、短いスパンでのこちらへの再訪となった。
お店を牛耳るゴッドマザーは今夜も定位置。そして再訪のボクもまた、前回と同じく、入り口付近の6人掛けの島の角っこに収まることになったが、それで何ら不服無し。花番さんは、先日のフィリピン人(かどうかボクに断定できる力量はないが、そんなふうの)お姉さんに、おそば屋さんのそれとしてはやや過干渉な純国産のおばちゃん。
いや、もしかしてこのおばちゃんは過干渉などではなく、ボクのこと好きなのかなぁ、なんて、この黄昏ながらも賑わいの空間に思いを馳せつつ、いつもどおりに酒を舐め始める ……
今夜は電子日記へのアウトプットのことは考えず、ゆったりリラックスした時間を愉しもうと考え、ふつうのお酒にウィンナ―盛り合わせから入っていったのだが、たぬきの玉子綴じっていったかなぁ、その蠱惑のヴィジュアルが舞い降りた瞬間、憐れスウィッチが入ってしまい ! (笑) 結局キャメラをとり出す嵌めに ……
これは案外知られていないことだが、天ぷらというのは、餃子が実は皮が主役であるということ同様に、実は主役はタネではなく衣だということを、皆さまご理解されているだろうか。
その天ぷら構成要素の中でももっとも美味いとされている衣の主成分である天かす(笑/主成分 !)を、日本人の神髄である甘辛い割り下と合わせて卵で綴じるわけだから、そこへ意図的にオーヴァランさせて辛い(濃い)味付けも加わって、そんなの美味いに決まってる !
その魔法をかけられた天かすにすっかり焚きつけられて、お前ここからほんとに食えんのかよ ! と自問しながらも、そばとお重の揃いもの、フルサイズご飯を注文してしまった !!
眩いばかりの黄金色が舞い降りた瞬間、既にお腹がいっぱいになったが(笑)、そこで得意のメンタル自己操作法を敢行。心の中でメルセデスにフライングVを叩きつける西ドイツの鬼神の雄姿を想起することに依って、なんとか自分を奮い立たせる !
そんなこんな、真っ当なバスウッドの割り箸をあらためて正眼に構え直し、立ちはだかる重戦車に限りなき戦いを挑んでいくときの充実感といったらなかった
丸花/わたしたちは世界
朝から不動のバイクと格闘して身体が未だ利いているのは、当日だからだろうか。
とり急ぎは明日の筋肉痛の心配よりも、今夜スナックまでの時間をどうやり過ごすかが目下の課題と、陽の落ちた錦糸町の町を練り歩く。
たった今、楽天地でベン・アフレック主演の「ドミノ」という映画をほんとうに観ることが出来てしまったのが不思議なくらいだが、鳴り物入りで繰り返されていた予告編の“思わせぶりさ”に、これはまた或る1作を除いたM・ナイト・シャラマン作品のように(笑)、鳴り物入りで打ちあげた奇想天外がまるで回収されぬまま、腑に落ちないエンディングを迎えるような映画ではなかろうかと疑って掛かったことが申し訳ないくらいに、記憶書き換えものとして「トータル・リコール」を彷彿とさせるくらいに、巧く纏まっていたことは意外な誤算であった
<R5.10.28 夜の部>
「丸花」
昼間、1、2度訪れたことのあるおそば屋さん。
店内は比較的賑わっており、それでもいくつかのテーブルが空いていたので適当なところへと腰を据え、ネパール人(かは知らないけど)の女性に先ずはお酒とポテトサラダを注文。もう一人、帳場をお母さんが守っているが、彼女がこちらのBossと見え、この時点であの人には逆らったらいけないと、自分に言い聞かせておく。
BGMはプロ野球で、阪神がセ・リーグなのは分かるけど、近鉄バッファローズってパ・リーグ ? ということはいつかのときのように、阪神がふたたび日本一を賭けて戦ってるってこと ?
こんなとき、スポーツに疎い私は、傍らに女子大生の説明員を従えて酒を舐めていた頃をほんとうに恨めしく思い出す。
その楽園を私から奪ったものの正体は、大まかにとらまえれば十条駅西口の大規模再開発ということとなろうが、私の怒りの矛先は、直接的にはどうしても、そこで得られる恩恵を私利のものにしようと画策した店長に向かうばかり (笑)
(はっきりと言えば、立ち退き補償を期待してやる気のないまま店を続けるな ! ということ)
「これ食いに来たんだよ !」
前のおじさんチームに(と言っても年齢は私と変わらないのだろうが)“かき揚げ”が届いて、どうやらそれがこちらの名物料理なのであろうか、うち一人が、まさにこれを目当てにやって来たのだと歓喜している。
だからというわけではなく、既に注文していた“かき揚げ”がおっかけ私にも舞い降りて、たしかにそのボリウムはご立派 ! さくさくではなくしっとりとしているというのも好みであったが、風味としてはちょっと弱いかな ……
これはおそば屋限定の話となるが、かき揚げは、私の知っている範囲では日暮里の「太宝家」さんのものが、一つ一つの具の個性も際立つ素晴らしいものだと思っているが、そちらは実に単価1,200円でこちらのちょうど2倍 ! ということになれば、同じ土俵に並ばせての単純評価は避けるべきだろうけどね
「冷や麦ください ♪」
いよいよ身体の電池が切れてきているのを感じるが、自分にはこれから未だやることがある。
(どうせスナック行くだけだろう !)
とすれば、残りのエネルギーの温存、願わくばセルフチャージをも期待したとき、スパルタンなそばではなく、より優しさを求めて冷や麦を注文してしまった !
果たして舞い降りた大きなbowlの中、純白の冷や麦のキャンバス上には色とりどりの魅力的な具材が呉越同舟 ! というよりは異個性の集合と言ったほうが適当か。まあ、これはお店屋さんの冷や麦としては基本形態とも言えようが、それでも久しぶりに眺めるこの風景には、一種のdreamすら予感させてくれるものがある
ただ一つの問題点は、つゆがそばつゆの流用ということ。
ほんとうは冷や麦のつゆはそばつゆとは考え方を変え、出汁を強調して猪口にすべて釈放した麺と一緒に啜っていけるようなつゆがいい。その為には、猪口と言ってしまったが、ほんとうはつゆの器も、ご飯茶碗のように、薄く、角度も滑らかに口あたるようなものがいい。
つ~かもう、お茶碗がbest !
なんだけど、そんなことは今はさておき、冷や麦の“つめたい”がなんともうまい !
このフルーツと野菜とかまぼこが共存共栄する世界、言わば「We Are The World」を最初に考えた人には、ぜひとも、ノーベル平和賞を与えてあげて欲しい気持ちでいっぱいになる !
想い出を語ってしまうと、冷や麦は、亡くなったお母さんが週に何度も茹でてくれた冷や麦がおいしかった。
かつぶし削り係りを自分で買って出ていたことも、そのおいしさに寄与していたとも思う。あの桐の箱のかつぶし削り器がなければ、おいしい冷や麦は決して出来ないということを知る大人に成長できたことは、大袈裟に言えば自分の財産だとも。
そのことを痛切に感じた瞬間こそ、私の職場のとなりにあって、いつしか行列ができるまでに繁盛した稲庭うどん屋さんで隣り合ったご夫婦が、ゴシップ好きの(今その情報いるの ?)店のお母さんに切り出した、まさか ! 「評判を聞きつけて横浜からやって来ましたよ !」との宣いが耳に入って来たときだった
お分かりであろうか。
稲庭うどんも乾麺なんだから、冷や麦同様、家で茹でたって間違えなければお店で食べるものと変わらない茹で上がりになるどころか、かつぶし削り器さえあったなら、今どきお店屋さんではそんな手間をかけないだろうから、お店以上のものになるということくらい、情緒的に成熟した大人であれば知っておかなければならないだろう、ということ。
だからそのとき私は、この旦那さんの育った家はもしかして、お母さんが冷や麦茹でてくれなかったのかなぁ ? と訝ってしまったわけである
「わたしたちは世界。そしてわたしたちは子供」
そんなこんなライオネル・リッチーの遺言を胸に、煌々と光輝くパチンコ屋を抜け、錦糸町駅へと還るボク
丸花/腰とゆ~より
結局人間ドックの1W手前から禁酒しようという浅はかな目論見は脆くも崩れ去り、Y~ちゃんのところからママの店に移動。
用心棒のTさんと暫し“もりそば”の適正価格について議論していたら、これはもう20数年前からのことだがいつもTさんは最奥、私は中央付近に陣取っているところ、間違って(笑)入店してきてしまった若いカップルがその間に着いてしまい、ふたたび独り酒態勢に入る。
最初はぼぉっとスマホ弄っていたのだが厭きてきて、そろそろ読書かなと鞄の中から文庫本をとり出す。
先日「怪物の木こり」という久々の怪作を読み終えて、私が文庫本を切らさないのは深層心理では何らかのセルフディフェンスの為であろうと見当をつけているのだが、こないだ田端駅ビルの本屋にて補充しておいてまだ手をつけていないのがあったな、と思ったら !
―― なんだこれ ! メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」っていうのが出てきたわよ (笑/勿論日本語翻訳版だけど)。俺買うとき酔ってたのかな~ ? そんなことないと思うんだけど。そりゃフランケンシュタインちゃんと読んだことなかったけど、なぜ今なのか !? が分からない ……
<R2.3.23 錦糸町>
「丸花」
京葉道路の南側を攻めていると、路地にそば屋を見付けた。
その看板には前から気付いていたのだが、屋号のイメイジ(それは先入観そのものなんだけど)、そして場外馬券売り場に近いことから、昨日今日のやっつけこしらえのお店なのかなと思っていた為、私の中では今まで無視してしまっていた。
しかし今回店頭をじっくり眺めてみたら、でもそんなことはなく、ふつうのそば屋なんじゃないかとあらためて思い直し、暖簾を割って引き戸を引いてみた次第。
正午のわずかに手前。
先客は界隈にお勤めの職場のお仲間たちが一組、紅一点含めて5名。
私は一番手前の壁に沿ったテーブル席の1つに陣取ったが、壁と卓を極限にまで接近させてあって狭い狭い !
で、注文をちょっと考えてみようと思ってるんだけど、側に仁王立ちするお母さんの突き刺さる視線に怖じ気づき、またしても反射的に適当に注文してしまう。それがいつも失敗の元になるということは百も承知で ……
―― なんかお水のポットの横に味噌汁のお椀みたいなのがあるんだけど、何だろう ……?
“玉子丼セット” @900也。
卓備付のお新香か何かかなと思って蓋を開けたら、ほんとに味噌汁だった。
これは私のだろうか ? それとも先客が残したものだろうか ?(笑) 本気で分からなかったが、まさか毒も盛られていないだろうといただくことに。
それは玉葱の甘みも懐かしい昔ながらのお味噌汁であった。が、やはり注文をとるのと同時に出されちゃった味噌汁だけあって、ぬるい(笑)。このようにお客に悟られずに接客ルーティンを展開させる超絶技巧は、そば屋の花番さんにしか見られない独自の神業だと思うが、技巧に奔るだけでは足りない何かがあると思う。
この揃いものは比重をあくまでもご飯のどんぶりに置き、そばはつめたくてもぶっかけスタイル。そして細かなこといっちゃうと、どんぶりではなくってお重 !
そう思って斜向かいの5人パーティに着目すれば、卓上にはことごとくお重が並んでおり、何となく見た目、高級料理をやっているように錯視させられてしまうのが私の中ではそこはかとなくウケる ♪
どんつゆの甘辛さ、まさしく東京の大衆そば屋のそれ。
ナルトと玉葱の役割演技は完璧で、美味い ! しかしもっとも注目しなければならないのは、この特徴的なおそばであろう。一瞬、一見してありがちな「満留賀」、「長寿庵」系の粗悪なものなのかなぁとも過ぎったんだけど、それとはまったく異なる固茹でのおそば。腰というのではなく、単なる固茹ででボソッとしており、のど越しの調子も悪いということがポイントとなろうかと思うが(笑)、これはちょっと違うんだけど酷評されている(笑)湯島「誠月」のものにも通ずるものがあり、実は私はこういうの、それほど嫌いではない。
そしてなんだかんだ結論的に、今回私がやった揃いものの特徴はずばり、ボリウム満点 ! ってことに尽きると思う。
さて、こちらの“もりそば”は650円。
因みに品書きの中のうな重、天丼、かき揚げ丼などが、(高値キープということで)昔ながらの値付けから更新されていないような気がし、実はけっこうに歴史あるお店なんじゃないかということを伺(うかが)わせる。
昨夜、いきつけのママのところの用心棒Tさんは、もりそばの通常価格は450円 ! 許せるのは500円までだと宣ってたんだけど、450円のもりそばなんか今どきそんなに見ないんだけどなぁ。
べつに大昔のこと言ってんじゃなくって、現在進行形の話をしていたのは間違いないと思うんだけど ……
「麻布十番の更科系の老舗が高いけど、そういうとこ甘つゆと辛つゆ、つゆ徳利ふたつ付いてきますからねぇ。近所だと駒込の六義園のこっち側のそば屋が確かもりそば900円超えてたかも知んないけど、そこはもう花番さんからして東天紅みたいな恰好してるし ……」
―― 心の中で一枚900円のもりそばなんかもはやもりそばじゃね~よ ! とは了解しつつ、450円が平均というのもまた違うと思い(笑)、なんか言わなきゃと思ってとりあえず藻掻いてみる俺 ……
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Jackie_m
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店名 |
蕎麦処 丸花
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ジャンル | そば、カレー、うどん |
予約・ お問い合わせ |
03-3631-4423 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR総武線 錦糸町駅 南口 徒歩4分 錦糸町駅から289m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、お通し代なしPayPay使えます |
席数 |
22席 |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
1887年 |
備考 |
PayPay使えます。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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M・ナイト・シャラマン監督が「シックス・センス」だけの一発屋かどうかは別として、確かに私も、屋上からぼんぼんと人が降って来る映画はひどかったと思う(笑)。
でも「シックス・センス」を評価する人たちを見るにつけ、そのほとんどの視点が最後のどんでん返しに終始していることが、痛いんだけどね ……
そのM・ナイト・シャラマン監督の娘さん初監督作品を鑑賞。
悪魔には銀の弾やニンニクが効くとか、一定時間内に他人にビデオを見せれば死なずに済むとか、ホラーは何故か“ルール”と親和性が高く、また一方で、恐怖の対象への共感ということもホラーの常套だろう。これだけ惨い目に合ったならば、そりゃ恨んで出るだろう、なんていうふうに。
なのでほんとうは、化けて出てくるのが引っ越してきた部屋で自殺した前の住人とかだと身近で恐怖が増すのだけれど(ただその場合、貧乏くさいホラーにしかならないが)、妖精とかって言われちゃうと、ちょっと遠いかな ……
作品に言及するつもりはないが、二世ということで言うと、クローネンバーグの息子さんの「ポゼッサー」という作品は、俄然良かったと思う
<2024.6.29 夜の部>
「丸花」
久々に外で飲んで帰ろうと思った。まあその帰る場所というのがボクの場合、スナックなんだけど。
こちらへは京葉道路の裏に入ってすぐなのに、いつも迷う。
パンくずを目印に暗い森の中を心細さいっぱいで往く幼い兄妹のような気持ちで、場外馬券売り場とパチンコ屋を目印に進めば、そこにはお菓子の家ならぬ、120年続くという古(いにしえ)のそば屋、の、出前のカブが見えてやっと一安心 ♪
―― やっぱカブって、人間に安心感を与える乗り物だよね !
暖簾を割って閑散とは言えないが、野郎独りならどこへでも着けるという、このゆるさが良い。
腰を据えると直ちに彼の国のお姉さんが、問答無用に御付けの椀を持って来てくれるのだが、これは京都で言うところの「ブブ如何ですか ?」 とはまったく逆の意味の、これで先ず胃に粘膜を張ってから存分に飲んでくださいね ♥ ということ。ならばその思いやりに素直に従って、「ボボ・ブラジルいただきます !」 という気持ちで最初からワンランク上の冷酒を注文 !
「と、ポテトサラダ」 を添えることも忘れはしない
最近インスタント味噌汁しか飲んでいないボクにとって、キャベツの御付けはとりわけ胸に滲みる。
ポテトサラダも素朴であるものの、そこら辺の居酒屋の、“大人の”と謳っておいて大量の質(たち)の悪いベーコンと黒コショウで誤魔化されたやつが悪い冗談のように、優しい口当たりである。
ここまでくれば残る不安要素は冷酒のガラス瓶のスレンダーさだけだが、それもキャンディーズのミキだと思えば許せないこともない
まあ、ほんとうはスーのボリウムがあればベストなのだけれど ……
「すみません、てんつゆもらえますか」
ラベンダーの香りに導かれて時をジャンプする少女のように、ポテトサラダのでんぷんに導かれて子供の頃へとタイムリープしてしまったおっさんは、さらにおイモの天ぷらを注文。
お母さんの揚げてくれたおイモの天ぷらが異常に恋しくなってしまったからだが、こちらのはお母さんのよりも、ちょっと固いかな ……
(さつま芋に旬ってあるんですかね ? 教えて池上(季実子)さん !)
卓上に塩が常備されているからだろうか、てんつゆが付いてこなかったが、てんつゆというのはそばつゆに砂糖を溶いて作るものなので(ほんとに ?)、そば屋であればすぐ出来る。
と思って「てんつゆください」 っつったって、堂々「テンツユアリマセン !」 と威張ってくるそば屋があったときにはまじでビビったけどね
「冷やし中華ください !」
実は最初から決めていた。
私は120年のそば屋で、敢えて中国料理である冷やし中華を注文したのだ。
いや、実は私は冷やし中華は子供の頃から好きだが最近注文していないことは、いや、注文することが出来ないことは、今や多くの店において本来その位置を担うのがハムであるにも拘わらず ! 叉焼や、さらにひどい場合にはバンバンジーが乗っていることがあって、というか寧ろ主流化してきていて、せっかくの中国5千万年の料理が台無しになってしまっているから。
依って今回の注文も、叉焼や鶏が乗っていないかどうか確認の上で注文しようかとも思ったのだが、でも日本そば屋でそれをやるのはあまりに野暮だと思ったし、何より120年のそば屋でそんなものが出てくるわけがないぢゃないか、と、大袈裟に言えば日本を信じたから !
しかし信じた割には、ほんとにハムで舞い降りてきてくれたことにかなりホッとする、小心者のボク(笑)。
刻み海苔や錦糸卵、いや、ここは錦糸町なので錦糸町卵を味方に、酸っぱい正統派しょう油ダレを卵色の艶々の麺に思う存分絡ませて啜る ! という4ストローク1サイクルを加速させていくとき、ボクはそっと鼻の頭に汗を掻く
日本の夏、キンチョーの夏、そして冷やし中華の夏、始まりました ! と世界の中心で叫びたくなるようなそんなボクの心の歓喜に、長時間蝋人形のようにまったく動かなかった帳場の女将さんが、そしてまたボクにしか見えていなかった女将さんが(シックス・センスぢゃね~んだよ !)、今、ぴくりと動いたような気がします