tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

このBLOGについて

バイクでローカル線をめぐるという、少し変なブログ。鉄分がほぼゼロなので、鉄道趣味的なものは期待しないでください。やってみると駅探訪になってしまいそうですが、あくまでローカル「道」を走るという事が主眼ですから。

訪問後に記事を順次アップするので、記事日付と訪問日はバラバラですし、データベースとして使用しているので後から情報を追記・修正することもあります。訪問した駅名リストは、カテゴリ「駅名リスト」から参照できます

2024年からは主に九州を中心にアップする予定。

駅名リストのリスト - tkmov(バイクとローカル線と)

 

高森線:南阿蘇白川水源 (みなみあそしらかわすいげん)

(阿蘇白川) - 南阿蘇白川水源 - (見晴台)               (訪問日: 2024/07/21)

隣の阿蘇白川駅から1kmぐらいしか離れていない白川水源駅。白川水源の少し手前でバス通りを右折して脇道を少し入って踏切脇が駅です。約10年前に出来た新しい駅のせいか、これまでの駅と違って周りに人家はありません。

阿蘇白川水源駅は田畑の中に建つ無人駅。駅舎前にはビオトープの様な池があって駅舎屋根から水が降り注ぐという変わった趣向です。駅舎前に車4~5台くらいのスペース、道路からの入口には駐輪場(屋根付き)10台分くらいがあります。このときは先客で占領されてましたけど。(大型だとこのスペースで5台くらいしか入らないのね)

駅舎内は広いロビーになっていて一画に喫茶店が入居、反対側がトイレや展示室になっています。駅事務所とかは無く自動券売機、改札機も無し。展示室ではかつての高森線の写真やアンティック家具というか生活用品が展示されています(石油ランタンとサイレンとか、どういうコンセプトなんだろうか。どうもこのあたり、下田城駅で見た感覚に近いのかもしれない)

展示されている写真は立野、下田、高森駅のものが多い。長陽駅の写真とかに写っている外輪山が、今と比べて崖の地層がむきだしであまり草木に覆われていないのが印象的です。今見ている緑の山といのが、この半世紀ぐらいで出来上がって来たものだろう、という話を裏付ける様な写真。

前の駅でケーキを食べてたので入りませんでしたが、喫茶店ハンバーガーが安い。ダブルバーガーセットでも560円です。

ホームは単式1面1線で高森方面に向かって左側に設置、駅舎から直ぐにホームにでます。たしかホームに出る扉が自動扉でしたが、無人駅で自動扉付きの駅舎というのは初めてだったかも。

駅名が長いせいか駅名標が幅広で1400㎜あります(普通は1200㎜くらい)。まあ白水高原駅ほどではないですけど。





 

高森線:阿蘇白川駅 (あそしらかわ)

(中松) - 阿蘇白川 - (白河水源)               (訪問日: 2024/07/21)

高森線と並走するバス路線をたんたんと東進して、阿蘇白川駅に向います。バス通りを曲がって脇道を少し入って時計台付きの阿蘇白川駅に到着です。

阿蘇白川駅は尖塔の時計台が目立つ水色木造駅舎の無人駅。駅舎の右手が少し広場になっていて、奥の方に車8台分、トイレ前に3~4台ぐらいのスペースがあり。駐輪場は特に区画は無くこのスペースに停めるようです。この広場の奥は住宅になっているので、ここでも邪魔にならないように駐車には注意要です。中松駅もそうでしたが、駅前広場の奥に同じデザインの住宅が並ぶパターンが続きます。

メルヘンチックな外観に合わせたように、駅舎内はアンティック、ぬいぐるみ、絵本や絵画が展示されています。自動券売機、改札機はなし。飲料自販機もありませんが、その代わりに駅舎外観のイメージ通りの喫茶店が入居しています(Cafe., 75th St.) 隣の中松駅のカフェは最近開店したものだとか、高森線も再開できてようやくお客が戻ってきたとか、いろいろ話を聞きながら、コーヒー+バナナケーキで800円でした。

これは記念にもらった運転再開1周年記念のコースター。珪藻土で出来ていて給水抜群の優れものです。

ホームは単式1面1線で高森方面に向いて左側に設置、ホーム長は126歩です。下の写真はホームから見た高森方面、次のは立野方面。

 

 

そういえば、喫茶店の名前の由来を聞くのを忘れましたね。

高森線:中松駅 (なかまつ)

(白水高原) - 中松 - (阿蘇白川)                 (訪問日: 2024/07/21)

白水高原の次は中松駅、バス通りから少し入ったところ、駅前広場の屋に木造平屋の駅舎のある無人駅です。駐車場枠はないけど広場に5〜6台分のスペース、駐輪場は右手のに18台分ですが、ここはサイクルラック式なのでバイクは広場の隅に止めることになります。この広場は、更に奥にある住宅への生活道になっているので停め方には注意。トイレは駅舎右手の別棟です。

駅舎の中は、阿蘇下田城駅とは別の方向に尖った展示内装で、どうもフィギュア主体のカフェが入居しているようですが、来たのが早く開店前でした。

下田城駅とは別の方向(フィギュア方面)に突き進んだ趣向の様です。

待合室に自動券売機、改札機は無し。建物財産票は見当たりませんでしたが改札口横にある定礎標だと1987年4月の建築です。

ホームは相対式2面2線でホーム長は両方とも127歩。対向ホームとの間は高森側にある構内踏切で連絡しています。下の写真はホーム側から見た駅舎ですが、結構特徴的な外観をしています。こういう外観だからフィギュアカフェが入居しているのかとも思えたりして。

下は駅舎がらから見た立野方面のホーム全景、次はホーム端から見た高森方面、その次は立野方面の風景。

駅舎側ホームにあるこのマーキングは、戦時中の銃撃跡を示しています。こういう直接的な戦争の跡が九州には多いような気がします。

 




高森線:南阿蘇水の生れる里白水高原駅 (みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげんえき)

(阿蘇下田城) - 白水高原 - (中松)               (訪問日: 2024/07/21)

高森線に沿ったツーリング、次は日本で一番長い駅名の白水高原駅です。南阿蘇の外輪山を眺めながら東へ、駅前のバス停で右折して生活道を少し入って駅に着きます。

白水高原駅はログハウス風の駅舎(待合所)のある無人駅。駅前には食堂・売店がありますが、朝早く開店前だったので確認できず。駅前広場には駐車枠が約10台分、駐輪場が約10台分です。広場に集まっている人は、これから湧水源めぐりに出かける熊本のハイキング同好会の人達ですが、私が長崎から来たというのにかまわず勧誘されてしまいました。そういえば熊本の人にとって長崎とはフェリーで行き来する印象らしく、熊本港から来たのか、とも聞かれます。三角でも同じことを聞かれましたね。閑話休題

待合所の中は特に駅事務所がある訳でなく、今はあまり使われて無さそう。自動券売機、改札機などは無し。トイレは駅前広場の西端の奥にあります。

ホームは待合所に接して単式1面1線でホーム長は68歩。下の写真2枚はホームから見た高森方面と立野方面の様子。ちょうどワンピースのラッピング列車が入線してきたところです。

 

駅名が長いせいか駅名標が通常の1.5倍くらい大きく、幅が2mあります。

かつては一畑電鉄と、今は富山鉄道と駅名の長さを競っていましたが、普通鉄道としては日本最長、軌道線もいれると二番目だそうです。でも、隣の阿蘇下田城駅や中松駅駅名標は「白水高原」と書いているし、そもそもこの駅名標の英語表記も白水高原までだし。ちょっと中途藩場の感は否めない。ライバルの松江イングリッシュガーデン前駅は省略せずに全部書かれてますよ。

 

高森線:阿蘇下田城駅 (あそしもだじょう)

(加勢) - 阿蘇下田城駅 - (白水高原)               (訪問日: 2024/07/21)

高森線に沿って東進して、バス通りから少し入ったところが駅ですが、民家の間から見える駅舎は、昔のブリキのロボット玩具の顔の様です。

阿蘇下田城駅はかつて有った下田城を模したという立派な駅舎の無人駅で、震災前は温泉浴場が併設されていたとの事。駅舎左手の駐車場は10台余りのスペースで、屋根付き駐輪場(約10台分)もあります。農作業のためか、駅を見ている間にも何台かの車、軽トラの出入りがありました。

駅舎左手(東側)が待合室で、一口スポンサーの掲示とかはいいのですが、事務所の奥には謎のオブジェとか、改札口横には歓迎ロボットとか、外にはおみくじ研究所とか、おとなしい長陽駅とは逆方向に振り切った、何でもやってみようというハッチャけた駅です。自動券売機、改札機は無し。トイレは待合室にあり、飲料自販機は見当たりませんでした。

ホームは駅舎改札を出た所に単式1面1線(高森に向かって左側)、ホーム長は125です。下の写真は高森方面の風景。

駐車場の隅には「阿蘇からくり研究所」のおみくじ小屋。中には生首、ロボット、仮面がおみくじを出してくれる謎の空間で、ちょっとどういう感覚なのか計りかねます。

ここにも復興支援プロジェクトのワンピース立看。

こういう縁結びの石・夫婦岩は九州の温泉でよく見かけますね。

待合室にあった下田城の由来。
 

待合室に掲示されていた写真は、昔の下田駅ですかね?

駅名標に書いてある隣の駅名は、さすがにフルネームをかけなかったようです。







高森線:加勢駅 (かせ)

(長陽) - 加勢 - (阿蘇下田城)              (訪問日: 2024/07/21)

高森線に沿って走るには、並走するバス路線を行くことになりますが、加勢駅は少し離れたところにあるので、バス通りからはずれて踏切を渡ることになります。

加勢駅は小さな駅舎(待合所)がある無人駅。高森線はだいたい北側が入口ですが、ここは南側を向いています。駅舎左手に少しスペースがあるので、そこにバイクを停めましたが普通車はちょっと難しそう。トイレは駅舎の階下にありますが水洗ではありません。

駅舎には事務所とかは無く、いわゆる待合所。自動券売機、改札機はなし。

ホームは単式1面1線で高森に向かって右側、ホーム長は68歩で、駅舎は立野側のホーム端に建っています。下はホーム全景、その次がホーム端から見た立野側、その次が高森側です。

駅舎に貼られていた焚火会の案内。駅前でというと駅舎横の畑でかな。ワンピースの立看は復興プロジェクトで置かれている様ですが、あれは銅像を建てるプロジェクトだったような。
 




高森線:長陽駅 (ちょうよう)

(立野) - 長陽 - (加勢)              (訪問日: 2024/07/21)

九州でバイクと言えば阿蘇山廻りという事で、南阿蘇の高森線沿線を走ってみました。それに以前、水島臨海鉄道若桜鉄道で高森線応援グッズを見た時から行ってみたいと思っていたのですよ。まずは外輪山の入口の長陽駅です。

立野駅から県道で高森線に沿って阿蘇長陽大橋を渡って白川方面へ。下の写真はたぶん阿蘇立野ダムと高森線。

阿蘇大橋を見ながら阿蘇長陽大橋を渡り、少しだけR325を走って、すぐに脇道で長陽駅に向います。

下は国道から脇道に入った所ですが、このあたりには屋根に鯱瓦をのせた家を時々見ました。瀬田駅近くでも見たので白川近辺が分布域かも。

長陽駅は木造駅舎のある無人駅。駅前広場には駐車枠が約20台、駅舎右手に屋根付き駐輪場が約10台分とロードスポーツタイプ用のサイクルラックもあります。トイレは駅舎右手にあります。この日は駅の草刈り清掃作業だったようで、作業の方の車で駐車場は一杯でした。

駅舎には久永屋というカフェが入っているそうですが、開店前だったので入れず。そのカフェの趣味なのか、内装は少しファンシー。

ホームは単式1面1線で高森に向かって左側です。ホーム長は114歩。清掃作業の人がたくさんいたのですが、傍でバチバチと撮る訳にもゆかず、かなり遠くから撮っています。下の写真は高森方面、次が立野方面の写真。

 

 

駅舎内にかけてあった古い振り子時計。レトロ趣味というよりも、毎日ネジ巻きする人がいるという方に感心します。でも写真を見返したらネジ巻きの穴が無いので、もしかしたらレトロ風の電子時計なのかも。

 

南阿蘇鉄道 高森線 駅名

高森線の駅名リスト

(豊肥本線:立野)
 - (長陽) - (加勢) - (阿蘇下田城) - (南阿蘇水の生まれる里白水高原)
 - (中松) - (阿蘇白川) - (南阿蘇白川水源) - 見晴台 - 高森

 

駅名標

 - 

 - 

 

その他の記事

 

 

豊肥本線:立野駅 (たての)

(赤水)(長陽) - 立野 - (瀬田)               (訪問日: 2024/07/21)

阿蘇への入口、立野駅に行ってみました。隣の瀬田駅からいったん白川近くまで坂を下って、県道207で疎水に沿って阿蘇へ登ってゆきます。

坂を登り切って国道57に並走して線路(高森線)を跨線橋でこえて立野駅に着きます。(車載カメラが雨で曇ってしまった)

県道からの分かれ道の突き当りにある立野駅は、震災後に建てられた新しい駅舎のある無人駅。駅前広場に駐車場8台分と駐輪場(屋根付)が約10台分、広場の反対側にはお土産屋さんが朝から開いています。

木材内装の駅舎(というか交流館)は広いフロアになっていて待合室とトイレもあり。日曜の朝7時台ですが常に数人の観光客が来ています。

ホームは階下で、階段を右に行った駅舎下が南阿蘇鉄道高森線、左の踏切を越えたところがJR豊肥本線になります。その次の写真は駅舎から見下ろした豊肥本線です。

下は豊肥本線ホームの熊本側。この先にスイッチバックがあるはずですが、ここからはよくわかりません。

こちらは豊肥本線ホームの阿蘇側(東側)。ここがスイッチバックの底で、阿蘇に行くには熊本側に戻ってゆくのですが、高森線も乗り入れているので線路は接続されています。

駅舎の階段下から構内踏切を渡ってJRホームの端に入ります。ホームは島式1面2線でホーム長は124歩、幅は6.5歩。熊本へ向かって右が1番線・熊本方面、左が2番線・阿蘇方面。進行方向やスイッチバックの向きからすると逆の様な気がしますが、どうなんだろう。

ちょうど南阿蘇鉄道が乗り入れている所です。その次はホームから見た熊本側、次が阿蘇側です。

ホーム端からみた熊本側。スイッチバックが見えるかと思いましたが、やはり駅からは分からない。まあそういのは列車に乗らないとね。(バイクで体験できるとすれば、北陸本線の旧線跡みたいに道路になっている場合かなあ)

ホーム上には自動券売機が1台で改札機はありません。無人駅ですが券売機には入場券の設定があります。というか、ここで入場券を買う時点で既に入場しているという事は、何か矛盾してない?。昔は駅舎に置いてあったという事か?。

さて、階段下を反対側に行くと駅舎下の高森線ホームになります。ホームは単式1面で駅事務所がありますが「この駅は無人駅」と書いてあるので、常時閉鎖されているのかも。ホーム長は99歩で券売機はありません(基本的にワンマンカー運転ですから)。

下はホームの阿蘇側端から駅舎を見返したところ、その次は阿蘇側の線路。

下はJRホームにある駅名標
 

 

こっちは高森線の駅名標


おまけ:側線に待機していたMC。