ザリガニが食べられる学園都市に 「盛り上がるなら」住民たちの挑戦
林瞬
学園都市・茨城県つくば市の南端にある茎崎(くきざき)地区の住民有志らが、「ザリガニを食べることができる町」プロジェクトに取り組んでいる。20年前、同市に編入合併した旧茎崎町のエリアは存在感が薄いと感じており、町を盛り上げる起死回生の一手として、アメリカザリガニに着目した。
地元の住民や高校教諭が集まる「くきざき地域創生会」は今夏、小学生から高校生を対象に全4回の講座「ザリガニを学ぶ」を開いた。ザリガニを近くの水路で捕まえるための仕掛けを手作りしたり、泥抜きをしたりした。
その最終回が8月、つくば市高見原2丁目のレストラン「バスティーユ」で開かれた。
「カニ? エビ?」「なんかいいにおいするね」
店内には子どもたちの元気な…
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