前回のブログに続き、政治について。
政治家がよく口にする「信なくば立たず」という文句。
恥ずかしいからここだけの話にしたいが、私はこのことばの意味を「信用がなければ立候補しない」という程度の意味にとらえていた。
無信不立。
弟子から政治に大切なことは何かと聞かれた孔子は、軍事力、食糧、そして民との信頼関係という3つをあげた。
つまり、3つ目が「信なくば立たず」に該当し、人々との信頼関係がないと政治は成り立たないということ。
これは現代の民主的な政治についてもいえる。
(政治だけでなく、生活の基本のような気もするが。)
今、どこかの県知事が議会からの不信任を受けて、どう対応するか態度を決めかねている。
県職員へのパワハラや、知事職という地位を利用したおねだり体質、そしてこれらの状況を外部に通告した者を第三者機関の判断にゆだねることなく処分したことが批判されている知事だ。
県議会議員全員から不信任をつきつけられている。
法律家など有識者からも県知事を批判する声が多い。
まさに、知事は四面楚歌の状態。
知事と一緒に働く職員との信頼関係はなくなっている。
「信なくば立たず」。
県政はもはや成り立たないだろう。
知事はまだ若い。
あらたむるにはばかることなかれ。
ここは、一度、潔く身を引いたらどうか。
優秀そうだから、修行すれば、またいろいろな仕事に出会えると思う。