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| 画像説明 =
| ジャンル = [[人形劇]]
| 放送時間 = [[平日]]18:30-18:45{{Efn|金曜日放送分のみエンディング映像あり。}}
| 放送分 = 15
| 放送枠 =
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| 放送回数 = 464
| 放送国 = {{JPN}}
| 制作局 = [[日本放送協会]]([[NHK総合テレビジョン
| 原作 = [[曲亭馬琴]]
| 脚本 = [[石山透]]
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| 時代設定 = [[室町時代]]
}}
『'''新八犬伝'''』(しんはっけんでん)は、[[NHK総合テレビジョン]]で[[1973年]][[4月2日]]<ref>{{NHKアーカイブス|A197304021830001300100|新八犬伝<新番組> ―連続人形劇―(1)}}</ref>から[[1975年]][[3月28日]]
原作は[[曲亭馬琴]]
== 概要 ==
近未来[[サイエンス・フィクション|SF]]の前々作『[[
「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」という文字が浮き出る8つの[[珠]]をそれぞれ持つ、伏姫ゆかりの'''八犬士'''が、[[悪代官]]・[[悪党]]・[[怨霊]]
物語だけでなく、[[黒子]]姿で語りを担当した'''九ちゃん'''
また、
放送終了後、ほとんどのマスターテープが消去されてしまったため、視聴可能なエピソードは4本のみである{{R|TCMP161}}。DVD発売時点では、第1
なお、第1回、第20回、最終回の3回分に加え、坂本九の解説を新たに収録した『NHKライブラリー選集』が[[1985年]]5月18日に[[NHK教育テレビジョン]]で放送されている<ref>{{NHKアーカイブス|A198505182045001300200|NHKライブラリー選集 「新八犬伝」}}</ref>{{Efn|放送から三ヶ月後の1985年[[8月12日]]に坂本九は[[日本航空123便墜落事故]]で急逝している}}。
1975年には、[[東宝チャンピオンまつり]]の1作品として、40分の劇場版が新たに製作・公開された。こちらは[[DVD]]化されている。
[[1993年]][[1月25日]]放送の『青春TVタイムトラベル』(BS2)では第1回が放送された<ref>{{NHKアーカイブス|A199301251000001300400|青春TVタイムトラベル}}</ref>。
また、[[2012年]][[2月19日]]放送の『[[NHKアーカイブス]]』([[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]])では、ゲストに[[林家正蔵 (9代目)|九代目林家正蔵]]を迎え、第1話、最終話の一部と、第86話が放送された<ref name=h1 />。この時は、放送終了直前に[[茨城県]][[日立市]]沖で震度5弱の地震が発生し、地震速報に差し替えられたため、同年2月29日に改めて放送されている。▼
▲
[[2022年]][[2月26日]]には『[[発掘!ラジオアーカイブス]]』(NHKラジオ第1)で特集と音声のみ放送<ref>[https://www.nhk.or.jp/archives/hakkutsu/news/detail306.html あの人形劇『新八犬伝』がラジオで復活放送! | NHK番組発掘プロジェクト通信]</ref>。
== スタッフ ==▼
* 脚本:[[石山透]] ▼
[[2023年]][[3月21日]]放送の『[[NHKアーカイブス|あの日 あのとき あの番組 〜NHKアーカイブス〜]]』([[NHK総合テレビジョン]])では2023年2月5日に死去した辻村寿三郎の追悼番組として再放送された<ref>[https://www.nhk.jp/p/nhk-archives/ts/RY1XL52811/episode/te/YRQK2P15NM/ 「新八犬伝」〜辻村寿三郎さんをしのんで〜 - あの日 あのとき あの番組 - NHK]</ref>。
* 人形:[[辻村寿三郎|辻村ジュサブロー]]▼
* 音楽:[[藤井凡大]]▼
放送ライブラリーでは第1回が公開<ref name="bpcj">{{放送ライブラリー|169515}}</ref>。
* 語り([[黒子]]):[[坂本九]]▼
== 声の出演 ==
* [[阿部寿美子]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#玉梓|玉梓]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#船虫|舟虫]]、重戸
* [[井上真樹夫]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬飼現八|犬飼現八(初代)]]、15歳の[[南総里見八犬伝の登場人物#犬川荘助|額蔵]]
* [[川久保潔]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬山道節|犬山道節]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#丶大|丶大法師]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#蟇六・亀篠|弥々山蟇六]]、毛国禎、[[南総里見八犬伝の登場人物#河鯉守如|河鯉権佐守如]]
* [[穂積隆信]]:犬飼現八(途中で関根信昭に交代)、[[役小角|役の行者]]、技平、文五兵衛▼
* [[木下秀雄]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬村大角|犬村角太郎]]、[[椿説弓張月#主要登場人物|尚権威]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#蟇田素藤|蟇田素藤]]、運玉の義留、犬江屋梅吉▼
* [[斎藤隆 (声優)|斎藤隆]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬川荘助|犬川額蔵]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#扇谷定正|扇谷定正]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#網乾左母二郎|網干左母二郎]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#氷垣残三|氷垣残三]]、[[椿説弓張月#主要登場人物|朦雲]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#山林房八|山林房八]]
* [[花形恵子]]:犬坂毛野、五十子、栞、十六夜▼
* [[鈴木弘子]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#伏姫|伏姫]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#浜路|浜路]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#雛衣|雛衣]]、リョンピン、中婦君(ちゅうふきみ)▼
▲* [[木下秀雄]]:犬村角太郎、尚権威、蟇田素藤、運玉の義留、犬江屋梅吉
* [[関根信昭]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬江親兵衛|犬江親兵衛]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#犬飼現八|犬飼現八(3代目)]]
* [[近石真介]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬塚信乃|犬塚信乃]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#犬田小文吾|犬田小文吾]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#里見義実|里見義実]]、[[南総里見八犬伝の登場人物#赤岩一角|赤岩一角]]、太田薪六郎、[[南総里見八犬伝の登場人物#政木大全|河鯉孝嗣]]、沼垂加地恵、[[南総里見八犬伝の登場人物#北条長氏|北条早雲]]、[[椿説弓張月#主要登場人物|阿公(くまきみ)]]
▲* [[花形恵子]]:[[南総里見八犬伝の登場人物#犬坂毛野|犬坂毛野]]、五十子、栞、十六夜
▲* [[鈴木弘子]]:伏姫、浜路、雛衣、リョンピン、中婦君(ちゅうふきみ)
▲== スタッフ ==
▲* 脚本:[[石山透]]<ref name="bpcj"/>
▲* 音楽:[[藤井凡大]]<ref name="bpcj"/>
▲* 人形:[[辻村寿三郎|辻村ジュサブロー]]<ref name="bpcj"/>
▲* 語り([[黒子]]):[[坂本九]]<ref name="bpcj"/>
== 楽曲 ==
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: 作詞:石山透 / 作曲・編曲:藤井凡大 / 歌:坂本九
; 挿入歌・エンディングテーマ2「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」
: 作詞:石山透 / 作曲・編曲:藤井凡大 / 歌:坂本九、[[ロイヤルナイツ (ボーカルグループ)|ロイヤルナイツ]]、本放送[[ボニージャックス]]
== 現存するエピソード ==
; 第1
: 八房誕生時に玉梓の怨霊が出現する。それ以外の主要な登場人物は登場しない。
; 第20
: 玉梓の死と、伏姫の死。そして、金碗大輔が[[出家]]して「丶大法師」となり、旅立つところまで。
; 第86
: 第1
; 第464
: 玉梓の最期。丶大法師が[[還俗]]して金碗大輔になり、玉梓が怨霊になったのは自分のせいだと説明して詫びながら切腹する。八犬士は[[イヌ|犬]]となり、珠に乗って空へ旅立つ。
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| 配給 = [[東宝]]
| 公開 = {{flagicon|JPN}} [[1975年]][[3月15日]]
| 上映時間 = 40分{{R|TCMP60}}
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
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}}
;概要
:[[1975年]][[3月15日]]に『新八犬伝 第一部 芳流閣の決斗』というタイトルで「[[東宝チャンピオンまつり]]」の1作品として公開{{R|TCMP60}}。同時上映は『[[メカゴジラの逆襲]]』ほか。テレビからの再編集ではなく、劇場用として新たに作り直されたもの。物語のはじめから[[芳流閣]]の決闘までが40分にまとめられている。
: 当初は[[堀川弘通]]が監督を務めていたが、未経験の人形演出のため途中降板し、人形操者とカメラマンによって完成に至った{{R|TCMP161}}。そのため、堀川は監修としてクレジットされ、本作品には監督クレジットが存在しない{{R|TCMP161}}。
;スタッフ
:*原作:[[曲亭馬琴]]『[[南総里見八犬伝]]』
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== DVD ==
* NHK人形劇クロニクルシリーズVol.4 辻村ジュサブローの世界〜新八犬伝〜([[アミューズソフトエンタテインメント]]) 2003年1月24日
** 現存する3回分(第1
** 辻村ジュサブローらのインタビュー映像。
** 後年の坂本九が、番組の制作当時を回顧する映像(『NHKライブラリー選集』より)。
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== 書籍 ==
{{節
* 小説([[石山透]]、[[日本放送出版協会]])
*: 番組放送中に発売されたもの。3巻セットも発売された。著者は石山透名義になっているが、実際には[[重金碩之]](しげかねひろゆき)がノベライズを担当した旨、折り込み小冊子に明記されている。
** 新八犬伝 上の巻 1974年10月1日
** 新八犬伝 中の巻 1974年12月1日
** 新八犬伝 下の巻 1975年3月20日
* 小説([[石山透]]、[[ブッキング]])
*: 上記の復刻版。ソフトカバー。
** 新八犬伝 上の巻 ISBN 978-4835442983 2007年3月23日
** 新八犬伝 中の巻 ISBN 978-4835442990 2007年5月18日
** 新八犬伝 下の巻 ISBN 978-4835443003 2007年
* 小説([[石山透]]、[[角川文庫]])
*: 上記の文庫版。しかし、KADOKAWAの公式サイトの紹介では、「脚本家石山透自らが書き下ろした、完全小説版!」と誤った記載になっており、重金碩之の名はどこにもない。「結」の[[京極夏彦]]による解説にて、重金が小説化した旨、訂正がなされている。
** 新八犬伝 起 ISBN 978-4041047446 2017年03月25日
** 新八犬伝 承 ISBN 978-4041047392 2017年03月25日
** 新八犬伝 転 ISBN 978-4041047408 2017年05月25日
** 新八犬伝 結 ISBN 978-4041047859 2017年05月25日
* ひかりのくに古典名作マンガ 新八犬伝 全9巻(ひかりの国)
*: 番組放送中に発売されたもの。1年間の放送に合わせて、内容を忠実に漫画化する予定で、刊行当初は小説版では省略されていた描写も含まれる詳細な内容だった。しかし放送が1年延長されたため、最終第9巻は極端なダイジェストとなり、文字で内容を説明する絵物語風のものになった。
* 辻村ジュサブロー人形写真集 万華鏡花(美術出版社) 1980年
* 辻村ジュサブロー作品集「新八犬伝」(日本放送出版協会) 1986年1月20日
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{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist
|refs=
<ref name=h1>[https://web.archive.org/web/20121111074332/https://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2011/120219.html NHKアーカイブス(番組)|これまでの放送]</ref>
<ref name="画報">{{Cite book |和書 |editor=竹書房/イオン編 |date=1995-11-30 |title=超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み |publisher=[[竹書房]] |page=161|chapter=BonusColumn マリオネーション作品の系譜|id=C0076 |isbn=4-88475-874-9}}</ref>
<ref name="TCMP60">{{Harvnb|東宝チャンピオンまつりパーフェクション|2014|pp=60-62|loc=「1975春期」}}</ref>
<ref name="TCMP161">{{Harvnb|東宝チャンピオンまつりパーフェクション|2014|p=161|loc=「東宝チャンピオンコラム ゴジラ映画以外の新作映画」}}</ref>
}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|editor=[[電撃ホビーマガジン]]編集部|title=ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション|date=2014-11-29|publisher=[[KADOKAWA]]([[アスキー・メディアワークス]])|series=DENGEKI HOBBY BOOKS|isbn=978-4-04-866999-3|ref={{SfnRef|東宝チャンピオンまつりパーフェクション|2014}}}}
== 外部リンク ==
* {{NHK放送史|D0009010177_00000|新八犬伝}}
* [https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=C0010643 連続人形劇 新八犬伝|番組|NHKアーカイブス]
* [https://web.archive.org/web/20070517060447/http://www.nhk.or.jp/digitalmuseum/digitalmuseum/chara/chara_s.html キャラクター大集合「新八犬伝」(NHK)]
* [
* {{Tvdrama-db|13675|新八犬伝}}
* {{Tvdrama-db|54826|新八犬伝 前半総集編}}
* [http://www.jusaburo.net/jusaburo.html ジュサブロー館] - 人形所蔵
{{前後番組
| 放送局=[[NHK総合テレビジョン
| 放送枠=平日18:30 - 18:45枠
| 番組名=新八犬伝<br />(1973年4月 - 1975年3月)
| 前番組=月-[[歌はともだち]]<br />火-[[わんぱく天使 (NHKのテレビドラマ)|わんぱく天使]]<br />水-[[あなたに挑戦!]]<br />木-[[レンズはさぐる]]<br />金-[[まんが劇場]]<br />(以上18:20 - 18:45)
| 次番組=[[真田十勇士 (NHK人形劇)|真田十勇士]]
| 2放送局=NHK総合テレビジョン
| 2放送枠=児童向け人形劇
| 2番組名=新八犬伝<br />(1973年4月 - 1975年3月)
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{{DEFAULTSORT:しんはつけんてん}}
[[Category:NHK総合テレビジョンの人形劇]]
[[Category:
[[Category:1973年のテレビドラマ]]
[[Category:日本の小説を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:八犬伝を題材とした作品]]
[[Category:坂本九]]
[[Category:アミューズソフトエンタテインメントの映像作品]]
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