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{{Infobox tunnel
'''各務原トンネル'''(かかみがはらとんねる)は、[[岐阜県]][[各務原市]]と[[関市]]の境にある[[東海北陸自動車道]]の[[トンネル]](一部、[[岐阜市]]も通過している)である。上りは3,050m 下りは3,015m
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|route = {{Ja Exp Route Sign|E41}} [[東海北陸自動車道]]
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|owner =[[中日本高速道路|中日本高速道路株式会社]]
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}}
 
'''各務原トンネル'''(かかみがはらとんねるトンネル)は、[[岐阜県]][[各務原市]]と[[関市]]の境にある[[東海北陸自動車道]]の[[トンネル]](一部、[[岐阜市]]も通過している)である。上りは3,050m 下りは3,015m[[北山 (岐阜県)|北山]](標高308 m)と[[権現山]](標高317 m)を貫く。
==概要==
[[画像:Kakamigahara-TN.01.JPG|300px|right|thumb|東海北陸自動車道 各務原トンネル 上り線]]
[[昭和61年]][[3月]]の東海北陸自動車道[[岐阜各務原インターチェンジ|岐阜各務原IC]]から[[美濃インターチェンジ|美濃IC]]までの開通と同時に各務原トンネルも供用開始した(トンネルは、岐阜各務原ICと[[関インターチェンジ (岐阜県)|関IC]]間に位置する)。
[[画像:Kakamigahara-TN.02.JPG|300px|right|thumb|東海北陸自動車道 各務原トンネル 下り線]]
 
== 概要 ==
片側2車線で、トンネル内での進路変更・追い越しは禁止となっている。
[[岐阜各務原インターチェンジ|岐阜各務原IC]] - [[関インターチェンジ (岐阜県)|関IC]]間に位置するトンネルである。[[1986年]](昭和61年)[[3月]]、岐阜各務原IC - [[美濃インターチェンジ|美濃IC]]間の開通と同時に供用を開始した。
 
1986年の開通当初には避難連絡坑が3本設けられ、上下線を相互に行き来できる{{Sfn|トンネルと地下編集部|1986|p=28}}。下り線には[[集塵装置|集塵機]]室が設けられており{{Sfn|日本道路公団|1985|p=34}}、そのほかにも縦流式ジェットファン3基も設置されている{{Sfn|トンネルと地下編集部|1986|p=28}}。
==外部リンク==
*[http://www.c-nexco.co.jp/expressway/project/hida_tunnel.html 中日本高速道路株式会社]
 
事故防止のため、各務原トンネルと隣接する権現山トンネルの6.5 kmの区間では開通当初より進路変更禁止規制が実施されていた{{Sfn|増田生成|1987|pp=49-50}}。[[2019年]](平成31年)3月には権現山トンネルで進路変更禁止規制が解除され、[[2023年]](令和5年)には各務原トンネルでも規制が解除された<ref name=":0">{{Cite news|和書 |title=なぜ黄色線? 高速のトンネルが「ずーっと車線変更禁止」になるワケ “解除した理由”も聞いた |newspaper=乗り物ニュース |date=2023-10-29 |access-date=2023-11-19 |url=https://trafficnews.jp/post/128923}}</ref>。規制解除の理由は[[2021年]](令和3年)11月から着手した避難連絡坑の増設が完成し、トンネル照明の[[発光ダイオード|LED]]化を実施したことでトンネルに安全策が講じられたからである<ref>{{Cite news|和書 |title=東海北陸道・各務原トンネル、追い越し可能に 避難坑増設で進路変更規制解除、照明LED化 |newspaper=岐阜新聞WEB |date=2023-11-17 |url=https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/314683 |access-date=2023-11-19}}</ref>。
{{road-stub}}
 
[[Category:道路トンネル|かかみかはら]]
;トンネル延長
*上り線 - 3,050 m{{Sfn|トンネルと地下編集部|1986|p=28}}
* 下り線 - 3,015 m{{Sfn|トンネルと地下編集部|1986|p=28}}
 
== 施工 ==
各務原トンネルは3件の工事が分割で発注されて掘削が行われた{{Sfn|日本道路公団|1985|p=34}}。トンネル掘削は在来工法による上部半断面先進工法と[[新オーストリアトンネル工法|NATM工法]]の併用されている{{Sfn|日本道路公団|1985|p=34}}。下り線の内、647 mの区間は中硬岩のためその部分はNATM工法で施工である{{Sfn|トンネルと地下編集部|1986|p=28}}。約50万立方メートルに及ぶ[[建設発生土|残土]]は全て本線の他の工区の[[盛土]]に流用した{{Sfn|日本道路公団|1985|p=34}}。
 
== 沿革 ==
 
* [[1980年]](昭和55年)[[10月29日]] - 各務原トンネル南側坑口付近で東海北陸自動車道の起工式が行われる{{Sfn|各務原市教育委員会|1987|p=804}}。
* [[1981年]](昭和56年)3月 - 着工{{Sfn|日本道路公団|1985|p=34}}
* 1981年(昭和56年)11月 - トンネル工事の影響で近隣にある伊吹の滝で水の枯渇が発生。トンネル内の湧水をポンプアップする案が専門委員会に提案されることで一応の解決をみた{{Sfn|各務原市教育委員会|1987|p=803}}。
* [[1986年]](昭和61年]][[3月5日]]の東海北陸自動車道 - [[岐阜各務原インターチェンジ|岐阜各務原IC]]から - [[美濃インターチェンジ|美濃IC]]まで開通と同時完成各務原トンネルも伴い、供用開始した(トンネルは、岐阜{{Sfn|各務原ICと[[関インターチェンジ (岐阜県)市教育委員会|関IC]]間に位置する)1987|p=804}}
* 2023年([[令和]]5年)10月 - 車線変更禁止規制を解除<ref name=":0" />。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
 
* {{Cite journal|和書|author=日本道路公団|month=07|year=1985|title=高速道路施工座談会・岐阜工事管内 今年度供用めざし工事進捗すでに70%、長大トンネル・大土量工・橋梁と工事多彩|journal=開発往来|volume=29|pages=30-37|publisher=開発行政懇話会|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|author=トンネルと地下編集部|year=1986|title=トンネルジャーナル 岐阜各務原~美濃が開通 東海北陸自動車道|journal=トンネルと地下|volume=17|issue=4|page=28|publisher=土木工学社}}
* {{Cite journal|和書|author=増田生成|month=01|year=1987|title=高速道路における安全かつ円滑な交通の確保|journal=月刊交通|volume=18|issue=1|pages=43-53|publisher=東京法令出版}}
* {{Cite book|和書 |title=各務原市史 通史編 近世・近代・現代 |year=1987 |publisher=各務原市 |author=各務原市教育委員会 |month=03}}
 
== 関連項目 ==
* [[延長別日本の道路トンネルの一覧]]
* [[中部地方の道路一覧]]
* [[中日本高速道路]]
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://www.c-nexco.co.jp/expressway/project/hida_tunnel.html 中日本高速道路株式会社]
 
{{DEFAULTSORT:かかみかはらとんねる}}
 
[[Category:中部地方の道路トンネル|かかみかはら]]
[[Category:各務原市の交通]]
[[Category:関市の交通]]