「パーシー (きかんしゃトーマス)」の版間の差分

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{{複数の問題|出典の明記=2018年4月|独自研究=2018年4月}}
{{Infobox animanga character
| name = パーシー
| series = 『[[汽車のえほん]]』および<br />『[[きかんしゃトーマス]]』
| image = [[File:Percy the Small Engine at Llangollen 2005-08-14.jpg|300px]]
| caption =
| first = 原作:<br />『[[汽車のえほん]]』<br />『[[やっかいな機関車]]』<br />『やっかいな三だいの機関車』<br />人形劇:<br />『[[きかんしゃトーマス]]』<br />第1期第16話<br />『きかんこのもめごと』<br />2Dアニメ:<br />『[[きかんしゃトーマス (2021年のアニメ)|きかんしゃトーマス]]』<br />第1期第1話<br />『トーマスのやくそく
| creator = [[ウィルバート・オードリー]]
| voiced by = [[中島千里]](第1 - 8期)<br />[[神代知衣]](長編第2 - 17作-第24期)<br />[[越乃奏]](第25期 - (2Dアニメ)
| alias =
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| paux1 name = [[1897年]]誕生日
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| paux2 name = 車軸
| paux2 = 0-4-0
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}}
 
'''パーシー'''({{lang-en|Percy the Small Engine}})は、[[イギリス]]の幼児向け絵本『[[汽車のえほん]]』、またその映像化作品『[[きかんしゃトーマス]]』に登場する[[小型]]の[[タンク機関車|タンク式]][[蒸気機関車]](タンク機関車)。
 
== 概要 ==
[[ウィルバート・オードリー]]原作の絵本『[[汽車のえほん]]』とその映像化作品『[[きかんしゃトーマス|きかんしゃトーマスとなかまたち]]』に登場する小型タンク機関車。色は[[黄緑]]。車体番号は6。一人称は「僕」、二人称は「君」。映像化作品においては[[レギュラー]]の立ち位置にあり、[[トーマス (きかんしゃトーマス)|トーマス]]の親友という設定である。
 
水タンクはトーマスのようなサイドタンクではなく、サドルタンクだが、サドルタンクがボイラー部の下部に回り込んでボイラー部全体を包み込んでおり、実在しない車両デザインになっている<ref group="注釈">この形状の機関車は、模型としての制作はできるが、実車として走らせることを想定した場合、ボイラー部の熱が放出されないため走行中に爆発する危険性が高く、ボイラー部のメンテナンスがしにくい、といった致命的な欠陥がある。</ref>。
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『汽車のえほん』では、パーシー初登場巻の挿絵を担当した画家レジナルド・ダルビーがパーシーを実在しないでたらめな車両デザインで描き、実物思考である作者ウィルバート・オードリーの悩みの種となっていた。ダルビーは後の作品でグレート・ウェスタン鉄道 (GWR) の「[[:en:GWR No. 1340 Trojan|クラス1340]]」をモデルにパーシーを描いたが、実車と異なり、サドルタンクがボイラー部の下部に回り込んでボイラー部全体を包み込む、機関車として正しくない形状となっており、第11巻『[[ちびっこ機関車パーシー]]』のパーシーの挿絵を見たウィルバートが「まるで[[芋虫]]のようだ」と発言したことにより激怒したダルビーは、『汽車のえほん』の挿絵担当を降板することとなった。
 
このダルビーのデザインは、ジョン・ケニーが挿絵を担当した際にもある程度引き継がれた。そして、ガンバ&ピーター・エドワーズに担当の挿絵画家が交代してから、ようやく「エーヴォイボンサイド・クラスSS」をモデルにしたデザインに描き直された。これはイギリスの鉄道車両メーカーが4大私鉄向けに作った統一規格機関車の一種である。
 
なおウィルバートが挿絵の参考や展示を目的として使用したパーシーの[[OOゲージ]]模型は2台存在するものの、初代はタンクに覆われた煙室部分が剝き出されたり2代目はサイドタンクからサドルタンクへと取り換えられたりと、どちらもキャラクターに近づけるため大幅な改造が施された。またタンクの赤縞が挿絵では4本あることに対し、模型は2台とも3本となっている。
 
== 運用 ==
パーシーは[[1900年代]]初め頃に、[[グレート・ウェスタン鉄道]]の:en:Avonside Engine Company|ーヴォイボンサイド・SSの1台としエンジン]]によって製造された。その後、ハンスレット機関車工場の部品を使用して、石炭入れが後部に付いた今の姿に改造され、そのまま機関車工場に売られる。[[19301925年]](またはから[[19311935年]])までの期間に、トーマスが支線に転じたことで、ティドマス駅の入れ換えを[[ゴードン (きかんしゃトーマス)|ゴードン]]らがしなくてはならなくなったことにより[[ストライキ]]が発生した際、[[トップハム・ハット卿]]によって機関車工場から購入され、ソドー島へやってきた。名前はハット卿が命名した。当初はティドマス駅の客車・貨車の構内入れ替えを主な任務としていたが、取扱量の急増で小出力のパーシーは任を解かれる。以後現在は主にトーマスの支線における貨物担当となったほか、児童専用列車<ref group="注釈">第8期では、たまに旅客列車を担当すると客車をぶつけてしまったり、駅に着いてからは大量の蒸気を吐いてしまうほど酷く決まりが悪くなってしまっていたが、ゴードンの指導の元、克服された。</ref>・夜行郵便列車・[[牛乳|ミルク]]集荷列車の牽引など小編成の運行を中心に、貨車の入換え支援もこなしている。TV版がCG化されてからは郵便列車が主な仕事になっている。
 
== TV版での扱い ==
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== 声優 ==
=== 模型・3DCGアニメシリーズ ===
* 英国版 - [[:en:Linda Ballantyne|リンダ・バランタイン]](長編第1作)→[[:en:Keith Wickham|キース・ウィッカム]](長編第4作 - 第18期、長編第11作)→[[:en:Nigel Pilkington|ナイジェル・ピルキントン]](第19 - 24期)<ref group="注釈">長編第12作では歌唱部分のみ[[:en:Christopher Ragland|クリストファー・ラグランド]]が担当。</ref>→[[ロブ・ラックストロー]](長編第17作)→[[アンリ・チャールズ]](第25期 - )
 
* 米国版 - [[:en:Linda Ballantyne|リンダ・バランタイン]](長編第1作)→[[:en:Martin Sherman (actor)|マーティン・シャーマン]](長編第4作 - 第18期)→[[:en:Christopher Ragland|クリストファー・ラグランド]](第19 - 24期)→[[ロブ・ラックストロー]](長編第17作)→[[チャーリー・ゼルツァー]](第25期 - )
* 英国版 - [[:en:Linda Ballantyne|リンダ・バランタイン]](長編第1作)→[[:en:Keith Wickham|キース・ウィッカム]](長編第4作 - 第18期、長編第11作)→[[:en:Nigel Pilkington|ナイジェル・ピルキントン]](第19 - 24期)<ref group="注釈">長編第12作では歌唱部分のみ[[:en:Christopher Ragland|クリストファー・ラグランド]]が担当。</ref>→[[ロブ・ラックストロー]](長編第17作)→[[アンリ・チャールズ]](第25期 -
* 日本版 - [[中島千里]](第1 - 8期)→[[神代知衣]](長編第2 - 17作)→[[越乃奏]](第25期 - )
* 版 - [[:en:Linda Ballantyne|リンダ・バランタイン]](長編第1作)→[[:en:Martin Sherman (actor)|マーティン・シャーマン]](長編第4作 - 第18期)→[[:en:Christopher Ragland|クリストファー・ラグランド]](第19 - 24期)→[[ロブ・ラックストロー]](長編第17作)→[[チャーリー・ゼルツァー]](第25期 -
* 日本版 - [[中島千里]](第1 - 8期)→[[神代知衣]](長編第2 - 17作)→[[越乃奏]](第25期 -
 
=== 2Dアニメシリーズ ===
 
* 英国版 - [[アンリ・チャールズ]]( - 第2期、The Great Bubbly Build)→[[オリバー・ミルチャ―ド]](第3期 - )
* 北米版 - [[チャーリー・ゼルツァー]]
* 日本版 - [[越乃奏]]
== 脚注 ==
=== 注釈 ===