「同級生 (ゲーム)」の版間の差分

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| タイトルロゴ = [[File:Dokyusei title.png|200px]]
| 画像説明 =
| 対応機種 = [[PC-9800シリーズ|PC-9801]](PC98)<br />[[DOS/V]]<br />[[X68000]](X68k)<br />[[FM TOWNS]](TOWNS)<br />[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]95/[[Microsoft Windows 98|98]]/[[Microsoft Windows Millennium Edition|Me]]/[[Microsoft Windows 2000|2000]]/[[Microsoft Windows XP|XP]](Win)<br />Windows2000Windows 2000/XP(DMM)<br />Windows8.1/10(steam)<br />[[PCエンジン]](PCE)<br />[[セガサターン]](SS)
| 発売元 = [[エルフ (ブランド)|エルフ]](DOS/X68k/TOWNS/Win)<br />[[インターチャネル・ホロン|NECアベニュー]](PCE)<br />[[インターチャネル|NECインターチャネル]](PCE/SS)<br />[[DMM.com|DMM]](DMM)<br />Shiravune([[steam]]Steam)
| 開発 = エルフ(DOS/X68k/TOWNS/Win/DMM)<br />[[フライト・プラン]](PCE/SS)
| キャラクターデザイン = [[竹井正樹]]
| 発売日 = [[1992年]][[12月17日]](DOS/X68k/TOWNS)<ref name="{{R|denfami20191105"/>}}<br />[[1995年]][[11月23日]](PCE)<br />[[1996年]][[8月9日]](SS)<br />[[1999年]][[8月27日]](Win)<br />[[2007年]][[3月1日]](DMM)<br />[[2022年]][[4月15日]](steam)
| ジャンル = [[恋愛アドベンチャーゲーム]]
| レイティング = 18禁(DOS/X68k/TOWNS/Win/DMM)<br />18歳以上推奨(PCE/SS)
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| エンディング数 = ヒロインの人数+バッドエンド1
| メディア = [[フロッピーディスク]](DOS/X68k)<br />[[CD-ROM]](TOWNS/Win/PCE/SS)
| セーブファイル数 = 1(DOS/X68k/TOWNS)<br />1 - 8(Win){{efn2Efn2|ゲーム進行に伴い、8まで増加。}}<br />8(DMM)
| 画面サイズ = 640*400 4bit(DOS)<br />768*512 4bit(X68k)<br />640*480 4bit(TOWNS)<br />640*480 16bit以上(Win/DMM)
| BGMフォーマット = FM音源(DOS/X68k/TOWNS)<br />PCM(Win/DMM)
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| 備考 = DMM版以外はロットアップ
}}
{{External media|align=right|image1=[[:zh:File:同級生 f1.jpg|DOS/V版パッケージイラスト|中国語版Wikipedia]]}}
『'''同級生'''』(どうきゅうせい)は、[[1992年]][[12月17日]]に[[エルフ (ブランド)|エルフ]]から発売された[[アダルトゲーム|18禁]][[恋愛アドベンチャーゲーム]]<ref name="denfami20191105"/>、および、そのシリーズやそれを原作とした関連商品群である。
 
『'''同級生'''』(どうきゅうせい)は、[[1992年]][[12月17日]]に[[エルフ (ブランド)|エルフ]]から発売された[[アダルトゲーム|18禁]][[恋愛アドベンチャーゲーム]]<ref name="{{R|denfami20191105"/>}}、および、そのシリーズやそれを原作とした関連商品群である。
[[夏休み]]の[[ナンパ]]を題材とした本作は、ヒロインたちの問題に向き合いながら結ばれていく物語であり、性描写中心だった当時のアダルトゲームの在り方を変える一作となった。
 
[[夏休み]]の[[ナンパ]]を題材とした本作は、ヒロインたちの問題に向き合いながら結ばれていく物語であり、性描写中心だった当時のアダルトゲームの在り方を変える一作となった。
また、[[1995年]]1月にはシリーズ第2作の『'''[[同級生2]]'''』が発売され、[[1994年]]5月に発売された[[恋愛シミュレーションゲーム]]の『[[ときめきメモリアル]]』との相乗効果もあり、恋愛ゲーム市場が一気にブレイクした{{Sfn|ゲームサイド編集部 (著)|2013|p=7}}。
 
また、[[1995年]][[1月31日]]にはシリーズ第2作の『'''[[同級生2]]'''』が発売され、[[1994年]][[5月27日]]に発売された[[恋愛シミュレーションゲーム]]の『[[ときめきメモリアル]]』との相乗効果もあり、恋愛ゲーム市場が一気にブレイクした{{Sfn|ゲームサイド編集部 (著)|2013|p=7}}。
[[家庭用ゲーム機]]へも移植されており、[[1995年]][[11月23日]]に[[PCエンジン]](PCE)版が、1996年8月9日には『'''同級生if'''』のタイトルで[[セガサターン]](SS)版が発売されている。さらに、[[1999年]][[8月27日]]には[[Microsoft Windows|Windows]](Win)版が各種リメイクの上発売され、[[2007年]][[3月1日]]には、内容をPC98版『同級生』準拠に戻した[[Microsoft Windows 2000|Windows2000]]/[[Microsoft Windows XP|XP]]対応の『'''同級生オリジナル版'''』が[[DMM.com|DMM]]公式サイトから[[ダウンロード販売]]形式で発売された。
 
[[家庭用ゲーム機]]へも移植されており、[[1995年]][[11月23日]]に[[PCエンジン]](PCE)版が、[[1996年]][[8月9日]]には『'''同級生if'''』のタイトルで[[セガサターン]](SS)版が発売されている。さらに、[[1999年]][[8月27日]]には[[Microsoft Windows|Windows]](Win)版が各種リメイクの上発売され、[[2007年]][[3月1日]]には、内容をPC98版『同級生』準拠に戻した[[Microsoft Windows 2000|Windows2000Windows 2000]]/[[Microsoft Windows XP|XP]]対応の『'''同級生オリジナル版'''』が[[DMM.com|DMM]]公式サイトから[[ダウンロード販売]]形式で発売された。
2021年2月26日には、FANZAGAMESによる『同級生リメイク』(以下:リメイク版)が発売された{{R|Moegameaward20210329}}。
 
2022[[20214]][[21526]]にはFANZAGAMESによる『'''[[Steam同級生リメイク]]にて'''』(以下、リメイク版)が発売され<ref name="Moegameaward20210329">{{Cite web|和書|title=【レビュー】『同級生リメイク』は、オリジナル版ファンも大満足神ゲーだった|url=http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/212/|website=萌えゲーアワード|accessdate=2021-05-30|date=2021.03.29|archivedate=2021年5月12日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210512154933/http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/212/}}</ref>、翌年には[[Steam]]でも全年齢向けの移植版が発売配信された<ref>{{Cite web |和書|title=elf、『同級生リメイク』Steam版を発売 |url=https://eroge-road.com/dokyusei-remake-steam/ |date=2022-04-14 |access-date=2022-05-04 |website=E-ROAD |archivedate=2022年4月14日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20220414230121/https://eroge-road.com/dokyusei-remake-steam/ }}</ref>。音声はほか、[[2024年]][[4月18本語対応す]]には、[[EXNOA]]のブランドDG REMAKEから家庭用ゲーム機向けの移植版であ『'''同級生リメクCSver'''』の発売が予定されている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/202312/16328201.html|title=Switch/PS4『同級生リメイクCSver』予約開始。PC恋愛アドベチャフェの道を切り拓いた記念碑的タスは対応なしトルのリメイクを最新ゲーム機で|publisher=PR TIMES|date=2023-12-16|accessdate=2023-12-20}}</ref>
 
== 内容 ==
本作の基本シナリオは夏休みの前半部分をナンパ資金調達の[[アルバイト]]に明け暮れた主人公が、[[8月10日]]から[[8月31日]]までの間に街や学園をナンパして回るというものであるが、話が進むにつれ、各ヒロインが持つ悩みや[[コンプレックス]]といった問題に主人公が向き合っていくという恋愛ドラマや青春ドラマが待っており、「どうして主人公はヒロインに好かれ、セックスに至るのか?」という問いへの回答が提示される。
 
本作のゲームシステムは町内マップを自由に移動しながらゲームを進めていく{{R|famitsu20231008}}。本作には[[シミュレーションゲーム]]のように時間の概念があり、建物などに入ったりイベントが発生することで時間が経過し、キャラクターとのエンカウントは特定の時間帯でないと発生しない。このシステムにより、{{独自研究範囲R|プレイヤーはあたかfamitsu20231008}}。なお、必ずし実在の町の中を自由に行動して、ヒロインたちとの接触優先ナンパする以外にも、登場人物たちを怒らせたり呆れさせたりする「おバカなこと」や「猥談」をしたり、調べるモードで背景の建築物やモブキャラクターをクリックすると現れる「突拍子もない選択肢」につきあって時間を潰しているかのような気分も味わうことができる。|date=2019年11月}}こうしたゲームシステム必要、[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]の『[[消えたプリンセス]]』([[イマジニア]])ど、過去に類例が見られるものの、本作以前にはほとんど知られてなかった{{要出典R|date=2019年11月}}。逆に本作以降では良く似たゲームが登場している{{efn2|{{独自研究範囲|中でも家庭用ゲームへの移植という当時の恋愛ゲームブームの時期が重なる 『[[EVE burst error]]』 は、主人公の破天荒さや調べるモードでのおふざけなどの雰囲気が非常に良く似ている。|date=2019年11月}}famitsu20231008}}。
 
ヒロインを含めた他キャラクターとの会話システムには、普通に表示される会話テキストに対しマウスをクリック、もしくはキーボードを叩いて読んでいく通常タイプの他、『[[DE・JA II]]』などで採用されていた、グラフィックの各所へ移動させるとシナリオと用途に応じた形状に変化する[[アイコン]]をクリックして進める特殊タイプが搭載されている。
 
== 登場人物 ==
* [[声優]]名はPCE/SS/OVA/RD(ラジオドラマ)/麻雀(麻雀同級生)/同麻(同級生麻雀)/リメイクの順。WinWindows版では非公開につき、記載しない。未登場および声無しは「-」で表記。
* 年齢はDOS版当時のもの。WinWindows版ではソフ倫の規制改正のため設定されていない(詳しくは、[[コンピュータソフトウェア倫理機構]]の項を参照)。
 
; 主人公
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=== 主人公と同級生のヒロイン ===
; 桜木舞(さくらぎ まい)
: 声 - [[國府田マリ子]] / 同左 / [[高橋美紀]] / 同左 / 同左 / 國府田マリ子 / [[橘まお]]<ref name="CHARACTER">{{Cite web|url=http://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/character.html|title=CHARACTER|website=同級生 リメイク|publisher=FANZAGAMES|accessdate=2020-10-23|archivedate=2020年10月24日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201024152239/http://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/character.html}}</ref><ref name="EROAD20210119">{{RCite web|EROAD20210119和書|title=『同級生 リメイク』インタビュー!プロデューサーを直撃取材|url=http://eroge-road.com/?p=2562|date=2021-01-09|accessdate=2021-01-22|publisher=E-ROAD|archivedate=2021年1月9日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210109050032/http://eroge-road.com/?p=2562}}</ref>
: 年齢:18歳 / 身長:158cm / スリーサイズ:83/56/86(cm) / 血液型:A
: 本作のメインヒロイン。[[水泳]]部所属だが、各種の稽古事が忙しく、部には滅多に顔を出さない。良家のお嬢様である一方、学園のマドンナ的存在として見られることをよく思っていない。健二とは、家同士の付き合いがある。
: 小説版やWinWindows版では、芯が強く気丈な性格であり、小説版では主人公(辻村詠)と結ばれる。
; {{仮リンク|田中美沙|zh|田中美沙}} (たなか みさ)
: 声 - [[小野寺麻理子]] / [[こおろぎさとみ]] / 同左 / 同左 / 同左 / 同左 / [[猫村ゆき]]{{R|EROAD20210119|CHARACTER}}
: 年齢:18歳 / 身長:158cm / スリーサイズ:79/55/80(Win80(Windows版では82/55/82)(cm) / 血液型:B
: 陸上部に所属する期待のエースで、「陸上部の[[バンビ]]ちゃん」の異名を持つ。男勝りかつ勝気な性格で男のような言動が目立つが、実は純情でひたむき。運動神経抜群でかなりの努力家。親友(美穂)の恋路を応援しようとナンパ師の主人公に詰め寄るが、次第に自分自身が主人公に惹かれてゆくことに気付き、友情と愛情との板挟みに苦悩する。
: 舞を超える一番人気になったため、後の『[[同級生2]]』でも攻略可能ヒロインとして再登場する。WinWindows版『同級生』では『同級生2』へ無理なく繋がるよう、エンディングが変更された。
; 黒川さとみ(くろかわ さとみ)
: 声 - [[小野綾子 (声優)|小野綾子]] / 同左 / [[高田由美]] / 同左 / 同左 / [[根谷美智子]] / [[蒼乃むすび]]{{R|EROAD20210119|CHARACTER}}
: 年齢:18歳 / 身長:163cm / スリーサイズ:83/58/85(Win85(Windows版では83/58/87)(cm) / 血液型:O
: 主人公とは[[中学生]]の時からの腐れ縁で、何でも言い合える友人。ショートカットの髪型と相まって、美沙以上にボーイッシュな雰囲気を漂わせている。学校の体育倉庫で寂しげな彼女と会うことが多い。主人公行きつけの喫茶店「OTIMTIMOTIMTIM(オティムティム)」でアルバイトをしており、看板娘として知られている。ただし、店内でも破天荒で知られている主人公に対しては客とは見なさず容赦しない。健二と付き合っているが、現在は疎遠。健二が舞を狙っていることには薄々気付いており、彼と同様に舞を狙っている主人公との間で微妙な立場に立たされる。
: WinWindows版では[[幼馴染]]の間柄となったが、エンディングはCGも含めてDOS版とそう変わらない。セックス描写が未遂に終わるヒロインの一人。
: RD版では、健二ではない他の男性と付き合っている。また主人公と肉体関係にもならない。
; 仁科くるみ(にしな くるみ)
: 声 - [[笠原留美]] / 同左 / [[及川ひとみ]] / 同左 / [[芳野美樹]] / 笠原留美 / [[北大路ゆき]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:18歳 / 身長:156cm / スリーサイズ:80/56/81(Win81(Windows版では83/56/84)(cm) / 血液型:A
: 坂上一哉の彼女。厳格な両親に育てられており、純粋で恋愛にも奥手と少々幼い。同学年の主人公を先輩と呼ぶことが時々ある。一哉とは[[プラトニック|清らかな恋愛関係]]を築きたいが、早く肉体関係を持ちたい一哉との考えの違いから関係が疎遠になっている。恋人との関係を改善するため、主人公に一哉の態度が冷たくなってきている事を相談したことがきっかけで、彼に惹かれていく。EDでは普通のプレイでは満足できないHな身体に開発される。
: DOS版開発当初は下級生だった{{要出典|date=2019年11月}}{{efn2Efn2|製品版で主人公を「さん」付けで呼び、先輩とも呼ぶことがあるのはその名残{{要出典|date=2019年11月}}。}}。WinWindows版では名実共に下級生になった。PCE版のエンディングには彼女自身の二面性を強調している。
: RD版では一哉との関係が進展せず、主人公との関係も薄い脇役となっており、彼女をメインとしたエピソードも無い。
; 鈴木美穂(すずき みほ)
: 声 - [[丹下桜]] / 同左 / [[麻見順子]] / 同左 / 芳野美樹 / 丹下桜 / [[小波すず]]{{R|EROAD20210119|CHARACTER}}
: 年齢:18歳 / 身長:154cm / スリーサイズ:78/56/80(Win80(Windows版では79/56/80)(cm) / 血液型:A
: 放送部の部員で、主人公のことを以前から気に掛けている。性格は引っ込み思案で[[対人恐怖症|赤面症]]、容姿もくるみ以上に幼い。花が大好きなことから、先負駅前の花屋でアルバイトをしている。美沙とは親友。
: WinWindows版では、セックス描写が未遂に終わる。
: RD版では、舞と対に位置するもう1人のヒロインであり、主人公と肉体関係にも至る。
: 『同級生2』では、物語の舞台である八十八町へ引っ越し、しかも親友である美沙の台詞に名前が出てくる。
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=== 主人公と同級生でないヒロイン ===
; 芹沢よしこ(せりざわ よしこ)
: 声 - [[井上喜久子]] / 同左 / [[嶋村カオル|嶋村薫]] / [[勝生真沙子]] / [[高乃麗]] / 井上喜久子 / [[夏峰いろは]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:25歳 / 身長:164cm / [[スリーサイズ]]:85/60/87(Win87(Windows版では89/60/87)(cm) / 血液型:O
: 先負学園の公民科([[倫理|倫理社会科]])教師で、主人公のクラス担任。非常に生真面目な性格で、恋愛よりも仕事を優先してきたため、男性経験は少ない。主人公とは反りが合わないが、根はあくまでも生徒思いで、主人公の将来を本気で心配する中で次第に理解を深めてゆく。主人公が学園の女の子たちに人気があることを知っており、彼女たちの変化については些細なことも見逃さない。
: 「よしこ」という名前に合わせ、主人公との会話で『[[ど根性ガエル]]』のネタが出てくる。
: WinWindows版では、大幅に変更を加えられた他のヒロインとは違ってイベントCGを一部差し替えられただけであり、シナリオも大半はほぼDOS版のまま。
: RD版では、恋人が居た。
; 斎藤亜子(さいとう あこ)
: 声 - [[草地章江]] / 同左 / ? / - / [[かないみか]] / 草地章江 / [[柚原みう]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:20歳 / 身長:165cm / スリーサイズ:85/59/91(cm) / 血液型:O
: 先負駅前にある[[薬局]]兼実家の「蓬莱堂」(小説版では「斎藤薬局」)の[[薬剤師]](Win(Windows版では店員{{efn2Efn2|日本国内においては、大学薬学部卒業に満たない20歳では国家試験の受験資格が無く、薬剤師免許を取得済みであることはありえないため(詳細は[[薬剤師#薬剤師資格]]や[[薬剤師国家試験]]を参照)。}})。非常に真面目で一途な性格。[[ボブカット]]([[おかっぱ]])がトレードマークで姉に劣らない美人であり、来客を中心に美人姉妹との評判も高いが、控え目で気弱、子供っぽいと見られることに[[コンプレックス]]を感じている。恋愛に対しても[[男性恐怖症]]に近いものを持っているが、一度好きになった相手にはすべてを捧げて尽くすタイプで、嫉妬深い。EDでは主人公好みのHな身体に調教される。
: WinWindows版では、DOS版経験済みプレイヤーへの台詞ネタが存在する。また、EDの内容がDOS版とはまったくの別物になっている。
; 斎藤真子(さいとう まこ)
: 声 - [[萩森侚子]] / 同左 / [[安藤ありさ]] / 同左 / 萩森侚子 / [[まるたまり]] / [[風音]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:23歳 / 身長:167cm / スリーサイズ:89/61/90(Win90(Windows版では92/61/90)(cm) / 血液型:O
: 先負学園の[[日本における学校職員の種類#学校医・学校歯科医・学校薬剤師|校医]](Win(Windows版では[[養護教諭]]{{efn2Efn2|日本国内においては、大学医学部卒業に満たない23歳では国家試験の受験資格が無く、医師免許を取得済みであることや、校医に就くことはありえないため(詳細は[[医師国家試験]]を参照)。}})で、亜子の姉。保健室と薬局にいることが多い。常にブラウスとタイトスカートの上に白衣を羽織っている。また、日々の業務の中でも亜子のことは常に気遣っており、休日には蓬莱堂の店番に入ることもある。
: 包容力のある人柄からも学園生には絶大な人気があり、相談に訪れる者は男女を問わず後を絶たないが、誰に対しても良き相談相手でいようとする自制心から、性的な欲求不満に陥っている。DOS版ではあるイベントをきっかけにそれが暴走し、自分から主人公を襲う形で肉体関係を持つが、WinWindows版ではその展開が大幅に変更されている。その後に発売されたDMM版ではDOS版に準じた展開に戻されているが、それゆえにグラフィック上では弊害も生じることとなった。詳細は[[#移植版・リメイク版]]を参照。
; 正樹夏子(まさき なつこ)
: 声 - [[深見梨加]] / 同左 / [[引田有美]] / - / [[根谷美智子]] / 深見梨加 / [[歩サラ]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:21歳 / 身長:166cm / スリーサイズ:85/58/86(Win86(Windows版では88/58/88)(cm) / 血液型:O
: デザイン系の[[専門学校]]に通っている専門学校生で、先負駅前のブティックでアルバイトをしている。主人公とのセックスの際にもそれ相応の大胆な面を見せるものの、普段の性格は古風で落ち着いており、芯の強い所もある。くるみとの関係が冷え込んでいた一哉が目を付けた女性でもあるため、本編開始直後、主人公はダシに使われる形で一哉から紹介されることとなる。
: 小説版では、かつて主人公と出会っており、彼の回想において初めて肉体関係を結んだことが明かされている。
: WinWindows版では、豊かな母性を持っていると設定されており、先述した要素のほとんどがそれを強調したものへ変更された。エンディングについては、他のヒロインのような極端な変更は加えられていない。
; 田町ひろみ(たまち ひろみ)
: 声 - [[水谷優子]] / 同左 / - / [[岩坪理江]] / 水谷優子 / 同左 / [[白月かなめ]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:20歳 / 身長:156cm / スリーサイズ:81/60/85(Win85(Windows版では84/60/87)(cm) / 血液型:O
: 主人公宅の近所にある会社「藤田製作所」の従業員。藤田製作所には先負学園の卒業生が数多く勤めていることから、同僚に主人公の噂を聞かされて興味を抱き、偶然を装って出会いを果たす。基本的には明朗快活な性格をしているが、[[コスプレ|コスプレイヤー]]かつ[[オタク]]だった過去に自分同様の冬彦と付き合っていたことには今でもコンプレックスを感じており、世間一般における恋人のような白昼堂々のデートをしてみたいという願望を持っている。趣味は彼氏の冬彦と様々なコスプレでHをすること。言葉遣いもやや幼い。EDでは主人公とのコスプレHを楽しんでいる。
: WinWindows版ではやよいの友人であり、主人公とのセックス描写も大胆に徹していたDOS版とは異なるものとなっている。
; 真行司麗子(しんぎょうじ れいこ)
: 声 - [[渡辺菜生子]] / 同左 / - / - / [[水沢潤]] / [[田中敦子 (声優)|田中敦子]] / [[御苑生メイ]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:25歳 / 身長:163cm / スリーサイズ:83/60/85(Win85(Windows版では86/60/87)(cm) / 血液型:A
: 主人公のアパートの隣家に住む主婦で、おっとりした性格をしている。日本[[華道]]の[[家元]]を務める夫は帰宅しないことが多いため、自宅で孤独に過ごしており、日常の買い物くらいしか外出することはない。庭を掃き掃除している時は、自室の窓を開けた主人公と目線が合うこともしばしば。勢いに任せて主人公と1回だけの約束で過ちを犯すが、それ以降は他のヒロインと違って毎日でもHができる。
: 小説版では、身体だけを求めて自宅を訪れる主人公に抗えず不倫を繰り返す。その後、健二が主人公の素行調査に雇った探偵に淫らに喘ぐ姿を覗かれ、不倫現場の証拠写真を撮られる。主人公との不倫関係の日々はDOS版でのそれを終盤まで続けたパターンが反映されている。
: PCE版のエンディングはDOS版とはかなり毛色の異なる内容であり、WinWindows版のエンディングに至っては完全に別物になっている。
; 佐久間ちはる(さくま ちはる)
: 声 - [[豊嶋真千子]] / 同左 / - / - / [[根谷美智子]] / 豊嶋真千子 / [[藤崎紗矢香]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:19歳 / 身長:164cm / スリーサイズ:88/59/86(Win86(Windows版では91/59/88)(cm) / 血液型:AB
: 主人公の近所の一軒家に住んでいる、[[家事手伝い]]兼[[フリーター]]の女性。面識は皆無であり、先負駅前の路上でナンパされて知り合う。[[水商売]]のアルバイト経験を持っているうえに少し意地っ張りで、主人公の1歳年上でしかないにもかかわらずやたらとお姉さんぶるが、本質は家庭的で、一旦惚れた後はとことん尽くすタイプ。
: 小説版では、アルバイト先の少し先輩に当たる同僚として主人公と知り合う。主人公とのセックス描写はDOS版でのそれがほぼ反映されたものだが、途中からは小説版オリジナルの展開となり、翌日まで延々と愛し合う姿が描かれる。
: WinWindows版では、ナンパされる以前から主人公のことを気に掛けていたという設定へ変更され、エンディングは変更点に見合った平凡ながらも幸せなものとなった。
; 成瀬かおり(なるせ かおり)
: 声 - [[永島由子]] / 同左 / - / - / [[水沢潤]] / 永島由子 / [[水野七海]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:20歳 / 身長:162cm / スリーサイズ:85/58/86(Win86(Windows版では84/57/89)(cm) / 血液型:B
: 矢吹町{{efn2Efn2|読みは「やぶきちょう」。[[矢吹町|同じ漢字で実在する町]]とは無関係である。}}の[[キャバクラ]]「Cat's eye」にて'''レイラ'''という[[源氏名]]で勤務している女性。矢吹町の高級賃貸マンション「矢吹町レジデンス」に一人暮らし。普段の言動は乱暴ではないが、派手な化粧は店以外でも常時欠かさず、主人公と街中で会った際にも猥褻な単語や言い回しを平気で口にする。そのうえ、主人公とのセックスの際には自分からむしゃぶりつき、手馴れた[[性技]]を駆使しながら有利に進めていくなど、一見は下品な好き者だが、酒に酔った際には「純愛したい」と本音をもらしている。
: DOS版発売当時は[[隠れキャラクター|隠しキャラクター]]扱いになっていたが、原画集以降は普通に扱われるようになった{{要出典|date=2019年11月}}。
: 小説版では、好き者の面のみが強調されており、主人公とのプライベートセックスを楽しむべく自宅へ招こうとする。
: WinWindows版では、DOS版同様に好き者らしいところを見せながらも、エンディングでは普通の女性としての幸せを掴む。
: RD版では昔主人公が片想いしていた異性として、名前のみ登場する。
; 草薙やよい(くさなぎ やよい)
: 声 - 高橋美紀 / 同左 / - / - / [[平松晶子]] / [[高橋美紀]] / [[手塚りょうこ]]<ref name="{{R|CHARACTER"/>}}
: 年齢:20歳 / 身長:166cm / スリーサイズ:89/57/88(Win88(Windows版では92/57/89)(cm) / 血液型:B
: 先負町にある「登渡り医院」の泌尿器科に勤務している[[看護師]]{{efn2Efn2|現実には20歳の看護師は存在しない(詳細は[[看護師国家試験]]を参照)。看護師業のうち、20歳でも就けるのは[[准看護師]]である。}}。薄化粧ながらも、派手な容姿をしている。また、口数が少ない。
: DOS版では当初、かおり同様に隠しキャラクター扱いであり{{要出典|date=2019年11月}}、藤田製作所にいる友人が誰なのかは明確に描かれていなかったが、WinWindows版では口数が増えたうえに性格もやや小悪魔的なものへ変更され、藤田製作所にいる友人はひろみという設定になった。
 
=== コンシューマ版オリジナルヒロイン ===
PCE版とSS版の両方に登場。
; 桜木京子(さくらぎ きょうこ)
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: 主人公の悪友。くるみと付き合ってはいるが、彼女の奥手ぶりに疎遠となりつつあり、新しい恋に生きようと夏子に目を付けた。
: OVA版では夏子に恋人として見てもらえないまま、くるみとヨリを戻そうとして失敗する。OVA版『同級生クライマックス』では文化祭を経て恭子と付き合う。
; 相原健二{{efn2Efn2|OVA版では「'''相原 健児'''」。}}(あいはら けんじ)
: 声 - [[古谷徹]] / 同左 / [[速水奨]] / -
: 主人公の同級生。相原グループの御曹司であり、舞の家とは付き合いも深い。水泳部所属。主人公とは舞を巡る恋のライバルである一方、さとみに好意を寄せられている。
181 ⟶ 183行目:
: ひろみの元彼氏であるオタクの男性。ひろみに自分の好きなキャラのコスプレさせてHするのが趣味。ひろみへの未練が捨てきれず、彼女と仲良く話す主人公を敵視している。
; マスター
: 声 - ? / ? / [[玄田哲章]] / -
: さとみがアルバイトをしている喫茶店「OTIMTIM(オティムティム)OTIMTIM」のマスターであり、本名は不明。ゲーム版ではどれにもグラフィックは存在しないが、OVA版ではスキンヘッドのサングラスという、厳つい外見とは裏腹に性格はやや[[オカマ]]っぽい、気の優しいおじさん。
 
== 制作 ==
=== 美術 ===
本作は「卒業」という仮タイトルのもと、冬休みのナンパをモチーフとした企画からスタートした{{要出典|date=2019年11月}}。キャラクターの初期デザインも冬服で設定されていたため、その名残として一部のキャラクターの衣服が真夏に不相応な服装で描かれている{{要出典|date=2019年11月}}。
キャラクターの初期デザインも冬服で設定されていたため、その名残として一部のキャラクターの衣服が真夏に不相応な服装で描かれている{{要出典|date=2019年11月}}。
 
本作のキャラクターデザインと原画は『[[卒業 〜Graduation〜]]』([[1992年]] [[ジャパンホームビデオ]])を手掛けた[[竹井正樹]]が担当した{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=106}}。元々[[アニメーター]]だった竹井は自分のやってきた[[画面アスペクト比#スタンダードサイズ|スタンダードの縦横比]]との違いに苦労したが{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=107}}、アダルトゲームのグラフィック向上に貢献したことで後に多くのゲーム原画家を生み出すきっかけにもなった。『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』などの原画で知られる[[樋上いたる]]は本作をきっかけにゲーム業界入りしたと明言している{{要出典|date=2019年11月}}。
元々アニメーターだった竹井は、自分のやってきた[[画面アスペクト比#スタンダードサイズ|スタンダードの縦横比]]との違いに苦労したが{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=107}}、アダルトゲームのグラフィック向上に貢献したことで、後に多くのゲーム原画家を生み出すきっかけにもなった。『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』などの原画で知られる[[樋上いたる]]は、本作をきっかけにゲーム業界入りしたと明言している{{要出典|date=2019年11月}}。
 
=== 開発 ===
本作は[[1989年]]にエルフから発売された『ぴんきぃぽんきぃ』の流れをくむナンパゲームとして開発されており{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=109}}{{R|famitsu20231008}}、街を歩き回ってナンパする行為をPC画面で表現するためにフィールド移動が採用された。本作がナンパゲームとして開発されたという名残は、実行ファイルの名前である「nanpa.exe」{{Sfn|ゲームサイド編集部 (著)|2013|p=7}}{{R|famitsu20231008}}一部のキャラクターの設定などにも存在する。
 
開発期間中、ゲームシステムをデザインした[[蛭田昌人]]が竹井の絵を見るうちにヒロインをただナンパしてセックスさせるだけでは勿体無いと思い、ヒロインの数を減らして個々にストーリー性のあるシナリオを付加させた結果、「恋愛ゲーム」になった{{Sfn|ゲームサイド編集部 (著)|2013|p=7}}<ref name="{{R|reallive20100609"/>}}{{R|famitsu20231008}}。これは蛭田自身も意図しておらず、ゲーム雑誌のインタビューの中で「購入者から『同級生はナンパゲームじゃなくて恋愛ゲームなんだ』と言われて初めて気が付いた」と語るに至った{{要出典|date=2019年11月}}。
 
[[デバッグ]]作業の時点では、全ての家に入ることができた上、全ての家に住人の台詞と表札が用意されていた{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=108}}。しかしゲームプレイに時間が掛かり過ぎることや、序盤から難しくなり過ぎるという懸念から、基本的にはヒロインの自宅のみ主人公が入ることができるという仕様に落ち着いた{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|p=108}}。これについて蛭田は「ワケの分からないゲームになった」と評している{{Sfn|高橋栄造 (編)|1993|pp=108-109}}。
 
その後、購入者の声を受けてPC98版の時点から「恋愛ゲーム」と定義され、ストーリー性やドラマ性を強化して開発された『[[同級生2]]』が大ヒットしたことから、エルフは本作をWindowsへ移植する際にシナリオやエンディングを大幅に差し替え、『同級生2』以上に恋愛ゲーム色の強い内容へとリニューアルを施した。そして後年のDMM版では、PC98版準拠のものとWindows版の2種類を発売している。
 
== 移植版・リメイク版 ==
207行目:
! No. !!タイトル!!発売日!!対応機種!!開発元!!販売元!!備考
|-
|1 ||同級生||{{Flagicon|JPN}}[[1995年]][[11月23日]]||[[PCエンジン]]||[[フライト・プラン]]|| [[インターチャネル・ホロン|NECアベニュー]]||
|-
|2||同級生if||{{Flagicon|JPN}}[[1996年]][[8月9日]]||[[セガサターン]]|| フライト・プラン||[[インターチャネル|NECインターチャネル]]||PCE版からの移植。
|-
|3||同級生||{{Flagicon|JPN}}[[1999年]][[8月27日]]||[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]95/[[Microsoft Windows 98|98]]/[[Microsoft Windows Millennium Edition|Me]]/[[Microsoft Windows 2000|2000]]/[[Microsoft Windows XP|XP]]|| エルフ||エルフ||
|-
|4||同級生オリジナル版||{{Flagicon|JPN}}[[2007年]][[3月1日]]||[[MicrosoftWindows Windows|Windows]]95/98/Me/2000/XP(XP/Vistaの64bit版を除く)|| エルフ||[[DMM.com|DMM]]||
|-
|45||[[同級生 リメイク]]||{{Flagicon|JPN}}[[2021年]][[2月26日]]||[[Microsoft Windows 8.1|Windows]] 8.1]]/[[Microsoft Windows 10|10]]|| エルフ[[FANZA GAMES]]||FANZA GAMES||
|}
 
=== コンシューマ版 ===
; [[PCエンジン]](PCE)
: 開発は[[フライト・プラン]]、移植に際しての差し替え分原画は[[竹井正樹]]が担当。バッドエンド用エンディングテーマに[[山下達郎]]作曲の『[[さよなら夏の日]]』が起用されたことでも、話題を呼んだ{{要出典|date=2019年11月}}。
: ちなみに開発の際、DOS版の雰囲気をできるだけ損なわないようにとの[[NECアベニュー]]による指示には、多数の下請け開発会社がPCEのスペックや開発技術の関係上応えにくいとして音を上げたという逸話が残っている{{要出典|date=2019年11月}}。
; [[セガサターン]](SS)
: 名称は『'''同級生if'''』(どうきゅうせいイフ)。PCE版からの移植で、開発は同じくフライト・プランが担当。PCE版とは違い、SSの高スペックにより容量に余裕ができた分{{要出典|date=2019年11月}}、CGもサウンドもDOS版以上に向上された。こちらも差し替え分原画は、竹井正樹が担当。
: 音声はPCE版の流用ではなく、全てが録り直されている{{要出典|date=2019年11月}}。
 
=== WinWindows版 ===
DOS版発売から7年経ち、WinWindows版『[[同級生2]]』もすでに発売されていたことから、Microsoft Windowsへの移植に当たっては、「恋愛ゲーム」として作り直すべくシナリオをはじめとしてヒロインの性格付けや[[スリーサイズ]]設定などが大幅に見直された。特にセックスシーンのカットやエンディングの差し替えなどが顕著で、シナリオ面においてDOS版とは別物になっている。グラフィックはWindows用に彩色し直され、[[射精]]差分の追加、フルボイス化、'''I・S・P・Z'''システム('''一度'''選んだ'''選択肢'''は'''パパ'''も'''絶対'''迷わないシステム)の搭載でゲーム全体の難易度を下げるなど、時代の趨勢に合わせた様々な変更も施されている。後年には、[[DMM.com|DMM]]で独占[[ダウンロード販売]]されるようになった。
 
=== DMM版 ===
DMM版は、『'''同級生オリジナル版'''』という題名で独占ダウンロード販売された。開発はエルフが担当しており、ゲームシステム・画面構成・大半のCGは、WinWindows版を2007年時点の規定に適合するよう手直しがされている。シナリオはDOS版のものへ戻され、WinWindowsへ移植の際に削除や差し替えに遭ったシーンも、DOS版の原画から描き起こした新CGを補填することで復活した。ただし、CGの手直しは規定へ適合させる程度にとどまっており、WinWindows版のシナリオに合わせてDOS版から変更された表情には手が加えられていない。そのため、セックスシーンを中心にヒロインの台詞と表情が合致しなくなった部分が散見される{{efn2Efn2|真子を例に挙げると、DOS版で主人公を誘惑するシーンがWinWindows版では主人公の暴走を諭すシーンに変更されたため、シナリオだけがDOS版のものへ戻されたDMM版では、沈痛な面持ちで誘惑してセックスに至るという、チグハグな描写になってしまっている。}}。音声は無い。
 
=== 同級生 リメイク ===
{{Main|同級生リメイク}}
本作のリメイク版にあたる『'''同級生 リメイク'''』は[[DMM.com#EXNOA|FANZA GAMES]]から発売され、開発には[[シルキーズプラス]]が協力した<ref>{{Twitter status2|DiGination_info|1320000688382853121|4=@DiGination_infoの2020年10月24日のツイート|5=2020年10月24日}}</ref>。オリジナル版のシステムをもとにした「クラシックモード」に加え、選択肢による好感度の上下を可視化するなどして遊びやすくした「イージーモード」<ref>{{Cite web|title=『同級生リメイク』をいち早く体験!フルHD&フルボイス&イージーモード追加、現代に通じる保存すべき名作だ (3/4)|url=https://ascii.jp/elem/000/004/045/4045281/3/|website=ASCII.jp|accessdate=2021-05-30|author=ジサトラハッチ|date=2021年02月25日|archivedate=2021年6月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210602213418/https://ascii.jp/elem/000/004/045/4045281/3/}}</ref>{{R|Moegameaward20210329}}{{efn2|E-ROADとの発売前インタビューの時点では「ノーマルモード」と呼ばれていた{{R|EROAD20210119}}。}}や、シーン鑑賞モードなどが追加されており、ヒロインの音声もフルボイス化されている。また、豪華版にはWindows 8.1/10に対応した初代『同級生』が収録されている<ref>{{Cite news|url=https://www.famitsu.com/news/202010/23208145.html|title=エルフの恋愛ADV『同級生』のフルリメイク版が、2021年2月26日に発売決定。PC用ソフトで発売元はFANZA GAMES|newspaper=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=2020-10-23|accessdate=2020-10-23|archivedate=2020年11月23日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201123174022/https://www.famitsu.com/news/202010/23208145.html}}</ref><ref name="game_1284780">{{Cite news|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1284780.html|title=美少女ゲームの金字塔「同級生」がまさかの復活! 「同級生リメイク」発売決定|newspaper=GAME Watch|publisher=インプレス|date=2020-10-23|accessdate=2020-10-23|archivedate=2020年11月29日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201129151948/https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1284780.html}}</ref>。
 
本作のリメイク版にあたる『'''同級生 リメイク'''』は[[DMM.com#EXNOA|FANZA GAMES]]から発売され、開発には[[シルキーズプラス]]が協力した<ref>{{Twitter status2|DiGination_info|1320000688382853121|4=@DiGination_infoの2020年10月24日のツイート|5=2020年10月24日}}</ref>。オリジナル版のシステムをもとにした「クラシックモード」に加え、選択肢による好感度の上下を可視化するなどして遊びやすくした「イージーモード」<ref>{{Cite web|和書|title=『同級生リメイク』をいち早く体験!フルHD&フルボイス&イージーモード追加、現代に通じる保存すべき名作だ (3/4)|url=https://ascii.jp/elem/000/004/045/4045281/3/|website=ASCII.jp|accessdate=2021-05-30|author=ジサトラハッチ|date=2021年02月25日|archivedate=2021年6月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210602213418/https://ascii.jp/elem/000/004/045/4045281/3/}}</ref>{{R|Moegameaward20210329}}{{efn2Efn2|E-ROADとの発売前インタビューの時点では「ノーマルモード」と呼ばれていた{{R|EROAD20210119}}。}}や、シーン鑑賞モードなどが追加されており、ヒロインの音声もフルボイス化されている。また、豪華版にはWindows 8.1/10に対応した初代『同級生』が収録されている<ref>{{Cite news|url=https://www.famitsu.com/news/202010/23208145.html|title=エルフの恋愛ADV『同級生』のフルリメイク版が、2021年2月26日に発売決定。PC用ソフトで発売元はFANZA GAMES|newspaper=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=2020-10-23|accessdate=2020-10-23|archivedate=2020年11月23日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201123174022/https://www.famitsu.com/news/202010/23208145.html}}</ref><ref name="game_1284780">{{Cite news|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1284780.html|title=美少女ゲームの金字塔「同級生」がまさかの復活! 「同級生リメイク」発売決定|newspaper=GAME Watch|publisher=インプレス|date=2020-10-23|accessdate=2020-10-23|archivedate=2020年11月29日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201129151948/https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1284780.html}}</ref>。
リメイク版のプロデューサーであるFANZAGAMESのヤス(松田泰明)は、もともと本作のファンであり、エルフの『[[この世の果てで恋を唄う少女YU-NO]]』がリメイクされたことが本作のリメイクのきっかけの一つとなったと、[[BugBug]]によるインタビューの中で述べている<ref name="BugBug20201212">{{Cite news|url=https://bugbug.news/b_game/26298/|title=【BugBug】話題沸騰中の『同級生リメイク』の経緯やポイントについて仕掛け人のプロデューサー・ヤス氏に1月号で6ページに渡って直撃ロングインタビュー!!|newspaper=bugbug.news|publisher=富士美出版|date=2020-12-12|accessdate=2020-12-15|archivedate=2021年1月23日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210123005757/https://bugbug.news/b_game/26298/}}</ref>。また、ヤスは現在のユーザーにも美少女ゲームの古典である本作を遊んでほしいという気持ちが強かったと同時に、システム面を変更する必要性からオリジナル版を現行OSに対応させるではなくリメイクを選んだとも述べている{{R|BugBug20201212|EROAD20210119}}。一方、ヤスは大元が大作だったゆえに物量が多くて開発期間が長くなってしまったと、美少女ゲーム専門のニュースサイト・E-ROADとのインタビューの中で振り返っている{{R|EROAD20210119}}。
 
シナリオはWin版をベースとしており、2020年時点の倫理的に問題がある部分のみの調整にとどめられている<ref>{{Cite web|url=http://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/intro.html#remake|title=原作「同級生」からの変更点|website=『同級生 リメイク』|publisher=FANZA GAMES|accessdate=2020-10-24|archivedate=2020年10月27日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201027054739/http://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/intro.html#remake}}</ref>。シナリオを改変すると登場人物の言動に疑問や矛盾が生じてしまうおそれがあることから、ヤスはシナリオをそのまま使いたいと考えており、それに合わせようと世界観も1990年代を基準とした{{R|BugBug20201212}}。前述の問題上どうしても改変が必要な場面については、外部のライターが担当した{{R|BugBug20201212}}。
 
また、社内からはヤスの意図を理解したうえで「エンディングの後にHシーンを追加してほしい」という声も寄せられていたが、追加シーンが取ってつけたものになってしまうことに加え、蛭田のシナリオから乖離してしまうという懸念から、Hシーンの追加は行われなかった{{R|BugBug20201212}}。同様の理由から、コンシューマ版の追加キャラクターも登場させなかった{{R|BugBug20201212}}。原画には、初代のデザインの意図を理解したうえで現代的にアレンジできるという理由から、[[すめらぎ琥珀]]が起用された{{R|BugBug20201212}}。
 
制作発表が2020年10月23日の0時に予告無しで行なわれたためもあり、同日の[[Twitter]]にて「同級生リメイク」というワードがトレンド入りしたことがまもなく報じられている{{R|game_1284780}}。また、美少女ゲーム業界内でも発表への反響は大きく、関係のあるデバッグ会社から連絡が来ることもあったとされている{{R|BugBug20201212}}。
 
リメイク版のキャンペーンとして、豪華版の購入者を対象としてた原作開発当時に用いられた竹井正樹による生原画を抽選で30名にプレゼントする企画が実施された<ref>{{Cite web|url=https://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/origpicture.html|title=同級生リメイク版公式ページ|publisher=FANZA GAMES DiGination|date=|accessdate=2021-04-11|archivedate=2021年4月10日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210410214838/https://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/origpicture.html}}</ref><ref name="moe20210329">{{Cite web|url=http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/74/|title=【開発者インタビュー】色鮮やかに蘇った名作『同級生リメイク』を作り上げた情熱を追う|publisher=萌えゲーアワード|date=2021-03-29|accessdate=2021-04-11|archivedate=2021年4月10日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210410214839/http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/74/}}</ref>。これについて[[プログラマ]]兼[[著作家|ライター]]の[[岩崎啓眞]]は原作を「ゲーム史上に燦然と輝くメルクマーク{{efn2|原文ママ。これに該当するカナ書きの単語は存在しないため、文脈から「[[指標]]」などを意味するドイツ語の単語「Merkmal」([[:wikt:メルクマール|メルクマール]])のカナ書きにおける誤記とうかがえる。}}の一つ」と高く評価したうえで、「権利元の歴史意識を疑う企画と言わざるを得ない」と苦言を呈している<ref>{{Twitter status2|snapwith|1319601313915621377|4=@snapwithの2020年10月23日のツイート|5=2020年10月25日}}</ref>。一方、ヤスはこの企画への賛否を予想して制作チームと相談し、「リメイクがなければ倉庫で眠っていた物」「(ユーザーに)大事に扱ってもらえれば幸せ」という思いで実施に踏み切っており、原作スタッフにも快諾されている{{R|moe20210329}}。
 
2021年4月1日には、[[フロッピーディスク]]版を19194545年12月17日に発売予定であるとの告知ページが公開された<ref>{{Cite web|url=http://www.fanzagames-digination.com/doukyusei_re/afools.html|title=同級生リメイク フロッピーディスク版発売決定!!|website=『同級生 リメイク』|publisher=FANZA GAMES|date=2021-04-01|accessdate=2021-04-10|archivedate=2021年4月1日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210401075235/http://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/afools.html}}</ref>が、当然ながらこれは[[エイプリルフール]]のネタであり、まもなくネタばらしのツイートが出された<ref>{{Twitter status2|DiGination_info|1377529272890351621|4=@DiGination_infoの2021年4月1日のツイート|5=2021年4月10日}}</ref>。
 
== OVA版 ==
1994年に『'''同級生 夏の終わりに'''』のタイトルで、[[ケイエスエス]]が[[ピンクパイナップル]]レーベルで製作。[[レンタルビデオ]]版が先行流通(全2巻、2話ずつ収録){{R|famitsu20231008}}後、シーンを一部追加したセル版が発売された(全4巻、1話ずつ収録)。セル版にシーンが追加されるという手法は、後にアニメのDVDの販売手法として継承されることとなる。
 
ヒロインは美沙・さとみ・くるみ・舞の4人で、シナリオは一部オリジナルが挟まれるが、大筋は原作となったDOS版に沿った形で進行する。4人以外はサブキャラに留まっており、ひろみ・麗子・ちはる・やよい・太郎・冬彦は登場しない。
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Dr.POCHIはOAV化にあたり、本作を選んだ理由として、原作を実際に購入後にプレイし、[[うる星やつら (アニメ)|あるアニメ]]に似ていて、主人公に「あたる」と付けたらピッタリはまったため、OAVにしても、はまるんじゃないかと考えたからで答えている<ref>{{Cite book |和書 |editor=高野秀夫 |date=1997-04-27 |title=同級生 ORIGINAL ANIMATION VIDEO |publisher=[[ケイエスエス]] |pages=90 |isbn=4-87709-127-0}}</ref>。
 
後日談として、秋の学園祭を描いた完全オリジナルストーリー『'''同級生クライマックス'''』が発売された(全2巻。1話ずつ収録)。前作ヒロイン4人の間で主人公が卒業までの期間限定[[ハーレム]]状態を満喫する中、美沙がメインヒロインを務める。また、本作のみのオリジナルヒロインである'''島本恭子'''が登場し、前作でくるみに去られてしまった一哉を救済する。さらには『[[同級生2]]』のメインヒロインである'''鳴沢唯'''も登場し、物語の橋渡し役としてゲストを務めた{{efn2Efn2|ただし、OVA版『同級生2』第10章では、唯が八十八学園転入前の制服だったので、時系列的に乱れが生じている。}}。
 
なお、発売当時はメーカー自主規制による15禁だった{{efn2Efn2|当時の[[日本ビデオ倫理協会]]には15禁の規定は無く、本作は一般作としての規定内だった。}}が、後のDVD化の際には[[アダルトアニメ|18禁]]として販売された。
 
=== OVA版オリジナルヒロイン ===
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=== スタッフ ===
* 原作 - [[蛭田昌人]]
* 企画プロデュース - [[Dr.POCHI]]、天地悠大、浅賀孝郎
* 製作プロデューサー - [[大宮三郎|岩川広司]]、高島和光、[[越中おさむ]]
* 監督 - [[よしもときんじ]]、高瀬節夫、[[小林孝志]](『同級生クライマックス』のみ)
* 脚本 - [[富田祐弘]]
* キャラクター原案 - [[竹井正樹]]
* キャラクターデザイン - [[高橋ナオヒト|音無竜之介]]、[[奥野浩行]][[佐藤淳 (アニメーター)|佐藤淳]](『同級生クライマックス』のみ)
* 作画監督 - 音無竜之介、奥野浩行、佐藤淳(『同級生クライマックス』のみ)
* エンディングテーマ - 「Wake up to your love」
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== 小説版 ==
# '''同級生  ―もうひとつの夏休み―'''<ref name="wani_1293">{{Cite web|和書|url=https://www.wani.co.jp/event.php?id=1293|title=同級生 -もうひとつの夏休み-|website=ワニブックスオフィシャルサイト|publisher=ワニブックス|accessdate=2022-06-13|archivedate=2022年6月13日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220613123033/https://www.wani.co.jp/event.php?id=1293}}</ref> - [[1994年]][[12月10日]]初版発行 / {{ISBN2|4-8470-3115-6}} C0295
# '''同級生  ―星空の記憶―'''<ref name="wani_1313">{{Cite web|和書|url=https://www.wani.co.jp/event.php?id=1313|title=同級生 -星空の記憶-|website=ワニブックスオフィシャルサイト|publisher=ワニブックス|accessdate=2022-06-13|archivedate=2022年6月26日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220626111649/https://www.wani.co.jp/event.php?id=1313}}</ref> - [[1995年]][[12月30日]]初版発行 / {{ISBN2|4-8470-3174-1}} C0295
# '''同級生  ―きっと、忘れない夏―'''<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.wani.co.jp/event.php?id=1331|title=同級生 -きっと、忘れない夏-|website=ワニブックスオフィシャルサイト|publisher=ワニブックス|accessdate=2022-06-13|archivedate=2022年6月26日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220626111645/https://www.wani.co.jp/event.php?id=1331}}</ref> - [[1997年]][[5月10日]]初版発行 / {{ISBN2|4-8470-3210-1}} C0295
 
全3巻とも、原作:蛭田昌人、著:[[中山文十郎]]、表紙・口絵イラスト:[[竹井正樹]]、挿絵:[[珠梨やすゆき]]、発行:[[ワニブックス]]。
 
内容はDOS版を原作としているために舞がメインヒロインではあるものの、一部シーンを除いてオリジナルストーリーとなっており、3年生の夏休み以前のエピソードなども描かれている。また、夏子・亜子・ちはる・麗子・かおりといった他ヒロインの描写にも気が配られているが、一部のヒロインは設定がDOS版とは異なる。成年指定こそ無いもののセックス描写は全巻に盛り込まれているが、ヒロインの中には主人公とのセックスへ至らない者も存在する。なお、主人公や同級生たちの学年については原作と異なり、「'''高校3年'''」と明記されている{{R|wani_1293|wani_1313}}。
 
中山はまだ無名に等しかった当時に本作を執筆しており{{efn2Efn2|本作を執筆した後の1998年以降、漫画『[[まほろまてぃっく]]』の原作者として広く知られることになる。}}、「『ナンパな男が女の子を食いまくる』ゲームでは決してない」と定義していた(第3巻あとがきより)。
 
[[1997年]][[5月13日]]付けの[[トーハン]]によれば、完結篇『きっと、忘れない夏』は週間ベストセラー新書部門で第1位を記録したとのこと。また、全3巻中最もページ数が多い(前2巻を合わせた物と同じ厚み)。
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=== 小説版オリジナルヒロイン ===
; 青木 さやか(あおき さやか)
: 主人公の隣のクラスに籍を置いている同級生。あだ名は「あろちゃん」。成績優秀な優等生と非の打ち所が無いように見えるが、実は[[八百屋]]の主人や学園教師など、複数の男性と性的な関係を結んでいる。作者の中山曰く、「ゲーム版のオマケを再現したキャラ」とのこと{{efn2Efn2|小説版第2巻カバー折り返しでの中山の自己紹介文による。}}。
; 井上 和美(いのうえ かずみ)
: 美沙の後輩で陸上部所属の1年生。「2代目バンビちゃん」と評されているショートカットヘアの美少女で、美沙とは良き先輩後輩の仲。
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: [[辰巳出版]]より[[1993年]][[7月5日]]に発行された。竹井正樹によるカラー原画を収録しているほか、ゲーム本編の解説や攻略法、スタッフインタビューも掲載している。
; エルフ監修公式ゲームガイド
: 辰巳出版より1993年[[12月20日]]に発行された。エルフのデビュー作である『[[どきどきシャッターチャンス]]』から、発行当時の最新作である『[[ワーズ・ワース]]』までの作品を解説している。『同級生』シリーズに関しては解説のほか、OVA版のキャラクター設定や、PC98版『[[同級生2]]』の第一報も掲載している。
; 同級生 ORIGINAL ANIMATION VIDEO
: [[ケイエスエス]]より発行。OVA版の全話解説やキャラクター設定を掲載している。
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=== ゲーム ===
; 麻雀同級生
: 1995年に発売された[[メイクソフトウェア]]による[[アーケードゲーム|アーケード]]用[[脱衣麻雀]]シリーズ。本作のキャラクターが登場する。後に1996年にSSに桜木舞以外のキャラクターを入れ替えた『麻雀同級生Special』が発売された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/games/t/14829/|title=麻雀同級生スペシャル (セガサターン)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1996-03-29|accessdate=2021-05-30|archivedate=2019年7月17日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085557/https://www.famitsu.com/games/t/14829/}}</ref>。
; 同級生麻雀
: 1997年に発売された[[ユーメディア]]による[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]用麻雀ゲーム<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|title=同級生麻雀 - ソフトウェアカタログ|website=プレイステーション® オフィシャルサイト|publisher=Sony Interactive Entertainment LLC|date= |accessdate=2021-05-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085553/https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|archivedate=2019-07-17}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/games/t/16554/|title=同級生麻雀 (PS)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1997-01-17|accessdate=2021-05-30|archivedate=2019年7月17日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085559/https://www.famitsu.com/games/t/16554/}}</ref>。本作のキャラクターが登場する点では『麻雀同級生』と似ているが、作品自体は別物。プレイヤーは『同級生』の主人公となり14人の美少女たちと麻雀で対戦することができる。麻雀は4人打ち形式で行われる。主人公とヒロイン以外のメンツは本編でおなじみの恋敵の面々からランダムに選ばれる。彼らを交えての勝負に勝つとイベントが発生する。他にも女の子のいそうな場所に移動することでもイベントが発生する。麻雀に誘ったりデートに誘うことで仲を深めて、エンディングで告白を受けることがゲームの目的となる<ref>{{Cite book|title=PlayStationMagazine No.2|date=1997年1月31日|year=1997|publisher=株式会社徳間書店|page=169}}</ref>。
; 雀級生 〜コスプレ★パラダイス〜
: エルフによる[[ゲームボーイ]]参入第1弾の麻雀ゲーム。本作と『[[下級生 (ゲーム)|下級生]]』から選抜されたキャラクター達を相手に勝利すると、[[コスプレ]]をさせることができる。
; 同級生〜Another World〜
: 2016年よりDMM.comがブラウザゲームとして配信している18禁恋愛[[ポーカー]]バトルゲーム。『同級生』『同級生2』『下級生』『[[下級生2]]』のクロスオーバー作品<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tgsmart.jp/article.aspx?a=16913|title=PC版『同級生~Another〜Another World~World〜』がリリース!  シリーズヒロインたちと限界突破のポーカーバトル!!|website=TG Smart|publisher=KADOKAWA|date=2016-11-15|accessdate=2021-05-30|archivedate=2019年7月17日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085622/https://www.tgsmart.jp/article.aspx?a=16913}}</ref>。
 
== その他 ==
; ポスタードリーム
: [[バンプレスト]]より制作・発売された[[プライズゲーム]]マシン。3桁のデジタル数字のスロットが付いており、コインを入れると数字が回転、数字の下に3つ並んだボタンを押して回転を止める。数字が揃うとポスターが出てくる。『[[同級生2]]』とカップリングのポスターが入手できた。
: また、『[[下級生 (ゲーム)|下級生]]』には[[ゲームセンター]]で遊べるミニゲームとして収録されており、『同級生』と『同級生2』のカップリングポスターを入手可能。ポスターの絵柄には、実物と同じ物が使われている。
; 同級生恋愛専科
: [[文化放送]]と[[大阪放送|ラジオ大阪]]にて[[1996年]]10月から[[1998年]]10月まで放送された[[ラジオ番組]]。『同級生』『同級生2』『下級生』のラジオドラマを放送した。
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| 番組名 = 同級生恋愛専科<br />(1996年10月13日 - 1998年4月5日)
| 前番組 = [[ターザン山本|尾崎・ターザンのロボタッグ!!]]<br />(1994年10月 - 1996年10月6日)
| 次番組 = [[木村亜希子 恋愛候補生East]]<br />(1998年4月12日 - 10月4日)<br />↓<br />[[豊嶋真千子・岩田光央 アスパラFUN!!|豊嶋真千子Earthly Paradise]]<br />(1998年10月11日 - 1999年4月4日)
| 2放送局 = 文化放送
| 2放送枠 = 毎週日曜日 25:30 - 26:00 枠
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== 反響 ==
=== 広報および発売前の反響 ===
本作は、登場する複数のヒロインがそれぞれ個別に持つシナリオをなぞりながら恋愛関係を深めていく[[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛ゲーム]]のシステムと、[[竹井正樹]]による[[キャラクターデザイン]]および[[原画]]は、それまでのセックス描写中心であった[[アダルトゲーム]]の在り方を変えた画期的なものであり<ref name="reallive20100609">{{Cite web |url=https://www.npn.co.jp/article/detail/71193012/ |title=コンピューターゲームの20世紀 第19回…『ときめきメモリアル』 - リアルライブ |publisher=REAL LIVE |date=2010-06-09 |accessdate=2019-07-17 |archivedate=2020年10月26日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20201026100817/https://www.npn.co.jp/article/detail/71193012/ }}</ref>、パソコン(PC)向けアダルトゲーム史上初の10万本を超えるヒット作となった<ref>{{Cite web|title=DMM.アダルト elf 同級生オリジナル版 -PCゲーム-|url=http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_html/=/ch_navi=|website=DMM.アダルト|accessdate=2021-08-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070809013337/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_html/=/ch_navi=|archivedate=2007-08-09}}</ref>。
ライターの[[森瀬繚]]によると、本作の事前情報が雑誌『[[コンプティーク]]』1992年11月号の成人向けのソフトのみを扱う袋綴じコーナーの速報ぐらいしかなかったものの、この時点でエルフは『[[ドラゴンナイト]]』シリーズでヒットメーカーとなっていたことと、雑誌に掲載されたCGの画風から竹井のものだとわかることから、新作情報に目ざといPCゲーマーたちから期待されていたという<ref name="famitsu20231008">{{Cite web|和書|title=エルフ『同級生』(1992年)を振り返る。PC恋愛アドベンチャーの道を切り拓いた異例のPCタイトル【アニメ『16bitセンセーション』連動企画 第1回】 {{!}} ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com |url=https://www.famitsu.com/news/202310/08318863.html |website=ファミ通.com |date=2023-10-08 |access-date=2023-10-08 |language=ja}}</ref>。
 
そして、発売1週間前の1992年12月8日に刊行された『コンプティーク』1993年1月号にて見開き広告が掲載された{{R|famitsu20231008}}。
本作の在り方は、以後のアダルトゲームにも影響を与えている<ref name="denfami20191105"/>。[[ビジュアルアーツ]]代表の馬場隆博は、本作について「(前略)それまで「場所」に紐づいていたシナリオを「キャラクター」に紐づけた作品として画期的でした。キャラクターにシナリオを紐づけることで、より人物を掘り下げることができるようになったんです。これは衝撃的でしたね。」と2019年の電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で話している<ref name="denfami20191105">{{Cite web|title=「Kanon」や「CLANNAD」「Angel Beats!」など…「泣きゲー」からアニメ原作まで、美少女IPを仕掛け続けた28年! ビジュアルアーツのユニークなブランド戦略と経営思想を馬場隆博社長に聞いてみた (1ページ目)|url=https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191105a|website=電ファミニコゲーマー|accessdate=2019-11-06|date=2019年11月5日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191106101108/https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191105a|archivedate=2019-11-06}}</ref>。
 
=== 発売後の反響・後世への影響 ===
非アダルトゲームの分野においては、[[コナミ]]が『ときめきメモリアル』の開発に当たって本作を参考にしており、[[藤崎詩織]]らをはじめとする同作のヒロインのキャラクター性は、本作のヒロインである舞の影響を受けている{{要出典|date=2019年11月}}。
本作は、登場する複数のヒロインがそれぞれ個別に持つシナリオをなぞりながら恋愛関係を深めていく[[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛ゲーム]]のシステムと、[[竹井正樹]]による[[キャラクターデザイン]]および[[原画]]は、それまでのセックス描写中心であった[[アダルトゲーム]]の在り方を変えた画期的なものであり<ref name="reallive20100609">{{Cite web |和書|url=https://www.npn.co.jp/article/detail/71193012/ |title=コンピューターゲームの20世紀 第19回…『ときめきメモリアル』 - リアルライブ |publisher=REAL LIVE |date=2010-06-09 |accessdate=2019-07-17 |archivedate=2020年10月26日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20201026100817/https://www.npn.co.jp/article/detail/71193012/ }}</ref>、パソコン(PC)向けアダルトゲーム史上初の10万本を超えるヒット作となった<ref>{{Cite web|和書|title=DMM.アダルト elf 同級生オリジナル版 -PCゲーム-|url=http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_html/=/ch_navi=|website=DMM.アダルト|accessdate=2021-08-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070809013337/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_html/=/ch_navi=|archivedate=2007-08-09}}</ref>{{R|famitsu20231008}}
 
森は[[ファミ通]]に寄せた記事の中で、告白できるヒロインは一人だけながらも、緻密なスケジュール管理により、複数のヒロインの好感度を告白直前に持ち込むことができる点をやりこみ要素とみなし、ロングセラーとなった一因だと分析している{{R|famitsu20231008}}。また、森はヒロインの相手をせずに夏休みを過ごしてもよいという日常系シミュレーションのような遊び方も許容されたことが、もう一つのヒットの理由だと分析している{{R|famitsu20231008}}。
=== オリジナル版(PC98版~DMM版)に対する評価 ===
書籍『美少女ゲームマニアックス』に収録されているコラム「エロゲー今昔物語」において、筆者の大澤良貴は、「{{Interp|前略}}複数のヒロインを好きに選んで持っていけるという真の意味での"キャラ萌え"を開放し、イベントの串団子風の連続的なフラグの立て方でストーリーを進める画期的なゲームシステム、{{Interp|中略}}美しいグラフィックなど、ヒットする条件をすべて兼ね備えた作品であった」と評価しており、本作がアダルトゲームが一般のPCゲームとは別の市場を確立した作品であると述べている{{R|Maniax69}}。
また、同書籍に収録されている「影の主役? 主人公たちの挽歌」という別のコラムにおけるベスト主人公ランキングでは、本作の主人公であるたくろうが2位にランクインしている{{R|Maniax29}}。
同コラムの選者は「ケンカが強くて優しくて、それでいて嫌味がない」というキャラクター像が異性に受け入れられやすいとし、ありきたりになってしまったのも本作の主人公が模倣されてきたゆえだろうと推測している{{R|Maniax29}}。
 
本作の在り方は、以後のアダルトゲームにも影響を与えている<ref name="{{R|denfami20191105"/>}}。[[ビジュアルアーツ]]代表の馬場隆博は、本作について「(前略)それまで場所に紐づいていたシナリオをキャラクターに紐づけた作品として画期的でした。キャラクターにシナリオを紐づけることで、より人物を掘り下げることができるようになったんです。これは衝撃的でしたね。」と2019年の[[電ファミニコゲーマー]]とのインタビューの中で話している<ref name="denfami20191105">{{Cite web|和書|title=「Kanon」や「CLANNAD」「Angel Beats!」など…「泣きゲー」からアニメ原作まで、美少女IPを仕掛け続けた28年! ビジュアルアーツのユニークなブランド戦略と経営思想を馬場隆博社長に聞いてみた (1ページ目)|url=https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191105a|website=電ファミニコゲーマー|accessdate=2019-11-06|date=2019年11月5日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191106101108/https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191105a|archivedate=2019-11-06}}</ref>。
アダルトゲーム雑誌「[[BugBug]]」の2022年のアンケート「あなたが美少女ゲームにハマるきっかけになったタイトルは?」において、「同級生シリーズ」が1位となった<ref>{{Cite web|title=【BugBug】「あなたが美少女ゲームにハマるきっかけになったタイトルは?」 3月号掲載の美少女ゲーム売上げランキング&1月号で募集した読者アンケート結果を大発表!!|url=https://bugbug.news/b_game/70693/|date=2022-03-02|accessdate=2022-03-09|publisher=[[BugBug]]|archivedate=2022年3月9日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220309004123/https://bugbug.news/b_game/70693/}}</ref>。
 
非アダルトゲームの分野においては、[[コナミ]]が『[[ときめきメモリアル]]』の開発に当たって本作を参考にしており、[[藤崎詩織]]らをはじめとする同作のヒロインのキャラクター性は、本作のヒロインである舞の影響を受けている{{要出典|date=2019年11月}}。
=== リメイク版に対する反響・評価 ===
E-ROADはリメイク版の体験版について、イラストをうまくリメイクできたと評価すると同時に、プレイしていてタイムスリップをしたような感覚を味わったと述べており、主人公の言動は今(2021年1月時点)見ればちょっと危ない人とも受け取れると評した<ref name="EROAD20210119">{{Cite web|title=『同級生 リメイク』インタビュー!プロデューサーを直撃取材|url=http://eroge-road.com/?p=2562|date=2021-01-09|accessdate=2021-01-22|publisher=E-ROAD|archivedate=2021年1月9日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210109050032/http://eroge-road.com/?p=2562}}</ref>。
 
=== オリジナル版(PC98版~DMM〜DMM版)に対する評価 ===
ライターの神山小道は、萌えゲーアワードに寄せたレビュー記事の中で、リメイク版についてはHシーンがヒロイン1人につき1つ程度ながらも底抜けにエロティックであり、キャストの演技も自然だったと評価している<ref name="Moegameaward20210329">{{Cite web|title=【レビュー】『同級生リメイク』は、オリジナル版ファンも大満足の神ゲーだった|url=http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/212/|website=萌えゲーアワード|accessdate=2021-05-30|date=2021.03.29|archivedate=2021年5月12日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210512154933/http://moe-gameaward.com/media/2021/03/29/212/}}</ref>。
書籍『美少女ゲームマニアックス』に収録されているコラム「エロゲー今昔物語」において、筆者の大澤良貴は、「{{Interp|前略}}複数のヒロインを好きに選んで持っていけるという真の意味での"キャラ萌え"を開放し、イベントの串団子風の連続的なフラグの立て方でストーリーを進める画期的なゲームシステム、{{Interp|中略}}美しいグラフィックなど、ヒットする条件をすべて兼ね備えた作品であった」と評価しており、本作がアダルトゲームが一般のPCゲームとは別の市場を確立した作品であると述べている<ref>[[#NowFuture|「エロゲー今昔物語 」、『美少女ゲームマニアックス』,p69.]]</ref>。また、同書籍に収録されている「影の主役? 主人公たちの挽歌」という別のコラムにおけるベスト主人公ランキングでは、本作の主人公であるたくろうが2位にランクインしている<ref name="Maniax29">[[#Heroes|「影の主役? 主人公たちの挽歌」、『美少女ゲームマニアックス』,p29.]]</ref>。同コラムの選者は「ケンカが強くて優しくて、それでいて嫌味がない」というキャラクター像が異性に受け入れられやすいとし、ありきたりになってしまったのも本作の主人公が模倣されてきたゆえだろうと推測している{{R|Maniax69Maniax29}}。
 
BugBug2022アダルトゲーム雑誌「[[BugBug]]」の20224月号に掲載されたのアンケート読者あなた選ぶ2021年間美少女ゲームランキングにハマるきっかけになったタイトルは?」において、「同級生シメイク版ーズ」が1位を獲得しとなった<ref name="BugBug20220428">{{Cite web |和書|title=【BugBug】萌えあなたが美少女ゲームにハマるきっかけになったタイトルは?」 3月号掲載の美少女ゲーム売上げランキング&1月号で募集した読者ンケド」審査委員3人が2021年Myベス作品結果を大発表!! 5月号掲載「BugBugアワード座談会」をダイジェストで紹介 |url=https://bugbug.news/b_game/7627670693/ |website=bugbug.news |access-date=2022-0403-28 02|dateaccessdate=2022年4月28日 -03-09|publisher=[[BugBug]]|archivedate=2022年43289 |archiveurl=https://web.archive.org/web/2022042813070720220309004123/https://bugbug.news/b_game/7627670693/ }}</ref>。
「BugBug」2022年5月号に掲載された、かつて「[[萌えゲーアワード]]」の審査委員を務めた者たち{{efn2|「萌えゲーアワード」はもともと審査員によって受賞作を評定する方式がとられていたが、2021年からユーザーによる人気投票に変更された{{R|BugBug20220428}}。}}による座談会の中で、その一人だった「BugBug」編集長のマス大澤は、リメイク版の大ヒットはある種の原点回帰だと評している{{R|BugBug20220428}}。
 
== 備考 ==
* エルフファンクラブ会報Vol.38には、エルフの鬼畜キャラクター・[[臭作]]が『同級生』の世界を徘徊するというミニゲーム『同臭生』が収録されている。すでにメーカーにも在庫は無く入手は困難だったが、DMM版『[[同級生2]]』に収録された。
* シリーズ第3弾の『同級生3』は、1997年発売の『[[DENGEKI HIME|電撃姫]]』において竹井が制作作業が進んでいる発言をたびたび行い<ref>1997年1月発売『電撃姫 Vol,1』p.81、あるいは同年6月発売『電撃姫 Vol,2』p.92</ref>、[[1999年]]以降も同誌のエルフ特集号などでキャラクター設定などが公開されたにもかかわらず、発売されることはなかった。
 
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{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist2Notelist2|30em}}
=== 出典 ===
{{Reflist|30em|refs=}}
<ref name="Maniax29">[[#Heroes|「影の主役? 主人公たちの挽歌」、『美少女ゲームマニアックス』,p29.]]</ref>
<ref name="Maniax69">[[#NowFuture|「エロゲー今昔物語 」、『美少女ゲームマニアックス』,p69.]]</ref>
}}
 
== 参考文献 ==
* {{Cite |和書 |author = 高橋栄造 (編) |title = 同級生 原画集 |date = 1993-07-05 |publisher = 辰巳出版 |isbn = 9784886412010 |series = アソコン・ブックス |ref = harv }}
* {{Cite |和書 |author = ゲームサイド編集部 (著) |title = アドベンチャーゲームサイド Vol.1 |date = 2013-08-09 |publisher = マイクロマガジン社 |isbn = 9784896374360 |series = GAMESIDE BOOKS |ref = harv }}
* {{Cite book|和書|title=美少女ゲームマニアックス|date=2000-09-10|publisher=キルタイムコミュニケーション|ref=Maniax|ISBN=4-906650-65-1}}
** {{Wikicite|ref=Heroes|reference=「影の主役? 主人公たちの挽歌」、28-29頁。}}
** {{Wikicite|ref=NowFuture|reference=大澤良貴(2000).「エロゲー今昔物語」、66-69頁。}}
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* {{Wayback|url=http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_html/=/ch_navi=/|title=同級生 オリジナル版|date=20080604182743}}
* {{Wayback|url=http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/elf/dokyusei_win/index_html/=/ch_navi=|title=同級生 Windows版|date=20081024212931}}
* [https://fanzagames-digination.com/doukyusei_re/ 同級生 リメイク]
* {{Steam app|1689910|Dōkyūsei: Bangin' Summer}}
* {{Twitter|dokyusei_aw}}
* [https://www.pinkpineapple.co.jp/ ピンクパイナップル]
* {{Internet Archive game |id=arcade_dokyusei |title=麻雀同級生}}
* {{Internet Archive game |id=arcade_dokyusp |title=麻雀同級生Special}}
 
{{よしもときんじ監督作品}}
 
{{リダイレクトの所属カテゴリ
| header =
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}}
 
{{デフォルトソートDEFAULTSORT:とうきゆうせい}}
[[Category:エルフのゲームソフト]]
[[Category:1992年のアダルトゲーム]]
[[Category:アダルトゲームのシリーズ]]
[[Category:1992年のアダルトゲーム]]
[[Category:美少女ゲーム]]
[[Category:恋愛アドベンチャーゲーム]]
[[Category:エルフのゲームソフト]]
[[Category:インターチャネルのゲームソフト]]
[[Category:PCエンジン用ソフト]]
[[Category:セガサターン用ソフト|☆とうきゆうせい]]
[[Category:インターチャネルのゲームソフト]]
[[Category:教師と生徒の恋愛を扱った作品]]
[[Category:不倫を題材としたコンピュータゲーム]]