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{{出典の明記|date=2022年12月24日 (土) 13:23 (UTC)}}
'''三田 格'''(みた いたる [[1961年]]<ref>[[国立国会図書館]]の情報より。なお、河出書房新社のサイトでは「1963年生まれ」となっているが([http://www.kawade.co.jp/np/author/06794 著作一覧 三田 格])誤りと思われる。</ref> - )は、日本の音楽ライター、DJ、編集者。[[東京都]]出身。[[東京都立日比谷高等学校]]を経て[[東京藝術大学]]中退。特に[[テクノ]]の分野での活動で知られる。父は[[産業医科大学]][[教授]]。音楽ライターの[[水越真紀]]は妻
 
父は[[産業医科大学]][[教授]]。音楽ライターの[[水越真紀]]は妻。
 
== 経歴 ==
[[カリフォルニア州|カリフォルニア]]生まれ。1962年に[[日本]]に帰ってきた。育ちは銀座で、魚市場の向かいにある国立がんセンターの職員宿舎。小学校は築地で同級生の親は魚河岸が多かった。いまの[[銀座中学校|銀座中学]](中学生くらいの頃にベトナム戦争で徴兵があったからアメリカ大使館に行って日本国籍に変えている)、[[東京都立日比谷高等学校]]を経て[[東京藝術大学]]に進学して中退。
[[野田努]]や、[[渡辺健吾|KENGO]]らとともに日本テクノ黎明期からテクノ音楽批評を行っていた音楽ライター。他に文学・社会批評も行っている。
 
中学のときに最初に[[深沢七郎]]『深沢ギター教室』を買った。(小説家だって知らなくて、ギターを練習しようと思って。)十代の頃は[[ジョン・ライドン]]の写真が載っている雑誌は何でも買っていた。中学=ディスコ、高校=パンクだった。そのころはイラストレーターになりたくて『[[月刊プレイボーイ]]』に作品を持ちこんだりしていた。浪人してるときにバイトしてた本屋で上司に「お前にジャズが分かってたまるか」と言われ、「一生聴くか、そんなもん」とか思った。芸大では[[三木成夫]]に教えを受け、「この先生がとにかく形についていろんなことを考えさせてくれるんですよ」と振り返った。大学に入ってすぐに北宋社という出版社で働いた。1980年代前半、まだ二十歳そこそこの頃に編集者として[[カート・ヴォネガット]]や[[フィリップ・K・ディック]]の研究読本をつくり、1990年頃からは音楽をメインに執筆するようになっていく。一時期、文章がまったく書けなくなり、一番好きだった[[種村季弘]]の文章を模写していた。
 
近所に[[保坂和志]]が住んでいて、学生時代に一緒に編集プロダクションをやっていた。当時、西武の社員で社会的に信用があることから代表は保坂だった。
 
1980年代後半から10年ほど、[[ニュー・ミュージカル・エクスプレス|雑誌「NME」(ニュー・ミュージカル・エクスプレス)]]を毎週読み続け、レイヴカルチャーについて書かれた記事の見出しはいまだに全部記憶している。
 
2003年、[[イラク戦争]]に反対するサウンドデモに[[菊地成孔]]を呼んだ。
 
=== 人物 ===
 
* 父親が生物学者でバイオテクノロジーだったから、科学史とか科学哲学の本([[チャールズ・C・ギリスピー]]とか[[ジークフリート・ギーディオン|ジークフリード・ギーディオン]]とか)をかなり読んでおり『[[日経サイエンス]]』はつねに気にしていた。
 
* 主に[[ハウスミュージック]]、[[テクノ]]、[[レイヴ]]の分野について執筆活動をしている。[[野田努]]や[[渡辺健吾|KENGO]]らとともに日本テクノ黎明期からテクノ音楽批評を行っていた音楽ライター。他に文学・社会批評も行っている。
 
==編集者として担当した主な本<REF>『無縁のメディア』巻末の著者紹介</REF>==
*『あぶくの城 [[フィリップ・K・ディック]]の研究読本』[[北宋社]] 1983
*『吾が魂のイロニー-[[カート・ヴォネガット]]Jrの研究読本』[[北宋社]] 1984
*『夕刊イトイ』[[糸井重里]]発行人 リブロポート 1984
*『モダンホラーとUSA: [[スティーヴン・キング]]の研究読本』北宋社 1985
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*『水木しげる 超1000ページ』上下 INFASパブリケーションズ 2009
*『手塚治虫 エロス1000ページ』上下 INFASパブリケーションズ 2010
*『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK Vol.1』幻冬 2011
*『ゲゲゲの娘 レレレの娘 らららの娘』[[水木悦子]],[[手塚るみ子]],[[赤塚りえ子]] 文藝春秋 2010
*『ビッチの触り方』[[湯山玲子]] 飛鳥新社 2012
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* 裏アンビエント・ミュージック1960-2010 (STUDIO VOICE BOOKS) (監修、2010年7月)
* ゼロ年代の音楽 ビッチフォーク編(水越真紀,[[五所純]], [[磯部涼]] [[湯山玲子]]との共著、野田努 三田格(編集) 2011年1月)
* TECHNO definitive ([[野田努]]との共編著、2012年11月) 、ele-king books([[Pヴァイン]]))、ISBN 978-067006224906700622
* 無縁のメディア 映画も政治も風俗も ([[粉川哲夫]]との共著、2013年3月、ele-king books(Pヴァイン))
* [http://www.ele-king.net/news/003218/ AMBIENT definitive 1958-2013] (2013年8月)
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*[[WHY SHEEP]]『REAL TIMES』
*『ライジング・ハイ・クラシックス』
 
== 参考文献 ==
 
* 『nu vol.3』「三田格+[[大谷能生]]」(2008、nu)
* 『音盤時代の音楽の本の本』(2012、[[カンゼン]])
 
== 脚注 ==
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*[http://www.ele-king.net/writters/mita/ ele-king内の本人ページ]
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:みた いたる}}
[[Category:日本の音楽評論家]]
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[[Category:社会批評家]]
 
[[Category:東京都立日比谷高等学校出身の人物]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:1961年生]]