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{{基礎情報 会社
| 社名 = 株式会社歌舞伎座
| 英文社名 =
| ロゴ =
| 画像 = [[ファイル:Hō-ō no Maru (Kabuki-za) inverted.png|100px]]
| 画像説明 = 歌舞伎座定紋「鳳凰丸」
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
| 機関設計 = [[監査役会設置会社]]
| 市場情報 = {{上場情報 | 東証スタンダード | 9661 | 1952年7月1日}}
| 略称 =
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 104-0061
| 本社所在地 = 東京都中央区銀座四丁目12番15号
| 本社緯度度 = 35|本社緯度分 = 40|本社緯度秒 = 10.3|本社N(北緯)及びS(南緯) = N
| 本社経度度 = 139|本社経度分 = 46|本社経度秒 = 4.8|本社E(東経)及びW(西経) = E
| 座標右上表示 = No
| 本社地図国コード = JP
| 本店郵便番号 =
| 本店所在地 =
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| 統一金融機関コード =
| SWIFTコード =
| 事業内容 = 演劇、演芸、映画その他各種の興行及び食堂、売店、運動又は娯楽施設の経営<br />不動産の賃貸、管理、売買及び駐車場の経営 他
| 事業内容 = ▼
| 代表者 =
| 資本金 =
* 23億6518万0000円
| 発行済株式総数 = 12,170,000株(2015年2月期)▼
(2023年2月28日現在)<ref name="fy">{{Cite report |和書 |author=株式会社歌舞伎座 |date=2023-05-26 |title=第99期(2022年3月1日 - 2023年2月28日)有価証券報告書}}</ref>
* 1217万株
(2023年2月28日現在)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 売上高 =
* 連結: 27億0199万4000円
* 単独: 19億3307万4000円
(2023年2月期)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 営業利益 =
* 連結: △2507万9000円
* 単独: 2億1371万0000円
(2023年2月期)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 経常利益 =
* 連結: △317万4000円
* 単独: 2億4270万3000円
(2023年2月期)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 純利益 =
* 連結: △7840万0000円
* 単独: 1億6491万2000円
(2023年2月期)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 純資産 =
* 連結: 106億2478万1000円
* 単独: 103億3994万0000円
(2023年2月28日現在)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 総資産 =
* 連結: 242億5685万9000円
* 単独: 237億1026万9000円
(2023年2月28日現在)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
* 連結: 45人
* 単独: 13人
(2023年2月28日現在)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
| 支店舗数 =
| 決算期 = 2月末日
| 会計監査人 = 新創監査法人<ref name="fy" />
| 所有者 =
| 主要株主 = {{Plainlist|
* [[松竹]]株式会社 13.73%
* [[清水建設]]株式会社 8.64%
* [[みずほ信託銀行]]株式会社 退職給付信託 松竹口 3.68%
* [[日本マスタートラスト信託銀行]]株式会社(退職給付信託 松竹口) 3.68%
* 株式会社[[みずほ銀行]] 1.89%
* 株式会社[[TBSテレビ]] 1.23%
* 株式会社[[フジ・メディア・ホールディングス]] 1.23%
* [[日本テレビ放送網]]株式会社 1.23%
* 株式会社[[三越伊勢丹]] 0.94%
* 株式会社[[三菱UFJ銀行]] 0.94%
* (2023年2月28日現在)<ref name="fy" /><!-- 数値を更新する際は出典を修正してください -->
}}
| 主要部門 = 連結:不動産賃貸業<br />単独:不動産賃貸業、食堂・飲食事業、売店事業
| 主要子会社 = 歌舞伎座サービス株式会社([[連結子会社]]
| 関係する人物 =
| 外部リンク = https://www.kabuki-za.co.jp/
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}}
'''歌舞伎座'''(かぶきざ)は、[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]4-12-
歌舞伎座は1889年(明治22年)に開場した。従来の劇場は地名や座元の名を冠するのが例であり([[新富座]]、[[中村座]]など)、「歌舞伎座」という名称は異例であった。「歌舞伎座」とはもともと普通名詞として用いられた言葉で、「卑賤視されていた小芝居の対極にある権威ある大芝居の劇場を意味していた」{{sfn|今尾哲也|2000|p=173}}。現在の歌舞伎座設立にあたり「その普通名詞を、[[福地源一郎|福地桜痴]]は固有名詞として天下に示したのである」{{sfn|今尾哲也|2000|p=173}}。しかしこれは間違いで普通名詞としての用法はなかったという説もある{{要出典|date=2013年12月}}。<!--
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現在の歌舞伎座は、[[明治座]]や中村座などと同様の[[固有名詞]]である。一部の事典に「歌舞伎座」を普通名詞として(「歌舞伎劇を演ずる一座および劇場」の意味で)説明しているものがあるが、東京の歌舞伎座から転用(誤用)されたものと考えられる。明治時代までこうした用法はなく、歌舞伎事典の類にもこの用法は記述されていない。-->
歌舞伎座は[[大正]]時代から[[松竹]]の直営で経営を行ってきた。4度建て直されており、2014年現在のものは5代目([[歌舞伎座タワー]])のものである。「'''株式会社歌舞伎座'''」({{Lang-en-short|Kabuki-Za Co.,Ltd.}}<ref>株式会社歌舞伎座 定款 第1章第1条</ref>)が劇場を所有している。
== 歴史 ==
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福地はまもなく借金問題が浮上したことにより経営から離れ、歌舞伎座の座付作者として[[活歴物]]や[[歌舞伎舞踊|新舞踊劇]]の脚本を多数執筆した。そしてそれらを演じた[[市川團十郎 (9代目)|九代目市川團十郎]]、[[尾上菊五郎 (5代目)|五代目尾上菊五郎]]、[[市川左團次 (初代)|初代市川左團次]]らの名優が舞台に立つ歌舞伎座は、いわゆる「[[團菊左]]」の明治の歌舞伎黄金時代をもたらして文字通り歌舞伎の殿堂となった。
[[1896年]](明治29年)に歌舞伎座株式会社として株式組織化、[[皆川四郎]]が社長、[[井上竹次郎]]が副社長に就任した<ref>{{Cite web
[[1911年]](明治44年)3月には、開場した[[帝国劇場]]に対抗するため劇場の純和風化改修工事を行い、同年11月に再開した('''第2期''')。この間に経営陣が分裂し、関西から東京進出を狙っていた[[松竹]]による株の買収が行われた。役員の[[田村成義]]がいったん株を買い戻したものの、[[1913年]]([[大正]]2年)に病気のためやむなく手を引き、松竹の[[大谷竹次郎]]が経営を握った。一方の田村は[[台東 (台東区)|二長町]]の[[市村座]]の経営に専念、これが後に「二長町時代」と呼ばれる大正の歌舞伎全盛時代に繋がった。
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舞台の[[緞帳]]は、[[東郷青児]]作『女の四季』。24尺×98尺という大作<ref>どんちょう飾る裸婦『朝日新聞』昭和26年7月12日3面</ref>で、1951年8月以降に完成したもの。
[[1980年代]]までは歌舞伎公演以外にも、萬屋錦之介特別公演、大川橋蔵特別公演、[[松竹歌劇団]]のレビュー、[[小林旭]]新春公演(1965年)、20年間に渡り恒例公演だった[[三波春夫]][[座長]]公演、[[森昌子]]引退公演、「[[年忘れにっぽんの歌]]」([[テレビ東京]]主催)などの
=== 特色 ===
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2009年(平成21年)から1年余りに渡って行われた「さよなら公演」の後、2010年(平成22年)4月30日に閉場式が行われた。<!--同日19時、閉場式夜の部の終演を以てすべての公演を終えた-->
2013年2月26日に、オフィスビルと併設された歌舞伎座の建て替えが完了した<ref>{{Cite news|url= https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/02/26/kiji/K20130226005278610.html |title= “5代目”歌舞伎座完成!坂田藤十郎「新しい歴史つくりたい」 |newspaper= Sponichi Annex |publisher= スポーツニッポン新聞社 |date= 2013-02-26 |accessdate= 2020-08-01 }}</ref>。3月27日・28日の2日に渡って開場式が行われ<ref>{{Cite news|url=
==第5期歌舞伎座==
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** 切符売り場、お土産処、弁当売り場、コンビニ、シンボルとなる巨大な提灯等
* 歌舞伎座場外
** 歌舞伎そば<ref>[https://www.kabuki-za.co.jp/eat/outside/soba.html 歌舞伎そば|歌舞伎座](2021年3月23日閲覧)</ref>(歌舞伎座裏)(2023年4月30日閉店)
木挽町広場は地下鉄[[東銀座駅]]と地下で直結する。観客はここから直接客席へ行くことはできず、一旦[[エスカレーター]]で地上へ出て正面玄関から入る形をとっている<ref>[http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130521/248380/?mlp 歌舞伎座が地下鉄“直結!”ではないワケ] - 日経ビジネスオンライン 2013年5月23日(木)版</ref>。
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=== 一幕見席と桟敷席 ===
歌舞伎座では一部の演目だけを鑑賞する幕見専用の客席として、3階席の後ろの4階席に'''一幕見席'''が設けられている<!--←一幕単位じゃないときもあるけど演目単位でもないので正確に表現できず--><ref name="makumi">[https://www.shochiku.co.jp/play/theater/kabukiza/makumi 一幕見席について] - 松竹株式会社</ref><!--建物の構造上、4階に位置する。-->。手頃な価格で歌舞伎鑑賞ができるので、同じ演目を繰り返し観たい客や初めて歌舞伎を観る客のほか、外国人観光客も多い。<!--一幕見席を利用するにあたっての注意点は、脚注の外部リンク(松竹のサイト)を見るべき←詳細は松竹のサイトを見ればよい点では同意だが、一幕見席は歌舞伎座固有のものなので最低限の利用方法は特筆性があると判断し、記述の一部を復帰してみた。-->一幕見席は全て当日券かつ
'''桟敷席'''は歌舞伎座の両脇に設置された席で、他の席と違い横を向いており、2人席で掘りごたつ式<ref name="sanbashi">[http://www.kabuki-za.co.jp/sya/vol29.html 歌舞伎座の歴史を語る桟敷席]</ref>に足をおろすことができ、小さなテーブルが設置されている。これは第一期歌舞伎座の名残として設置されている<ref name="sanbashi" />{{Refnest|group="注"|桟敷席は江戸時代の歌舞伎にもあり、さらにさかのぼれば平安時代地上より一段高くに作られた見物席であった{{sfn|今尾哲也|1993|p=38}}。}}もので、「現在も1階桟敷席では、この席でしか味わえない桟敷弁当(幕乃内)やお茶のサービスが受けられ、昔ながらの芝居見物のぜいたくさを満喫することができ」<ref name="sanbashi" />る。なお2階にも桟敷席があるが、2階のものは通常の1等もしくは2等席のチケットとして販売されており、桟敷弁当の配達やお茶のサービスはない。
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[[ファイル:Eka1005.jpg|thumb|200px|'''第3期'''(1925年 - 1945年): 1945年(昭和20年)5月25日の空襲で焼失。]]
[[ファイル:Kabuki-za Theatre 2010 0430.JPG|thumb|200px|'''第4期'''(1951年 - 2010年):第3期の躯体を生かして修築。大屋根がなくなる。]]
* 1889年([[明治]]22年)[[11月21日]] - 開場式。[[11月22日|翌日]]に[[こけら落し|こけら落とし]]。
* 1896年(明治29年) - 株式会社歌舞伎座を設立。社長に[[皆川四郎]]、副社長に[[井上竹次郎]]。
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* 1907年(明治40年) - 内外を修繕改築、正面入り口に[[車寄せ]]などができる。
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* 1951年(昭和26年)[[1月3日]] - 復興した建物で開場式(こけら落とし)。
* 1952年(昭和27年) - [[東京証券取引所]]市場第二部に上場。
<!---* 1987年(昭和62年)[[11月1日]] - 開場100周年を記念して第96回[[天皇賞]]とタイアップ企画で[[東京競馬場]]において'''KABUKI WORLD'87'''を開催。[[坂東三津五郎 (10代目)|坂東八十助]]がスペシャルゲストとして登場する。--->
* 2002年([[平成]]14年) - 建物が国の[[登録有形文化財]](建造物)に登録される
* 2010年(平成22年)[[4月30日]] - 老朽化による建て替えのため閉場式を以て一時閉館。
* 2010年(平成22年)[[5月10日]] - 建物の解体作業を開始。
* 2013年(平成25年)[[2月26日]] - 歌舞伎座と歌舞伎座タワーの複合施設「GINZA KABUKIZA」竣工。
* 2013年(平成25年)[[3月1日]] - 東銀座駅に通じる地下通路「木挽町広場」開通。
* 2013年(平成25年)[[3月27日]] - 新築の建物で開場式。
* 2013年(平成25年)[[4月2日]] - こけら落とし興行が始まる。
== 建物の変遷 ==
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; 第5期(2013年2月竣工、2013年4月開場)
: 第4期のデザインを継承して新築。複合ビルと構成されている。設計:[[隈研吾]]・[[三菱地所設計]]、施工:清水建設。
:舞台間口:27.5メートル(15間)、奥行20メートル(11間)、高さ6.36メートル<ref>[http://www.marumo.co.jp/result/datasheet/pdf/lds297.pdf Lighting Data Sheet 歌舞伎座]</ref>。
:廻り舞台の直径は60尺(18.18m)<ref>[http://www.kabuki-za.co.jp/rebuild/news/151 歌舞伎座建替え現場から]</ref>
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[[Category:東京都中央区の建築物]]
[[Category:東京都中央区の企業]]
[[Category:東京都中央区の文化]]
[[Category:日本の娯楽産業]]
[[Category:東証スタンダード上場企業]]
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