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[[1997年]]度第1回[[文化庁メディア芸術祭]]マンガ部門優秀賞受賞のほか、[[1998年]]には第43回(平成9年度)[[小学館漫画賞]]青年一般部門を受賞した。
 
[[上戸彩]]の主演で映画化(2003年、2005年)、[[黒木メイサ]]の主演で舞台化(2005年初演)された。2015年には続編『AZUMI』が『AZUMI 幕末編』として舞台化された<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/08/kiji/K20150708010693380.html |title= 「あずみ」続編を舞台化 9月上演決定!上戸→メイサの次は? |publisher= Sponichi Annex |date= 2015-07-08 |accessdate= 2015-07-08 }}</ref>。
 
== 登場人物 ==
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; 真弓 俊次郎(まゆみ しゅんじろう)
: 武家の次男坊。向学心に燃える青年。学問を志し、師の烏丸天山と共に諸国に旅する夢を持つが、そのために、結果として父と兄を切腹に追い込むことになってしまった。あずみに惹かれており、彼女が毒を受けて動けなくなった時には彼女を探し回って発見し看病にあたった。それがきっかけであずみからも想いを寄せられるようになりキスをした。さらにあずみの方から初体験の性交相手になってほしいとそれとなく誘われたが、彼女が戦う姿を見ていることしかできない無力な自分は彼女の伴侶になる資格はないと思って断った。しかし言葉足らずなせいであずみは自分が血で汚れているから振られたんだと思っていた。その後天山からあずみさんは守ってほしくて誘ったんじゃなくて一時の安らぎが欲しかったから誘ったのだろうになぜ抱いてやらなかったと諭され、あずみの元へ戻ろうと思ったが、あずみを探している左近を発見し、このままではあずみが発見されて殺されると思って左近を殺そうとしたが、返り討ちにあって斬られて倒れた。あずみはそれに気づかず、しばらく物語からフェードアウトした。
: 実は致命傷をまぬがれており、後に雪国編で再登場し、使命で訪れたあずみと再する。雪国内で金山奉行として権力を得て理想社会実現に向けて改革を推し進めていた。力を得て今度こそあずみを守れると自信をつけたことで以前より彼女に強引に迫る描写が増え、あずみも困惑している様子だった。理想実現のためには手段を選ばない人物に変貌しており、俊次郎が天山らを投獄させたことや道々の輩の人々を斬らせたことを知ったあずみの心は彼から離れてしまう。信頼していた静音や玄斎にも裏切られ、挫折の果て、麻薬に手を出し、幻覚を見ながら事故死する。あずみは彼の死に気づかず、立ち直ってくれることを期待していた。
 
; 倉石 左近(くらいし さこん)
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; かがり
: つづら、うつぼ、はつねと共に雪国に潜入していた工作員。寺沢玄斎ら浪人衆に潜り込み調査をしていた。最初のころは、天海から特別に信頼を寄せられているあずみに冷たくあたり、つづらが殺されるのを止められなかったあずみを責める。真弓俊次郎に頼まれて道々の輩の人たちを斬った。玄斎らに捕らわれた際、俊次郎の作る[[鴉片]]を服用させられていたために中毒となる。
: はつねとは同じ村で育ち、子供のころからずっと一緒で、恋人同士ではないが肉体関係を結ぶ仲であった。
: 「独眼竜謀略編」でも登場。あずみを仲間と認めるようになり、飛猿、兵介、はつねと共に任務にあたる。
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: 作州宮本村生まれ。実在した高名な剣士。武者修行中にたまたまあずみの剣技を目撃して驚き、あずみとの手合わせを希望してあずみを追い回すようになるが、あずみの方は武蔵に関心がなく、最初に言葉を交わした時には名前さえ覚えていなかった。それを見た武蔵はあれだけの剣の腕に達するには大変な剣の修行を積んだはずなのに自分にさして関心もないのかと驚愕していた。
: 徳川に召し抱えられた小野忠明や柳生宗矩に対抗意識を燃やしており、名だたる伊達政宗への仕官ならそれに見劣りすることはないと伊達家への仕官を希望している。政宗が仙台まで戻る護衛を引き受けたが、政宗が武蔵を撒いてあずみと会い、彼女の介錯で果てることを選んだため、伊達家への仕官が叶わなくなった。
: 政宗の死後、あずみに決闘を申し込み、あずみから承知された。作中で無類の強さを誇るあずみです互いに剣を抜いて対峙するときにこんな威圧感の覚える相手は初めてで、まともに戦っては勝ち目はないと戦慄させほどの相手猛者。
: 決闘あった。あずみは武蔵の攻撃を躱して左手を貫き、さらに彼の大きな身体を飛び越えて左肩を斬ったのに対し、武蔵は彼女の腰に刀をぶつけたが手裏剣のために斬れなかった。その衝撃であずみが着地に失敗して転び、起き上がってフラつきながら下がっていたところを武蔵はすかさず追いかけて斬りかかろうとしたが、兵介が「もう勝負はついた」と言って割って入ったため、勝負が中断された。あずみは兵介に連れられて去っていった。結果的にはあずみは無傷(あずみ本人はあのまま勝負が続いていれば自分は武蔵にられていただろうと独白している)で武蔵は左手と左肩を斬られていたが、武蔵は止めが入らなければあそこで斬れていたはずだから俺の勝ちのはずだ、いや違うのかといった苦悶を延々と繰り返し、自分は勝ったのか負けたのかどっちなんだと叫んでいた。いずれにしても、あずみと戦って生き残った数少ない登場人物となった。
 
; 安部 蔵人(あべ くらんど)
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; 京極 貞麻呂(きょうごく さだまろ)
: 国千代誘拐事件を巡って[[朝廷 (日本)|朝廷]]の使者として西国の領地に派遣された[[公家]]。正体は[[金地院崇伝]]の手先であり、崇伝の政敵の天海とその刺客あずみの妨害・抹殺を図るのが目的。武信の城に潜入させた彼の手下たちがきぬ・丈山夫妻や馬琴らを殺したことであずみの怒りに触れ、使命と無関係な彼女の標的となり、滞在先の寺が彼女や千代蔵の襲撃を受けた。応戦させた手下たちを皆殺しにされたが、彼自身は厠の糞尿の中に飛び込んで身を隠してなんとか生き延び、崇伝のもとへ逃げ帰っていった。
: 西国編の後も崇伝の手下として度々登場する。彼の崇伝への崇拝ぶりには同性愛感情が絡んでいるらしく、同じく崇伝の手下で崇伝と肉体関係がある風魔の汐路をライバル視し、あずみ抹殺の任務をめぐって風魔勢力と張り合っていた。最期は崇伝の計画に失敗したことで崇伝に見限られた上、あずみに斬られて死亡した。
 
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[[Category:2005年の舞台作品]]
[[Category:漫画を原作とする舞台作品]]
[[Category:17世紀を舞台とした作品]]