「ラッセル・マーティン」の版間の差分

|所属球団 = ロサンゼルス・ドジャース

|背番号 = 55

|写真のコメント = トロント・ブルージェイズでの現役時代<br>（2016年10月4日）

|ドラフト順位 = MLBドラフト17巡目(全体511位)で[[ロサンゼルス・ドジャース]]から指名

|初出場 = 2006年5月5日 [[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦

* {{仮リンク|チポラ大学|en|Chipola College}}

* [[ロサンゼルス・ドジャース]] (2006 - 2010 2019-)

* [[トロント・ブルージェイズ]] (2015 - 2018 )

|代表チーム = {{Flagicon|CAN}} [[野球カナダ代表|カナダ]]

'''ラッセル・ネイサン・コルトレーン・ジャンソン・マーティン・ジュニア'''（'''Russell Nathan Coltrane Jeanson Martin, Jr.''', [[1983年]][[2月15日]] - ）は、[[カナダ|カナダ連邦]]・[[オンタリオ州]][[イーストヨーク]]出身の元[[プロ野球選手]]（[[捕手]]）。右投右打。[[メジャーリーグベースボール|MLB]]の[[トロント・ブルージェイズ]]に所属。

[[姓]]は'''マーチン'''と表記されることもある<ref name="マーチン">[https://news.yahoo.co.jp/bylineexpert/toyorashotaro/20160402-00056130articles/827724f8644b78007356effe497e612471f0e3c5 MLB再誘致を目指すモントリオールの春はいつやって来る？] (2016年4月2日) 2017年5月1日閲覧</ref>。愛称は'''マッスル'''<ref>[http://m.bluejays.mlb.com/news/article/247227280/blue-jays-to-celebrate-players-weekend/ Joey Bats to be big part of Players Weekend] ''MLB.com'' {{en icon}} (2017年8月9日) 2017年8月14日閲覧</ref>。

[[オンタリオ州]][[イーストヨーク]]で1983年、アフリカ系カナダ人の父と[[フランス系カナダ人]]の母の間に誕生。父は[[サクソフォーン]]奏者で、ミドルネームの "コルトレーン" は[[ジョン・コルトレーン]]に由来する<ref>SLUGGER 「彼らから目を離すな! ナ・リーグ注目株5人」 『月刊[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2007年10月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2007年、[[雑誌コード|雑誌]]15509-10、52-56頁。</ref>。マーティンがまだ幼少のころに両親が別居状態となり、マーティンは父と暮らすことになる<ref name="thestar2007">Cathal Kelly, "[http://www.thestar.com/Sports/article/223500 Catching the fast train to L.A. / Montreal resident Martin solid behind plate for Dodgers]," ''[[:en:Toronto Star|TheStar.com]]'', June 9, 2007. 2008年6月1日閲覧。</ref>。マーティンは何度も移住を経験、8歳から10歳までは[[フランス]]の[[パリ]]にも住んでいた<ref>"[http://losangeles.dodgers.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=431145 Biography and Career Highlights]," ''The Official Site of The Los Angeles Dodgers''. 2008年6月1日閲覧。</ref>。

両親の離婚が成立した後は[[ケベック州]][[モントリオール]]に落ち着く。15歳までは[[アイスホッケー]]もプレイーしていたが、ポリヴァラバレント・エドゥアール＝ド・モンプティ高等学校入学後は[[野球]]で頭角を現し始めた。{{by|2000年}}の[[2000年のMLBドラフト|MLBドラフト]]35巡目(全体1035位)で地元の[[ワシントン・ナショナルズ|モントリオール・エクスポズ]](現：ワシントン・ナショナルズ)から指名されたが<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/draft/tracker/2000/all/team/nationals/|title=2000 DRAFT TRACKER|work=MLB.com|language=en|date=|accessdate=July 16, 2023}}</ref>、契約を結ばす、[[アメリカ合衆国]][[フロリダ州]]の[[:en:Chipola College{{仮リンク|チポラ大学]]|en|Chipola College}}へ奨学生として進学<ref name="thestar2007" />。野球部では[[三塁手]]としてプレイーしていた。

=== プロ入りとドジャース時代 ===

{{by|2002年}}の[[2002年のMLBドラフト|MLBドラフト]]17巡目（全体511位）で[[ロサンゼルス・ドジャース]]から17巡目（全体511位）指名され<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/draft/tracker/2002/all/team/dodgers/|title=2002 DRAFT TRACKER|work=MLB.com|language=en|date=|accessdate=July 16, 2023}}</ref>、6月13日に契約。契約後、傘下のルーキー級[[ガルフ・コーストリーグ|ガルフ・コーストリーグ・ドジャース]]でプロデビュー。41試合に出場し、て打率.286・、10打点・、7盗塁だっを記録した。

{{by|2003年}}はA級[[{{仮リンク|ボーリンググリーン・ホットロッズ|en|Bowling Green Hot Rods|label=サウスジョージア・ウェーブス]]}}でプレー後、[[パイオニアリーグ]]のルーキー級[[{{仮リンク|オグデン・ラプターズ]]|en|Ogden Raptors}}でプレー。A級サウスジョージアでは三塁のほか、外野手として計25試合でプレーしたが、ルーキー級オグデンでは「大学時代に18試合から20試合は経験した」という捕手へ転向し<ref name="sportnews">[[AP通信|Associated Press]], "[http://www.sportingnews.com/yourturn/viewtopic.php?p=2093845 Russell Martin achieves stardom in second big-league season] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090220180641/http://www.sportingnews.com/yourturn/viewtopic.php?p=2093845 |date=2009年2月20日 }}," ''[[:en:Sporting News|SportingNews.com]]'', June 14, 2007. 2008年8月22日閲覧。</ref>、52試合に出場。して打率.271・、6本塁打・、36打点・、3盗塁だっを記録した。

{{by|2004年}}はA+級[[シャーロット・ストーンクラブズ|ベロビーチ・ドジャース]]でプレーし、122試合に出場し、て打率.250・、15本塁打・、64打点・、9盗塁だっを記録した。オフの11月23日にドジャースとメジャー契約を結び<ref>{{citeCite web|url=http://losangeles.dodgerswww.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20041123&content_id=916061&vkey=pr_la&fext=.jsp&c_id=la|title=Dodgers add seven players to 40-man roster|work=MLB.com Dodgers Press Release|author=|date=November 23, 2004|accessdate=December 17, 2014}}</ref>、[[ロースター (MLB)#26人枠と40人枠|40人枠]]入りを果たした。

{{by|2005年}}にはAA級[[ジャクソンビル・ジャンボシュリンプ|ジャクソンビル・サンズ]]でプレーし、129試合に出場し、て打率.311・、9本塁打・、61打点・、15盗塁と好成績を残した。6月にはチームが所属する[[サザンリーグ]]のオールスターに選出され<ref>Jeff Elliott, The Times-Union, "[http://www.jacksonville.com/tu-online/stories/063005/sps_19126346.shtml Suns have five All-Stars]," ''[[:en:The Florida Times-Union|Jacksonville.com]]'', June 30, 2005. 2009年5月21日閲覧。</ref>、さらにチームの同リーグ優勝にも貢献。若手有望株として育ったが、ドジャースは1歳年下の[[ディオナー・ナバーロ]]のほう方に期待をかけており、ナバーロは翌年[[サンディー・アロマー・ジュニア]]から指導を受けるなど英才教育を施されていた<ref name="slugger107">[[三尾圭]] 「ドジャースの若手が挑む補強組の壁 再チャレンジの時」 『月刊スラッガー』2007年3月号、日本スポーツ企画出版社、2007年、雑誌15509-3、34-37頁。</ref>。

{{by|2006年}}2月20日にドジャースと1年契約に合意。[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)（WBC）]]の[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表|カナダ代表]]に招集されていたが、開幕捕手の座をナバーロやアロマーと争うことになるなど、大事な時期であったため辞退した<ref>[[:en:The Canadian Press|The Canadian Press]], "[http://www.sportsnet.ca/baseball/2008/01/12/canada_baseball/ Olympic baseball team faces problem]," ''[[:en:Rogers Sportsnet|Sportsnet.ca]]'', January 12, 2008. 2009年5月21日閲覧。</ref>。4月1日にAAA級[[ラスベガス・アビエイターズ|ラスベガス・フィフティワンズ]]へ配属され、開幕を迎えた。5月5日にナバーロが故障したためメジャーに昇格し、同日の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦でメジャーデビュー。8番・捕手として先発起用され、4打数2安打2打点と活躍。その後ナバーロは故障から復帰する前に、6月27日にトレードで[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]へ移籍。このトレードで新たに加入した同じ捕手の[[トビー・ホール]]に対してもマーティンがポジションを譲ることはなく<ref name="book2007kosaido2007">{{Cite book|和書|author=友成那智、[[村上雅則]]|year=2007|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007|publisher=[[廣済堂出版]]|pages=416頁|id=ISBN 978-4-331-51213-5}}</ref>、シーズン終了まで確保した。この年は121試合に出場し、て打率.282・、10本塁打・、65打点・、10盗塁だっを記録した。マーティンが先発した試合でドジャースは勝率.623を記録し、新人捕手史上3人目の10[[本塁打]]・10[[盗塁]]を記録<ref name="book2007kosaido2007"/>。シーズン終了後、マーティンは[[ルーキー・オブ・ザ・イヤー (MLB)|新人王]]投票で9位に入った。

{{by|2007年}}3月3日にドジャースと1年契約に合意。開幕ロースター入りし、前半戦85試合で打率.306・、11本塁打・、60打点・、16盗塁と活躍した。7月には[[2007年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]のファン投票ではメジャー2年目ながら捕手部門最多得票となり、カナダ人捕手としては初のオールスター選出を果たした<ref name="mlb20070701">Ken Gurnick / MLB.com, "[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20070701&content_id=2060036&vkey=news_la&fext=.jsp&c_id=la Martin leads Dodgers trio to San Fran / Catcher, in first full year in the Majors, will start for NL]," ''dodgers.com'', July 1, 2007. 2009年5月21日閲覧。</ref>。この年は151試合に出場し、て打率.293・、19本塁打・、87打点・、21盗塁を記録した。{{by|1999年}}の[[イバン・ロドリゲス]]しか達成していない "捕手の20本塁打・20盗塁" にあと一歩まで迫った。盗塁数は、{{仮リンク|[[ジョニーン・ローズボロ|en|John_Roseboro}}]]が保持していた捕手の盗塁数球団記録を45年ぶりに更新しているた<ref name="mlb20070701"/>。オフの11月6日に[[ゴールドグラブ賞]]を受賞し<ref>{{cite web|url=http://losangeles.dodgers.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071106&content_id=2294189&vkey=pr_la&fext=.jsp&c_id=la|title=Dodger catcher Russell Martin earns Rawlings Gold Glove|work=MLB.com Dodgers Press Release|author=|date=November 6, 2007|accessdate=December 17, 2014}}</ref>、11月9日には[[シルバースラッガー賞]]を受賞した<ref>{{cite web|url=http://losangeles.dodgers.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071109&content_id=2297291&vkey=pr_la&fext=.jsp&c_id=la|title=Dodger catcher Russell Martin wins Silver Slugger Award|work=MLB.com Dodgers Press Release|author=|date=November 9, 2007|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。

{{by|2008年}}2月28日にドジャースと50万ドルの1年契約に合意<ref>{{cite web|url=http://m.dodgerswww.mlb.com/news/article/2395306/|title=Notes: Torre keeping options open|work=MLB.com|author=Ken Gurnick|date=February 28, 2008|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。前半戦93試合で打率.294・、10本塁打・、45打点・、10盗塁と結果を残し、7月に2年連続で[[2008年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]に選出された。この年は155試合に出場し、て打率.280・、13本塁打・、69打点・、18盗塁だっを記録した。

{{by|2009年}}1月20日にドジャースと390万ドルの1年契約に合意<ref>{{cite web|url=http://m.dodgerswww.mlb.com/news/article/3751072/|title=Dodgers sign Broxton, Martin for 2009|work=MLB.com|author=Rhett Bollinger|date=January 21, 2009|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。2月には[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック|第2回WBC]]の[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表|カナダ代表]]に招集され、[[靭帯]]を痛めているにも関かかわらず出場を決めた<ref>Ken Gurnick / MLB.com, "[http://mlbwww.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090224&content_id=3876584&vkey=news_la&fext=.jsp&c_id=la Martin, Broxton to suit up for Classic / Three Dodgers Minor Leaguers also involved in tourney]," ''dodgers.com'', February 24, 2009. 2009年5月1日閲覧。</ref>。地元カナダの[[ロジャース・センター]]で開催された第1ラウンドで2番・捕手として先発出場したが初戦から2連敗して敗退した。

シーズン開幕後は打撃不振に陥り、監督の[[ジョー・トーリ]]に「実力通りの打撃ができないことで、マーティンは精神的に参っている」と2試合連続で先発から外されることもあった<ref>三尾圭 「MLB30球団最新レポート＆全選手個人成績 ロサンゼルス・ドジャース／LAD 正捕手が2試合続けてスタメン落ち」 『月刊スラッガー』2009年9月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-9、78頁。</ref>。この年は143試合に出場し、て打率.250・、7本塁打・、53打点・、11盗塁だっを記録した。

{{by|2010年}}1月19日にドジャースと505万ドルの1年契約に合意<ref>{{cite web|url=http://m.dodgerswww.mlb.com/news/article/7936764/|title=No arbitration hearings for Dodgers in 2010|work=MLB.com|author=Rhett Bollinger|date=January 20, 2009|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。開幕後は打撃低迷が続き、前半戦終了時点での成績は81試合で打率.244・、5本塁打・、22打点・、OPS.679<ref>"[http://www.baseball-reference.com/players/split.cgi?n1=martiru01&year=2010&t=b Russell Martin 2010 Batting Splits]," ''Baseball-Reference.com''. 2010年8月28日閲覧。</ref>。チーム首脳はマーティン不振の原因を「遊びすぎ」にあるとみなしているようで、シーズン終了後の契約延長を拒否する可能性も取り沙汰されるようになった<ref>橋本裕美子 「[http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2010081821091101.html 【MLB西海岸情報】ドジャースのユニフォームは見納め？マーティン捕手]」 『[[J SPORTS]]』、2010年8月18日。2010年8月28日閲覧。</ref>。後半戦も調子が上向かないまま、8月3日の[[サンディエゴ・パドレス|パドレス]]戦で走者として本塁へ滑り込んだ際に臀部を[[脱臼|亜脱臼]]し<ref>Ken Gurnick / MLB.com, "[http://mlbwww.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20100805&content_id=13086014&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb Out for year, Martin awaits word on surgery / Dodgers consulting with three specialists on hip injury]," ''MLB.com'', August 5, 2010. 2010年8月28日閲覧。</ref>、8月4日に15日間の[[故障者リスト#MLB|故障者リスト]]入りした。9月7日に60日間の故障者リスト入りへ異動し、そのままシーズンを終えた。オフの契約更改でドジャースは420万ドル+出来高150万ドルの1年契約を提示したが、マーティンは500万ドル+100万ドルを要求。この要求をドジャースが拒否したため交渉は決裂し、12月2日にノンテンダー[[フリーエージェント (プロスポーツ)#ノンテンダーFA（Non-tender FA）|ノンテンダーFA]]となった<ref>{{cite web|url=http://m.dodgerswww.mlb.com/news/article/16246828/|title=Door open for Martin to return to LA in new role|work=MLB.com|author=Ken Gurnick|date=December 4, 2010|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。

{{by|2011年}}は前年まで正捕手だった[[ホルヘ・ポサダ]]が一塁手へ転向したため、開幕から正捕手として起用された。8月25日の[[オークランド・アスレチックス]]戦では、メジャー史上初の1球団による1試合3満塁[[本塁打]]を記録。両チーム合わせて3満塁本塁打は[[{{by|1986年]]・[[}}と{{by|1987年]]}}に1度ずつ記録している。内訳は、5回裏に[[ロビンソン・カノ]]、6回裏にマーティン、8回裏に[[カーティス・グランダーソン]]。試合は22-9でヤンキースの勝利<ref>[http://www.sanspo.com/mlb/news/110826/mla1108261122006-n1.htm ヤンキース、１試合３満塁弾の記録樹立]：サンスポ</ref><ref>[http://mlbwww.mlb.com/video/play.jsp?content_id=18442835 Yankees' three grand slams]：MLB.com</ref>。この年は125試合に出場して打率.237、18本塁打、65打点、8盗塁、打率.237だっを記録した。

{{by|2012年}}1月24日にヤンキースと750万ドルの1年契約に合意<ref>{{cite web|url=http://m.yankeeswww.mlb.com/news/article/26454520/ |title=Russell Martin agrees to one-year contract|work=MLB.com Yankees Press Release|author=|date=January 24, 2012|accessdate=December 17, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/new-york/mlb/story/_/id/7499112/new-york-yankees-russell-martin-agree-one-year-75m-deal|title=Russell Martin, Yankees agree to deal|work=ESPN New York|author=|date=January 24, 2012|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。[[スプリングトレーニング]]中には[[ブライアン・キャッシュマン]]GMから総額2000万ドルの3年契約を提示されたが、受け入れなかった<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/story/_/id/8695592/russell-martin-signs-two-year-deal-pittsburgh-pirates|title=Russell Martin signs with Pirates|author=|date=December 1, 2012|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。この年は133試合に出場し、て打率.211・、21本塁打・、53打点・、6盗塁だっを記録した。オフの10月29日に[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|FA]]となった。

2012年11月30日に[[ピッツバーグ・パイレーツ]]と1700万ドルの2年契約（契約金200万ドル）を結んだ<ref>{{cite web|url=http://m.pirates.mlb.com/news/article/40476022/pirates-sign-free-agent-catcher-russell-martin|title=Pirates sign free agent catcher Russell Martin|work=MLB.com Pirates Press Release|author=|date=November 30, 2012|accessdate=December 17, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.mlbtraderumors.com/2012/11/pirates-agree-to-terms-with-russell-martin.html|title=Pirates Sign Russell Martin|work=MLB Trade Rumors|author=|date=November 30, 2012|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。

{{by|2013年}}は前年オフに正捕手の[[ロッド・バラハス]]が退団したため、開幕から正捕手として起用された。この年は127試合に出場し、て打率.226・、15本塁打・、55打点・、9盗塁だっを記録した。

{{by|2014年}}は前年ヤンキースで正捕手を務めた[[クリス・スチュワート]]が加入したが、スチュワートが故障で開幕前に離脱したため、この年も正捕手として起用された。4月20日の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦で、3回にブルワーズの[[カルロス・ゴメス (野球)|カルロス・ゴメス]]が中堅方向へ大飛球を放ち、ゴメスは本塁打と確信し、ゆっくりと走っていたが打球はフェンスに直撃。ゴメスは三塁へ進んだが、パイレーツの選手から野次が飛び、乱闘騒ぎに発展。乱闘騒ぎに参加したとして、4月23日にマーティンはMLB機構から1試合の出場停止処分を受けた<ref>合計4人が処分の対象となり、ゴメスは3試合、[[トラビス・スナイダー]]は2試合、[[マーティン・マルドナード]]は5試合の出場停止処分を受けた。</ref><ref>{{citeCite web|url=http://m.pirateswww.mlb.com/news/article/73137982/cole-not-suspended-surprised-by-skirmish |title=Cole not suspended, 'surprised' by skirmish|work=MLB.com|author=Tom Singer|date=April 23, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>が、処分に不服として異議申し立てを行った。4月26日に左ハムストリングの故障で15日間の故障者リスト入りした<ref>{{cite web|url=http://m.pirates.mlb.com/news/article/73557922/martin-back-in-high-spirits-after-tests-show-good-news|title=Martin back in high spirits after tests show good news|work=MLB.com|author=Tom Singer|date=April 28, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。5月9日に処分は変わらず、1試合の出場停止処分となった<ref>{{citeCite web|url=http://m.pirateswww.mlb.com/news/article/74888406/suspensions-upheld-for-pirates-travis-snider-and-russell-martin|title=Suspensions upheld for Bucs' Snider and Martin|work=MLB.com|author=Tom Singer, Austin Laymance|date=May 10, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。5月22日に故障者リストから復帰<ref>{{citeCite web|url=http://m.pirateswww.mlb.com/news/article/76391916/pirates-designate-wandy-rodriguez-for-assignment-and-activate-russell-martin-from-dl |title=Pirates designate Wandy for assignment|work=MLB.com|author=Tom Singer|date=May 23, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>したが、出場停止のため5月23日の[[ワシントン・ナショナルズ]]戦から出場となった。スチュワートの復帰後も正捕手のポジションを確保し、この年は111試合に出場して打率.290、11本塁打、67打点、4盗塁、打率.290だっを記録した。オフの10月30日にFAとなった。パイレーツは1530万ドルの[[フリーエージェント (プロスポーツ)#クオリファイング・オファー（Qualifying Offer）|クオリファイング・オファー]]を提示したが、11月10日に拒否した<ref>{{citeCite web|url=http://m.pirateswww.mlb.com/news/article/101054296/russell-martin-francisco-liriano-turn-down-pirates-qualifying-offers |title=Martin, Liriano turn down Bucs' qualifying offers|work=MLB.com|author=Tom Singer|date=November 11, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。

2014年11月18日に[[トロント・ブルージェイズ]]と総額8200万ドルの5年契約<ref>{{by|2015年}}は700万ドル、2016年は1500万ドル、2017年から2019年はそれぞれ2000万ドル。</ref>を結んだ<ref>{{citeCite web|url=http://m.bluejayswww.mlb.com/news/article/101783786/blue-jays-sign-russell-martin |title=Blue Jays sign Russell Martin|work=MLB.com Blue Jays Press Release|author=|date=November 19, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref><ref>{{citeCite web|url=http://espn.go.com/mlb/story/_/id/11892221/russell-martin-agrees-five-year-82-million-deal-toronto-blue-jays|title=Russell Martin, Blue Jays agree|work=ESPN MLB|author=|date=November 20, 2014|accessdate=December 17, 2014}}</ref>。

{{by|2015年}}は、前年比 + 18となる129試合に出場し、2年ぶりに規定打席に到達した。打率を.050も下げて.240となったほか、三振も100を超えたが、自己最多の23本塁打・同2位の77打点を記録した。また、4年ぶりとなる[[2015年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]のメンバーにも選出されている (（試合には[[代打]]で出場) ）<ref>[http://www.baseball-reference.com/boxes/NLS/NLS201507140.shtml#ALAllStarsbatting::none July 14, 2015 All-Star Game Play-By-Play and Box Score] - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年10月9日閲覧。</ref>。

{{by|2016年}}は、ここ7シーズンでは最多となる137試合に出場し、2年連続で規定打席に到達。打率は.231と低く、148三振と粗さが目立ったが、20本塁打・74打点をマークした。オフの12月5日に[[2017 ワールド・ベースボール・クラシック|第4回WBC]]の[[2017 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表|カナダ代表]]に選出された<ref>[http://mwww.mlb.com/news/article/210302086/24-all-stars-among-initial-confirmed-players-for-2017-world-baseball-classic/ 24 All-Stars among initial confirmed players for 2017 World Baseball Classic] ''MLB.com Press Release'' {{en icon}} (2016年12月5日) 2016年12月15日閲覧</ref>が、最終発表で代表から外された<ref>[http://www.sportsnet.ca/baseball/mlb/russell-martin-michael-saunders-left-off-canadas-world-baseball-classic-roster/ Russell Martin, Michael Saunders left off Canada’s World Baseball Classic roster] ''Sportsnet'' {{en icon}} (2017年2月8日) 2017年3月3日閲覧</ref>。

{{by|2017年}}7月30日の[[ロサンゼルス・エンゼルス]]戦で通算1500試合出場を果たした<ref>[https://www.instagram.com/p/BXLRG71BRzd/] ''{{Instagram|bluejays|Toronto Blue Jays}}'' (2017年7月30日) 2017年8月4日閲覧</ref>。8月11日のパイレーツ戦で負傷して途中退場し<ref>[http://m.bluejayswww.mlb.com/news/article/247818944/bucs-jameson-taillon-outduels-marcus-stroman/ Stroman goes 8, but errors undo Blue Jays] ''MLB.com'' {{en icon}} (2017年8月11日) 2017年8月12日閲覧</ref>、MRI検査を受けた<ref>[http://m.bluejayswww.mlb.com/news/article/247830580/blue-jays-russell-martin-has-strained-oblique/ Martin exits with strained oblique, set for MRI] ''MLB.com'' {{en icon}} (2017年8月11日) 2017年8月12日閲覧</ref>結果、故障者リストに登録された<ref>[http://m.bluejays.mlb.com/news/article/247994718/blue-jays-russell-martin-lands-on-dl/ Martin to DL as Blue Jays make flurry of moves] ''MLB.com'' {{en icon}} (2017年8月12日) 2017年8月14日閲覧</ref>。その影響で91試合の出場に留まった。

{{by|2018年}}は内野陣に故障者が相次ぐ中、5月26日の[[フィラデルフィア・フィリーズ]]戦で35歳ながら自身初となる[[遊撃手|遊撃]]でスタメン出場を果たした。捕手と遊撃は守備の中でも負担の大きいポジションとされており、35歳という年齢と捕手が遊撃を守ることは珍事となり、35歳が試合で初めて遊撃を守るのは1982年7月31日の[[ダレル・エバンス]]以来となった。メジャーで捕手と遊撃の両方で出場するのは1991年の{{仮リンク|デイブ・コクラン|en|Dave Cochrane (baseball)|label=}}以来、史上2人目の快挙であった<ref>{{Cite web|title=Russell Martin, a 35-year-old catcher, makes his first career start at shortstop|url=https://www.sbnation.com/mlb/2018/5/26/17398630/russell-martin-shortstop-blue-jays-catcher-what|website=SBNation.com|date=2018-05-26|accessdate=2020-01-11|language=en|first=Eric|last=Stephen}}</ref>。またコクランは捕手ではなく[[ユーティリティープレイヤー|ユーティリティプレイヤー]]であった為、捕手として遊撃を守ったのはMLB史上初となった。6月20日に、捕手として11年目で11000刺殺を達成した。レギュラーシーズン守備で数々の記録を残す一方で、この年は、最も打棒が振るわず打率.194・、10本塁打・、25打点だった。2018年9月30日で行われたシーズン最終試合では、監督を初体験した<ref>{{citeCite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/russell-martin-manages-blue-jays-game-162-loss/c-296708812 |title=Russell Martin manages Blue Jays Game 162 loss|website=MLB.com|language=英語|date=2018年9月30日|accessdate=2019年1月3日}}</ref>。

=== プレドジャースタイル復帰 ===

[[英語]]と[[フランス語]]の[[多言語#多言語話者|バイリンガル]]である<ref name="マーチン"/>。

* 20182019年度シーズン終了時

* 20182019年度シーズン終了時

* [[MLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]選出 4：4回：（[[2007年のMLBオールスターゲーム|2007年]]、[[2008年のMLBオールスターゲーム|2008年]]、[[2011年のMLBオールスターゲーム|2011年]]、[[2015年のMLBオールスターゲーム|2015年]]）

* 2006年6月6日の[[ニューヨーク・メッツ]]戦では、マーティンは[[エリック・ガニエ]]と[[バッテリー]]を組んだ。これはメジャーリーグ史上初のフランス系カナダ人バッテリーだった<ref>AP, "[http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=260606119 Gagne gets first save in nearly a year in Dodgers' victory]," ''ESPN.com''. 2008年6月1日閲覧。</ref>。この2人は出身高校も同じポリヴァラバレント・エドゥアール＝モンプティ高校であるが、在校期間は重なっていない。

* 2006年9月18日の[[サンディエゴ・パドレス|パドレス]]戦で記録された、メジャーリーグ史上42年ぶり4度目の4者連続本塁打の一員となっている<ref>AP, "[http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=260918119 Dodgers hit four HRs in 9th, Nomar beats Padres in 10th]," ''ESPN.com''. 2008年8月22日閲覧。</ref>。この試合の9回裏に、まず[[ジェフ・ケント]]と[[J・D・ドリュー]]が連続本塁打。続いて打席に立ったマーティンの打球も外野フェンスを越え、さらにマーティンの次に打席に立った{{仮リンク|マーロン・アンダーソン|en|Marlon_AndersonMarlon Anderson}}も本塁打を放って、4者連続本塁打が完成した。

* 2011年8月25日の[[オークランド・アスレチックス]]戦で記録された、メジャーリーグ史上初の1試合1チーム3満塁本塁打の一員となっている<ref>[httphttps://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/08/26/kiji/K20110826001488870.html ヤンキース　１試合３満塁弾のメジャー記録樹立] Sponichi Annex 野球 2011年8月26日閲覧。</ref>。マーティンは、5回裏に満塁本塁打を放った[[ロビンソン・カノ]]に続いて、6回裏に満塁本塁打を放った。その後、8回裏に[[カーティス・グランダーソン]]が満塁本塁打を放ち、記録が樹立された。

* '''55''' (2006（2006年 - )2019年）

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* {{MLBstats|mlb=431145|espn=6390|br=m/martiru01|fangraphs=4616|cube=Russell-Martin |brm=martin003rus }}

* [httphttps://www.milb.com/player/index.jsp?player_id=russell-martin-431145 Russell Martin stats] MiLB.com {{en icon}}

[[Category:2009 ワールド・ベースボール・クラシック選手]]<!--