「「ノルマ」の回想」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 一部追加。
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行目:
{{Portal クラシック音楽}}
『'''「ノルマ」の回想'''』(―のかいそう、正式名称:"Reminiscences de Norma de Bellini")S.394は、[[フランツ・リスト]]が[[18361841年]]に作曲したピアノ曲。[[プレイエル]]の社長[[カミーユ・プレイエル]]の妻で、リストと一時恋愛関係にあった[[マリー・プレイエル]]([[エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]の元婚約者でもある)に献呈された。同年頃に作られた二台ピアノ用の編曲もある(S.655)。演奏時間は約18分。
 
[[ヴィンチェンツォ・ベッリーニ|ベッリーニ]]の[[オペラ]]『[[ノルマ (オペラ)|ノルマ]]』の[[主題 (音楽)|主題]]に基づく。演奏時間は15~18分程度で、ピアノ独奏曲の難曲として知られる。[[ヴィルトゥオーソ]]としてのリストを披露する為に作られたものの一つである。リストによれば、プレイエル夫人の要求により[[ジギスモント・タールベルク]]風のパッセージを多く盛り込んだという[http://www.asahi-net.or.jp/~NJ8F-TKMT/howard_06.htm]。
16行目:
第1幕第1場および第2幕第2・3場、つまり'''オペラの始めと終わりの主題のみ'''が使われている。また、「ノルマ」の名アリア『清らかな女神よ』(1.の後に登場する)などの、'''ピアノでは再現が困難と思われる[[アリア]]は使われていない'''のが特徴(使われているのはほとんどが'''合唱及び重唱'''である)。
 
演奏においては、クライマックスとなる「戦争だ!」の旋律を3出した後、2回複雑に変奏して演奏する部分が特に難しく、テンポ通りに演奏できるピアニストは数少ない。
 
二台ピアノ版はカットが多く(例として、「戦争だ!」の旋律は1回しか変奏されない)、演奏時間は約11分と短くなっている。
==外部リンク==
*{{IMSLP2|idwork=Réminiscences de Norma de Bellini, S.394 (Liszt, Franz)|cname=ノルマの回想}}
*{{YouTube|Vno_qZR9SSI|演奏(須藤梨菜)}}
*{{YouTube|NIAvfaX2NuI|二台ピアノ版の演奏(Aglika Genova & Liuben Dimitrov)}}
 
{{DEFAULTSORT:のるまのかいそう}}