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|画像 =
|氏姓 = 県犬養[[宿禰]]
|始祖 = [[カミムスビ|神魂命]]{{Sfn|太田|1934|p=27}}
|出自 =
|氏祖 =
|種別 = [[神別]]([[天津神・国津神|天神]])
|本貫 =
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'''県犬養氏'''(あがたいぬかいうじ)は、「県犬養」を[[氏]]の名とする[[氏族]]。
 
[[犬養部]]は[[宮門]]、[[大和朝廷]]の直轄領である[[屯倉]]などの守衛に当たる[[品部]]であり、県犬養は、'''[[若犬養氏|稚犬養]]'''、'''[[阿曇犬養氏|阿曇犬養]]'''、'''[[犬養氏|海犬養]]'''、'''辛犬養連'''、'''阿多御手犬養'''とともにこれを統率した[[伴造]]46[[氏族]]の一つである。「県」は朝廷直轄地を意味すると考えられるが定かでない<ref>世界大百科事典 第2版『県犬養氏』</ref>。
 
== 概要 ==
[[カミムスビ|神魂命]]の後裔と称する[[神別]][[氏族]]で、姓は[[連]]であったが、[[672年]]([[白鳳]]元年)の[[壬申の乱]]に一族の大半が[[天武天皇|大海人皇子]]の[[舎人]]として功を立てため、[[684年]]([[白鳳]]13年)「[[八色の姓]]」の制定にともなって[[宿禰]]姓を改賜された。
 
『[[新撰姓氏録]]』の左京神別県犬養宿祢条にその系譜について「神魂命の八世孫、阿居太都命の後」と記述されており、大椋置始連条には「県犬甘同祖」とされている。
 
一族の[[県犬養三千代|三千代]]は[[天武天皇|天武]]、[[持統天皇|持統]]、[[文武天皇|文武]]、[[元明天皇|元明]]、[[元正天皇|元正]]の五朝に出仕し、元明天皇から[[橘氏]]を賜った。彼女は夫である[[藤原不比等]]を助けるかたわら同族の繁栄をはかり、[[県犬養広刀自]]を[[聖武天皇]]の夫人とした。その子[[橘諸兄]]の時代には[[県犬養石次|石次]]がこの氏ではただひとりの[[参議]]に就任したが、諸兄が権力を失うと県犬養氏もやがて衰退していった。
 
== 出典脚注 ==
<!-- === 注釈 === -->
<references />
{{脚注ヘルプ}}
{{Notelist}}
<!-- === 出典 === -->
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* {{オープンアクセス}}{{Citation|和書|last=太田|first=亮|author-link=太田亮|others=[[上田萬年]]、[[三上参次]]監修|chapter=縣犬養 アガタ|pages=27-28|volume=第1|date=1934-4-1|title=姓氏家系大辞典|publisher=姓氏家系大辞典刊行会|url={{NDLDC|1130845/86}} 国立国会図書館デジタルコレクション|ncid=BN05000207|ref=harv}}
* 『世界大百科事典』、第2版、「県犬養氏」。{{Full citation needed|date=2018年6月}}<!-- 著者名、発行所名、刊行年、参照ページが明記されていません -->
 
{{DEFAULTSORT:あかたいぬかいうし}}
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[[Category:日本の氏族]]
[[Category:氏]]
[[Category:神別]]