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'''岩下　 哲典'''（'''いわした　 てつのり'''、 [[1962年]]9月 - ）は、[[日本]]の[[歴史学者]]。専門は[[幕末]]維新史（情報活動史）。[[明海東洋大学]]ホスピタリティ・ツーリズム[[文学部]]史学科・[[教授大学院]]。[[長野県文学研究科]]史学専攻[[教授]]出身。
 
1962年[[長野県]][[塩尻市]][[北小野 (塩尻市)|北小野]]生まれ<ref>{{Cite web|和書|title=病とむきあう江戸時代―外患・酒と肉食・うつと心中・出産・災害・テロ |url=https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784779305474 |access-date=2023-03-20}}</ref>。1981年[[長野県伊那北高等学校]]卒業<ref>{{Cite web |title=伊那北高等学校関東同窓会 平成28年度 |url=https://kantoinakita.com/announce/2016sokai |date=2016-06-01 |access-date=2023-03-20}}</ref>。1985年[[青山学院大学文学部]][[歴史学部|史学科]]卒業。1994年[[青山学院大学]][[大学院]][[文学研究科]]史学専攻[[博士後期課程]]単位修得満期退学<ref>{{Cite web|和書|title=岩下　哲典 |url=http://www.yoshikawa-k.co.jp/author/a14402.html |website=www.yoshikawa-k.co.jp |access-date=2023-10-11 |publisher=[[吉川弘文館]]}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=岩下 哲典　東洋大学研究者情報データベース |url=http://ris.toyo.ac.jp/profile/ja.edc2ffb6341b37ae2a4aa1d7e50ee8b3.html?mode=pc |access-date=2023-03-20}}</ref>。[[徳川黎明会]]総務部学芸員、[[日本学術振興会]][[特別研究員]]、[[徳川林政史研究所]]研究員、青山学院大学非常勤講師、[[都留文科大学]]非常勤講師などを経て、2003年[[明海大学]]助教授、2005年教授。<br/>
2001年3月、青山学院大学にて、博士論文「幕末日本の情報活動 : 「開国」の情報史」により、博士 (歴史学)を取得。
 
ベリー来航予告情報や、「金海奇観」といった幕末期の情報のほか、徳川慶勝、黒田斉溥、松平斉民、松平忠固といった幕末期の諸大名や、清河八郎や坂本龍馬らの人物の見直しを行っている。
 
また「江戸無血開城」についても関心を持ち、再検討を行っており、その功労者は山岡鉄舟と高橋泥舟の「幕末の二舟」であると主張している。
 
近年では、明治という時代の中に、江戸の残像や痕跡を探すという「江戸の残像」史観を提唱している。
 
1994年、[[青山学院大学]]大学院博士後期課程単位修得満期退学。
 
==著書==
===単著===
*『権力者と江戸のくすり―　人参・葡萄酒・御側の御薬』　（[[北樹出版]]、1998年）
*『江戸のナポレオン伝説―　西洋英雄伝はどう読まれたか』　（[[中央公論新社書]]、1999年）
*『徳川慶喜 その人と時代』　（[[岩田書院]]、1999年）
*『幕末日本の情報活動―　「開国」の情報史』　（[[雄山閣出版]]、2000年、増訂版2008年）
*『江戸情報論』　（北樹出版、2000年）
*『江戸の海外情報ネットワーク』　（[[吉川弘文館]]・[[歴史文化ライブラリー]]、2006年）
*『予告されていたペリー来航と幕末情報戦争』　（[[洋泉社]]新書、2006年）
*『江戸将軍が見た地球』（メディアファクトリー新書、2011年）
*『日本のインテリジェンス　江戸から近・現代へ』（右文書院、2011年）
*『江戸無血開城　本当の功労者は誰か？』（吉川弘文館、2018年）
*『山岡鉄舟・高橋泥舟』（[[ミネルヴァ書房]]・[[ミネルヴァ日本評伝選|日本評伝選]]、2023年）
 
===共著===
*（[[真栄平房昭]]）『近世日本の海外情報』　（岩田書院、1997年）　[[真栄平房昭]]との共著
*（[[山本博文]]・[[大石学]]・[[磯田道史]]）『外国人が見た近世日本　日本人再発見』（[[角川学芸出版]]、2009年）
*（[[塚越俊志]]）『レンズが撮らえた幕末の日本』（[[山川出版社]]、2011年）
=== 編著 ===
*[[小美濃清明]]共編『龍馬の世界認識』（[[藤原書店]]、2010年）
*[[藤田賀久]]共編『神奈川から考える世界史』（[[えにし書房]]、2021年）
*『「文明開化」と江戸の残像 : 一六一五～一九〇七(明治維新を担った人たち ; 3)』（[[ミネルヴァ書房]]、2022年）
 
== 参考文献 ==
*[https://web.archive.org/web/20181220230601/https://publications.nichibun.ac.jp/region/d/NSH/series/symp/2014-03-31/s001/s023/pdf/article.pdf 幕末日本とナポレオン情報]「日本研究」再考――北欧の実践から［北欧シンポジウム2012］国際日本文化研究センター, 2014
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
*[https://web.archive.org/web/20180311144333/https://ironna.jp/blogger/232 沖大幹]-iRONNA
 
{{Normdaten}}
 
[[Category{{DEFAULTSORT:日本の歴史学者|いわした てつのり]]}}
[[Category:1962年生|いわしたてつ日本のり歴史学者]]
[[Category:日本近現代史学者]]
[[Category:幕末維新史学者]]
[[Category:東洋大学の教員]]
[[Category:明海大学の教員]]
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[[Category:1962年生]]
[[Category:存命人物]]
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