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== 概要 ==
特別編1巻を含む全8巻のOVA。『[[女神天国]]』OVA版の好評を受け、ほぼ同一スタッフで制作された。当初は第1期全4巻の予定だったが、好評により第2期が制作され、全8巻となった。なお、第1期は[[1998年]][[4月6日]]<ref group="注">内包元である『ワンダフル』としての放送日のため、『ワンダフル』そのものを0時以降に放送開始した日を除き、本作品の実際の放送日はその翌日である。</ref>より11回に分けて[[TBSテレビ|TBS]]の[[バラエティ番組]]『[[ワンダフル (テレビ番組)|ワンダフル]]』内で放送された<ref>https://web.archive.org/web/20160305011357/http://www.animetopics.com/news.php?news_seq=2741</ref>。第2期では引き続き藍華を主人公に置きながらも、やられ役であるデルモ達にも焦点が当てられていた。
=== 特徴 ===
一般作でありながら、お[[色気]]シーンや[[パンチラ]]シーンが多く、女性キャラ(大部分は敵)が[[気絶]]するまで殴打されたり、[[拷問]]・[[体罰]]を受けたりするシーンが多いものの、死亡することは稀である。「業界最多[[パンツ]]を目指そう」を合言葉に西島、山内主導のもと全カットのうち限界ギリギリである数のカットにおいてパンチラシーンを入れようという意欲的な作品となっている。
主人公の藍華、パートナーのりおん、敵のデルモなど、女性登場人物のほとんどが極端な[[ミニスカート]]を身に着けており、アクションシーンでは常に誰かの下着が見えているような状態であったり、敵のデルモがやられる時は必ずスカートの中が丸見えになるように倒れ、通常シーンでも下から覗きこむようなローアングルが多い。西島監督のこだわりから登場するパンツはすべて白で統一されている。
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ある日、藍華は某クライアントから、先の大災害と関わりのあるエネルギー物質「ラグ」の調査・回収を依頼される。しかしその途中で、ラグを利用しての人類文明一掃と[[ユートピア]]建設を画策する'''ルドルフ・ハーゲン'''や妹の'''ネーナ'''、そしてその配下の'''デルモ'''達との戦闘に巻き込まれてしまう。
== 登場人物(メイン) ==
===
;皇 藍華(すめらぎ あいか)
:[[声優|声]]:[[佐久間レイ]]
:本作の主人公。2010年10月23日生まれの乙女座。26歳。
:特殊液体金属「オルタネートメタル」の力を宿した[[ビスチェ]]を着用しており、有事の際にはそれを用いて肌もあらわな姿に変身
:漫画版によれば、大災害に巻き込まれて両親を失い、オルタネートメタルの力により深海で1年近く生き続けていた後に、KKコーポレーションに拾われる。当時は男所帯だったため非常に言動が荒っぽく男勝りな性格だったが、愛していた征人の死以降は別人のように性格が変わり、『R-16』へと繋がっていくこととなる。
:養父の郷造を慕い、りおんを実の妹のように愛情を注いでいる。第3話でハーゲン艦を脱出した後、艦内にりおんが取り残されたことを知ると、負傷の身をおして再び艦に向かっている。
;相田 りおん(あいだ りおん)
:声:[[小西寛子]]
:郷造の娘で、サルベイジャー見習い。2018年6月8日生まれの牡牛座。18歳。聖重力子学園卒業。活発で好奇心旺盛な[[眼鏡っ娘]]。幼時に母が離婚している影響もありお父さんっ子でもある。藍華を実の姉のように慕い、同時に憧れを抱いており、強引に相棒となる。サルベイジャーとして会社を大きくしたい夢をもつが、ふつうの娘として見守りたい郷造とはその将来図に相違がある。
:戦闘力があるとは言えないが、黒デルモとインパクトのある戦いかたをする。手近にあったフライパンで殴打したり、そのスカートを引っ張って階段下に落とすなどしている。
:[[#漫画版|前日譚である漫画版]]では渦巻メガネを着用している。
;相田 郷造(あいだ ごうぞう)
:声:[[大塚明夫]]
:KKコーポレーション社長で、りおんの父。1985年5月27日生まれの牡牛座。51歳。産業スパイとして活動していたが、大災害を機にサルベイジャーに転身、起業する。両親と死別した藍華を
;道草 旬太郎(みちくさ しゅんたろう)
:声:[[小野坂昌也]]
:特別編と第2期のみ登場。新人サルベイジャー。初登場時20歳。ほとんど何もせずボーッとしており、戦闘力
=== 藍華の協力者たち ===
;ガスト・タービュランス
:声:[[小杉十郎太]]
:サルベイジャー。2012年8月14日生まれの獅子座。24歳。富豪の息子だが、独立して自分の腕で稼いでいる。藍華にベタ惚れしている。サルベイジャーとしての腕は一流で業界トップを誇る。筋肉質な体格通り
:この作品の第2作目『R-16』にも14歳の時の姿で登場しているが、その頃は今と違って全然強くなかった。
;バ・バンドラ
:声:[[京田尚子]]
:ベテランのサルベイジャー。ガストの相棒。主要登場メンバー中の最年長。ピンクのモヒカンにゴーグルなど、ファンキーな装いの女性。郷造とは過去に仕事で協力し合ったなどの接点がある。儲けにならない依頼には手を出さない性格で、りおんの報復劇には加勢を拒否している。
;メイピア・アルキメタリア
:声:[[玉川砂記子|玉川紗己子]]
:世界秘密工作員組合所属のA級エージェント。登場時は黒デルモに扮していた。能力は高いようだが、間の抜けた行動が多い。第2期では最終回でりおんと
=== ハーゲン兄妹 ===
;ルドルフ・ハーゲン
:声:[[塩沢兼人]]
:試験管ベビーとして生まれた天才科学者。2003年生まれ。31歳。「ラグ」エネルギーの捜索と研究の過程で、某国の軍事支援を得る。デルモ軍団を創設し、また戦艦ホーリーファクスを獲得する。人類を一旦滅ぼし、優秀な遺伝子を持つ者だけで構成された世界を再生しようと目論んでいる<ref group="注">りおん曰く「邪魔な奴全員殺して、女と遊び暮らしたいだけの変態」。</ref>。
:女好きで、藍華のことを気に入るものの、ネーナの暴走に巻き込まれて吸収されてしまい、
:ルドルフの使用したラグ銃は、シヴィエ藍華にも有効にダメージを与え、その変身を解く効果があった。
;ネーナ・ハーゲン
:声:[[田中敦子 (声優)|田中敦子]]
:ルドルフの妹。2006年生まれ。28歳。ピンク色のロングヘアをしている。兄のルドルフに対して兄妹を超えた愛情を抱いており、ルドルフからもてはやされる藍華に強烈に嫉妬する。部下や敵に対しては[[サディスト]]であり、特に
:オルタネ
=== デルモゲニィ ===
美女や美少女だけで構成されているルドルフ・ハーゲン配下の私設部隊。略して'''デルモ'''(delmo)。彼の優秀な[[遺伝子]]を残し、後世に伝えるべく集められた。階層は制服の色によって区分され、第1期では指揮官や管制官を務める白、火器による遊撃部隊の青、機甲部隊のピンク、実働部隊の黒となっており、第2期からは戦闘指揮官を務める金色(ゴールデン)も登場する。
制服は[[ボディコン]]タイプのセットアップ(上下お揃い)で肩が[[パフスリーブ]](袖がふくらんだ形)となっており、ボトムは常にパンツが見え隠れするほど短いマイクロミニ。インナー上は制服色とおなじ[[ブラトップ]]、パンツは白の[[Tバック]]で統一されている。細かい差異としては最上位の白デルモは上着が加飾を施された色違い(他のデルモは上下同じ色)のものとなっており、最下級の黒デルモは徒手空拳で戦うため機動性重視の
名称は熱帯魚の名前から取られている。体長は成長しても5cmほどの小魚。小魚ゆえに雑魚のニュアンスか(スペルは"delmogeny")。
;艦長(ホワイトリーダー)
:声:[[永島由子]]
:深緑色をしたロングヘアーの女性。ハーゲンからホーリーファクス号の艦長に起用される。ハーゲンに好意をもつ数少ない人物でもある。艦内部に潜入したガストを迎え撃ったさい、返り討ちにされるも緊急警報を鳴らす意地を見せる。破壊工作による艦の爆散を悟ると、総員退艦の指示を出しデルモたちを帰還させた。
:第2期では死んだハーゲンに代わり司令としてデルモ軍団を指揮して藍華に復讐を挑む。ネーナと違い隊員の尊厳を重視する性格がみられる。なお、女同士であるにもかかわらず、副官とは相思相愛の仲である。
:第1話から毎話登場する艦長だが、藍華との直接対面は意外にも第6話。副官を従えて、工作員としてKKコーポレーション社屋を訪れる。空軍基地跡での藍華との対決では副官とのコンビネーション攻撃で追い詰めるが、最後は藍華の麻酔銃の直撃を受け敗北した。
;副官(ホワイトM)
:声:[[平松晶子]]
:灰色がかった黒のミディアムの女性。常に艦長と行動をともにし、航行や操縦の補佐にあたる。艦長とは恋愛関係にある。第6話では艦長とともに前線へ行く。この回の工作でデルモたちは民間企業の社員に扮し、黒のブレザーにマイクロミニの[[プリーツスカート]]で装っている。その後、基地の一室で艦長とともに藍華との格闘戦に挑むが、隙を突かれて藍華から絞首技を受け失神した。
;ホワイトN
:声:[[星河舞|柳原みわ]]、[[夏樹リオ]]
:作中屈指の爆乳が特徴のつり目の美女。栗色の髪に右目の下にほくろ。艦や戦闘員の戦闘指揮を補佐する。黒デルモに変装したりおんとメイピアを発見し威圧するも、それを見抜けず仲間と間違え叱責しただけで見逃してしまう。最終話では艦長に代わって基地防衛を指揮するが藍華に敗れ、包帯姿で艦長の前に現れ敗北を伝えた。
;ホワイトP
:声:[[林玉緒]]、[[川上未遊]]
:褐色の肌に黒のロングヘアーの女性。情報処理を担当する。ハーゲンの指示で、ネーナ特別仕様の赤い下着を運ぶ役を実行する。第2期では作戦をめぐって艦長とは異なる意見を述べる場面がある。
:銀玉の耳飾りが特徴的な金髪の女性。情報処理を担当する。艦内でガストに襲撃された場面で、段差に背を乗せあお向けに開脚しながら片膝を立てて倒されて気絶しているポージングが印象にのこる。
;ニナ・エスコ(ホワイトS)
:声:[[田中涼子 (声優)|田中涼子]]→[[岡村明美]]
:艦長・副官の秘書を務める黒のショートカットの女性。司令部内の白デルモの中では一番年下。第2期で藍華との格闘の場に居合わせていたが艦長と副官の敗北を目の当たりにし、震えながら藍華に銃を向けるも腹部への肘鉄を受けあえなく倒される。
=== ブルーデルモ(青デルモ) ===
銃火器の使用が許された隊員。輸送車両・ヘリを操縦する隊員もいる。階級は黒より上。
;ブルーリーダー
:声:[[白鳥由里]]
:赤毛のセミロングの隊員。初登場時は黒デルモの輸送と回収の任務であったが、その後幾度となく藍華に挑む。シヴィエ藍華とも直接交戦したが、体を鷲づかみされ持ち上げられ戦意喪失。第2期では白デルモに昇格したのか、司令部内に在籍している。
;ブルー(ヴァレリー)
:声:[[新山志保]]
:第5話に登場する、小麦色の肌をした長身で金髪の隊員。任務のために自慢のロングヘアーを切り落とした覚悟には、指名していたとはいえ元同僚のビアンカも驚く。断髪後にピエールと名乗って男装し、言葉巧みに藍華たちに近づく。正体を明かすまで藍華もりおんも男性と認識しており、藍華に薬を盛って弱体化させる。しかし、エレベーターで襲撃をかけ組み合い力比べをするも簡単に倒された。藍華はキスまでしてしまったことを心底落胆していた。
;ブルーX(キャサリン)
:声:[[山崎和佳奈]]
:ミディアムのウェーブした金髪の隊員。艦内巡回中にメイピアが外した通気口の蓋が直撃してあっさり気絶した。復帰後は捕縛したりおんを護送するが、隙を突かれて殴り倒された挙句、制服を奪われた。最終話では髪型をショートに変え基地の守備要員につくが、今度は道草に制服を奪われている。
;ブルーV
:声:[[三橋加奈子]]
;ブルーW
;ブルー(ウエイトレス)
:声∶佐々木遥子
:黒のセミロングの隊員。KKコーポレーション社屋襲撃に関連して、付近のファミレスに店員として潜入し藍華たちを監視する。りおんたちが遊覧船でデルモ基地に侵入をはかると、迎撃部隊を指揮しその船の撃沈に成功する。しかし上陸自体は阻止できなかった。
=== ピンクデルモ ===
[[工兵]]として装甲車などを操縦する隊員。砲兵なども担当する。おおむね2人1組のペアで活動する。
:ターコイズブルーの丸い耳飾りをつけたセミロングの茶髪の隊員。砲兵、伝令、装甲車操縦などさまざな場面で登場する。ちなみに第1話の冒頭では、観光遊覧船のガイドに扮している。
;ピンク(ビビアン)
:声:三橋加奈子
:第5話、スージーとペアを組む茶髪のミディアムの隊員。装甲車隊を要請したビアンカと遭遇、乗車を望むビアンカと交代を強制され、降車され呆然とする。
;ピンク(リズ)
:声:鈴木裕美子
;ピンク(ベティ)
:声:[[竹内順子]]
=== ブラックデルモ(黒デルモ) ===
最下級のデルモで年齢も10代中~後半といった少女たちで構成されている。戦闘は全て徒手空拳で戦うが、メンバー個人の戦闘力そのものは高くはなく、基本的には奇襲や数をそろえた上での突撃戦法をとる。他のデルモが[[タイトスカート]](腰から裾までまっすぐの形)なのに対し、黒デルモはプリーツ(縦の折りひだ)の少ないフレアスカート(裾に向けて広がる形)。なお、黒デルモは全員日系人という設定。ネーナは単なる戦闘員として使っていたが、艦長が軍団の指揮をとるようになると変装したり接客を装うなど、活動内容に変化が現れている。
;ブラックリーダー
:声:[[西原久美子]]
:薄紫色の髪を内巻きボブヘアにしている巨乳の美少女。リーダーだけあって黒デルモの中では高い実力を持ち、スタイルも肉感的である。第1話で部下の黒デルモ小隊を率いて藍華襲撃作戦の指揮を取るも、返り討ちにされ作戦は失敗。自身も藍華に決闘を挑むが、その場に割って入ったネーナに作戦失敗の責任を問われると、胸の谷間に蹴りを打ち込まれ失神。そのまま部下ともども車に積まれ、艦内でネーナと白デルモたちから再び制裁を受ける事となる。その後もやられ役として頻繁に登場する。
;ブラックD
:茶髪のショートカットの隊員。藍華を最初に襲撃した黒デルモの1人。りおんとメイピアが艦内を逃げ回るシーンにも登場、ギャグ顔のふたりと追いかけるシリアスな表情のブラックDとの対比が印象にのこる。
;ブラック(みさき)
:声:[[たがみかおり|田上香織]] (ブラックHも)
:金髪の編み込みのツインテールの隊員。ホテルの厨房でりおんと格闘する。たがいに相手の口に指を入れて横に広げあう。この仕草は『R-16』以降、藍華と友人エリとのじゃれ合いに見られる。
;ブラック(かな)
:声:山崎和佳奈
:黒のショートカットの隊員。ビアンカの助手として行動する。ビアンカに意見を言えるなど、黒デルモのなかでは優秀。
;ブラック(さえ)
:声:三橋加奈子
;ブラック(ゆき)
:声:鈴木裕美子
;ブラック(名前未設定)
:声:[[笹本優子]]、[[倉田雅世]]、[[村井かずさ|村井毎早]]、[[津村まこと]]
:第6話、航空基地跡で民間企業の社員に扮している。役名は登場順に仮に6A~6Fとする。
:'''6A''' ショートカットの黒髪。階段でりおんにスカートを掴まれ引っ張られ、下に転げ落とされて気絶。道草に制服を奪われる。
:'''6B''' ミディアムの金髪。6Aの転倒に巻き込まれ気絶。りおんに上着を脱がされ、黒デルモの制服の着用の有無を調べられる。
:'''6C''' ミディアムの黒髪。6A・6Bとともに滑走路で藍華たちを出迎える。基地の一室で郷造の接待を担当する。
:'''6D''' リエの助手として渦巻き眼鏡の研究員に変装する。尻を出して気絶した6Dの真上で、藍華とリエが記録データ媒体の奪い合いを演じている。
:'''6E''' ウェーブしたセミロングの茶髪。第5話のディーラー役。郷造の隣りに座り接待するが、デルモと見破られそうになり援軍を呼ぶ。
:'''6F''' ショートカットの金髪に耳飾り。第5話のバニーガール役。郷造の隣りに座り接待するが、真っ先にデルモと見破られている。
=== ゴールデンデルモ ===
第2期以降に登場。デルモ内部でも直接戦闘力に優れた4名が選ばれており、階級はホワイトのすぐ下にあたる。制服は胸元が菱型にカットされたセクシーな物。実力は高く、ガストやメイピアでは全く相手にならない。最終話では4人勢ぞろいで藍華たちと対決する。
;ビアンカ
:声:[[高山みなみ]]
:ゴールデン隊のリーダー。セミロングの赤髪の隊員。普段は冷静だが、感情が高ぶると気性が荒い一面を見せる。拳銃使いであるが、藍華に対しては「銃で殺すには生ぬるい」と吐き捨て、手甲剣での格闘戦を挑んだ。かつての同僚の青デルモ・ヴァレリーをうまく使い、その隙をついて藍華を倒そうとするも失敗。なりふり構わず装甲車を投入して殲滅にかかるが、藍華の機転により返り討ちに遭う。
:最終話では小型[[火炎放射器]]を用いて藍華を焼き殺そうとするが、オルタネートメタルの力で防がれる。敗北を悟り涙を浮かべながら倒された。
;リエ・ペトリヤコワ
:声:[[大谷育江]]
:デルモの中では最も幼い、ロングヘアーの黒髪の美少女。藍華のことを徹底的に調べようと目論み、依頼人のフリをして彼女に「適性試験」と称しあらゆる検査をかけた。藍華以外のKKコーポレーションのメンバーを「オマケ」とあしらうなど気が強く、口も達者。可愛らしさと腹黒さを同居させ、上手く使い分けられる。部下の黒デルモたちが藍華の攻撃により次々とやられていく中でも全くお構いなしにデータ収集を始めるなど度胸も性格も豪胆。
:収集したデータをもとに、「全裸写真をネットに流出する」と嘯いて藍華を脅迫するが逆に激昂させてしまう。戦闘は多彩な投げ技などを駆使して善戦するものの、長い髪を掴まれて動きを封じられたところに攻撃を受け失神。しばらくして意識を取りもどした後もデータを基地に持ち帰ろうとするが、藍華の大暴れに完全に縮み上がってしまい逃走。退却する藍華たちにミサイルを撃ち込んで飛行機ごと吹き飛ばそうとするが、郷造の発射したポッドが腹部に直撃し気絶した。
;サニア
:声:[[長沢美樹]]
:トニアとコンビを組む銃火器の使い手。リエと同様に黒のロングヘアー。トニアとともにKKコーポレーション社屋を襲撃、時限爆弾を仕掛けたうえに郷造を車で跳ね飛ばして重傷を負わせた。デルモ基地では侵入したりおんたちを簡単に下すが、オルタネートメタルモードの藍華に倒された。
;トニア
:声:[[井上喜久子]]
:サニアの相棒。長い銀髪を編み込んだクールな女性。手甲鉤を用いた近接戦を得意とする。サニアとともにKKコーポレーション社屋を襲撃し、室内の停電に混乱する藍華に戦いを挑む。暗闇の中では終始互角に戦えたものの、デルモ基地での戦いではオルタネートメタルモードの藍華に圧倒され敗れた。
== 共通設定・用語集 ==
;「大災害」(Global Disaster)
:[[2016年]]に発生した[[地殻変動]]による世界的大地震。この災害で世界中が被害を受け、[[イタリア]]はバラバラになり、[[スコットランド]]と[[イングランド]]は分断され、[[アフリカ大陸]]は南北に両断、[[インド]]は[[ヒマラヤ]]部分を除いて消滅した他、[[大西洋]]には[[アトランティス大陸|巨大な島]]が隆起している<ref>漫画版30頁掲載「全世界アトラス地図(2035年度版)」より</ref>。これに伴い、[[東京]]をはじめとする地球全土の沿岸地域が水没する大惨事となり、[[東京タワー]]は洋上電波塔となった。その他、日本においては[[伊豆半島]]は本州から分断され、「新伊豆本島」に改名された。
;サルベイジャー
:通称「回収屋」。大災害で海底に沈んだかつての文明の遺産を[[潜水艦]]で回収するのを生業とする職業。
:;サルベイジャーユニオン
::漫画版に登場する、サルベイジャーの組合。どの会社においても、新人サルベイジャーは必ずユニオン保有の深海移動基地「シャコ貝」で1週間の研修を受ける。
;ジェット潮流
:大災害により海底の地形が変わった事に伴い発生する、不規則かつ超強力な[[海流]]。
;オルタネートメタル
:藍華の[[ブローチ]]に使用されている特殊金属。本人の意思に呼応し、特殊な姿に変身させる。藍華の両親がかつて研究しており、藍華そのものがオルタネートメタルの素体として生を受けた子であった。
;ラグ
:強力なエネルギーを生み出す謎の技術。ハーゲンが独占しようと企む。
== スタッフ ==
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== ムック ==
;アイカ パーフェクトファイルA
:1998年に[[彩文館出版]]から発売。TRIAL 1・2の紹介ほか。
;アイカ パーフェクトファイルB
:1998年に彩文館出版から発売。TRIAL 3・4・スペシャルの紹介ほか。
;アイカ グラフィックス
:1999年に[[銀河出版]]から発売。
;アイカ コンプリートファンブック
:[[2010年]]に[[一迅社]]から発売。シリーズ全14話の紹介ほか。
== 漫画版 ==
[[此路あゆみ]]作画で『[[コミックガム]]』([[ワニブックス]]刊)に連載、全1巻、
アニメ本編がお色気満載の肉弾戦や[[航空機]]などによるハデな戦闘シーンがメインだったのに対し、漫画版ではアニメ本編でほとんど語られていないサルベイジャーの仕事について掘り下げられている。また、最終回では『AIKa』世界における[[同性結婚|裏設定]]が明かされている。
巻末にはアニメスタッフ陣による寄稿文が記され、オルタネートメタルなど劇中では殆ど解説が無い用語に関しても(独自解釈と但し書きがあるものの)説明が為されている。
=== 漫画版にのみ登場するキャラクター ===
;瀬良:K・せーら
:漫画版のヒロイン。青髪を短く刈り込んだ少女。女子にモテモテであり、りおんを狙っている関西弁元気娘。りおんを追いかけてKKコーポレーションに入社する。
:実は客老の孫で正当後継者であり、白老とカオルにより潜水艦「水龍」に攫われてしまう。藍華の活躍により難を逃れ、KKコーポレーションを退社しラヴィニエと二人で会社を立ち上げた。
;征人
:KKコーポレーションの元社員で郷造の嘗ての相棒。藍華が初めて惚れた男だったが、2022年(『R-16』の4年前)に作業中の事故で帰らぬ人となる。
;客老(ハッラウ)
:'''世界経済の18%'''をも牛耳るとされる怪物的大企業'''「九龍社」'''の総帥。
:その正体はせーらとカオルの祖父であり、死期が迫っていた為お家騒動が勃発した。しかし実は[[嘘|狂言]]であり、九龍を私物化しようとする「裏切者」を一網打尽にするための策であった。その事が発覚した際にはりおんから殴られており、愛する孫が優しく正義感の強い友人を持てたことに感銘を受けた。その後、りおんが自分をぶったことを引き合いに出し、損害賠償やギルドへの報酬、更にはエセデルモたちの帰りの旅費も1円も払わずに逃走した。
;ラヴィニエ・カオル
:せーらのいとこ(せーらより年下)。愛するせーらを九龍に引き戻すべく、白老と結託する。白老失脚後は改心しせーらの相棒として起業を果たした。
:せーらを偏執狂的なまでに溺愛していることから当初は男性かと思われていたが、実は女性である。
;白老(パイロウ)
:九龍社傘下の汚れ作業を担う「NHD社」を統べる眼鏡の老人。関西弁で喋る。客老危篤の報を受け、エセデルモ軍団を連れKKコーポレーションを襲撃、せーらを攫う。水龍が沈んだ際に、ラヴィニエだけを連れて逃げ出しせーらを見殺しにしようとしたことで彼(女)から失望されてしまう。最後は客老により失脚が確定し、りおんからすらも同情を受けた。
;エセデルモ
:名称は単行本口絵による。黒デルモがサングラスをかけたような外見の美女傭兵団で、胸元はゴールデンデルモ同様の菱形の切れ込みがあり、青デルモ同様火器を使用する。白老に雇われ荒事を担当するが、水龍が沈んだためやむを得ず脱出、藍華らの抹殺の為に水龍を自爆させようとするも、サルベイジャーギルドの助太刀により失敗しあえなく投降した。その後、客老により特にお咎めも無いまま釈放される。単行本口絵によれば、ハーゲン兄妹の元に帰参した模様。
== 脚注 ==
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=== 出典 ===
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
*[[AIKa R-16:VIRGIN MISSION]] - AIKaシリーズの第2作目。本作の10年前([[2026年]])が舞台。
*[[AIKa ZERO]] - AIKaシリーズの第3作目。本作の7年前([[2029年]])が舞台。
*[[女神天国]] - この作品が制作されるきっかけとなったゲーム原作のOVA。
*[[ナジカ電撃作戦]] - この作品とほぼ同一のスタッフによる[[テレビアニメ]]。
*[[パンチラ]]
== 外部リンク ==
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