「魔法少女リリカルなのはシリーズ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
宿木明 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
タグ: 差し戻し済み Refタグつき記述の除去 モバイル編集 モバイルウェブ編集
節入れ替え、節名称変更、作中において不明や推測で書かれた記述を除去
(12人の利用者による、間の14版が非表示)
1行目:
{{出典の明記|date=2024年5月31日 (金) 13:29 (UTC)}}
'''[[LTA:ZAN]]個人的なのはオススメ度
'''魔法少女リリカルなのはシリーズ'''(まほうしょうじょリリカルなのはシリーズ、{{lang-en-short|''Magical girl lyrical Nanoha'' series}})は、[[都築真紀]]原作の[[メディアミックス]]作品。
:無印→神
 
:A's→神
[[テレビアニメ]]作品、そしてそれを中心とした[[ドラマCD]]作品、[[漫画]]作品、[[小説]]作品、[[アニメーション映画]]作品などからなる、[[魔法少女]]作品。
:strikers→ゴミ
 
:vivid→下痢便
本項ではシリーズの全体的な概要、およびシリーズ共通の設定について記述する。
:劇場版→普通
:vivid strik→下痢便
:劇場版reflection&detonation→普通
 
== 作品の成立 ==
本シリーズは[[2000年]]に[[ivory (アダルトゲームブランド)|ivory]]が制作し[[スペースプロジェクト#JANIS|JANIS]]が発売した[[アダルトゲーム|18禁]][[恋愛シミュレションム (ゲームジャンル)|恋愛アドベンチャー]]作品『[[とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜]]』(通称『とらハ3』)に由来を持つ[[スピンオフ作品]]の一種である。もとはおまけとしてスタッフがシャレで作った'''嘘企画'''の「CMスポット」という名前のCMテロップであったが、そこから構想を膨らませてゆき、2001年発売の同作の[[ファンディスク]]『[[とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱]]』内のミニシナリオ全13話を作成、後にそれを原作とした[[テレビアニメ]]シリーズが作成される<ref group="注釈">しかし、このことについて、『魔法少女リリカルなのはtype』の「都築真紀ロングインタビュー」では、「とらいあんぐるハート」のタイトルが出てきていない。</ref>。
 
テレビアニメ化にあたっては原作のシナリオを担当した都築がみずから脚本を手がけているが、作品世界や[[魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物|登場人物]]の設定等に原作とは大幅な変更がなされ、とりわけ第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』以降の作品ではスピンオフ元である『とらハ3』に由来する設定や登場人物は大幅に省略されている。都築自身も原作とは[[パラレルワールド]]であるとの意味の発言を自身のサイトや雑誌のインタビューなど{{Full|date=2014年1月12日 (日) 06:27 (UTC)}}でしている。
22 ⟶ 20行目:
「呪文をデバイスへの[[コマンド (コンピュータ)|コマンド]]とみなす」「魔法発動に[[テクノロジー]]的な要素を用いる」など、「魔法」を「魔力」を消費することにより発動する「超科学」的存在として扱っている。
 
== シリーズ作品一覧 ==
== 沿革 ==
=== テレビアニメ ===
[[2004年]]10月から12月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのは]]』(第1期)を放送。放送中および放送後に本編のサイドストーリーを描いたドラマCD『魔法少女リリカルなのは サウンドステージ01-03』が発売。
関西地区においては第1期が[[テレビ大阪]]、『A's』が[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送されていたが、『StrikerS』は[[京都放送|KBS京都]]と[[テレビ和歌山]]、『ViVid』は[[毎日放送|MBS]]での放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。 <ref>『A's』はMBS、『StrikerS』はテレビ東京系での放送の際にテレビ大阪でも放送</ref>
 
日本以外ではマレーシアのntv7、韓国の[[オンメディア|Qwiny]]、台湾のMOMO親子台で放送されている。また、[[ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン|ジェネオン北米法人]]が英語版DVDを販売していたが、現在は[[ファニメーション|Funimation]]が販売している。
[[2005年]]10月から12月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのはA's]]』(第2期)を放送。放送に先駆け『[[メガミマガジン]]』2005年10月号から[[2006年]]2月号まで漫画「魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS」(原作:[[都築真紀]]、作画:[[長谷川光司]])が連載された。放送中および放送後にドラマCD『魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ01-03』が発売。都築真紀による小説作品『魔法少女リリカルなのは』が発売。
 
[[2007年]]4月から9月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのはStrikerS]]』(第3期)を放送。放送に先駆け『メガミマガジン』2006年11月号から[[2008年]]2月号まで漫画「魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS」(原作:都築真紀、作画:長谷川光司)が連載された。放送中および放送後にドラマCD『魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01-04』が発売。
 
2008年7月に、テレビアニメ版第1期をベースにした劇場版『[[魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st]]』の製作が発表され<ref>「魔法少女リリカルなのは特集」『[[メガミマガジン]]』通巻100号記念特大号、学習研究社、2008年7月30日。ASIN: B001CGHZYA</ref>、[[2010年]]1月23日から公開された。
 
2008年8月、[[コミックマーケット]]74にて第3期の3年後を描いたドラマCD『StrikerS サウンドステージX』が発売(同年10月一般販売された)。
 
[[2009年]]角川書店より創刊された『[[娘TYPE]]』Vol.1に第4期として『[[魔法戦記リリカルなのはForce]]』(原作:都築真紀、作画:[[緋賀ゆかり]])のプロローグが掲載、2009年7月30日発売のVol.2より本格連載が開始された。同じく第4期として『[[月刊コンプエース]]』2009年7月号より『[[魔法少女リリカルなのはViVid]]』(原作:都築真紀、漫画:[[藤真拓哉]])の連載が開始された。
 
2009年9月30日発売の『メガミマガジン』2009年11月号から[[2011年]]2月号まで『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』と過去に発表された小説版をベースとした、新たなパラレルストーリー「魔法少女リリカルなのは MOVIE 1st THE COMICS」(原作:都築真紀、漫画:長谷川光司)が連載された。
 
2010年、[[PlayStation Portable]]で『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-]]』が1月21日に発売された。
 
2010年11月、テレビアニメ版第2期『A's』をベースにした『The MOVIE 1st』の続編となる劇場版第2作目『[[魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's]]』([[2012年]]7月14日公開)の制作とPlayStation Portableで『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-]]』(2011年12月22日発売)の製作が発表された。
 
2012年7月26日発売の『月刊コンプエース』2012年9月号から2014年5月号まで、本シリーズとは異なる世界観を持つスピンオフソーシャルゲーム『[[魔法少女リリカルなのはINNOCENT]]』を題材にした漫画版が連載された。(原作:都築真紀、漫画:川上修一)2014年4月26日発売の『月刊コンプエース』2014年6月号より『魔法少女リリカルなのはINNOCENTS』と改題され第2部の連載が開始した。
 
[[2013年]]3月、『The MOVIE 2nd A's』の続編となるものの完全新規ストーリーとなる劇場版第3作目『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 3rd Reflection』の製作が発表された。
 
2013年3月31日、本シリーズとは異なる世界観を持つスピンオフ、ソーシャルゲーム『魔法少女リリカルなのはINNOCENT』が稼働開始。
 
2013年9月、『月刊娘TYPE11月号』にて、『魔法戦記リリカルなのはForce』の長期休載の告知が掲載された。
 
2013年11月、『月刊娘TYPE1月号』よりTV版『魔法少女リリカルなのは』のストーリーを軸とし、「劇場版」「ドラマCD」「小説版」全ての要素が入った、漫画『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのはThe1st』(原作:都築真紀、漫画:緋賀ゆかり)の連載が開始された。純粋に本編のストーリーを追った漫画化はこれが初となる。
 
[[2014年]]8月、『魔法少女リリカルなのはViVid』(第4期)のTVアニメ化が発表され、[[2015年]]4月から6月まで放送した。
 
2015年5月、[[三洋物産]]から『パチスロ 魔法少女リリカルなのは』としてパチスロ化が発表された。
 
[[2016年]]7月、『魔法少女リリカルなのはViVid』の流れを組む新作アニメ『[[ViVid Strike!]]』が発表され、2016年10月から12月まで放送した。
 
2016年10月、『ViVid Strike!』第1話放送中に続報が途絶えていた劇場版第3作目が『[[魔法少女リリカルなのは Reflection]]』に改名しての製作が再度発表された<ref>{{Cite web|url=http://nanoha.com/|title=魔法少女リリカルなのはシリーズ 公式サイト|accessdate=2016-12-07}}</ref>。
 
[[2017年]]7月、劇場版第3作目『魔法少女リリカルなのは Reflection』が公開。放映後に後編となる劇場版第4作目『[[魔法少女リリカルなのは Detonation]]』が発表された<ref>{{Cite news |title=『魔法少女リリカルなのは Detonation』、2018年の公開が決定 |work=マイナビニュース |date=2017-07-22 |url=http://news.mynavi.jp/news/2017/07/22/064/ |accessdate=2017-07-22}}</ref>。
 
[[2018年]]10月、劇場版第4作目『魔法少女リリカルなのは Detonation』が公開。
 
[[2020年]]1月、開催されたライブイベント『リリカル☆ライブ』にて、『リリカルなのは新プロジェクト』の始動が発表された。
 
== シリーズ作品一覧 ==
=== テレビアニメ ===
; [[魔法少女リリカルなのは]]
: 第1期。[[2004年]]10月から12月まで放送した。全13話。
76 ⟶ 35行目:
: 第4期。[[2015年]]4月から6月まで放送した。全12話。
; [[ViVid Strike!]]
: [[魔法少女リリカルなのはViVid]]の派生作品 [[2016年]]10月から12月まで放送した。全12話。
 
=== 劇場版アニメ ===
85 ⟶ 44行目:
; [[魔法少女リリカルなのは Reflection]]
: 劇場版アニメ版第3作目。[[2017年]][[7月22日]]公開。当初は『A's』から『StrikerS』までの空白期間を描くとされていたが、後の発表で本作にはPSPソフトシリーズの『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-|BOA]]』および『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-|GOD]]』が初出のキャラクターであるマテリアル達やフローリアン姉妹が登場。ストーリーもGODのそれに準じたものであるということになったが、一部のキャラクターの設定は一部変更されている。2018年公開の『魔法少女リリカルなのは Detonation』と一体の作品で前編となる<ref>{{Cite news|title=「魔法少女リリカルなのは Reflection」は2部作に 田村ゆかりらキャスト続投&スタッフ一新|newspaper=アニメハック(映画.com)|date=2016-11-30|url=http://anime.eiga.com/news/103758/|accessdate=2017-07-24}}</ref>。興行収入は3億1100万円<ref>『[[キネマ旬報]]』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.32</ref>。
; [[魔法少女リリカルなのは Detonation]]
: 劇場版アニメ版第4作目。[[2018年]][[10月19日]]公開。『魔法少女リリカルなのは Reflection』と一体の作品で後編となる<ref>{{Cite news |url=http://news.mynavi.jp/news/2017/07/22/064/ |title=『魔法少女リリカルなのは Detonation』、2018年の公開が決定 |newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2017年7月22日 |accessdate=2017年7月25日<!-- |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170725113959/http://news.mynavi.jp/news/2017/07/22/064/ |archivedate=2017年7月25日-->}}</ref>。シリーズ初の[[PG12]]指定。興行収入は2億5600万円。
 
167 ⟶ 126行目:
:階位は上から、SSS、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、E、F、となっているが、より詳細な階位分けとして「+」と「−」による分化がある(AAA+、AAA、AAA−等)。なのはの「S+から2.5ランクダウンでAA」という発言と、シグナムなどのS-などの「-」の階位分けが矛盾している。
:個人の実力を判断する目安となっており、重要な役職には相応の能力が求められる以上、その重要度に比例した高い「魔導師ランク」が必要になる。保有ランクに不相応の「魔力」や技術を突然得た場合、高いランクを直接与えられる事もあるようだが、基本的にはランクアップは試験によるもので、試験免除で高いランクを与えられる事は例外である。また試験に落ちても、特別講義を受け再試験を受ける機会が与えられることがある。これらの特例は、試験が2〜6ヶ月の間隔をおいて実施される事に因る。
:初期は魔力量や魔法の運用技術を総合評価して決定されるという強さの指標を思わせる設定になっていたが、『StrikerS』以降は達成可能な任務規模の指標であって試験が優先で個人の強さとは直接関係しないということになり<ref group="注釈">事実、漫画版では、時空管理局・陸士訓練校の学長(元:戦技教導隊所属)であるファン・コラード三佐(『StrikerS』時)が、教官時代に『闇の書事件』の後に短期研修プログラムで入校したランクAAAのなのはとフェイトの二人がかりを、ランクAAにもかかわらずカートリッジも用いずに模擬戦で下すシーンがある。</ref>、シリーズ中でもとくに紆余曲折が見られる設定の一つである。
;魔力
:魔法を発動する為に消費される力。大気中に漫然と満ちている魔力素という原素をリンカーコアによって吸収、エネルギーとして加工したものが魔力である。魔法発動により消費されても全てが消滅するという訳ではなく、余剰分が周囲に霧散したり、魔導師やデバイスに残留する部分もある。
;リンカーコア
:大気中の魔力素を吸収して、体内に魔力を取り込む魔法機関。魔法を扱う者は皆、体内にこれを持つ。いまだに謎が多い機関で、研究が続けられている。『A's』でその存在が確認された。現在のところ判明している情報として特徴は、なんらかの理由でこのリンカーコアが破壊されたもしくは敵にリンカーコアそのものを奪われたとしても、リンカーコアが再生するケースもことがあるというである。特に年齢が若い者はその再生速度速まるもよう
;[[魔法陣]]
:魔法を使用する多くの場合、使用者の足元に発生する光の紋様。魔力素を固定することで、魔法の発動を助ける図式である。使用する魔法の属している体系によって浮かび上がる紋様が、そして使用者によってその紋様の色が異なる。ただし「召喚魔法」は独立した魔法体系ではないが、例外的に特有の魔法陣を持つ。また、ある程度の物理的な影響力を持っており、足場としても使用する事が出来る模様で、シールド系防御魔法を展開する際にはその盾面がこの紋様を描く。
179 ⟶ 138行目:
:魔法によるプロセスを踏まず、魔力を別のエネルギーに変換する事が出来る能力。
:本来魔力によるエネルギーの発生(発電や発火等)には魔法というプログラムによる組み替えが必要とされるが、この資質を持つ者は魔法を介さずにエネルギーを発生させる事が出来る(その代償なのか、この資質を持つ魔導師は純粋な魔力攻撃は不得意になる傾向があるようだ)。また、ひとりで複数種のエネルギー変換能力を持つ事は稀で、大抵の者は一種類のエネルギーにしか変換できない。
:現在作中で確認されている属性は「炎熱」と「電気」であり、資質保持者であるシグナムとアギトは魔法抜きで魔力を炎に、フェイト・T・ハラオウンとエリオ・モンディアルは電気に変換できる。『Vivid』で登場したリオ・ウェズリーは、「炎熱」と「電気」の両方の変換資質を持つというレアな才能の持ち主。また作中では未確認だが「凍結」の属性もあるらしい。「炎熱」と「電気」は比較的多いらしいが、「凍結」は稀との事
;非殺傷設定
:物理破壊を伴わない魔力衝撃で、敵を死傷させずに攻撃すること。
234 ⟶ 193行目:
これらの魔法は『StrikerS』以降より本格的に登場した。
;幻術魔法
:『StrikerS』から本格的に登場した魔法の一種初登場は『A's』第9話で、リーゼ姉妹が隠密行動に使用していことが発覚)
:魔力によって他者の認識行動を妨害する魔法の総称で、「虚像発生」や「姿の透明化」の効果が該当する。しかし魔力の消耗が激しい割に虚像は攻撃を受けると消失(又は点滅)、透明化は数秒しか持続しないと使い勝手が余り良くなく、その為か習得希望者・使用者は非常に少ない。ギンガ・ナカジマ曰く、これを学び扱う者は「珍しい、渋い」らしい。
;召喚魔法
:『StrikerS』から本格的に登場した魔法の一種初登場は漫画版A's、この時点では魔法陣はミッドチルダ式通常のもの
:自分以外の物体、生物を任意の場所に出現させる魔法の総称。ベースとなる魔法体系ごとに異なった、召喚魔法でのみ使用される独自の魔法陣を有しているのが最大の特徴。通常の召喚魔法は召喚された対象を操る効果はなく、対象が生物の場合は改めて依頼し、無機物の場合は操作の魔法と組み合わせる必要があるが、『ViVid』に登場するコロナ・ティミルの召喚魔法は、通常の召喚魔法とは異なり、コアとなる端末に魔力を込めて練った物質を望む形に変えて、自在に操れる。
;身体操作魔法
247 ⟶ 206行目:
 
== デバイス ==
''※{{Main2|一般的な意味|デバイスについては[[デバイス]]を参照のこと。''}}
 
本作における'''デバイス'''とは、魔導師が魔法使用の補助として用いる機械である。
259 ⟶ 218行目:
=== デバイスの種類 ===
;インテリジェントデバイス
:人格型AIを搭載することによって高い自意識を獲得した機種。所有者のサポートに主眼が置かれており、自律機能や祈願型プログラムを搭載した事でデバイス単独での魔法発動を可能とし、会話<ref group="注釈">アニメ版において、ほとんどのAIは英語を話すが、グラーフアイゼンなどベルカ式魔法をメインとするデバイスではドイツ語を話すことが多い。最近はキャラクターと共通の言語を話す機種も登場している。</ref>や助言で精神面からも所有者を支える。しかし、所有者が未熟だとデバイスに逆に振り回されてしまうため、上級魔導師向けでもあ。ある意味で、人間の「相棒」を得る事と同様の利点と欠点を持つ
:魔法の発動媒体としての能力に主眼が置かれているので、アームドデバイスよりも脆弱な構造<ref group="注釈">白兵戦能力を十分に持つバルディッシュでさえ、レヴァンティンにほとんど一方的に破壊された。</ref>。4期シリーズのVividではハイブリッドインテリジェントデバイスという機種も登場している。
;ストレージデバイス
265 ⟶ 224行目:
:ストレージデバイスの中でも特に魔導書型は破格(通常ストレージデバイスをフラッシュメモリとするなら、ハードディスクほど)の記録容量を誇るが、それだけに応答性がかなり悪く、収録された魔法を迅速に使用するためには別の管制デバイスが必要となる。
;アームドデバイス
:『A's』より登場。格闘戦が得意なベルカ式魔法に合わせた性能の機種。その名の通り何らかの武器形状をした物が多く、強固な構造をしている。A's当時は守護騎士達の持つベルカ式アームドデバイスのみの登場だった。StrikerS以降の作品ではアームドデバイスも複数登場するようになり、ミッド式アームドデバイスと明記されている物も登場している。搭載AIには人格型と非人格型の2種が存在する。通常のデバイスと異なり、魔法の発動は主に機体そのものを武器として変形させたり、使用者およびデバイスの能力強化によって果たされる。ほとんどの機種がカートリッジシステムを搭載しているが、中には未搭載の物もある。
;ユニゾンデバイス
:『A's』終盤で登場した機種で、「融合型デバイス」「融合騎」とも呼ばれる生命体型デバイス。デバイスではあるが生物でもあり、飲食や投薬も可能。一個体として他のデバイスとは比較にならない自己を確立しており、一人の登場人物として所有者(ロード)と離れて独自行動を行ったり、魔導師と同じように魔法や別のデバイスを扱って戦う事が出来る。
283 ⟶ 242行目:
;蒐集(しゅうしゅう)
:闇の書が持つ機能の1つで、リンカーコアを吸収する機能。一度蒐集した相手からもう一度蒐集することはできない。
:闇の書はこれによって自らを完成させていき、完成時には今まで吸収したリンカーコアが使用経験のある魔法を扱えるようになる。ただし、魔法使用に必要な個人技能の吸収までは不可能であり、それほど万能でもない
;ベルカ式カートリッジシステム
:作中ではベルカ式が省略され、カートリッジシステムやカートリッジと呼称される場合が多い。
:ベルカ式魔法の最大の特色で、前もって魔力を込めたカートリッジ(弾丸型)をロードし、使用者の魔力を一時的にブーストすることで、その者が本来持つ力以上に魔法の効果を高めるシステム。魔道師としての実力が非常に高いなのはやフェイトですら、このカートリッジシステムを用いた戦法を取るヴィータやシグナムと初めて交戦した際には全く歯が立たずに戦闘不能へ追い込まれたことからも、このシステムの有用性が分かる。使用魔法の威力の度合いに応じてブーストによるカートリッジの使用量が異なるほか、デバイスの変形にも用いられる。
:なのはやフェイトは主に「魔力」の底上げに使用するが、ヴィータやシグナムはデバイスの変形や魔法発動の補助として用いるため、魔力消費自体は使用者本人のものである。ただし、カートリッジに込める魔力は必ずしも使用する術者本人のものである必要はない模様(『A's』劇中では、守護騎士たちが使用するカートリッジへの魔力注入は全てシャマルが担当していた)。
:使いこなせば有効なシステムであるが、『A's』の頃はまだ研究が不足していた分野だったため、搭載すると反動によるデバイスの破損リスクが大きくなることや、ブーストによって術者にも大きな負担を強いることを理由として、ほとんど奨励されていなかった。『StrikerS』の頃には実存する古代ベルカ式のアームドデバイスであるレヴァンティンとグラーフアイゼンの解析によって研究が進み、ミッドチルダ式に合わせた改良が行き渡っているため、設計段階からカートリッジシステムを搭載したインテリジェントデバイスも登場している。『A's』の6年後には訓練校入学前のティアナがアンカーガンを自作していることから、かなり迅速に技術が確立された模様。『StrikerS』以降の作品では通常システムとして登場しており、『Force』でも大半の武装端末に組み込まれている。
:以下は『A's』で登場するカートリッジの装填方法と部品名。
:*レイジングハート・エクセリオン - 6発式オートマティックのマガジンタイプ(部品名は「CVK792-A」)
324 ⟶ 283行目:
:声:[[ケビン・イングランド]]
:母プレシアの使い魔でフェイトの師でもあるリニスが、フェイトのために製作した専用のインテリジェントデバイス。
:レイジングハートと同じく祈願型。発動すると斧型の《デバイスフォーム》を基本形態とし、状況に応じて鎌型の近接戦闘形態《サイズフォーム》、封印時に用いる槍型の《シーリングフォーム》に変形する。[[バルディッシュ|同名の武器]]が実在するが形状は別物である。フェイトの命令に対しては大抵「Yes Sir !」で応答<ref group="注釈">「'''[[wikt:sir|Sir]]'''」は通常、'''男性'''の上官に対して使用する言葉。本来、'''女性'''に対しての場合は「'''[[wikt:ma'am|Ma'am]]'''」である。しかしアメリカでは性別に関係なく肯定や否定を強調するために用いることもある。</ref><ref group="注釈">シグナム/レヴァンティンとの再戦時の賛辞に対する返礼や、初代リインフォースとの別れのやりとりを見るに、無感情なわけではない。単に無口なだけ。</ref>、即座に実行する寡黙な性格。フェイトの癖や趣向を知り尽くした結果として、許可を問う事なく魔法起動や変形を実行することもしばしば。フェイトとしては息の合ったバルディッシュの判断に文句は無いが、バルディッシュ自身が何も自己主張してくれない事がやや不満らしい
:『A's』第2話のシグナムとの戦闘で中破してしまう。
:『The MOVIE 1st』ではアニメ版と形状が変わり、デバイスフォームは《アックスフォーム》と名称が変更され実在の[[バルディッシュ|同名の武器]]に近い外観を持ち、シーリングフォームは大魔法用の《グレイヴフォーム》と名称と設定が変更されている。
360 ⟶ 319行目:
:声:[[サンドラ・ヘフェリン]]
:通称「風のリング」。シャマルの使用するアームドデバイス。
:指輪状の《リンゲフォルム》と振り子型の《ペンダルフォルム》に変形する。カートリッジシステムを持たず武器としての能力も無いに等しいが、治療や通信、更に転送等の支援用途で本領を発揮する。また、シャマルの用いる特殊な魔法「旅の鏡」によって、直接リンカーコアを摘出する事も出来る。『A's PORTABLEシリーズ』では、接近戦時に《ペンダルフォルム》の振り子部分を複数同時にぶつける戦法があるが、アニメ版などでも可能かは不明
;<span id="デュランダル"></span>デュランダル
:声:[[トーマス・キング]](『A's』)、[[ワイン・ドスター]](『The MOVIE 2nd A's』)
486 ⟶ 445行目:
;<span id="スティード"></span>スティード
:スバル・ナカジマがトーマ・アヴェニールにプレゼントしたインテリジェントデバイスで、旅のサポート役であり相棒でもある。非戦闘用として作られており、攻撃魔法などの使用は不可能。代わりに撮影と観測に特化している。これまでの人格型AIより自律性が高く、飛行可能なため自由行動も出来るが、普段は両腕をくっつけてペンダント型になりトーマの首にぶら下がっている。また、共通言語を話せるよう作られているため、その豊富な語彙を駆使して人間並の日常会話も可能。ただし、念話は受信できるが精神感応を受信する機能は持っていないため、リリィの声は全く聞こえなかった。
:『Force』第6話でアルナージに捕縛されて飛空挺フッケバインに連れて行かれた後、しばらくカレンと共に行動するよう要請されてヴァンデイン・コーポレーション襲撃に立ち会う。その後はカレンからはやてへのビデオメールを託され、特務六課に送られてトーマの元に帰還した。カレンはスティードの機能を気に入っている模様
 
==== 『-THE BATTLE OF ACES-』/『Reflection』から登場 ====
497 ⟶ 456行目:
 
== 時空管理局 ==
ミッドチルダが中心となって設立した数多に存在する次元世界を管理・維持するための機関。通称「管理局」。所属する者からは単純に「局」ともよばれる。ほかにも文化管理や災害の防止・救助を主な任務としている(その他もろもろとされていることもあり、特殊な機関として描かれている模様である)。実行部隊として次元航行艦船や武装隊などの強力な戦力を有しており、階級は自衛隊。『StrikerS』で組織詳細の描写によって、執行する機関とされており、強大な組織として描かれている。
 
なお、主要キャラクターの大半が魔導師であるため忘れられがちだが、管理局局員は必ずしも全員が魔導師というわけではなく、魔導師ではない普通の局員や魔法を用いない部署も数多く存在している。管理局の魔導師は求められる技能レベルが高いため万年人手不足で、優秀な人物は積極的に採用している。たとえ重大事件の加害者側の人物でも、その後の更生が認められれば局員の道を開くなどして人員の強化に努め、実際にそれで多くの人材を補強している(例:フェイトや八神家、かつてのナンバーズなど)。局員になる年齢制限などは描写されておらず、優秀であるならばなのは達のように9歳の少女でも採用されて重要な任務を任される。また、クロノのように10代前半で執務官となり、20代で艦長に就任する例もある。
 
上記のとおり強大な権力を有す組織一方はあるが、設立から100年近くを経たゆえに不透明な影の部分も少なくない。『A's』や『StrikerS』で描かれたように内部は決して一枚岩ではなく、「自分たちの考える正義のためであれば犠牲もやむなし」という危険思想を持つ者が末端部のみならず上層部にもいる。また、警察・軍隊・裁判所といった治安維持や法務執行の機能全てを併せ持っている事は、見方を変えれば、「管理局という一つの組織のみの意向や都合によって、裁判等で被告人の有罪か無罪かを自由に取り決める事も出来る」という、ある種の危険な部分もあり、不足している魔導師の人材確保の為に前科のある人間でも積極的に採用する事が容易に可能になっている例としてフェイトやナカジマ家に引き取られたナンバーズ達が代表的である。一度裁判を受けたものの後に管理局との関係性を深くしている
 
=== 部隊・部署 ===
;最高評議会
:時空管理局の最上層部に君臨する「'''評議員'''」「'''書記'''」「'''評議長'''」の3人で構成される現管理局最高意思決定機関。旧暦の時代、未だ統制の取れていなかった数多の次元世界を平定してそれを次代に託し、自分達も評議会を設立して見守り続けるため設立されたが、いずれも姿を見せないモニター越しであり、当初その正体は謎に包まれていた。現在ではあまり表には出て来なくなったがレジアス・ゲイズの行動を裏で指示し、アインヘリアルなどの新兵器の導入を進めていた。その真意は「優れた指導者」を自分達によって選び、自分達の導きで全次元世界を統治させようとする事が目的。しかし、そのために生み出したはずのジェイル・スカリエッティの裏切りにより全員が死亡。その後、このポストがどうなっのかについては不明である
;次元航行部隊
:時空管理局の2大勢力のうちの片方。次元航行艦船を駆って多くの次元世界を行き来し、場合によっては直接事件に介入する部署。本部は次元の狭間にあり、本局とも呼ばれる。無限書庫もここにある。局内では「'''うみ(海)'''」と通称される。簡単に言えば広域のパトロールを担当する実行部隊。『StrikerS』時の地上本部がレジアス中将のワンマン体制が目立ったのと比較して、ここの上層部はそれに比べて柔軟な考え方をしていた模様
:地上部隊に比べると、明らかに上層部からは優遇されており、高レベルの魔導師のほとんどが航行部隊に集中し、装備、人員も優秀なものばかりが揃えられ、予算に至っては地上部隊側の数倍の潤沢さであったとされている。特に機動六課は、本局上層部と聖王協会双方の連携による支援で、他の部隊よりも強い権限を持っていた。
:『1期』のPT事件や『A's』の闇の書事件は、本来は時空管理局の管理対象外世界(次元航行技術を持たず、他の次元世界を認識していない次元世界全般の事)である地球で発生したため、必然的にこちらの部隊の管轄となった。このため、『A's』まではもう一方の勢力である地上部隊はまったく登場しない。
;地上部隊
:時空管理局の2大勢力のもう片方。各世界に駐留して治安維持を務める部署。局内では「'''おか(陸)'''」と通称される。本部はミッドチルダだけでなく各管理世界にあるようで、Forceにおいてヴァイゼン地上本部の存在が確認された。
:次元航行部隊と比較すると予算・装備・人員の質が劣っている等、上層部からは軽視され続けている傾向があった。地上本部側では何度か改善の要請を上層部に行っていたのだが、事件の規模が小さい等を理由に、無視され続けていた。その為、事件が起こっても、対応しきる事が出来ない状況が続き、ナカジマ姉妹が巻き込まれた空港の大火災事件でも、地上部隊は満足な対応が出来ず、最終的には担当外である航行部隊のなのは、フェイト、はやての三人が、死者を出さずに事件を劇的に解決したという、面子が丸潰れになった結果で終わっている
:『StrikerS』の頃のミッドチルダ地上本部のトップはレジアス・ゲイズで、当時は規則が厳しかった模様また、レジアスは地上本部よりもはるかに優遇されているだけでなく、希少技能を持つ人間ばかりを重要視し、優秀ならば前科のある人間でも積極的に取り入れる次元航行部隊側の形振り構わないに近いやり方に抵抗を感じているため、カリム・グラシアの予言や元闇の書の管理者である八神はやてに対して対応が厳しかった。これは、陸と海の対立が悪化していく要因にもなっている
:レジアス・ゲイズの死後、地上部隊が組織再編されてからはミッドチルダ地上本部は描写されていないため、現在どのような雰囲気の部署となっているかは不明。
;武装隊
:戦闘が見込まれる事態が発生した場合、前線の戦闘員として出動する戦闘専門の魔導師が所属する部隊。
531 ⟶ 489行目:
:各世界の自然保護と調査、密猟者の摘発に勤める部署。
;古代遺物管理部
:ロストロギアの探索・調査・確保を任務とする部署。その任務上、選りすぐりの優秀な魔導師が所属する部署である。ここに分類される部署は「機動○課」と呼ばれる。すでに一課から六課まで存在する。なお、一課から五課はいずれのシリーズでも登場していない。
:;[[機動六課]]
::『StrikerS』本編にて、[[八神はやて]]が新設した部隊。その後、同作中で解散。
551 ⟶ 509行目:
:正式名称は「時空管理局本局」。『A's』までではここのみが登場している。
:『A's』までは、その名の通り時空管理局の本部だったが、『StrikerS』では設定変更され、時空管理局の2大勢力の一つ、次元航行部隊の本部とされた。
:都市クラスの施設を内包する巨大な[[コロニー]]で、次元航行部隊の本拠地。「次元世界の監視と管理を行う」という次元航行部隊の主任務を象徴する為、全ての世界が存在している次元世界に建築された。無限書庫も本局の一施設。次元航行艦船の整備や[[オーバーホール]]はここで行い、アルカンシェルも普段はここに封印されている模様
;無限書庫
:本局の一施設で、管理局の管理を受けている世界の書籍や情報の全てがストックされる、次元世界最大のアナログデータベース。「無限」の名の通り、書物は日々増え続ける。底が見えない長い縦穴型の施設で、壁は全てが本棚となっている。内部は無重力で、広さの割に移動に然程の問題は無い。だが余りの物量故にほぼ全てが未整理で、目当ての情報を得るにはチームを編成して年単位での調査がいる。しかし、『A's』にてユーノ・スクライアが持ち前の調査能力で施設を使いこなし、後に史上初の無限書庫司書長<ref group="注釈">パラレルワールドである『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-]]』ではユーノ以前に司書長が存在したことが語られている。</ref>となった彼の指揮で、ようやく情報整理が開始された。ユーノ曰く「探せばどんな情報もちゃんと出てくる場所」
;地上本部
:地上部隊の本拠地。次元世界の一つにして時空管理局発祥の地であるミッドチルダに建てられた高層ビル群であり(そのため劇中ではミッドチルダ首都地上本部、首都中央地上本部とも呼称されている)、地上部隊に分類される部署のみの拠点。その施設には常時強力な障壁が展開されており、外敵を一歩たりとも侵入させない鉄壁として知られていた。Forceにて第3管理世界ヴァイゼンにも地上本部が存在している事が判明した
;軌道拘置所
:無人世界の衛星軌道上に浮かぶ刑務所。それぞれ第6無人世界、第9無人世界、第17無人世界の3つの世界に存在する。
563 ⟶ 521行目:
=== 個人単位での役職 ===
;提督
:時空管理局内で高い地位にある役職だが、詳細は不明。その全てが艦船の長というわけではない。
;執務官
:事件発生時の捜査・指揮・法の執行などを行う管理職。「所属部署における事件および法務案件の統括担当者」となる。法務知識を中心に多様な知識や技術が必要であり、資格試験は特に難易度が高い。
;嘱託魔導師
:時空管理局内で大きな権限を持つ役職だが、詳細は不明。前線に出る役職らしい。特定の役職に関して時空管理局の任務に就いている嘱託契約を行った魔導師と思われる。嘱託魔導師になるには試験に合格する必要がある。
;捜査官
:言葉のみ出てきており詳細は不明の登場
;医務官
:医療を担当する官職。
576 ⟶ 534行目:
 
=== 階級 ===
こちらは『StrikerS』からの設定。時空管理局での階級は現実の[[自衛隊の階級]]とほぼ同じものが使われており、基本的には数字によって示されている。以下が現在確認されている階級の一覧(上に行くほど高位で、下に行くほど下位の階級を表す
 
{| class="wikitable"
617 ⟶ 575行目:
|}
 
執務官は「役職」であり階級には含まない(武装隊では上記のいずれかの扱いをされる<ref group="注釈">フェイトは一尉扱い、ティアナは三尉扱い。基準は実績に基づくものと推察される。</ref>)
 
作中で紹介されているが、カリム・グラシアは少将である。また、将官以上の階級に「陸」「空」の分類が付随するかも不明(佐官以下の階級は陸上自衛隊及び航空自衛隊の階級と呼称が同じである。ただし将官の階級のみ例外的に違う)。
 
=== 装備 ===
646 ⟶ 604行目:
:詳細は[[魔法少女リリカルなのはA's#用語]]を参照。
;アインヘリアル
:地上本部が導入を推し進めたとされる地上設置式の3連装魔導砲。使用する前に破壊されたため、性能・威力のほどは不明
:詳細は[[魔法少女リリカルなのはStrikerS#機械・兵器]]を参照。
 
661 ⟶ 619行目:
:なのは達が勤める時空管理局の本拠地でもあり、技術力、科学力、そして軍事力などあらゆる面において他の次元世界を圧倒し、現在では事実上管理下に置いた次元世界の統治者のように振舞っている。
:また、『StrikerS』以降に登場するキャラクターもほとんどはこのミッドチルダを出身地としていて、なのはやはやて達も成人後はここに定住している。
:現時点まで時空管理局以外の公的機関や組織などはほとんど未描写なため、具体的な政治体制については不明となっている。
;ベルカ
:本シリーズに登場する多次元世界の一つで、劇中では既に滅亡しており、歴史研究でもその内実は諸説分かれていて謎が多い。ベルカ式魔法もここで確立された。
:『StrikerS』までは聖王が統治していた一つの国家と言われていたが、『サウンドステージX』および『Vivid』ではガレアやシュトゥラといった複数の国家が存在し、それぞれの王族達が統治する「諸王時代」と呼ばれる時代もあった。しかし、後期には国家間での覇権を巡る戦乱に明け暮れる<ref group="注釈">『Vivid』では末期の頃は聖王家を擁する親聖王派の国家連合とその聖王家に反発する国家連合の争いだったと語られている。</ref>ようになり、最終的には聖王によって統一されたことが語られた。
:現在はイングヴァルト家やダールグリュン家といった古代ベルカの王の子孫の一部はミッドチルダに流れ、その地で生活している。
:その激しい戦乱の歴史のためか、闇の書、聖王のゆりかご、エクリプスなどシリーズに登場する特に危険なロストロギアの多くがベルカを震源地としている。
:なお、ベルカに関わる固有名詞の多くは地球のドイツ語に酷似しているが、所以や理由は不明。
;アルハザード
:本シリーズに登場する多次元世界の一つで、こちらも劇中では既に滅亡しているが、他の次元世界において「アルハザードの遺産」と称される古代遺物が相次いで発見されており、今までに確認された次元世界をはるかに凌駕した科学と魔法技術を持っていたと言われている。このため、滅亡ではなく他の世界との交流を捨てて次元の狭間に消えたという説を唱える者もいる。
723 ⟶ 679行目:
:2013年3月23日発行・角川コミックス・エース
 
== 補足反響 ==
{{雑多な内容の箇条書き|date=2012年8月|section=1}}
作品の人気のわりに、漫画版が連載されているなど関係が深い『[[メガミマガジン]]』を除くと、[[アニメ雑誌]]にほとんど取り上げられない作品であったが<ref group="注釈">第1期の制作記者会見の際、取材に来たのが同誌だけであったことがきっかけで、以来同誌との関係が強くなった。</ref>、『StrikerS』からは同じ学研が発行する『[[アニメディア]]』でも頻繁に取り上げられるようになり、遂には表紙を飾るまでになった。
 
『A's』のオープニング「[[ETERNAL BLAZE]]」は2005年10月31日付の[[オリコンチャート|オリコン]]週間シングルチャートで声優個人名義での楽曲としては当時の歴代最高順位にあたる2位を記録している。また、『StrikerS』のオープニング「[[SECRET AMBITION]]」も2007年4月30日付の同チャートで声優個人名義での楽曲としては先の記録以来となる2位を記録している。更に、『The MOVIE 1st』の主題歌「[[PHANTOM MINDS]]」が、2010年1月25日付の同チャートで、声優個人名義楽曲として初の第1位を記録している。2007年8月22日に[[キングレコード]]より発売された『[[魔法少女リリカルなのはStrikerS]]』2期オープニング『[[MASSIVE WONDERS]]』が2007年8月24日付[[FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50]]第863回で、声優個人、またキングレコード所属アーティストとしては初の1位を獲得している。
 
2006年8月11日 - 13日に渡って開催された[[コミックマーケット]]70においては、企業ブースの限定販売グッズを前回(コミックマーケット69)の約3倍の数量を用意したにもかかわらず、初日の販売開始から昼頃までにCD以外のグッズが3日分全て完売するという異例の事態が起こった。救済措置として「来店証明書」を3000枚限定で発行し、2日目・3日目に分けて来場者に配布して後日(2006年8月28日〜)公式サイト上にて「来店証明書」所持者限定で、同一商品の通販を行なった。
 
== 年表 ==
関西地区においては第1期が[[テレビ大阪]]、『A's』が[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送されていたが、『StrikerS』は[[京都放送|KBS京都]]と[[テレビ和歌山]]、『ViVid』は[[毎日放送|MBS]]での放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。 <ref>『A's』はMBS、『StrikerS』はテレビ東京系での放送の際にテレビ大阪でも放送</ref>
[[2004年]]10月から12月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのは]]』(第1期)を放送。放送中および放送後に本編のサイドストーリーを描いたドラマCD『魔法少女リリカルなのは サウンドステージ01-03』が発売。
 
[[2005年]]10月から12月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのはA's]]』(第2期)を放送。放送に先駆け『[[メガミマガジン]]』2005年10月号から[[2006年]]2月号まで漫画「魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS」(原作:[[都築真紀]]、作画:[[長谷川光司]])が連載された。放送中および放送後にドラマCD『魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ01-03』が発売。都築真紀による小説作品『魔法少女リリカルなのは』が発売。
日本以外ではマレーシアのntv7、韓国の[[オンメディア|Qwiny]]、台湾のMOMO親子台で放送されている。また、[[ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン|ジェネオン北米法人]]が英語版DVDを販売していたが、現在は[[ファニメーション|Funimation]]が販売している。
 
[[2007年]]4月から9月までテレビアニメ『[[魔法少女リリカルなのはStrikerS]]』(第3期)を放送。放送に先駆け『メガミマガジン』2006年11月号から[[2008年]]2月号まで漫画「魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS」(原作:都築真紀、作画:長谷川光司)が連載された。放送中および放送後にドラマCD『魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01-04』が発売。
 
2008年7月に、テレビアニメ版第1期をベースにした劇場版『[[魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st]]』の製作が発表され<ref>「魔法少女リリカルなのは特集」『[[メガミマガジン]]』通巻100号記念特大号、学習研究社、2008年7月30日。ASIN: B001CGHZYA</ref>、[[2010年]]1月23日から公開された。
 
2008年8月、[[コミックマーケット]]74にて第3期の3年後を描いたドラマCD『StrikerS サウンドステージX』が発売(同年10月一般販売された)。
 
[[2009年]]角川書店より創刊された『[[娘TYPE]]』Vol.1に第4期として『[[魔法戦記リリカルなのはForce]]』(原作:都築真紀、作画:[[緋賀ゆかり]])のプロローグが掲載、2009年7月30日発売のVol.2より本格連載が開始された。同じく第4期として『[[月刊コンプエース]]』2009年7月号より『[[魔法少女リリカルなのはViVid]]』(原作:都築真紀、漫画:[[藤真拓哉]])の連載が開始された。
 
2009年9月30日発売の『メガミマガジン』2009年11月号から[[2011年]]2月号まで『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』と過去に発表された小説版をベースとした、新たなパラレルストーリー「魔法少女リリカルなのは MOVIE 1st THE COMICS」(原作:都築真紀、漫画:長谷川光司)が連載された。
 
2010年、[[PlayStation Portable]]で『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-]]』が1月21日に発売された。
 
2010年11月、テレビアニメ版第2期『A's』をベースにした『The MOVIE 1st』の続編となる劇場版第2作目『[[魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's]]』([[2012年]]7月14日公開)の制作とPlayStation Portableで『[[魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-]]』(2011年12月22日発売)の製作が発表された。
 
2012年7月26日発売の『月刊コンプエース』2012年9月号から2014年5月号まで、本シリーズとは異なる世界観を持つスピンオフソーシャルゲーム『[[魔法少女リリカルなのはINNOCENT]]』を題材にした漫画版が連載された。(原作:都築真紀、漫画:川上修一)2014年4月26日発売の『月刊コンプエース』2014年6月号より『魔法少女リリカルなのはINNOCENTS』と改題され第2部の連載が開始した。
 
[[2013年]]3月、『The MOVIE 2nd A's』の続編となるものの完全新規ストーリーとなる劇場版第3作目『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 3rd Reflection』の製作が発表された。
 
2013年3月31日、本シリーズとは異なる世界観を持つスピンオフ、ソーシャルゲーム『魔法少女リリカルなのはINNOCENT』が稼働開始。
 
2013年9月、『月刊娘TYPE11月号』にて、『魔法戦記リリカルなのはForce』の長期休載の告知が掲載された。
 
2013年11月、『月刊娘TYPE1月号』よりTV版『魔法少女リリカルなのは』のストーリーを軸とし、「劇場版」「ドラマCD」「小説版」全ての要素が入った、漫画『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのはThe1st』(原作:都築真紀、漫画:緋賀ゆかり)の連載が開始された。純粋に本編のストーリーを追った漫画化はこれが初となる。
 
[[2014年]]8月、『魔法少女リリカルなのはViVid』(第4期)のTVアニメ化が発表され、[[2015年]]4月から6月まで放送した。
 
2015年5月、[[三洋物産]]から『パチスロ 魔法少女リリカルなのは』としてパチスロ化が発表された。
 
[[2016年]]7月、『魔法少女リリカルなのはViVid』の流れを組む新作アニメ『[[ViVid Strike!]]』が発表され、2016年10月から12月まで放送した。
 
2016年10月、『ViVid Strike!』第1話放送中に続報が途絶えていた劇場版第3作目が『[[魔法少女リリカルなのは Reflection]]』に改名しての製作が再度発表された<ref>{{Cite web|和書|url=http://nanoha.com/|title=魔法少女リリカルなのはシリーズ 公式サイト|accessdate=2016-12-07}}</ref>。
 
[[2017年]]7月、劇場版第3作目『魔法少女リリカルなのは Reflection』が公開。放映後に後編となる劇場版第4作目『[[魔法少女リリカルなのは Detonation]]』が発表された<ref>{{Cite news |title=『魔法少女リリカルなのは Detonation』、2018年の公開が決定 |work=マイナビニュース |date=2017-07-22 |url=https://news.mynavi.jp/article/20170722-a064/ |accessdate=2017-07-22}}</ref>。
 
[[2018年]]10月、劇場版第4作目『魔法少女リリカルなのは Detonation』が公開。
 
[[2020年]]1月、開催されたライブイベント『リリカル☆ライブ』にて、『リリカルなのは新プロジェクト』の始動が発表された。
 
== 脚注 ==
745 ⟶ 739行目:
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://www.nanoha.com/ 公式サイト]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive/ 公式サイト(第1期)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive2/ 公式サイト(A's)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive3/ 公式サイト(StrikerS)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive4/ 公式サイト(The MOVIE 1st)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive5/ 公式サイト(The MOVIE 2nd A's)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive6/ 公式サイト(Reflection)]
* [httphttps://www.nanoha.com/archive7/ 公式サイト(Detonation)]
* [httphttps://nanoha-vivid.tv/ TVアニメ「魔法少女リリカルなのはViVid」]
* [http://vivid-strike.com/ ViVid Strike! 公式サイト]
* [http://nanohain.com/ 魔法少女リリカルなのはINNOCENT公式サイト]
769 ⟶ 763行目:
[[Category:魔法少女]]
[[Category:アニメのシリーズ]]
[[Category:フィクションの用語一覧]]
[[Category:パラレルワールドを題材としたアニメ作品]]
[[Category:ゲームのスピンオフシリーズ]]
775 ⟶ 768行目:
 
{{リダイレクトの所属カテゴリ
|redirect=魔法少女リリカルなのは ReflectionDetonation
|1-1=20172018年のアニメ映画
|1-2=日本のテレビアニメの劇場版
|1-3=松竹のアニメ映画