「男たちの挽歌 II」の版間の差分

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| 製作 = ツイ・ハーク
| 脚本 = ジョン・ウー<br />[[ツイ・ハーク]]
| 出演者 = [[チョウ・ユンファ]]<br />[[ティ・ロン]]<br />[[レスリー・チャン]]<br />[[ディーン・セキ]]<br />[[ケネス・ツァン]]<br />[[エミリー・チュウ]]
| 音楽 = [[ジョセフ・クー]]
| 撮影 = ウォン・ウィンハン
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== ストーリー ==
前作の「[[香港]]。[[男たちの挽歌|前作]]」で命を落とした親友マーク死を悼みながら[[三合会]]銃撃事件のため服役していたホーは、出所と引き換えに[[香港の警察|香港警察]]から[[偽札]]製造組織摘発への捜査協力を依頼される。最初かつてのホーの兄貴分で今断る[[堅気]]のルンがその首魁として疑われており、彼を売りたくないホーは断ろうとするが、弟で刑事のキットが組織、ルン捜査経営する造船会社関わっ潜入していることを知り、ホーはキットを助けるために警察への協力を承諾する。釈放されたホーは、旧知の画家・チンから、前作で死んだマークに生き別れた双子の弟・ケンがいることを知らされ、彼が[[ニューヨーク]]に住んでいることを聞かされる。
 
ルンは造船会社重役で部下のコーの裏切りに遭い、殺人の罪を着せられて警察に追われる立場になった。コーこそが偽札製造組織の首魁で、裏稼業の邪魔になったルンをはめたのだった。キットが一時保護していたルンの娘・ペギーも組織に殺される。脱獄囚のふりをしてルンに接近していたホーは、前作で自分の後見人だったタクシー会社社長・キンに協力を頼みルンをニューヨークに逃亡させる。一方、ホーとキットはコーのたくらみを察し、彼の組織に入り込む。コーはキットが潜入捜査官であることを見抜き、ホーに彼の暗殺を命じる。キットは兄が疑われないよう、撃たれるにまかせた。置き去りにされたキットは、密かに引返したホーにより病院に運ばれ一命を取り止める。
出所したホーは、偽札製造組織のルンに接近するが、ルンが部下のコーの裏切りに遭って組織に追われる立場になり、ホーはルンを[[ニューヨーク]]に逃亡させるが、そこでもルンは命を狙われる。辛うじて追っ手から逃れたルンだが、娘を殺されたショックもあり、廃人になってしまう。そのルンを助けたのは、マークの双子の弟のケンだった。
 
ニューヨークに着いたルンは友人の神父・サムのもとに身を寄せるが、電話で部下のコーに居場所を知らせてしまったために、そこでもルンは命を狙われる。繰り返し危機に見舞われサムを殺され、さらにペギーの死を知ったルンは精神を病んでしまう。偶然そのルンを助けたのは、かつての彼の顔なじみで、市内で食堂を経営するケンだった。ルンはケンの献身的な介抱によって正気を取り戻し危機を脱する。そしてなおもコーの手下の追っ手が2人のもとに迫るが、何とか退け、復讐のために香港へ発つ。
やがてコーの追っ手はケンの下にも迫るが、何とか正気を取り戻したルンとともに追っ手を退け、報復の為に[[香港]]に戻る。ケンに会ってマークの面影を重ねるホー。やがてホーはケンとルン、兄の想いを理解したキットとともにコーのアジトを急襲するが、罠に嵌り逆襲を受けてしまう。そして1人でコーの屋敷に向かったキットは組織の手にかかり、子供を産んだばかりの妻ジャッキーへ電話をしながら力尽きる。
 
ケンと初めて会ったホーは、彼にマークの面影を重ねる。ホー、ケン、ルン、キン、キットは、造船会社の倉庫がコーのアジトであることを突き止め、急襲する。しかし倉庫はもぬけの殻で、逆にコーの計略によって5人は警官隊に包囲される。キットは4人を逃がし、刑事として現場に残って捜索を続け、倉庫の地下に偽札の製造拠点を見つけるが、コーの手下に銃撃されてしまった。ケンに救出されたキットは、女児を産んだばかりの妻・ジャッキーへ電話をしながら力尽きる。
ホー、ケン、ルンの3人は、それぞれ故人への思いと復讐を誓い、キンの協力を得てコーの屋敷に乗り込んでゆく。
 
ホー、ケン、ルン、キンはキットの葬儀を済ませる。4人は[[背広|ダークスーツ]]姿のまま、銃、爆弾、刀を手にコーの邸宅に乗り込んだ。壮絶な戦いを終えたあと、堅気であるキンはさとされて帰され、ホー、ケン、ルンは警察に連行されることを覚悟し死体だらけの現場に残る。
 
== キャスト ==
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! [[VHS]]版 || [[DVD]]版 || [[TBS]]版
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| ケン || [[チョウ・ユンファ]] || [[磯部勉]] || [[相沢まさき|相沢正輝]] || [[津嘉山正種]]
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| ホー || [[ティ・ロン]] || [[青野武]] || [[大滝進矢]] || [[菅生隆之]]
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| キン || [[ケネス・ツァン]] || [[小室正幸]] ||
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| ジャッキー || [[エミリー・チュウ]] || [[佐久間レイ]] || [[増田ゆき]] ||
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| コー || {{仮リンク|シャン・クァン|zh|關山 (演員)}} || [[加藤正之]] || [[水内清光]] ||
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| ペギー || {{仮リンク|レジーナ・ケント|zh|簡慧真}} || [[勝生真沙子]] || ||
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| ワン || [[ン・マンタ]] || [[筈見純]] || [[立木文彦]] ||
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| ウー部長 || [[{{仮リンク|ラウ・シウミン]]|zh|劉兆銘}} || [[糸博]] || ||
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| チン || {{仮リンク|レオン・ミン|zh|良鳴}} || || ||
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| サム || {{仮リンク|ピーター・ワン|zh|王正方}} || || ||
|}
* VHDVHS版:徳間コミュニケーションズ発売のVHS、2013年パラマウント発売の日本語吹替収録版BD&DVDに収録
* DVD版:1999年カルチュア・パブリッシャーズ発売のDVDに収録
* TBS版:初回放送1992年1月15日『[[水曜ロードショー (TBS)|水曜ロードショー]]』
 
== 主題歌 ==
; 「奔向未來的日子」(到未來日子)
: 作詞 - [[ジェームズ・ウォン (作詞家)|ジェームズ・ウォン]] / 作曲・編曲 - [[ジョセフ・クー]] / 歌 - [[レスリー・チャン]]
 
== スタッフ ==
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[[Category:1987年の映画]]
[[Category:香港のアクション映画]]
[[Category:香港のマフィア映画]]
[[Category:香港の犯罪映画]]
[[Category:ジョン・ウーの監督映画]]
[[Category:チョウ・ユンファ]]
[[Category:レスリー・チャン]]
[[Category:香港の犯罪復讐を題材とした映画]]