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| 退任日2 = 現職
}}
'''盛山 正仁'''(もりやま まさひと<ref name="sankei20231202">{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20231202-UZXYMGPFXNJOLAN7S3GG6BQXC4/ |title=赤字のローカル線どうする 「鉄道議連」幹事長、盛山正仁文科相に聞く |website=産経新聞 |date=2023-12-02 |access-date=2024-02-11 }}</ref>、[[1953年]]〈[[昭和]]28年〉[[12月14日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]、[[運輸省|運輸]]・[[国土交通省|国土交通]][[官僚]]。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]](5期)、[[文部科学大臣]](第30代)。義父は[[衆議院議長]](第66代<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/rekidai.html|title=衆議院歴代議長・副議長一覧|accessdate=2023-09-13|website=衆議院ホームページ|publisher=衆議院事務局庶務部広報課}}</ref>)の[[田村元]]<ref name="kobe20141204" />
 
[[運輸省]]入省後、[[環境省]][[地球環境局]]総務課長や[[国土交通省総合政策局]]情報管理部長を経て、[[第44回衆議院議員総選挙]]で初当選<ref name="経歴">{{Cite web|和書|url=http://www.moriyama-hashiru.jp/p02_profile.html|title=盛山正仁の経歴|accessdate=2023-09-13|website=自由民主党 兵庫県第一選挙区支部長 衆議院議員 盛山正仁 ホームページ}}</ref>。[[2009年]]の[[第45回衆議院議員総選挙|衆議院議員選挙]]で[[兵庫県第1区|兵庫1区]]・[[比例近畿ブロック]]ともに落選し<ref>{{Cite web|和書|url=https://go2senkyo.com/shugiin/44/senkyoku/1159|title=第45回衆議院議員選挙 (2009年08月30日)|accessdate=2023-09-13|website=選挙ドットコム|publisher=イチニ}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://go2senkyo.com/shugiin/44/hireiku/51/hirei_party/4/candidates|title=第45回衆議院議員選挙 比例区近畿 (2009年08月30日)|accessdate=2023-09-13|website=選挙ドットコム|publisher=イチニ}}</ref>、同年10月、[[昭和女子大学]]客員教授、[[武庫川女子大学]]教授に就任<ref name="経歴"/>。その後、ひょうご環境創造協会兵庫県環境研究センター客員研究員、[[玉川大学]]客員教授、[[同志社大学]]客員教授、[[聖心女子大学]]講師を務め、[[第46回衆議院議員総選挙]]で当選<ref name="経歴"/>。当選後、[[法務副大臣]]兼[[内閣府副大臣]]([[第3次安倍内閣 (第1次改造)|第3次安倍第1次改造内閣]]・[[第3次安倍内閣 (第2次改造)|第3次安倍第2次改造内閣]])、[[法務大臣政務官]]([[第2次安倍内閣]])、[[衆議院]][[厚生労働委員会#衆議院|厚生労働委員長]]、[[自由民主党国会対策委員会]]筆頭副委員長、[[自由民主党政務調査会|同政務調査会]]国土交通部会長、同政務調査会法務部会長などを歴任した<ref name="経歴"/><ref>{{Cite news|url=https://www.jiji.com/sp/giin?d=de674ac4e4c2d5ea23f68d4456e6a2bc&c=syu|title=国会議員情報 盛山 正仁(もりやま まさひと)|accessdate=2023-09-13|newspaper=時事ドットコム|publisher=時事通信社}}</ref>。
 
== 来歴 ==
[[ファイル:Moriyama masahito.2016.jpg|thumb|150px|務副大臣兼内閣府副大臣の就任に際して公表された肖像写真]]
=== 出生から学生時代まで ===
[[ファイル:Masahito Moriyama 20231208.jpg|thumb|240px|2023年12月、[[文部科学省]]にて]]
[[兵庫県]][[西宮市]]出身(現住所は[[神戸市]][[灘区]][[備後町 (神戸市)|備後町]]5丁目<ref>{{Cite web|和書|url=https://web.pref.hyogo.lg.jp/si01/documents/4syukouhosya.pdf | title=平成29年執行衆議院議員総選挙の記録 候補者等 | publisher=兵庫県選挙管理委員会 |date=2020-6-25 | accessdate=2022-12-3 }}</ref>)。両親は共に[[徳之島]]([[天城町]]瀬滝)の出身<ref>{{Cite web|和書|title=徳之島2世 盛山文科相就任を祝福 – 奄美新聞 |url=https://amamishimbun.co.jp/2023/09/30/46368/ |date=2023-09-30 |access-date=2023-11-17 |language=ja |last=seisaku}}</ref>。[[灘中学校・高等学校]]を経て[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]第3類([[政治]]コース)卒業<ref name="Unyushō Meikan(P156)">『[[運輸省]]名鑑 1995年版』農林出版社、1994年12月発行、156頁</ref><ref>[http://www.moriyama-hashiru.jp/p02_profile.html 公式プロフィール]</ref>。[[1977年]]、[[運輸省]]入省(海運局[[総務|総務課]]配属)<ref name="Unyushō Meikan(P156)"/>。2004年7月から[[環境省]][[地球環境局]][[官房三課長|総務課長]]、[[2005年]]8月に[[国土交通省]]総合政策局情報管理[[部長]]を最後に出馬の為に辞職した
 
=== 官界 ===
[[1977年]]、[[運輸省]]入省([[海事局|海運局]]総務課配属)<ref name="Unyushō Meikan(P156)"/>。2004年7月から[[環境省]][[地球環境局]][[官房三課長|総務課長]]、[[2005年]]8月に[[国土交通省]]総合政策局情報管理[[部長]]を最後に出馬の為に辞職した。
 
=== 政界 ===
2005年[[9月11日]]の[[第44回衆議院議員総選挙]]に[[兵庫県第1区|兵庫1区]]より自民党公認候補として出馬。借入金問題等で自民党公認を得られなかった前職[[砂田圭佑]]、並びに[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の[[石井一]]を破り当選。自民党総務会総務、[[国土交通委員会]]委員、[[財務金融委員会]]委員などを務める。
 
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[[2015年]]10月、[[法務副大臣]]に就任。
 
[[2016年]]3月、[[第3次安倍第2次改造内閣]]も法務副大臣を留任。同時に[[内閣府副大臣]]も兼任となる。

[[2017年]][[10月22日]]の[[第48回衆議院議員総選挙]]では兵庫1区で4選。
 
[[2019年]]10月、[[厚生労働委員会|厚生労働委員長]]に就任<ref>{{Cite news |title=臨時国会開会、新たな常任委員長決まる |newspaper=Qnewニュース |date= |url=https://qnew-news.net/news/2019-10/2019100711.html |accessdate=2019-10-15}}</ref>。
 
[[2021年]]10月31日[[第49回衆議院議員総選挙]]・兵庫1区前回勝利した盛山、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]公認井坂、[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]新人の[[一谷勇一郎]]ら5人が立候補し、井坂に敗れるもが小選挙区で当選した。自民党は比例近畿ブロックで8議席を獲得。登載順位単独1位の[[奥野信亮]]と同2位の[[柳本顕]]が比例で当選し、重複立候補した順位3位の6人の候補者が復活当選した。盛山は6人中5番目の惜敗率(81.622%)により当した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/28/ | title=衆議院選挙2021 兵庫(神戸・姫路など)開票速報・選挙結果 |website=衆議院選挙2021特設サイト | publisher=NHK | date= | accessdate=2021-11-1 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/kaihyo/O08.html | title=【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報 |website=衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-11-18 }}</ref>。選挙戦では[[世界平和統一家庭連合]](旧統一教会)の関連団体「[[世界平和連合]]」の指示を受けた信者10~20人が連日電話をかけ続けた。信者たちは個人の携帯電話の契約を「かけ放題」に自腹で変更し、かけた件数を争うように教団幹部に報告した<ref name="asahi202402060400"/>。岸田文雄首相が応援演説のために10月20日に[[摂津本山駅]]前にかけつけた際には約60人の信者が動員された<ref name="tbs-hodo-tokushu20240217">TBS『報道特集』2024年2月17日放送、「旧統一教会『文教』接近の思惑は」。</ref>。教団側は、事実上の政策協定にあたる「推薦確認書」を盛山ととりかわすなど総力戦で選挙にあたり、盛山の5選に貢献した<ref name="asahi202402060400"/>。
 
当選を果たした盛山は翌2022年3月、教団の関連団体「[[天宙平和連合|UPF]]・兵庫県[[平和大使協議会]]」が神戸市で開いた総会に出席。[[韓鶴子]]総裁の演説映像を見たうえで、教団の活動を褒めたたえた<ref name="asahi20240306">{{cite web | author=沢伸也、高島曜介 | url=https://www.asahi.com/articles/ASS3562D1S35UTIL025.html | title=盛山文科相、旧統一教会・韓総裁らの映像に「感銘」 22年の会合で | publisher=朝日新聞 | date=2024-3-6 | accessdate=2024-3-22 }}</ref><ref name="asahi20240307">{{cite web | author=大久保貴裕 | url=https://www.asahi.com/articles/ASS375GDMS37UTFK00L.html | title=盛山文科相「記憶にないが自分のサインに似ている」 推薦確認書巡り | publisher=朝日新聞 | date=2024-3-7 | accessdate=2024-3-22 }}</ref>。
{{Main|#統一協会との関係}}
 
==== 文部科学大臣 ====
[[ファイル:Masahito Moriyama 20231208.jpg|thumb|240px220px|2023年12月、[[文部科学省]]にて(2023年12月8日)]]
[[2023年]]9月6日、政府が10月中旬にも、統一教会に対する解散命令を[[東京地方裁判所]]に請求する方向で調整していることが報道により明らかとなった<ref name="asahi20230906">{{Cite web|和書| author= | url=https://www.asahi.com/articles/ASR9652W2R95UTIL024.html | title=旧統一教会への過料求め地裁に通知へ 質問権めぐり初、文科省が決定 | publisher=朝日新聞 | date=2023-9-6 | accessdate=2023-10-10 }}</ref>。
 
[[2023]]9月13日発足の[[第2次岸田内閣 (第2次改造)|第2次岸田第2次改造内閣]]が発足。[[永岡桂子]]が[[文部科学大臣]]に就を退。盛山がそのあとを継ぎ、初入閣した<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20230913-OWNZ2Z2IEVOJ7EZYLE2WXDWBV4/|title=第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿発表|work=産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2023-09-13|accessdate=2023-09-13}}</ref>。
 
同年10月13日、盛山は文科大臣として、統一教会に対する解散命令を東京地裁に請求した<ref name="mainichi202310131008">{{Cite web|和書| author=世界平和統一家庭連合 | url=https://mainichi.jp/articles/20231013/k00/00m/040/021000c | title=文科相、旧統一教会の解散命令を請求 高額献金など被害額204億円 | publisher=毎日新聞 | date=2023-10-13 | accessdate=2023-10-13 }}</ref>。
[[2023年]]9月13日発足の[[第2次岸田内閣 (第2次改造)|第2次岸田第2次改造内閣]]で[[文部科学大臣]]に就任し、初入閣<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20230913-OWNZ2Z2IEVOJ7EZYLE2WXDWBV4/|title=第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿発表|work=産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2023-09-13|accessdate=2023-09-13}}</ref>。
 
== 政策・主張 ==
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* [[受動喫煙]]防止を目的に飲食店などの建物内を原則[[禁煙]]とする改正[[健康増進法]]について、「全面禁煙をめざしたいが、生活がかかっている小規模店舗もあるので段階的にやっていく方が良いだろう。死活問題である」とコメントし、小規模飲食店に配慮をみせた<ref name="BuzzFeed20180323">{{Cite news |url = https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/judokitsuen-kokkai-giin-comment |title = 受動喫煙対策、国会議員アンケートでわかった5つの「傾向」 |newspaper = BuzzFeed News |publisher = [[BuzzFeed Japan]] |date = 2018-03-23 |accessdate = 2021-02-14 }}</ref>。
 
* [[2016年]]度から[[灘中学校・高等学校|灘中学校]]が採用した歴史教科書を巡り、盛山は[[兵庫県議会|兵庫県議]]の[[和田有一朗]]とともに、「なぜあの教科書を採用したのか」などの問い合わせを行っていた。同教科書は他社で記述がない[[日本の慰安婦|慰安婦問題]]に言及し、[[1993年]]に[[河野洋平]]官房長官(当時)が元慰安婦へのおわびと反省を表明した「[[慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話|河野談話]]」を掲載。「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」という現在の政府見解も注記していた。この問い合わせを受けたことに対し、灘中の和田孫博校長は過去にも県会議員から同様の質問をうけていたので政治的圧力だと感じざ検定教科書の中から採択していを得のにぜ文句がでるのかわかりません。もし教科書に問題があるのであれば文科省にお話しください」と回答し、盛山は「確かにそうです見解を示し答えた<ref>{{Cite newsweb |title=なぜ、名門学び舎」 の歴史教科書用で圧力」 議員「政府筋択するのらの…」|newspaper=朝日新聞|date=2017-08-18|url=httpshttp://www.asahiiina-kobe.com/articlesentry42/ASK8603FVK85UTIL021.html|accessdate=2021-11-03}}</ref><ref>{{cite news|titlewebsite=灘中に「教科書生物学博士いいぜ採択」盛山衆院議員ら問のぶっちゃけて合わせ|newspaper=神戸新聞いっすか? |date=2017-08-0406 |url=https://www.kobeaccess-np.co.jp/news/shakai/201708/0010432190.shtml|archiveurldate=https://web.archive.org/web/20170804010301/https://www.kobe2024-05-np.co.jp/news/shakai/201708/0010432190.shtml30 |archivedatelanguage=2017-08-04ja}}</ref>。
 
== 人物 ==
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* 2022年7月から8月にかけて、[[共同通信社]]は、全国会議員712人を対象に、[[世界平和統一家庭連合]](旧統一教会)との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。盛山は、献金、選挙活動への支援、集会への出席や祝電などの有無について問う質問に対し、すべて「ない」と答えた<ref name="kyodo202208311600-1">{{Cite web|和書|url=https://nordot.app/935026463345786880 | title=旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref><ref name="kyodo202208311600-2">{{Cite web|和書|url=https://digital.kyodonews.jp/static/diet/questionnaire/list0.html | title=全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref>。
 
* 同年10月20日、朝日新聞のスクープにより、教団の関連団体の「[[世界平和連合]]」と「[[平和大使協議会]]」が2021年の衆院選と2022年の参院選の際、自民党議員に対し「推薦確認書」を提示し、署名を求めていたことが明らかとされた<ref name="asahi20221020">{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASQBM74NDQBMUTFK020.html | title=旧統一教会側、自民議員に「政策協定」 選挙支援見返りに署名求める | publisher=朝日新聞 |date=2022-10-20 | accessdate=2022-10-20 }}</ref>。推薦確認書は下記の5つの項目から成り、事実上の「政策協定」であった<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/90805.html | title=旧統一教会の関連団体 自民党議員と「推薦確認書」取り交わす | publisher=NHK |date=2022-10-20 | accessdate=2022-12-22 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=高木智也 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQC16TGVQC1UTFK021.html | title=立憲、党所属国会議員と教団側の「政策協定」は「確認できなかった」 | publisher=朝日新聞 |date=2022-11-1 | accessdate=2022-12-22 }}</ref>{{efn2|政策協定とは、団体や組織が立候補者を支持する見返りに、立候補者はその団体や組織が掲げる政策に賛同するという双方が見返りを求める内容の協定である。そしてその立候補者が当選した際には、議会等でその団体や組織の政策を主張するというものであり、選挙に勝つために一般的に行われているものである。ただし政策協定は立候補者は当選する為の支持が欲しい為、支持する団体や組織の立場が強くなりがちであることが問題となると言われる<ref name="ANNニュースチャンネル">{{Cite web |url=https://www.youtube.com/watch?v=waHqzgxl7Uw|title=そもそも「政策協定」って?選挙との絡みは?自民の“点検結果”に問題点浮上(2022年10月20日) |publisher=ANNnewsCH |accessdate=2024-02-09 }}</ref>。}}
 
{{quotation|「憲法を改正し、安全保障体制を強化すること」<br />「家庭教育支援法と[[青少年有害社会環境対策基本法案|青少年健全育成基本法]]の国会での制定に取り組むこと」<br />「[[LGBT]]問題、[[同性結婚|同性婚]]合法化などに関しては慎重に扱うこと」<br />「『[[日韓トンネル]]』の実現を推進すること」<br />「国内外の共産主義勢力、文化共産主義勢力などの攻勢を阻止すること」}}
 
:* 同年11月、朝日新聞社は全国会議員を対象に推薦確認書のやり取りをたずねるアンケートを実施した<ref name="asahi202402070400">{{cite web | author=沢伸也、高島曜介 | url=https://digital.asahi.com/articles/ASS266H63S26UTIL010.html | title=盛山文科相、旧統一教会側と「政策協定」 21年衆院選、関係者証言 | publisher=朝日新聞 | date=2024-2-7 | accessdate=2024-2-7 }}</ref>。当該アンケートにより、[[斎藤洋明]]、[[大串正樹]]、[[山田賢司]]、[[深澤陽一]]の4人が推薦確認書に証明署名したことを認めた<ref>{{Cite web|和書|url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/183457?display=1 | title=独自 旧統一教会側が選挙前に「推薦確認書」 署名した自民党議員が証言「一種の政策協定だと理解」 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2022-10-20 | accessdate=2022-10-20 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/187836?display=1 | title=政務三役でも発覚 大串副大臣が旧統一教会の関連団体の推薦確認書に署名 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2022-10-26 | accessdate=2022-10-26 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/190271?display=1 | title=【速報】「サインして」教団側の要請に副大臣がまた・・・「よく確認せず」推薦確認書に署名 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2022-10-28 | accessdate=2022-10-30 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/203240?display=1 | title=旧統一教会から「推薦確認書」提示された自民党議員8人に 深澤陽一前厚労政務官ら4人が署名 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2022-11-14 | accessdate=2022-11-14 }}</ref>。盛山はここでも文書の提示や署名を否定した<ref name="asahi202402070400" />。
 
* 2024年2月6日、朝日新聞朝刊が、盛山が2021年の衆院選の際、告2日前の2021年10月17日、「世界平和連合」が神戸市勤労会館催した「盛山正仁衆議院議員国政報告会」<ref name="tbs-hodo-tokushu20240217"/>盛山が出席し、前述の推薦確認書に署名していたと報じた。盛山が推薦状を手にした写真も掲載された。集会で盛山は「みなさんの声をどう代弁するか、すべては総選挙を勝ち抜いてから」と発言していた。また、選挙期間中、教団信者でもある世界平和連合幹部会員指示を受けた信者10~20人が連日電話帳の一覧をもとに毎朝8時から20時まで盛山の事務所名で有権者に電話で投票を呼びかけていたことも報道により明らかとなった<ref name="asahi202402070400"/>報道翌日の2月7日に行われ信者衆議院予算委員会でちは[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]個人[[西村智奈美]]が事実関係携帯電話の契約ただすと、盛山は署名したことを事実と認めた。西村は森山が文部科学大臣であることを取り上げ、利害関係者の大臣が旧統一教会の解散命令請求の政府側責任者だとは、どこの世界の笑い話け放題と、盛山のに自腹で変迭を要求、一人あ。[[岸田文雄]]首相は「現在は当該団体とり1日数百件関係電話一切有していない」などかけたして、更迭すされ考えがないことを示した<ref name="asahi202402071133asahi202402060400">{{cite web | author=沢伸也、高島曜介 | url=https://www.asahi.com/articles/ASS273RZDS27UTFK004ASS256KPKS24UTIL00D.html | title=盛山かけ放題プランで電話数百件 旧統一教会信者が語る文科相、推薦確認書に署名認める 選挙中「軽率にサインした」支援 | publisher=朝日新聞 | date=2024-2-76 | accessdate=2024-2-7 }}</ref>。
 
* 報道翌日の2月7日に行われた衆議院予算委員会で、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]の[[西村智奈美]]が事実関係をただすと、盛山は署名したことを事実と認めた。西村は盛山が[[文部科学大臣]]であることを取り上げ、「利害関係者の大臣が旧統一教会の解散命令請求の政府側責任者だとは、どこの世界の笑い話か」と、盛山の更迭を要求した。[[岸田文雄]]首相は「現在は当該団体との関係を一切有していない」などとして、更迭する考えがないことを示した<ref name="asahi202402071133">{{cite web | author= | url=https://www.asahi.com/articles/ASS273RZDS27UTFK004.html | title=盛山文科相、推薦確認書に署名認める 選挙中「軽率にサインした」 | publisher=朝日新聞 | date=2024-2-7 | accessdate=2024-2-7 }}</ref>。2月8日の衆院予算委員会では、盛山は「記憶にございません」を午前中の審議だけで10回以上も連発した<ref name=":0">{{Cite web |title=「記憶にございません」10連発 盛山文科相、教団接点巡り答弁迷走:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASS284R9DS28UTFK001.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2024-02-08 |access-date=2024-02-10 |language=ja}}</ref>。立憲民主党の藤岡隆雄による質問に対し、盛山は「報道で書いてあるのでサインをしたかもしれないが、私は記憶にございません」と答弁した<ref name=":0" />。
 
* 同年2月20日、立憲民主党が提出した盛山に対する大臣[[不信任決議]]案が衆議院本会議で採決され、与党や日本維新の会などの反対多数で否決された。決議案には立憲民主党の他、[[日本共産党]]や[[国民民主党 (日本 2020)|国民民主党]]などが賛成した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASS2N4DVWS2NUTFK001.html|title=盛山文科相の不信任決議案を否決 信頼回復「名案あれば教えて」|newspaper=朝日新聞|date=2024-02-20|accessdate=2024-02-24}}</ref>。
 
*同年3月6日、朝日新聞は、盛山が2022年3月に教団の関連団体「[[天宙平和連合|UPF]]・兵庫県[[平和大使協議会]]」が神戸市で開いた総会に出席した際の映像を入手したと報じた。盛山が会合で[[韓鶴子]]総裁の演説映像を見たうえで、「先ほどのビデオ、韓半島統一のUPF、立派に開催されたこと、素晴らしいことだなと感銘を受けました」と発言したことが明らかとなった<ref name="asahi20240306"/><ref name="asahi20240307"/>。3月7日、参議院予算委員会で[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]の[[杉尾秀哉]]は推薦確認書に実際に署名したかどうかを繰り返し質問した。盛山は当初「記憶にない」「現物は見ていない」と回答を避けていたが、追及に押され、最終的に「その可能性が高い」と認めた。杉尾が「UPF・兵庫県平和大使協議会」出席の件を質問すると、盛山は「一般的なあいさつはしたと思うが、旧統一教会やその教義に賛同する発言はしていない」と答えた<ref name="asahi20240307"/>。
*関連団体幹部は、当初は「『私の顔を見てお世話になっております』と深々と頭を下げられ、ハグまでしてくださいました」と証言していた<ref>{{Citation|title=「ハグされびっくり」旧統一教会側の関係者の証言…盛山正仁文科大臣との関係「応援した人に知らぬ存ぜぬはとんでもない」「朝から晩まで一生懸命電話かけ」(2024年2月14日)|url=https://www.youtube.com/watch?v=YhNe-BhaX-M|language=ja-JP|access-date=2024-04-18}}</ref>。その後、「頭を下げる」が無くなり、「歩道橋の近くに立っておられて、私が近づいてくるのを見つけて『お世話になっています』ってハグまでされまして」「びっくりしたのでよく覚えています」と証言になった<ref>{{Cite web |title=【証言】「推薦確認書にサインするのを目の前で見た」選挙応援した旧統一教会関係者と食い違う主張…盛山文科相は改めて支援否定|FNNプライムオンライン |url=https://www.fnn.jp/articles/-/656760 |website=FNNプライムオンライン |date=2024-02-13 |access-date=2024-04-18}}</ref>。しかし、さらに、摂津本山の交差点での首相演説時に内容が変わっている<ref>{{Citation|title=文科大臣に接近してきた旧統一教会 関連団体の現役幹部が新証言、ハグめぐり盛山大臣に猛反論【報道特集】|url=https://www.youtube.com/watch?v=TXUj0WfiNl8|language=ja-JP|access-date=2024-04-18}}</ref>。盛山本人は「コロナでハグをするわけない」「年代的にハグはありえない」と否定している<ref>{{Cite web |title=「昭和20年代生まれは『ハグ』あり得ない」 盛山文科相、報道否定:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASS2F543DS2FUTFK00D.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2024-02-13 |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref>。また、盛山の妻も「主人は仲の良い友達にも『拝啓』から始める人」としてありえないと証言している<ref>{{Cite web |title=《旧統一教会との蜜月写真》 盛山正仁文科相の“猛妻”が仰天の釈明 「選挙支援は嘘っぱちですよ!」「でっちあげ書かれて」「統一教会からの報復、脅し」 |url=https://bunshun.jp/articles/-/68959 |website=文春オンライン |access-date=2024-04-18 |language=ja |last=「週刊文春」編集部}}</ref>。
*盛山自身は「旧統一教会に揺さぶりかけられている」と発言している<ref>{{Cite web |title=盛山文科相、旧統一教会に「揺さぶりかけられている」 解散命令巡り |url=https://mainichi.jp/articles/20240216/k00/00m/010/118000c |website=毎日新聞 |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref>。盛山側は「統一教会からの報復」と主張している<ref>{{Cite web |title=《旧統一教会との蜜月写真》 盛山正仁文科相の“猛妻”が仰天の釈明 「選挙支援は嘘っぱちですよ!」「でっちあげ書かれて」「統一教会からの報復、脅し」 |url=https://bunshun.jp/articles/-/68959 |website=文春オンライン |access-date=2024-04-18 |language=ja |last=「週刊文春」編集部}}</ref>。旧統一教会を指定宗教法人に指定し審議会で了承された同日に、朝日新聞に「旧統一教会側との推薦確認書に盛山氏署名の写真」が掲載されている<ref>{{Cite web |title=旧統一教会、「指定宗教法人」指定了承 財産監視強化へ 宗教審 |url=https://mainichi.jp/articles/20240306/k00/00m/040/157000c |website=毎日新聞 |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=旧統一教会側との推薦確認書に盛山氏署名の写真 21年衆院選:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASS355WYXS34UTIL01L.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2024-03-05 |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref>。盛山側は「隠していたわけでなく、名前も(統一教会と)違うし、普段から付き合いが無いから名前すら知らなかった。」と証言している<ref>{{Cite web |title=(2ページ目)《旧統一教会との蜜月写真》 盛山正仁文科相の“猛妻”が仰天の釈明 「選挙支援は嘘っぱちですよ!」「でっちあげ書かれて」「統一教会からの報復、脅し」 |url=https://bunshun.jp/articles/-/68959 |website=文春オンライン |access-date=2024-05-30 |language=ja |last=「週刊文春」編集部}}</ref>。
*朝日新聞と週刊新潮が同一写真であったことで今回の騒動が「盛山文科相の更迭こそが旧統一教会の狙い、としての教団の意図的リーク」の可能性や「事件屋」の関連を示唆されている<ref>{{Cite web |title=「盛山文科相の更迭」こそが旧統一教会の狙い…リーク写真で政権を批判する朝日新聞と立憲民主党への違和感 このままでは誰かの「思う壺」になる |url=https://president.jp/articles/-/78689 |website=PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) |date=2024-02-15 |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=スクープの裏に「事件屋」あり!? 盛山文科大臣と旧統一教会の関係が露見したワケ(週プレNEWS) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/7f839a3c187d85f4927fb24469a09ea93e176a0e |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref>。
 
=== その他 ===
{{一次資料|section=1|date=2017年8月}}
* 実家の新聞販売店で働いていた人たちの苦労や、[[母子家庭]]となった母の苦労を感じ、公のために尽くしたいという意識がずっと心のどこかにあったので官僚を志望し、政治家になった<ref name="sankei20231202"/>。
 
* {{要出典範囲|date=2017年12月24日 (日) 14:50 (UTC)|1998年7月に運輸省運輸政策局国際業務課から同局消費者行政課に異動し、[[バリアフリー]]を担当した。環境省出向時代は[[地球温暖化]]対策、[[クール・ビズ]]、[[チーム・マイナス6%]]の国民広報や、[[特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律]](外来種生物規制法)の責任者を担当した}}。
 
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* 神戸市長の[[久元喜造]]は[[灘高等学校]]の同級生<ref name="kobe20141204">神戸新聞、2014年12月4日</ref>。
* 2024年4月米航空宇宙局(NASA)のネルソン局長と、有人月探査の実施取り決めに関する文書に文部科学大臣として署名し、米主導の国際月面探査「アルテミス計画」で、日本人の宇宙飛行士2人を月面着陸させることが正式に決定した。早ければ2028年にも着陸する見通しで、日本は米国に次いで、世界で2番目に月面へ宇宙飛行士を送り込むことになる<ref>{{Cite web |title=日本人2人の月面着陸を決定 アルテミス計画で2028年にも 世界2番目の実施国に 盛山正仁文部科学相、NASA局長と文書に署名(産経新聞) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/52510f245f15a65e640b7646a048f04e89a31440 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-04-18 |language=ja}}</ref>。
 
== 家族・親族 ==
; 盛山家
* 妻・'''路子'''([[三重県|三重]]、田村元の長女<ref>[{{NDLDC|3044854/118}} 『人事興信録 第25版 下』]た99頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年2月17日閲覧。</ref>、秘書<ref name="amami20230930">{{Cite web|和書 |title=徳之島2世 盛山文科相就任を祝福 |website=奄美新聞 |url=https://amamishimbun.co.jp/2023/09/30/46368/ |date=2023-09-30 |access-date=2023-11-17}}</ref>) - 馴れ初めは[[1978年]]、盛山の官僚時代の上司の[[黒野匡彦]]補佐官からの紹介による[[見合い]]である<ref name="moriyama20141119">{{Cite web|和書 |url=https://blog.goo.ne.jp/moriyama-hashiru/e/715ce0c2b62574d283cf51b461cbfbab |title=元衆議院議長 田村元・政界の下水道の父を偲ぶ |website=盛山正仁ブログ |date=2014-11-19 |access-date=2024-02-11}}</ref>。盛山によると「24歳の若さで、怖い上司に押し切られた。私も妻も言葉を発する暇もなく、有無を言わせぬ仲人口で強引にまとめられてしまった」という<ref name="moriyama20141119"/>。
* 子供4人<ref name="moriyama20141119"/>
 
; 親戚
* 妻の祖父・'''[[田村秢]]'''([[弁護士]]、衆議院議員、[[三重県議会|三重県会]]議員)
* 義父・'''[[田村元]]'''(第66代[[衆議院議長]])<ref name="amami20230930"/><ref name="kobe20141204" /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/rekidai.html|title=衆議院歴代議長・副議長一覧|accessdate=2023-09-13|website=衆議院ホームページ|publisher=衆議院事務局庶務部広報課}}</ref>
* 義父(田村元)の甥・'''[[田村憲久]]'''(衆議院議員)<ref>{{Cite web |title=9月7日(水)下水道事業促進議員連盟総会が開かれました。 {{!}} 田村憲久 |url=https://tamura-norihisa.jp/?p=1305,%20https://tamura-norihisa.jp/?p=1305 |website=tamura-norihisa.jp |date=2022-09-07 |access-date=2024-05-03 |language=ja |last=author}}</ref>
 
== 年譜 ==
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== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
== 参考文献 ==
* 人事興信所編『[[人事興信録]] 第25版 下』人事興信所、1969年。
 
== 外部リンク ==
{{commonscat|Masahito Moriyama}}
* {{Official website}}
* [https://blog.goo.ne.jp/moriyama-hashiru 自由民主党 兵庫県第一選挙区支部長 衆議院議員 盛山正仁 ブログ]