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'''蘇生'''（そせい、甦生）
▲'''蘇生'''（そせい、甦生）とは、一度[[死|死亡]]した、あるいはそれに類する状態になった人間が再び[[生命]]を取り戻すことである。前者は「[[復活]]」、「黄泉がえり」などとも呼ばれる。[[心臓]]の鼓動が停止したり、[[呼吸]]が止まったりした者に対し、[[人工呼吸]]や[[心臓マッサージ]]を行うが、その方法をまとめて、[[心肺蘇生法]]という。
== 蘇生に関する記述・記録 ==
* 『[[吾妻鏡]]』[[天福 (日本)|天福]]元年（[[1233年]]）[[7月20日 (旧暦)|7月20日]]条の記述として、「[[申]]の刻、内藤（判官）盛時が死後、[[子 (十二支)|子]]（ね）の刻に至り、蘇生し、妻子に冥界を語る」とあり、「末代希有（けう）の事なり」と記されている（中世における[[臨死体験]]談）。
* [[江戸時代]]の[[随筆]]である『[[耳嚢]]』巻之五に蘇生した人の話がある。
* [[明治時代]]初期の[[石鐵県死刑囚蘇生事件#類似する案件]]（都市伝説の面がある）。
== 文化 ==
== 薬師信仰とよみがえり話 ==▼
; 日本の蘇生神話
『[[沙石集]]』（[[弘安]]年間作）の中に、[[常陸国]]中郡庄（現西茨城郡）で[[文永]]の末頃、[[薬師堂]]近くに住む、12、3歳の少年が病死し、死体を野原に捨てられるも、薬師如来が死体を背負って家へ連れ帰ると、生き返った、という話が語られている（その後、少年は法師になったとされる）。▼
* [[イザナギ]]が妻の[[イザナミ]]を蘇生しようと[[黄泉比良坂]]を超える話。
; ギリシャ神話のよみがえりの話
* [[エレウシスの秘儀]]
* 冥界から帰ってきた英雄：[[ヘーラクレース]]、[[オルペウス]]、[[テセウス]]、[[オデュッセウス]]、[[アイネイアース]]
▲『[[沙石集]]』（[[弘安]]年間作）の中に、[[常陸国]]中郡庄（現西茨城郡）で[[文永]]の末頃、[[薬師堂]]近くに住む、12、3歳の少年が病死し、[[死体]]を野原に捨てられるも、薬師如来が死体を背負って家へ連れ帰ると、生き返った、という話が語られている（その後、少年は法師になったとされる）。
これについて『勝田市史 中世編 近世編』では、文永から弘安年間（13世紀）にかけて、坂東で疫病が流行したのは（資料的にも）事実であり、伝染を恐れて、まだ生きていた少年を野に捨てたのではないかと考察し、こうした史実と関連して、このような薬師信仰が中世を通して生じたとしている<!-- 同市史 pp.87 - 88 -->。
; 蘇生の民間儀式
* [[ゾンビ#現実におけるゾンビ|ゾンビパウダー]]▼
* [[十種の神宝#布瑠の言|布瑠の言]]（神道）▼
== 関連項目 ==
{{wiktionary}}
* [[日本蘇生協議会]]
▲* [[十種の神宝#布瑠の言|布瑠の言]]（神道）
▲* [[泰山府君]]の祭（[[陰陽道]]）
* [[キサガイヒメ・ウムギヒメ]]（貝の女神・蘇生神<!-- 説話中、大国主を蘇生する -->）
* 中国思想における[[北枕]]<!-- 北枕参照。風俗信仰として民間蘇生に関連する -->
* [[ラザロ]] - [[ラザロ徴候]]▼
▲* [[朝鮮の民間療法]] - 死者を蘇らす方法として、子や妻の薬指の血を頭上にかける
▲* [[ゾンビ#現実におけるゾンビ|ゾンビパウダー]]
▲*[[ラザロ]] - [[ラザロ徴候]]
* 題材とした創作物 - [[黄泉がえり]]、[[そらうた]]
== 外部リンク ==
* [
* {{Kotobank}}
* [
* {{Kotobank|蘇生法}}
{{Medical-stub}}▼
{{DEFAULTSORT:そせい}}
[[Category:医学用語]]
▲{{Medical-stub}}
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