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== 概要 ==
『ドラゴンボール』の主な舞台となる場所。ドラゴンボールの世界地図は『ドラゴンボール大全集』および『超全集』、『ドラゴンボール フルカラー ピッコロ大魔王編 2巻』、ゲーム『[[DRAGONBALL Z THE LEGACY OF GOKU II]]』、ゲーム『[[DRAGONBALL Z Buu's Fury]]』、ゲーム『[[ドラゴンボール改 サイヤ人来襲]]』、ゲーム『[[ドラゴンボールZ カカロット]]』などで見れる{{sfnm|1a1=大全集 4巻|1y=1995|1pp=74.75|2a1=大全集 7巻|2y=1996|2pp=220.221.226-240|3a1=超全集 1巻|3y=2013|3pp=264.265|4a1=超全集 4巻|4y=2013|4pp=234.235.244-260}}<ref>「THE EARTH OF DB WORLD」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball LANDMARK 少年編〜フリーザ編』[[集英社]]、2003年12月24日、ISBN 4-08-873478-5、30頁、31頁。</ref><ref>鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍球問答」『DRAGON BALL フルカラー ピッコロ大魔王編 2巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年3月4日、ISBN 978-4-08-880622-8、220頁、221頁。</ref><ref> [http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ds_dragonball_kai/rpg/adv03.html ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 世界地図].表示させるにはAdobe Flash Playerが必要。また、ブラウザの設定でJavaScriptをONにする必要あり。2020年1月8日閲覧。</ref><ref name="kakarotfield">{{Cite web|和書|url=https://dbar.bn-ent.net/field.html|title=ドラゴンボールZ カカロット フィールド|accessdate=2020-1-8}}</ref>。[[プレイディア]]用ゲーム『[[ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画#プレイディア版|ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画]]』に登場する世界地図は全く別の設定となっている<ref group="注">プレイディア用ゲーム『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画』に登場する地図は独自の設定になっており、ニシン大陸、ビタミン諸島、アツアツオデン大陸、カメアルク諸島、トロロネバ大陸、キャラメルン大陸が描かれている。</ref>。[[ドラゴンボールの地理#この世|この世]]の[[宇宙]]において、北エリアの[[銀河]]の辺境の地にある銀河星雲、[[太陽系]]に浮かぶ第三[[惑星]]。第7宇宙の端っこに位置する。破壊神ビルスの付き人ウイスからは「4032の緑の877惑星」{{Sfn|超全集 4巻|2013|p=34}}と呼ばれている。ウイスの超高速移動で北エリアの界王星から約3分、ビルスの星から約35分の場所にある。[[陸|陸地]]の形は現実における地球とはかなり異なる形をしており、多[[民族]]、多[[人種]]が共存している。地球の周りには[[衛星]]である[[ドラゴンボールの地理#月|月]]が回っている。[[言語]]は、宇宙[[公用語]]と呼ばれる地球を含む宇宙全般で使われている言葉が使われている。ただし、文字は現実世界の[[仮名 (文字)|仮名]]・[[ラテン文字]]・[[漢字]]が使われている
 
[[ドラゴンボールの地理#この世|この世]]の[[宇宙]]において、北エリアの[[銀河]]の辺境の地にある銀河星雲、[[太陽系]]に浮かぶ第三[[惑星]]。第7宇宙の端っこに位置する。破壊神ビルスの付き人ウイスからは「4032の緑の877惑星」{{Sfn|超全集 4巻|2013|p=34}}と呼ばれている。ウイスの超高速移動で北エリアの界王星から約3分、ビルスの星から約35分の場所にある。[[陸|陸地]]の形は現実における地球とはかなり異なる形をしており、多[[民族]]、多[[人種]]が共存している。地球の周りには[[衛星]]である[[ドラゴンボールの地理#月|月]]が回っている。[[言語]]は、宇宙[[公用語]]と呼ばれる地球を含む宇宙全般で使われている言葉が使われている。ただし、文字は現実世界の[[仮名 (文字)|仮名]]・[[ラテン文字]]・[[漢字]]が使われている。
年号は「エイジ」が公用で使われているが、一部[[地域]]では[[西暦]]も使われている。信仰としては、仏教やキリスト教に似た[[宗教]]が存在している。だが、[[孫悟空 (ドラゴンボール)|悟空]]などほんの一部の人間以外は、[[#神様の神殿|神様の神殿]]に住む本当の地球の神の存在を知らない。[[フォーク (食器)|フォーク]]や[[スプーン]]のほか、[[箸]]を使う[[文化]]も世界中に広く根付いている。作中の時代設定において、第1話では「むかしむかしのこと」と語られ、最終回では「むかしむかし始まったこの物語は、やっと現代に帰ってきた」と語られているが、原作者である鳥山明は「『ドラゴンボール』は、いつの時代のどんな場所でのお話なのか、というような設定は決めてはいません。自由に何を描いてもいいわけですから」と述べている<ref>[[週刊少年ジャンプ]]特別編集「超豪華3大マル秘特集 鳥山明スペシャル (2)鳥山明先生描き下ろしマンガ「わしとアニメ」」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、雑誌29939-10/18、9頁。</ref>。
 
年号は「エイジ」が公用で使われているが、一部[[地域]]では[[西暦]]も使われている。信仰としては、仏教やキリスト教に似た[[宗教]]が存在している。だが、[[孫悟空 (ドラゴンボール)|悟空]]などほんの一部の人間以外は、[[#神様の神殿|神様の神殿]]に住む本当の地球の神の存在を知らない。[[フォーク (食器)|フォーク]]や[[スプーン]]のほか、[[箸]]を使う[[文化]]も世界中に広く根付いている。
[[ドーム]]形や球状の建物など、この世界特有の形状をした建築物が多く、場所によっては[[東洋]]風の建築物も見受けられる。現実における地球と同じように、[[スポーツ]]の祭典である[[近代オリンピック|オリンピック]]も4年に1度行われている。『ドラゴンボール』の世界におけるオリンピック記録は、現実における記録とほぼ変わらない。またスポーツも盛んに行われておりプロ野球なども行われているが、[[球技]]や[[陸上競技]]よりも[[格闘技]]のほうが盛んであり、[[天下一武道会]]のような世界的な大会も開かれている。インターネット<ref>ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 10 亀仙人」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、23頁。</ref>や[[マスメディア]]も存在しており、[[テレビ]]、[[録画]]機器、[[映画]]、[[コンピューターゲーム]]なども一般的に普及している。[[自動車]]の運転には現実の地球と同じく運転免許が必要だが、当時16歳の[[ブルマ (ドラゴンボール)|ブルマ]]や当時9歳の[[ウーロン]]が自動車を運転している描写がある。[[ビーデル]]は悟飯に「名字と名前が分かれているのは今時めずらしい」と発言。[[埋葬]]についてはウパがボラと悟空を土葬したこと<ref>鳥山明「其之百六十二 カリン塔」『DRAGON BALL 第8巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年7月15日、ISBN 4-08-851838-1、41頁。</ref>、「死体を燃やしちゃ駄目」という悟空の発言<ref>鳥山明「其之百六十二 如意棒の秘密」『DRAGON BALL 第14巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1988年8月15日、ISBN 4-08-851611-7、89頁。</ref>から少なくとも[[土葬]]と[[火葬]]が存在する。環境問題についてはかなり好状態らしく、[[ベジータ]]からは「まあまあの星」、[[ナッパ]](アニメのみ)からは「見たことがないぐらい素晴らしく、高値で売れる星」、[[フリーザ]]からは「悪くない星」と評された。バーダックに「食料は多いが人間も資源もあまり価値がないので注目されていない星」<ref name="jaco">鳥山明「DRAGON BALL- 放たれた運命の子供」『[[銀河パトロール ジャコ]]』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-870892-8、241・245頁。</ref>「技術力も戦闘レベルも低い人間のいる星」<ref>小説『ドラゴンボール超 ブロリー』集英社(ジャンプ ジェイ ブックス)、2018年12月14日、55頁。ISBN 978-4-08-703468-4。</ref>、銀河パトロールには「発展途上でたいして重要じゃない星」<ref name="jaco"/>と言われていた。また、セブンスリーのデータによると「発展途上で無価値の星」だが、これはセブンスリーらサガンボ銀河強盗団が銀河パトロールに捕まる以前の古いデータだとされる<ref>「其之五十三 サガンボ銀河強盗団」『ドラゴンボール超 第12巻』集英社、2020年4月3日、ISBN 978-4-08-882264-8、13頁。</ref>。破壊神ビルスからは「うまい物がたくさんある星」とされているため、ビルスの破壊を免れているばかりか逆にフリーザの破壊をなかったことにし、破壊神が破壊を防いだという稀有な星。『[[ネコマジン]]』の舞台も『ドラゴンボール』と同じ時代、同じ地球にある未開の世界{{Sfn|超全集 1巻|2013|pp=20-24}}だが、時代検証が困難な[[パラレルワールド]]だと説明されており{{Sfn|超全集 4巻|2013|p=32}}、ネコマジンZが住むタマネギ岩が目印の荒野はサタンシティと地球をはさんで反対側に位置している{{Sfn|超全集 1巻|2013|pp=20-24}}。
 
年号は「エイジ」が公用で使われているが、一部[[地域]]では[[西暦]]も使われている。信仰としては、仏教やキリスト教に似た[[宗教]]が存在している。だが、[[孫悟空 (ドラゴンボール)|悟空]]などほんの一部の人間以外は、[[#神様の神殿|神様の神殿]]に住む本当の地球の神の存在を知らない。[[フォーク (食器)|フォーク]]や[[スプーン]]のほか、[[箸]]を使う[[文化]]も世界中に広く根付いている。作中の時代設定において、第1話では「むかしむかしのこと」と語られ、最終回では「むかしむかし始まったこの物語は、やっと現代に帰ってきた」と語られているが、原作者である鳥山明は「『ドラゴンボール』は、いつの時代のどんな場所でのお話なのか、というような設定は決めてはいません。自由に何を描いてもいいわけですから」と述べている<ref>[[週刊少年ジャンプ]]特別編集「超豪華3大マル秘特集 鳥山明スペシャル (2)鳥山明先生描き下ろしマンガ「わしとアニメ」」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、雑誌29939-10/18、9頁。</ref>。
 
[[ドーム]]形や球状の建物など、この世界特有の形状をした建築物が多く、場所によっては[[東洋]]風の建築物も見受けられる。現実における地球と同じように、[[スポーツ]]の祭典である[[近代オリンピック|オリンピック]]も4年に1度行われている。『ドラゴンボール』の世界におけるオリンピック記録は、現実における記録とほぼ変わらない。またスポーツも盛んに行われておりプロ野球なども行われているが、[[球技]]や[[陸上競技]]よりも[[格闘技]]のほうが盛んであり、[[天下一武道会]]のような世界的な大会も開かれている。
 
インターネット<ref>ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 10 亀仙人」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、23頁。</ref>や[[マスメディア]]も存在しており、[[テレビ]]、[[録画]]機器、[[映画]]、[[コンピューターゲーム]]なども一般的に普及している。[[自動車]]の運転には現実の地球と同じく運転免許が必要だが、当時16歳の[[ブルマ (ドラゴンボール)|ブルマ]]や当時9歳の[[ウーロン]]が自動車を運転している描写がある。
 
設定においても[[姓]]を持たない人物が大半で、[[ビーデル]]は悟飯に「名字と名前が分かれているのは今時めずらしい」と発言している。[[埋葬]]についてはウパがボラと悟空を土葬したこと<ref>鳥山明「其之百六十二 カリン塔」『DRAGON BALL 第8巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年7月15日、ISBN 4-08-851838-1、41頁。</ref>、「死体を燃やしちゃ駄目」という悟空の発言<ref>鳥山明「其之百六十二 如意棒の秘密」『DRAGON BALL 第14巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1988年8月15日、ISBN 4-08-851611-7、89頁。</ref>から少なくとも[[土葬]]と[[火葬]]が存在する。
 
環境問題についてはかなり好状態らしく、実際に訪れている[[ベジータ]]からは「まあまあの星」、[[ナッパ]](アニメのみ)からは「見たことがないぐらい素晴らしく、高値で売れる星」、[[フリーザ]]からは「悪くない星」と評された。一方でバーダックに「食料は多いが人間も資源もあまり価値がないので注目されていない星」<ref name="jaco">鳥山明「DRAGON BALL- 放たれた運命の子供」『[[銀河パトロール ジャコ]]』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-870892-8、241・245頁。</ref>「技術力も戦闘レベルも低い人間のいる星」<ref>小説『ドラゴンボール超 ブロリー』集英社(ジャンプ ジェイ ブックス)、2018年12月14日、55頁。ISBN 978-4-08-703468-4。</ref>、銀河パトロールには「発展途上でたいして重要じゃない星」<ref name="jaco"/>と言われていた。また、セブンスリーのデータによると「発展途上で無価値の星」だが、これはセブンスリーらサガンボ銀河強盗団が銀河パトロールに捕まる以前の古いデータだとされる<ref>「其之五十三 サガンボ銀河強盗団」『ドラゴンボール超 第12巻』集英社、2020年4月3日、ISBN 978-4-08-882264-8、13頁。</ref>。破壊神ビルスからは「うまい物がたくさんある星」と評される程に食文化は発展している事で、ビルスの破壊を免れているばかりか逆にフリーザの破壊をなかったことにし、破壊神が破壊を防いだという稀有な星となる。
 
『[[ネコマジン]]』の舞台も『ドラゴンボール』と同じ時代、同じ地球にある未開の世界{{Sfn|超全集 1巻|2013|pp=20-24}}だが、時代検証が困難な[[パラレルワールド]]だと説明されており{{Sfn|超全集 4巻|2013|p=32}}、ネコマジンZが住むタマネギ岩が目印の荒野はサタンシティと地球をはさんで反対側に位置している{{Sfn|超全集 1巻|2013|pp=20-24}}。
 
作中では1回(アニメ『[[ドラゴンボールGT]]』の1回も含めると2回)消滅しているが、[[ナメック星]]の[[ドラゴンボール (架空の道具)|ドラゴンボール]]によって元に戻っている<ref group="注">劇場版『[[ドラゴンボールZ 復活の「F」]]』およびアニメ『ドラゴンボール超』では追い詰められたフリーザが地球を破壊するが、ウイスが時を戻せる能力を使い、フリーザが地球を破壊する前まで時間を戻している。アニメ『ドラゴンボール超』第69話では[[則巻アラレ]]が地球割りをして地球が真っ二つに割れるが、地面が割れただけで他は何ごとも起きなかった。</ref>。
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なお、第7宇宙と表裏一体である第6宇宙にも地球は存在しているが、第6宇宙の地球は、過去にバカな争いをして人類は滅びてしまい荒廃した星と化している。第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合後にビルスが超ドラゴンボールに願ったことにより、第7宇宙とほとんど同じ文化を持つ星に再生した。
 
未来世界の[[トランクス (ドラゴンボール)#トランクス(未来)|トランクス]]がいる地球は、[[人造人間17号]]と[[人造人間18号]]によって多くの人間が殺され世界人口は数万人程度にまで激減しているほか、多く破壊されてエネルギー事情が厳しいものとなっている。未来トランクスが人造人間17号と18号を倒した後は人類と街は復興してきているが開始され始めた<br>
アニメ『[[ドラゴンボール超]]』では、未来トランクスが[[バビディ]]と[[ダーブラ]]を倒して[[魔人ブウ]]復活を阻止しているが、その突如現れたゴクウブラックによって未来トランクスやマイを含めた一部を除く地球人のほとんどが殺され、荒廃した星と化しており、最終的には未来の全王によって不死身のザマスもろとも未来世界ごと消されたため、この時間軸では全王以外で生き残ったのは未来トランクスとマイだけになった<ref group="注">その後、未来の全王は悟空によってタイムマシンで現代に連れてこられて現代の全王と友達になり、未来トランクスとマイは未来の全王に消される前の時代に移り住むことにし、当然そこにはその時代の自分たちがいることを承知した上でタイムマシンで旅立っていった。</ref>。
 
== 経済・産業 ==
世界共通[[通貨]]としてゼニーが幅広く使用されているが<ref group="注">アニメ『ドラゴンボール超』では、1万ゼニー紙幣の肖像画に鳥山の自画像が描かれている。</ref>、一部地域でドルや円が使われているところもある。ゼニーの価値は、現実における[[円 (通貨)|日本円]]とほぼ等価値<ref>ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月9日、ISBN 978-4-08-874803-0、93頁。</ref>。『銀河パトロール ジャコ』では、1000億ゼニー=1500億円となっている。エネルギー[[燃料]]としては、[[エアカー]]の燃料であるプラニウム、自動車の燃料であるガソリンや軽油、[[宇宙船]]の燃料であるリキニウムがある。[[カプセルコーポレーション]]の[[カプセルコーポレーション#ホイポイカプセル|ホイポイカプセル]]が世界中に普及しており、[[反重力]]エンジンを積んだエアカーや反重力飛行機など先進の[[技術]]が生活に深く入り込んでいる。なお、乗り物は反重力エンジンを積んだエアカー以外にも車輪で動く自動車、オートバイや反重力飛行機以外のプロペラ機などの飛行機から船なども現役で存在しており、中には実在するメーカーの自動車やオートバイも存在する。その反面、[[軍需産業]]の肥大化も問題になっており、[[レッドリボン軍]]のように、ホイポイカプセルによる[[兵器]]の大量輸送や、[[遺伝子]]操作による人造人間の開発などの技術を悪用した犯罪も多い。宇宙へ進出する技術が遅れているため他の星との交流はほとんど無く、一般人の多くは[[宇宙人|異星人]]の存在を知らない。さらに、[[魔法]]や[[魔術]]といった超自然の力も一部で認められている。『銀河パトロール ジャコ』では、カプセルコーポレーションのブリーフ博士が銀河パトロールから重力コントロール装置の技術を譲ってもらったことが明かされている。また、地球に存在する非常に高価な貴金属「空金(スカイゴールド)」は他の星では「ブルーオーラム」と呼ばれ、様々な機械の動力源として使われている。
 
[[都市圏]]と[[地方]]の[[貧富の差|経済格差]]が非常に大きく、大都市では[[重化学工業]]に基盤を置いた都市開発がなされており、高層ビルが建ち並び[[交通|交通機関]]や[[公共]]設備が発達している大都市がある一方で、地方においては、[[田園]]耕作や[[放牧]]、[[酪農]]など、昔ながらの[[農業|農業生活]]が営まれており、ナムの村のように[[水道]]すらなく日常の生活用水に事欠き[[飢饉]]に苦しんでいる地域もある。教育設備の格差もあり、設備の良い大きな[[学校]]<ref group="注">原作では高等学校が、アニメ『[[ドラゴンボールGT]]』では中学校が、アニメ『ドラゴンボール超』では大学が存在している。また、『銀河パトロール ジャコ』ではブルマが大学の特別講師を務めていることが判明している。</ref>がある一方で、悟空の家がある地区のように学校すら存在しない[[学校|教育福祉施設]]の立ち遅れているところもある。ただし、通信教育は発達しており、受講していれば児童に[[通学]]の義務は無い。また、[[病院]]が存在しない地方も多い。
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: 人間型地球人から改造された人造人間17号や人造人間18号、達人たちの細胞を集めてつくられたセルなど。
 
この他、原作から約250年後を舞台としたゲーム『[[ドラゴンボールオンライン]]』ではエイジ851に[[ナメック星#ナメック星人|ナメック星人]]が地球に移住してきたことになっており、地球には人間、ナメック星人、[[魔人ブウ|魔人]]の3つの種族が共存しているという設定になっている<ref>{{Cite news |title=「ドラゴンボールオンライン」の実現に必要だった二つのフュージョンとは? ICON2009で行われたNTL高宮氏の講演を紹介|work=[[4Gamer.net]]|url=httphttps://www.4gamer.net/games/038/G003825/20091203021/|date=2009-12-03|accessdate=2020-04-23}}</ref>。
 
== 生物・生命 ==
動物、[[鳥]]、[[魚類]]などの水中に住む生物、[[昆虫]]などといった現実における地球に存在している[[生物]]以外にも、[[恐竜]]、[[怪獣]]といった生物が生息している<ref group="注">魔族でもモンスター型でもないギランや[[ドラゴンボールの登場人物#ブヨン|ブヨン]]は、怪獣に分類される。</ref>。これらの生物の中には言葉を話せるものもいる<ref group="注">[[ドラゴンボールの登場人物#ウミガメ|ウミガメ]]、プテラノドン、第1話の巨大魚など。</ref>。
 
また、[[ロボット工学]]や[[バイオテクノロジー]]によってつくられた[[人工生命]]も存在する。
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=== 北エリア ===
;<span id="北の都">北の都</span>
: 北エリアにある大きな都。[[ドクター・ゲロ]]の研究所を探す[[クリリン]]たちが上空を通っていった。『[[ドラゴンボールZ 復活の「F」]]』ではフリーザによって破壊されるが、戦いの後でブルマがドラゴンボールで元に戻す旨を語っている
;<span id="18号が服を奪った町">18号が服を奪った町</span>
: 針葉樹と雪に覆われた小さな町。[[人造人間18号]]がピッコロらとの戦闘で破れた服の替えを手に入れるため訪れた。
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:
;<span id="孫悟空の家">孫悟空の家</span>
: [[孫悟空 (ドラゴンボール)|悟空]]一家が暮らしている家。サタンシティから1000キロ以上離れた東の439地区にある山の小さな村にある。この家は村から少し離れており、周りを山や森に囲まれた場所に存在しているため、陸の孤島に近い生活をしている。また、隣の家には老夫婦が住んでいる<ref group="注">アニメではパオズ山にあるとされ、昔悟空が育ての親の孫悟飯と暮らしていた小屋が家の近くにあることが明確になっている。</ref>。なお『[[ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦]]』では、公式データというわけではないが<ref>劇場版ドラゴンボール公式サイト劇場版ドラゴンボールヒストリー(公開終了)より。</ref>、「かの有名なゼミナール」の保護者面接シーンで試験官が見る悟飯の入学願書に「58N018 東の439地区」という住所が書かれているシーンが、ほんの一瞬ある。『ドラゴンボール超』では屋根の部分にアンテナが設置された<ref name="guide">伊能昭夫編「BACKGROUND DESIGN COLLECTION 美術設定コレクション」『TVアニメーション ドラゴンボール超 超スタートガイド』集英社、2015年7月3日、雑誌 11324-08、37-41頁。</ref>。『[[ドラゴンボールZ カカロット]]』では家自体が元々は牛魔王の所有物で、悟空とチチの結婚後にホイポイカプセルに入れて渡したと語られる。新居を立てるに相応しい場所を探して悟空とチチがあちこちを転々とした末、悟空の故郷であるパオズ山が理想の場所だったと判断して建てた
;<span id="孫悟飯の家">孫悟飯の家</span>
: 悟空が育ての親である[[孫悟飯 (孫悟空の育ての親)|孫悟飯]]と暮らしていた<ref group="注">アニメではパオズ山と描写されている。</ref>人里離れた場所に建つ一軒家。ベッドと[[箪笥]]がひとつずつ置かれており、部屋はひとつだけの質素な家である。自然豊かで近くには[[川]]や[[竹林]]があり、悟空は巨大な魚を捕って食べたりしていた。『ドラゴンボールZ カカロット』では悟空は結婚後にチチを連れてこの家に戻ったものの、二人で暮らすには狭いという理由で上記の新居へ移ったと明かされている
;<span id="東の都">東の都</span>
: 高層ビルが立ち並ぶ都。ベジータとナッパが着陸した際に、ナッパが繰り出した[[衝撃波]]により都に住む人々とともに壊滅した<ref group="注">サイヤ人編以降の展開では、セルや魔人ブウなどに殺された人々、『[[ドラゴンボールZ 復活の「F」]]』で破壊された北の都などの、悪役による被害はいずれもドラゴンボールで復活・再建されている一方、東の都に関しては作中では一切触れられていない。</ref>。『銀河パトロール ジャコ』にも登場しており、日本的な雰囲気の建物も多く和洋が入り乱れた街並みをしている。『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では多林寺は東の都にあるとされる。
:; <span id="小さな島">小さな島</span>
:: 『銀河パトロール ジャコ』に登場した、東の都の近くにある大盛博士が住む小さな島。東の都とはモーターボートで30分の距離にあり、所有権は都にある。かつてこの島では政府の要求で極秘裏に[[タイムマシン]]の開発が行われていた。周囲には夜行性のオバケ鮫が生息しているがジャコに退治された。島からモーターボートで2時間ほどの所にロケットの打ち上げ場所に使われた木初島(きういとう)がある。
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: 神殿の上部には、タイル貼りの庭と樹木、神が生活している神殿がある。庭は、カリンから神に会う資格を得た者をミスター・ポポが試す競技場にも使われるため、とても広いスペースになっている<ref name="color3">鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍球問答」『DRAGON BALL フルカラー ピッコロ大魔王編 3』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年3月4日、222-223頁。ISBN 978-4-08-880644-0。</ref>。空気が薄いため、ここでの修行の効果は高い<ref name="color3"/>。神殿の下部は、複雑な迷路のように入り組んだ通路になっており、最深部の階には地球とは別次元にある、[[#精神と時の部屋|精神と時の部屋]](後述)へと入るための入り口がある。また、丸い屋根の下にベッドが2つだけというシンプルな寝室やトイレが存在する<ref name="color3"/>。ゴテンクスと魔人ブウとの戦いの際に破壊されたが、その後元通りに復元している。
: アニメでは、神殿の一室に先代の神々の墓場である異空間の神仙界があり、歴代の神々の霊がさまよっている。神仙界は神聖な場所であり、うかつに足を踏み入れると神々の怒りによって、霊に形を変えた歴代の神に巻きつかれ、電撃を浴びせかけたうえ魂を抜かれ取り殺されてしまう。神仙界には神殿の底に開いた穴があり、世界にある7つの大きな気流が集まっているので、そこに超神水を注ぎ込むと地球全体にまんべんなく撒くことができる。
: アニメでは時の部屋と呼ばれる部屋が登場する。時をつくり、過去と現在と未来が交じわり合うという空間で、そこでは心を[[タイムトラベル|時間移動]]させることができる<ref group="注">アニメ『[[ドラゴンボール (アニメ)|ドラゴンボール]]』第129話で少年時代の悟空が時をさかのぼり武泰斗や若い頃の亀仙人と鶴仙人と出会ったほか、『ドラゴンボールZ』で天津飯やクリリンたちが、過去の世界で[[ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物#サイヤ人編|幻のサイヤ人]]と戦った。</ref>他に、どこへでも行ける瞬間移動装置、下界のすべての場所を映し出す甕の中にある水の鏡である神の水鏡なども存在する。『超』では地球をくまなく見守るために行きたいところに行けるとされ、如意棒を格納して神殿ごと空を移動している<ref group="注">アニメ『超』ではデンデの「パンペイナッポ」の呪文で空を移動し、「アペポンコッピ」の呪文で止まる。</ref>。
:; <span id="精神と時の部屋">精神と時の部屋</span>
:: 神様の神殿最下層にある、修行のための部屋。老界王神は「時の異次元世界」と呼ぶ。出入り口兼用の建物以外には何もない、地球と同じ広さの真っ白な空間が延々と広がっている。建物には風呂、トイレ、ベッド、食料庫がある。食べ物は、質素な粉と水があるのみ<ref group="注">アニメ版の人造人間編では普通に食料があった。また、シャワーカーテン付きシャワールームも完備されている。</ref>。空気は外の約4分の1、[[重力]]は地球の10倍、[[気温]]は50度からマイナス40度へと急激に変化する過酷な環境である<ref group="注">アニメ版では炎や氷柱が立ち上がったりと室内の厳しい環境が表現された。</ref>。室内は外の世界と時間の流れる早さが異なるため、ここでの1年は外界の時間の1日と同じである。細かい時間計算は明確にはなっていないが、原作のセリフなどで明確になっているのは部屋の1年=外界の1日、部屋の6時間=外界の1分である。悟空が子供の頃初めて入った際には、気が狂いそうで室内時間で1か月もいられなかったという。
:: 通常の地球時間で数えて生涯で48時間しか使用できず、それを超えた場合は部屋の出口が消えて出られなくなる。ただし、出口が無くなってしまっても、とてつもない気の力で次元に穴を開け、脱出することも可能。部屋の扉を閉めてしまえば完全に下界の情報はシャットアウトされるが、[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ(マジュニア)|ピッコロ]]の[[テレパシー]]による心に話しかける会話は可能。部屋の定員は2人までとされているが、魔人ブウが入った際には4人が入室している。
:: 魔人ブウ編で出入口が破壊されたが、アニメ『超』ではデンデが直しており、悟空がベジータと共に3日入って3年分の修行をしている。その後ベジータが何度か使用しているが、部屋を出るたびに破壊している。
:: ゲーム『ドラゴンボールZ カカロット』では、セル編と魔人ブウ編の間<ref group="注">トランクスが未来に帰って数日後の話。</ref>に精神と時の部屋に一度に入れる人数の調整を行うサブクエストが存在する<ref group="注">サブクエスト「精神と時の部屋の調整」で行われる。デンデが「一度に二人しか入れませんが、この数を増やすつもりです」と語っている。部屋に入れる人数の調整と部屋の改装はミスター・ポポが行う。</ref>。
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;<span id="ギランの村">ギランの村</span>
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: 頂上に[[ドラゴンボールの登場人物#牛魔王|牛魔王]]が住む城がある炎に包まれた山。もともと'''涼景山'''と呼ばれていた気候の穏やかな過ごしやすい環境の場所だったが、エイジ739に天から火の精が落ちてきたため燃え盛る山となり周囲の気候も灼熱地帯に激変した。牛魔王はこの出来事が起こった際、赤ん坊だったチチとピクニックに出かけていたため事無きを得た。火事を消すために亀仙人が放った、かめはめ波により山は城ごと消滅してしまう。
: アニメでは、フライパン山があった場所は後に牛魔王の村となり、牛魔王とチチ、村人とが仲良く暮らしていた。後に城が再建されたが、悟空とチチの結婚式の際には五行山の八卦炉の底に穴が空いたことにより再び城が火事になった。冒険に出た悟空とチチの活躍により炎は消し止められ、無事フライパン山で悟空とチチの挙式が行われた。
;<span id="カメハウス">カメハウス</span>
: [[亀仙人]]がウミガメと共に暮らしている家。大陸の南にある群島の中の小さな島に建っている。常夏らしく常に温暖な気候で、アニメではヨットやモーターボートに乗った若者が登場する。
: 当初は亀仙人とウミガメとの二人暮しであったが、悟空とクリリンが亀仙人の下で修行を行う時から第23回天下一武道会の開催前後までは、[[ランチ (ドラゴンボール)|ランチ]]も一緒に住んでいた。後に、クリリンや人造人間18号とその子供[[ドラゴンボールの登場人物#マーロン|マーロン]]も一緒に住むようになる。ストーリー中では大事が起きた際に主要人物が集まる避難所的な場所として用いられると同時に、談話室の役割も果たす。
:{{main|カメハウス}}
: 外観は2階建てで外壁はピンク色に塗られ、赤い文字(屋根と同色)で「KAME HOUSE」と書かれている。ランチが旅に出た後には改装され、部屋が少し広くなった。家自体はカプセルコーポレーション製のホイポイカプセルに収め、持ち運ぶことができるため、弟子として入門した悟空とクリリンを修行させる際や、封印を解かれた[[ピッコロ (ドラゴンボール)|ピッコロ大魔王]]が活動を開始した際には、他の島に移動させていた。
: 大陸の南にある群島の中に存在している、海上の小さな孤島の上に建っている。所在地は「NBI 8250012B」<ref>鳥山明「其之百三十六 ピッコロ大魔王の恐怖!」『DRAGON BALL 第12巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1988年4月15日、ISBN 4-08-851609-5、63頁。悟空、クリリン、ヤムチャの天下一武道会の名簿より。</ref>。レッドリボン軍のレーダーで「ESA7024地点」<ref>鳥山明「其之七十一 KAMEHOUSE発見さる!!」『DRAGON BALL 第6巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年3月15日、ISBN 4-08-851836-5、165頁。</ref>、人造人間16号のデータで「南のF地点」を指し示す位置に存在する<ref>鳥山明「其之三百六十六 サイヤ人たちの修行」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、73頁。</ref>。
: 村や町、都などからは遠く離れており、近くの大きな島へ買物などへ行く際には、全てボートなどを使わなくてはならない。そのため交通手段がなくなると泳いで行く羽目になる。また地下にウミガメが個室を持っており、外の砂浜に出入り口があるが満潮時には使えない<ref name=bouken>週刊少年ジャンプ特別編集「みんなみてみて!DRAGONBALL キャラクター大集合 うへへっ ここがワシの家じゃよ〜ん!!」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、64-65頁。</ref>。カメハウスが満潮干潮で沈まない理由について鳥山明は、「島自体が浮いているからじゃないか」と述べたうえで、「でもそれだと、どうして潮流に流されないのかとなるな…」と答えている<ref>週刊少年ジャンプ特別編集「鳥山先生に完全密着取材Q&A!!なるほど!?ザ・ドラゴンボール」 『DRAGONBALL冒険SPECIAL』138頁。</ref>。
: 外見とは裏腹に広い。床はフローリングになっており、テレビ、冷蔵庫、ソファーなどがひととおり揃っている。電話だけは無かった<ref group="注">ただし、悟空たちの修行での牛乳配達の予約は電話で行っている。</ref>ため、ブルマが後に作成しており、フリーザ編ではナメック星からの連絡を受信していた。オーディオ設備なども揃っており、亀仙人は録画機器で「オマタヒロゲテ・エアロビクス」を欠かさず録っている<ref name=bouken/>。冷蔵庫には約1か月分の食料が入っており、風呂、トイレ、洗面所は一緒になっている<ref name=bouken/>。2階は亀仙人の寝室となっており、ベッドと甲羅のスペアなどが入っている洋服ダンスがある。ランチが住んでいたときは、いつの間にか彼女に占領されてしまい、ランチ用のタンスが変身前と変身後の2つ置かれ、女の子らしい洋服と戦闘用の武器が別々に保管されている。また、窓には機関銃が設置されていた<ref name=bouken/>。屋根裏には秘密の隠し部屋があり、200年以上にわたって集めた亀仙人のエロ本コレクションが隠されているが、2階にランチが住み着いたときにはヤシの木を登らなければ取りにいけなくなり、たまにチカンと間違えられてしまう<ref name=bouken/>。地下には地下闘技場があり、亀仙人はここでこっそり鍛錬して己の技に磨きをかけていた<ref name=bouken/>。
: アニメ『[[ドラゴンボール (アニメ)|ドラゴンボール]]』では、亀仙人の若い頃(約300年前)の写真を収めていたアルバムがあり、それをブルマが発見している(第82話)。終盤のウェディング編では、再び出火したフライパン山の火を消すべく、芭蕉扇の作り方を記した書物<ref group="注">「亀仙流」という文字が表紙に入っている。</ref>を悟空と[[チチ (ドラゴンボール)|チチ]]が探しに来ている。書物の内容は酔った勢いで書いたデタラメなものであった。また、エロ写真が挟まれているものもある。
;<span id="ブルー中隊仮設キャンプ">ブルー中隊仮設キャンプ</span>
: レッドリボン軍のブルー将軍率いる仮設キャンプがある小さな島。アニメでは島にある洞窟が潜水艦の基地となっており、ブルー将軍が乗る大型の潜水艦が出陣した
:{{main|レッドリボン軍#ブルー中隊}}
;ペンギン村
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:{{main|Dr.スランプ}}
;<span id="修行の島">修行の島</span>
: 亀仙人が悟空とクリリンに修行をつけるためにやってきた、かなり栄えた島。周囲にある島々の中ではかなり大きい。カメハウスの食料品などは、この島の店で購入している。[[剣歯虎|サーベルタイガー]]や恐竜が住む[[ジャングル (森林の型)|ジャングル]]や、[[ジョーズ]]の住む湖などといった自然環境も存在している。悟空とクリリンはここで、亀仙人による牛乳配達や素手での畑耕しといった基礎体力をつける修行や一般教養に到るまで、亀仙流武術に関することを学んだ。
;<span id="17号と闘った島">17号と闘った島</span>
: 悟空の居場所を確認するため、カメハウスに訪れた17号たちをピッコロが誘き寄せた無人島の一つでピッコロが17号と闘った。
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: 南の都がある大きな島に位置するタンバリンを追跡中に悟空が叩き落された場所。平原と熱帯雨林が隣接する特殊な地域。
;<span id="19号、20号の現れた島">19号、20号の現れた島</span>
: 北側に大きな岩山があり、中央から南へ向かって町が広がっている島。南の都の南西9キロの地点にあり、経済的にも恩恵を受けている。定住者だけでなく[[リゾート]]客も多い。[[人造人間 (ドラゴンボール)#19号|19号]]と20号が現れ大量虐殺を行ったため、島の住民はほぼ全滅に近い状態になった。アニメ『ドラゴンボールZ』第127話では亀仙人たちが見ているテレビニュースで「アメンボ島」と呼称している。また、『DRAGONBALL Z THE LEGACY OF GOKU II』では「アメンボ島」、『[[ドラゴンボール アルティメットブラスト]]』では「あめんぼ島」、『ドラゴンボールZ カカロット』では「パパイヤタウン」と名前がついている<ref name="kakarotfield" />。
;<span id="ナムの村">ナムの村</span>
: [[天下一武道会#ナム|ナム]]が住む、岩山に囲まれた小さな[[集落]]。もともと痩せた養分のない土の土地の上に、少ない雨という自然環境に悩まされている。住人たちは貧しいながらも自給自足で寄り添いながら生活しているが、年によっては食料にも困るような暮らしを送っていた。村の娘はアラビア風の衣服を着ている。住所はSAM 275508S<ref>鳥山明「其之百三十七 よみがえれ 孫悟空!」『DRAGON BALL 第12巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1988年4月8日、ISBN 4-08-851609-5、72頁。</ref>。
: アニメでは[[砂漠]]地帯にあるという設定になっており、ギラン一族が作ったダムのため村が水不足の状態になっていた。
;<span id="占いババの宮殿">占いババの宮殿</span>
: [[ドラゴンボールの登場人物#占いババの戦士|占いババ]]が住んでおり、玄関には占ってもらいたい人の行列ができている。正面玄関、ホールがあり、中央には野外競技場、一番湖岸から離れた建物の中にも悪魔の便所と呼ばれる闘技場がある。悪魔の便所は、下部がなんでも溶かす毒の沼で満たされ、便器に座った悪魔像の舌の上で闘う。住所・FS199644CC{{Sfn|大全集 7巻|1996|p=57}}。
;<span id="バビディの宇宙船の隠し場所">バビディの宇宙船の隠し場所</span>
: 民家が1軒だけ建っている場所。もともとは牧場だったが、住民はすでにバビディたちに殺害されている。地中には、界王神たちの探索を逃れるためにバビディが隠した[[宇宙船]]が埋まっており、封印の玉から魔人ブウを復活させるための本拠地にしている。宇宙船の先端が地表に突き出しており、入り口になっている。宇宙船内は6層になっており、お椀型の宇宙船に塔をくっつけたような形をしている。外周部にある4本のタンク状の部分は、戦士たちの部屋や控え室になっており、敵が侵入した際には[[ドラゴンボールの登場人物#プイプイ|プイプイ]]、[[ドラゴンボールの登場人物#ヤコン|ヤコン]]、ダーブラなどが、上部にある4つのステージで迎え撃つ。最下階の上はバビディの司令室になっており、最下階には魔人ブウが封印された玉が保管されていた。この場所は『DRAGON BALL 大全集』4巻での鳥山明のインタビューによると[[アフリカ]]の写真集で見た荒野の風景を参考にアレンジして描いたという{{Sfn|大全集 4巻|1995|p=166}}。
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: [[#ジングル村|ジングル村]]の山奥にあるフラッペ博士の研究所。ここで人造人間8号の体内にある爆弾が除去された。
;<span id="フラッペ山">フラッペ山</span>
: [[女人禁制]]の掟{{efn2|人間が定めた制度ではなく山そのものが本当に女人禁制であり、女性が1人でも山に登ると猛吹雪に見舞われ、下山すれば途端に晴天になる。}}がある、悟空が雪を取りに来た炎も凍るほど寒い雪山。『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では北の都近くにあるとされる。
;<span id="古道具屋">古道具屋</span>
: ある町にある、コソ泥の少年が悟空から奪ったドラゴンレーダーを200ゼニーで買い取った店。
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;<span id="パンジの村">パンジの村</span>
: 『ドラゴンボール 神龍の伝説』に登場。[[ドラゴンボール 神龍の伝説#あらすじ|リッチストン]]採掘を目的とした軍隊に荒らされた村。
;<span id="ピッコロの家">ピッコロの家</span>
: 『[[ドラゴンボール超 スーパーヒーロー]]』に登場。険しい岩山に囲まれた湖のほとりに建っている。外観はナメック星人の住む家と同様のもので、1階は椅子とテーブルが置かれた簡素な部屋になっており、2階の寝室は悟飯一家から一方的に贈られたペネンコのぬいぐるみであふれている。家の外には郵便ポストが備え付けられている。ピッコロはここでパンに稽古をつけたり、近くの岩山の山頂で修業を行ったりしている。
;<span id="PRISON8">PRISON8(プリズンエイト)</span>
: 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場。Dr.ヘドが収容されていた刑務所。入口は遊園地のような外観で、扉の上には「PRISON8」のネオンサインがあり、券売機が設置されている<ref name="sh">4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray & DVD『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』封入特典 豪華60Pブックレット、[[東映]]、5頁。</ref>。第八刑務所とも呼ばれる<ref>小説『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』集英社([[ジャンプ ジェイ ブックス]])、2022年6月19日、ISBN 978-4-08-703520-9、12頁。</ref>。
;<span id="魔神城">魔神城</span>
: 『ドラゴンボール 魔神城のねむり姫』に登場。悪魔の手に建っており、[[ドラゴンボール 魔神城のねむり姫#ゲストキャラクター|ルシフェル]]と配下の魔物が住む城。大広間の長い階段がある台座の上には、四方をカーテンにかこまれた、ねむり姫の寝室がある。
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;<span id="ミスこの世で一番べっぴん世界大会会場">ミスこの世で一番べっぴん世界大会会場</span>
: 『[[ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人]]』で、亀仙人たちが楽しみにしていた、[[ミス・コンテスト|ミスコン]]が開催される会場。
;<span id="メイクイーン城">メイクイーン城<ref group="注">『DRAGONBALL大全集6』ではジャガーの屋敷、ジャガー邸と表記されている。</ref></span>
: 『[[ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ]]』に登場。孤島<ref group="注">『DRAGONBALL大全集6』、『[[ドラゴンボールZ ドッカンバトル]]』ではジャガー島と表記されている。</ref>の山腹にある、[[ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ#ゲストキャラクター|ジャガー・バッダ男爵]]の城。[[ブロリー#バイオブロリー|バイオブロリー]]などの[[バイオテクノロジー|バイオ]]戦士をる研究室もある。研究室にある培養液カプセル(培養カプセルやタンクの中には空気に触れたら遺伝子の異なる生物の細胞を食い増殖してどんどん大きくなり、異なる細胞を食い合うことで増殖する力が強くなる性質も持ち、触れた人間や動物を溶かしこみ遺伝子の異なる生物も吸収して増殖する培養液が保管されていた。悟天たちが[[ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ#ゲストキャラクター|バイオ戦士]]たちやバイオブロリーと戦った場所。
: バイオブロリーの暴走でタンクの中に保管されていた培養液が大量に流れ出て、培養液の特徴に目を付けた[[トランクス (ドラゴンボール)|トランクス]]の機転で、天井にあるタンクから溢れ出た培養液を浴びせられたバイオブロリーの細胞も取り込んだために異常なパワーを得て大量に増殖した培養液が島中に流出する事態へと変貌した。培養液が島中に流出した際、培養液の弱点が海水であることに気付いた悟天が、トランクスやクリリンと協力したかめはめ波で海水を押し出し、島ごと海水で浸したことにより沈静化した。この直後に海中から培養液と一体化して身体が巨大化した状態のバイオブロリーが現れて悟天たちに襲い掛かるが、他の培養液と同様に海水に触れたことで身体が硬化してしまい、培養液と一体化して身体が巨大化したバイオブロリーが現れる。
;<span id="ランドセルタワー">ランドセルタワー</span>
: 『[[ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる]]』に登場。[[ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる#ホイ|魔導師ホイ]]が悟飯たちと出会い、[[ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる#ヒルデガーン|ヒルデガーン]]が復活した場所。
;<span id="リゾート島">リゾート島</span>
: 『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場。西の都から南に1600キロの地点にある、南国の雰囲気が漂う島。ブルマの別荘があり、悟空とベジータが多少暴れても大丈夫なように修行用として用意した場所でもある。ブルマの別荘は[[イタリア]]の[[アマルフィ]]をイメージしている<ref>「STAFF INTERVIEW 須江信人 美術設定」『ドラゴンボール超ブロリー 超パンフレット』[[東映]]、2018年12月14日、31頁。</ref>。
;<span id="レッド製薬">レッド製薬</span>
: 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場。レッドリボン軍の表向きの活動拠点。街はずれの広大な敷地内に本社ビルがある。世間の評判を意識して「自然を大事にしている風」を装っており、森林に囲まれた環境に設立されている<ref>4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray & DVD『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』封入特典 豪華60Pブックレット、東映、38頁。</ref>。
;<span id="レッドリボン軍基地">レッドリボン軍基地</span>
: 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場。岩山の頂上にある、ひょうたん形のクレーターに建造された巨大基地。クレーターは外からは湖に見えるようにカモフラージュされている。入口となる岩山の洞窟の奥には多くのロボットや重機が動いている工場があり、さらに奥には壮大に整備された巨大都市のような施設が広がっている。基地中央に巨大なメインタワーがそびえ立ち、周囲には基地専用のモノレールが深い谷間を巡るように走っている。メインタワーの指令室ではマゼンタたちの会議が行われている他、ガンマ1号・2号のエネルギー補給のための機械が設置されている<ref>4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray & DVD『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』封入特典 豪華60Pブックレット、東映、36頁。</ref>。基地の築かれた大きなクレーターに連なる、小さなもうひとつのクレーターの地下深くには人造人間を生み出すためのラボがあり、セルマックスの培養カプセルやDr.ヘドの生活スペースが併設されている。秘密基地だが自己主張が抑えられず、入口にレッドリボン軍マークを飾ってアピールしている<ref name="sh"/>。監督の[[児玉徹郎]]によると制作当初のイメージは「おもちゃ箱をひっくり返したような基地」であり、レールなどアトラクション的なものが入れられている<ref name="sh2">4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray & DVD『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』封入特典 豪華60Pブックレット、東映、6頁。</ref>。戦艦で闘うという案もあったが実現せず、本編では格納庫で一瞬だけ巨大戦艦が映るシーンがある<ref name="sh2"/>。
 
== 脚注 ==